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ライバル(ハイダー)
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【 ハイダーの視点 】
戦いで傷付いた兵士は様々な反応を示す。
だから看護する側も大変だ。
10歳になったエリサ王女様が慰問を含めた奉仕活動に来ることになった。正直迷惑だと思った。
陛下なら猫を被るだろうが、負傷兵は子供の王女に舐めた態度をとるかもしれない。それを問題と捉えられた場合は最悪極刑だ。
現れた王女は髪を一つにきつく縛り、質素なワンピースにエプロンを付けていた。
体を拭くのを手伝ったり、ベッドの横のテーブルを拭いたり、新しいコップを置いて水を注いだりしていた。
中には荒んでいて絡む者もいたが、王女は“ごめんなさい。10歳の私に出来ることは少ないのです”と返した。
その言葉は、10歳の女の子相手に何を言ってしまったのかと自己嫌悪をさせた。
次に来た時に王女は名前を呼び挨拶をしてから体を拭いた。負傷兵の名前を覚えていたのだ。
“王女様、この間はすみませんでした”と負傷兵が謝罪をすると王女は手を握った。
『エリサと呼んでください、アミールさん』
『エリサ様』
『もっと気さくにお願いします』
『エリサちゃん?』
『はい。アミールさん。包帯を巻く練習をしてきたのでお任せくださいますか?』
『お願いします』
王女は怯むことなく傷口を洗浄し、薬を塗って包帯を巻いた。そしてそっと手を置いて“痛くなくなりますように”と言った。
『すごい。痛みが和らいだ。ありがとうございます、エリサちゃん』
王女は嬉しそうに微笑んだ。
天使のような人、それは彼女のような子のことをいうのだろう。
この傷病棟の中でだけは、王女様を“エリサちゃん”と呼ぶ決まりができた。
飽きるだろうと誰もが思っていたが、ずっと奉仕を止めなかった。
王女にも関わらず、婚約者がいないのは国王陛下に似ていて、陛下が渋っているのかと思っていた。
いつまでも王女にいて欲しいと願っていたが婚約が決まった。美男子以外に取り柄のない貴族だった。
“ジャミラ王妃様が決めた婚約者ですから”と苦笑いしていた。王女の望んだものではないと知った。
宮殿で王女の婚約者を見かけたことがあった。
『あれがそうです。サージ殿ですよ』
『確かに美男子だな』
『中身のない美男子より将軍の方が何倍もいいじゃないですか』
『倍も違うし平民出身の婚歴のある男など相手にされるわけがない』
『将軍は英雄で顔もいいじゃないですか』
相手は王女だ。
『バカ言うな』
だが、その言葉を聞いてから王女を一人の女として見るようになった。これまで通り話しかけることもない。部下達からの話を聞き、時折遠くから活動を見守るだけだ。だが内では葛藤があった。
若い時に、遠征から戻り恋人を訪ねたら新しい男と一緒だったことが何度かあった。問題は遠征だと思い辞めようと思ったこともあるが平民の俺には特技を手放すことはできなかった。貴族の私兵という手もあるが、主人にかなり左右され、理不尽な目に遭うことも珍しくないと聞いていた。もし力で捩じ伏せてしまえば処罰される。ならば国の兵士がいいだろうと女は諦めた。
その場限りの女で束の間の癒しを得た。
昇進を繰り返すうちに貴族の娘と婚姻しろと陛下から直々に命じられた。
祝賀パーティーなどに連れ添える伴侶が必要で、さらに貴族の礼儀作法を教えてもらえと言われた。
正直煩わしいと思ったが仕方ない。親に孫を見せるためにも了承した。
娶った女を愛してはいないが悪くなかった。
生活の中で貴族の作法を教え、夜は閨の相手をしてくれた。寄ってくる女達の機嫌を取って宿に連れ込む必要も娼館に足を運ぶ必要もない。そして遠征に出ても大人しく屋敷を守り貞操も守っていた。
そうなると情が湧いてきた。
子を作り始めたが流産をしてしまう。
結局最後の流産で天に召された。
きっと女に恵まれない星の元に生まれたのだと諦めていたのに、大人になった王女を見ていると、組み敷き女の悦びを教え込む想像をしてしまう。
あの凛々しい美しさを持った天使が俺だけに奉仕する夢まで見だした。
そんな悶々とした日々にチャンスがやってきた。
ジャミラ王妃と王女の婚約者サージが姦淫していたとして捕らえられ、サージは既に腹を刺された後、処刑台の上に放置という苦しめる刑罰を与えられていた。
そしてジャミラは神殿裁判にかけられ溺死した。
そんなことがあったのに、直ぐ新国王陛下に呼ばれた。
『エリサの新しい婚約者を探そうと思っている。
エリサは後妻でも構わないそうだ。
女として傷が付き 価値が下がったと思っている。
そんなことはないのだがな。
今は気落ちしていて、婚姻せず神殿下女でもいいなどと言っている。私はエリサに愛されて欲しいと願っている』
『私はエリサ王女様をお慕いしております』
『他の女に手を出さない覚悟があるなら口説いてみてくれ』
そう言われて浮かれたのも束の間だった。
“立候補する者が現れた。ファルーク神判長だ。
声はかけていないが求婚しにきた”
ファルーク神判長といえばサージでも敵わない美貌の持ち主だ。あまりの美しさに神殿にいながら奥に隠された証の持ち主。あの若さで神に仕える身であっても婚姻権を手に入れた男。
神殿への奉仕活動のときに出会っていたのか。
年齢で言うなら彼の方が適任だろう。
だが、俺に後妻の情報を陛下がくださったということは王女は神判長に恋愛感情はないということだ。
勝てる気がしない勝負だが、サージとの件がある。あの美貌が足枷になるかもしれない。
船遊びの後、王女を送ると陛下に呼び出された。
「エリサ王女様を侮辱!?」
「神判長と歌劇に行ったときにな。
この3つの家門には令嬢の再教育を促す手紙を送った。そして最後まで爪を立てた雌猫は北の神殿に送ることにした。そんなに神判長の役に立ちたいのなら人手不足の神殿で下女として生涯尽くせと命じた。拒否するなら不敬罪で家門ごと処罰すると伝えたから従うだろう」
「凍った柱に爪を立てるしかありませんね」
神殿下女は聖職者ではない。
土地柄 娯楽も少なければ冬は雪に覆われて籠ることになる。そこで側を彷徨く下女は標的となりやすいのだ。二つの要素が重なって、あそこに行く女は余程就職につけない貧しい女か刑罰として送り込まれる女だ。
神殿なら安全だと思うだろうがそうではない。神殿の下男は聖職者ではない。男だ。土地に住む男の存在もあるし、兵士もいる。
貴族の令嬢なら平民より美しく手入れがなされている。悲鳴も雪が遮ってくれる。多少の声なら態々豪雪の中に確かめに行く者はいない。
「あの容姿がマイナス要素になると思ったのだが、エリサを侮っていた。あの子は容姿で人を判断しない。サージの件で美青年は嫌がるかと思ったがそのようなことはなかった。“あの顔は嫌だ”と言わなかった。
神判長も交際歴や婚姻歴がないのに初心なエリサを色気で追い詰めている。嫌いなはずの容姿を生かそうとするのは意外だし積極的だ」
「手強そうですね」
「私の目に狂いはないと思うのだがな。
今日は疲れただろう。ありがとう」
無関心だと思っていたが陛下は妹が可愛くて仕方がないようだ。交流を見張らせているのも分かったし、神判長と俺の調査を入れている。
“他の女に手を出さない覚悟”を問われたということは俺の夜の行動も知った上でのことだろう。
神判長が勝てばエリサ王女様は身分を捨て、神殿で暮らすことになる。
だが私と婚姻すればいつでも会えるし目が届く。
指南役で此処に来るわけだから、王女を連れて来てもいい。陛下にとっては私に勝って欲しいのだろう。そして勝算が私にあると思っている節がある。
だが神判長の意外性は侮れない。
戦いで傷付いた兵士は様々な反応を示す。
だから看護する側も大変だ。
10歳になったエリサ王女様が慰問を含めた奉仕活動に来ることになった。正直迷惑だと思った。
陛下なら猫を被るだろうが、負傷兵は子供の王女に舐めた態度をとるかもしれない。それを問題と捉えられた場合は最悪極刑だ。
現れた王女は髪を一つにきつく縛り、質素なワンピースにエプロンを付けていた。
体を拭くのを手伝ったり、ベッドの横のテーブルを拭いたり、新しいコップを置いて水を注いだりしていた。
中には荒んでいて絡む者もいたが、王女は“ごめんなさい。10歳の私に出来ることは少ないのです”と返した。
その言葉は、10歳の女の子相手に何を言ってしまったのかと自己嫌悪をさせた。
次に来た時に王女は名前を呼び挨拶をしてから体を拭いた。負傷兵の名前を覚えていたのだ。
“王女様、この間はすみませんでした”と負傷兵が謝罪をすると王女は手を握った。
『エリサと呼んでください、アミールさん』
『エリサ様』
『もっと気さくにお願いします』
『エリサちゃん?』
『はい。アミールさん。包帯を巻く練習をしてきたのでお任せくださいますか?』
『お願いします』
王女は怯むことなく傷口を洗浄し、薬を塗って包帯を巻いた。そしてそっと手を置いて“痛くなくなりますように”と言った。
『すごい。痛みが和らいだ。ありがとうございます、エリサちゃん』
王女は嬉しそうに微笑んだ。
天使のような人、それは彼女のような子のことをいうのだろう。
この傷病棟の中でだけは、王女様を“エリサちゃん”と呼ぶ決まりができた。
飽きるだろうと誰もが思っていたが、ずっと奉仕を止めなかった。
王女にも関わらず、婚約者がいないのは国王陛下に似ていて、陛下が渋っているのかと思っていた。
いつまでも王女にいて欲しいと願っていたが婚約が決まった。美男子以外に取り柄のない貴族だった。
“ジャミラ王妃様が決めた婚約者ですから”と苦笑いしていた。王女の望んだものではないと知った。
宮殿で王女の婚約者を見かけたことがあった。
『あれがそうです。サージ殿ですよ』
『確かに美男子だな』
『中身のない美男子より将軍の方が何倍もいいじゃないですか』
『倍も違うし平民出身の婚歴のある男など相手にされるわけがない』
『将軍は英雄で顔もいいじゃないですか』
相手は王女だ。
『バカ言うな』
だが、その言葉を聞いてから王女を一人の女として見るようになった。これまで通り話しかけることもない。部下達からの話を聞き、時折遠くから活動を見守るだけだ。だが内では葛藤があった。
若い時に、遠征から戻り恋人を訪ねたら新しい男と一緒だったことが何度かあった。問題は遠征だと思い辞めようと思ったこともあるが平民の俺には特技を手放すことはできなかった。貴族の私兵という手もあるが、主人にかなり左右され、理不尽な目に遭うことも珍しくないと聞いていた。もし力で捩じ伏せてしまえば処罰される。ならば国の兵士がいいだろうと女は諦めた。
その場限りの女で束の間の癒しを得た。
昇進を繰り返すうちに貴族の娘と婚姻しろと陛下から直々に命じられた。
祝賀パーティーなどに連れ添える伴侶が必要で、さらに貴族の礼儀作法を教えてもらえと言われた。
正直煩わしいと思ったが仕方ない。親に孫を見せるためにも了承した。
娶った女を愛してはいないが悪くなかった。
生活の中で貴族の作法を教え、夜は閨の相手をしてくれた。寄ってくる女達の機嫌を取って宿に連れ込む必要も娼館に足を運ぶ必要もない。そして遠征に出ても大人しく屋敷を守り貞操も守っていた。
そうなると情が湧いてきた。
子を作り始めたが流産をしてしまう。
結局最後の流産で天に召された。
きっと女に恵まれない星の元に生まれたのだと諦めていたのに、大人になった王女を見ていると、組み敷き女の悦びを教え込む想像をしてしまう。
あの凛々しい美しさを持った天使が俺だけに奉仕する夢まで見だした。
そんな悶々とした日々にチャンスがやってきた。
ジャミラ王妃と王女の婚約者サージが姦淫していたとして捕らえられ、サージは既に腹を刺された後、処刑台の上に放置という苦しめる刑罰を与えられていた。
そしてジャミラは神殿裁判にかけられ溺死した。
そんなことがあったのに、直ぐ新国王陛下に呼ばれた。
『エリサの新しい婚約者を探そうと思っている。
エリサは後妻でも構わないそうだ。
女として傷が付き 価値が下がったと思っている。
そんなことはないのだがな。
今は気落ちしていて、婚姻せず神殿下女でもいいなどと言っている。私はエリサに愛されて欲しいと願っている』
『私はエリサ王女様をお慕いしております』
『他の女に手を出さない覚悟があるなら口説いてみてくれ』
そう言われて浮かれたのも束の間だった。
“立候補する者が現れた。ファルーク神判長だ。
声はかけていないが求婚しにきた”
ファルーク神判長といえばサージでも敵わない美貌の持ち主だ。あまりの美しさに神殿にいながら奥に隠された証の持ち主。あの若さで神に仕える身であっても婚姻権を手に入れた男。
神殿への奉仕活動のときに出会っていたのか。
年齢で言うなら彼の方が適任だろう。
だが、俺に後妻の情報を陛下がくださったということは王女は神判長に恋愛感情はないということだ。
勝てる気がしない勝負だが、サージとの件がある。あの美貌が足枷になるかもしれない。
船遊びの後、王女を送ると陛下に呼び出された。
「エリサ王女様を侮辱!?」
「神判長と歌劇に行ったときにな。
この3つの家門には令嬢の再教育を促す手紙を送った。そして最後まで爪を立てた雌猫は北の神殿に送ることにした。そんなに神判長の役に立ちたいのなら人手不足の神殿で下女として生涯尽くせと命じた。拒否するなら不敬罪で家門ごと処罰すると伝えたから従うだろう」
「凍った柱に爪を立てるしかありませんね」
神殿下女は聖職者ではない。
土地柄 娯楽も少なければ冬は雪に覆われて籠ることになる。そこで側を彷徨く下女は標的となりやすいのだ。二つの要素が重なって、あそこに行く女は余程就職につけない貧しい女か刑罰として送り込まれる女だ。
神殿なら安全だと思うだろうがそうではない。神殿の下男は聖職者ではない。男だ。土地に住む男の存在もあるし、兵士もいる。
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「あの容姿がマイナス要素になると思ったのだが、エリサを侮っていた。あの子は容姿で人を判断しない。サージの件で美青年は嫌がるかと思ったがそのようなことはなかった。“あの顔は嫌だ”と言わなかった。
神判長も交際歴や婚姻歴がないのに初心なエリサを色気で追い詰めている。嫌いなはずの容姿を生かそうとするのは意外だし積極的だ」
「手強そうですね」
「私の目に狂いはないと思うのだがな。
今日は疲れただろう。ありがとう」
無関心だと思っていたが陛下は妹が可愛くて仕方がないようだ。交流を見張らせているのも分かったし、神判長と俺の調査を入れている。
“他の女に手を出さない覚悟”を問われたということは俺の夜の行動も知った上でのことだろう。
神判長が勝てばエリサ王女様は身分を捨て、神殿で暮らすことになる。
だが私と婚姻すればいつでも会えるし目が届く。
指南役で此処に来るわけだから、王女を連れて来てもいい。陛下にとっては私に勝って欲しいのだろう。そして勝算が私にあると思っている節がある。
だが神判長の意外性は侮れない。
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