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マイスリー公爵家のサロンでティータイムを楽しみながら、ロバートとの婚約の話をした。
「残念だわ」
「ダークロック公爵家なら、素敵なご令嬢が見つかるはずです」
「それがね、ビビアンとピノール卿が王命で婚約したと聞いた次の日に、月のモノが来たの」
「おめでとうございます!」
「毎月来ればいいけど。
でも大丈夫? 嫌がっていたのにピノール卿と婚姻だなんて」
「任務の関係上、挙式まで6年近くありますから、その頃にはお互い落ち着いていると思います」
「困ったらいつでも言ってね。
レオナード様なんか、失意の旅に出てしまったわ」
「大袈裟ですわ」
「彼なりに本気だったのよ?」
「すみません」
「ビビアンのせいじゃないわ。王命が悪いのよ」
「ふ、不敬ですよ」
「なんであんな王命が出たのかしら」
ロバートが言うには、“カードを使った”とのことだった。
ロバートがガデュエット邸に住み着いた。
両親と兄は基本領地にいるから、保護者として居てくれることになった。
だけど、私が20歳になると、初夜を迎えた。
王命で決まった婚約で、元々20歳で夫婦になる予定だったことから、使用人達は私とロバートを夫婦として扱った。
怖くて…痛かったけど、とても優しくしてくれたと思う。
何より、ロバートがすぐに果ててしまったことが嬉しかった。とても気持ち良さそうだったから。
もう一度したそうなロバートを見て、受け入れてしまった。
二度目は探るように私を抱いた。
それ以来、ほぼ毎日 ロバートは私を抱いた。
こんなに性欲があるのに、今まで本当に他の女性としていなかったのか信じられなかった。
ロバートは嬉しそうに弁解する。
「ビビアンだけだよ」
「顔が笑ってる!」
「そりゃ、嫉妬してくれるんだから嬉しいよ」
「もう!」
5年の蜜月が終わり、ロバートの誕生日に、入籍した。
式が挙げられなかったのは、悪阻が酷かったから。
悪阻が落ち着いたら、ピノール子爵領に移る予定だ。
「ビビアン。俺を見て」
気持ち悪いのに…
「俺を見て」
「……」
指とロバートの瞳が交互に映る。
《ビビアン。悪阻はたった今から徐々に無くなっていくよ》
ロバートがいない。いつの間にか眠っていた。
「お腹すいた」
「お嬢様っ!」
メイドが喜んで厨房に伝えに行った。
「悪阻が気にならないくらい無い」
「良かったな」
「何でだろう」
「突然無くなる人もいるらしいよ」
「そうなんですね」
「でも、安静にして、時々散歩をしよう。
まだ安定期じゃないからな」
「はい」
その後、ピノール領へ移り住み、産んだのはロバートにそっくりの女の子だった。
「マズイわ」
「何で」
「ロバート様に似たらモテるに決まっているじゃないですか」
「……父上達に相談しよう」
そこで持ち上がったのは、ダークロック公爵家の長男との縁談だった。
いや、うち子爵家ですよ?
結局、レオナード様とコーネリア様に押されて仮婚約になった。
まあ、年頃になって止めたければ解消でいいかなと思っていた。つまり虫除けにダークロックの名を使おうという作戦だった。
だけど、公子は年に一度ピノール領に遊びに来る。
そして、私達が娘を連れて王都のガデュエット邸にいるときは、ガデュエット邸に遊びに来る。
1週間から1ヶ月も。
あれだけコーネリア様はレオナード様を兄みたいで嫌だと言っていたのに、月のモノが毎月来て、薬湯を飲み続けて妊娠した。
コーネリア様は、長男 長女 次女 次男を産んだ。
第二夫人や妾は迎えていない。
私は長女と長男を産んだ。
どちらもロバートに似ている。
結果的に良い選択をしたねとコーネリア様と話をしている。
時々 王太子殿下がロバートを借りにいらした。
国王となった今も依頼が届く。
もう色仕掛けは許可していない。
終
「残念だわ」
「ダークロック公爵家なら、素敵なご令嬢が見つかるはずです」
「それがね、ビビアンとピノール卿が王命で婚約したと聞いた次の日に、月のモノが来たの」
「おめでとうございます!」
「毎月来ればいいけど。
でも大丈夫? 嫌がっていたのにピノール卿と婚姻だなんて」
「任務の関係上、挙式まで6年近くありますから、その頃にはお互い落ち着いていると思います」
「困ったらいつでも言ってね。
レオナード様なんか、失意の旅に出てしまったわ」
「大袈裟ですわ」
「彼なりに本気だったのよ?」
「すみません」
「ビビアンのせいじゃないわ。王命が悪いのよ」
「ふ、不敬ですよ」
「なんであんな王命が出たのかしら」
ロバートが言うには、“カードを使った”とのことだった。
ロバートがガデュエット邸に住み着いた。
両親と兄は基本領地にいるから、保護者として居てくれることになった。
だけど、私が20歳になると、初夜を迎えた。
王命で決まった婚約で、元々20歳で夫婦になる予定だったことから、使用人達は私とロバートを夫婦として扱った。
怖くて…痛かったけど、とても優しくしてくれたと思う。
何より、ロバートがすぐに果ててしまったことが嬉しかった。とても気持ち良さそうだったから。
もう一度したそうなロバートを見て、受け入れてしまった。
二度目は探るように私を抱いた。
それ以来、ほぼ毎日 ロバートは私を抱いた。
こんなに性欲があるのに、今まで本当に他の女性としていなかったのか信じられなかった。
ロバートは嬉しそうに弁解する。
「ビビアンだけだよ」
「顔が笑ってる!」
「そりゃ、嫉妬してくれるんだから嬉しいよ」
「もう!」
5年の蜜月が終わり、ロバートの誕生日に、入籍した。
式が挙げられなかったのは、悪阻が酷かったから。
悪阻が落ち着いたら、ピノール子爵領に移る予定だ。
「ビビアン。俺を見て」
気持ち悪いのに…
「俺を見て」
「……」
指とロバートの瞳が交互に映る。
《ビビアン。悪阻はたった今から徐々に無くなっていくよ》
ロバートがいない。いつの間にか眠っていた。
「お腹すいた」
「お嬢様っ!」
メイドが喜んで厨房に伝えに行った。
「悪阻が気にならないくらい無い」
「良かったな」
「何でだろう」
「突然無くなる人もいるらしいよ」
「そうなんですね」
「でも、安静にして、時々散歩をしよう。
まだ安定期じゃないからな」
「はい」
その後、ピノール領へ移り住み、産んだのはロバートにそっくりの女の子だった。
「マズイわ」
「何で」
「ロバート様に似たらモテるに決まっているじゃないですか」
「……父上達に相談しよう」
そこで持ち上がったのは、ダークロック公爵家の長男との縁談だった。
いや、うち子爵家ですよ?
結局、レオナード様とコーネリア様に押されて仮婚約になった。
まあ、年頃になって止めたければ解消でいいかなと思っていた。つまり虫除けにダークロックの名を使おうという作戦だった。
だけど、公子は年に一度ピノール領に遊びに来る。
そして、私達が娘を連れて王都のガデュエット邸にいるときは、ガデュエット邸に遊びに来る。
1週間から1ヶ月も。
あれだけコーネリア様はレオナード様を兄みたいで嫌だと言っていたのに、月のモノが毎月来て、薬湯を飲み続けて妊娠した。
コーネリア様は、長男 長女 次女 次男を産んだ。
第二夫人や妾は迎えていない。
私は長女と長男を産んだ。
どちらもロバートに似ている。
結果的に良い選択をしたねとコーネリア様と話をしている。
時々 王太子殿下がロバートを借りにいらした。
国王となった今も依頼が届く。
もう色仕掛けは許可していない。
終
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