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海に来ました

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次の結婚記念日のお祝いは侯爵夫人の実家のある領地へ。

更に翌年の結婚記念日の今は海のある観光地に来ている。

高級な宿もあり、本館から伸びた渡り廊下の先に別の建物がある。

大きなベッドルームと居間と食事をするテーブル。
浴室なども付いている。
 
1日5組しか泊まれない。

そこに1週間宿泊する。

茶葉も最高級の物から異国のものまで揃えてあり、食事も美味しい。


リオナード様はずっと大事にしてくれた。
浮気もしていないし 私にも手出ししない。
抱きしめたり、唇以外の顔や頭にキスはされるがそれだけ。

他のご婦人方に、男について教えてもらった。

“浮気をする人としない人、しないと思っていても運命の出会いを果たしてしまう人もいるの”

“大体の男はなる生き物だからちゃんと相手をしてあげないと”

“うちは妊娠中と産後に出来ない期間だけ娼館通いを許したわ”

“うちは浮気をしてるわ。バレてないと思ってるみたい”

“妻に積極的になってもらいたい夫と慎ましくいて欲しい夫と分かれるわね”

“うちの人はもう卒業しちゃったわ”



私も19歳になった。

2泊目の夜は透けたりしない控え目で可愛いナイトドレスを着た。

「エステル?」

浴室から出てきたリオナード様の首に腕を回し引き寄せて唇を合わせた。

戸惑いを感じる。

ゆっくり唇と腕を離した。

リオナード様の目線が下に落ちていく。
そして私の瞳を見つめた。

「いいの?」

「怖いから すごく優しくしてください」

私を抱き上げてベッドに降ろすと灯りを弱めてガウンを脱いだ。

ゆっくりたっぷり前戯をしてくれたけど、凄く痛かった。

「きつい…痛いんだよね…ごめんね、すごい気持ちいい」

リオナード様は一番奥まで貫くとそのままじっとして待ってくれていた。
その間もナカでビクンと動く。

「すごく嬉しいよ。ありがとう」


二度目の精を放った辺りで快楽を拾えるようになってきた。

ナカに注がれる感覚は何とも言えない気分になる。

跳ねる刺激と膨らむ圧迫感と、叩きつけられるかのように何度も奥に放出される刺激は、味わったことのない気持ちよさとともに心が満たされる。

愛を囁かれ、抱きしめられて眠る。


これを他の女にも与えるのかと思っと許せそうにない。

「浮気しないで」

「絶対にしない。エステルも他の男に体を許したりしないで欲しい」

「はい」

「エステルが浮気したら監禁部屋を作って、2度とエステルを外に出さない。君の体を知った男はこの世から消す」

「リオナード様が浮気したら去勢しますから」

「いいよ」



出発前夜まで毎晩私を抱いて、移動中も侵入してきた。

馬車内で初めて極快を得た。

リオナード様の上で収縮が始まり締め上げながら達した。
逃げ腰になった私の腰を掴んで密着させ 奥をグリグリと押し回されると鎮まろうとしていた極快を呼び戻し真っ白な渦で囲い込まれる。

リオナード様が何度も執拗に続けると意識を飛ばしてしまっていた。


目を覚ますと繋がったままだった。

「ごめんね。もう少しだけ」

注がれてやっと解放された。








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