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2度目
アドニス伯爵の謝罪
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ロテュスから来た王女がデュスト殿下とカークファルド家にあてがわれた宮へ押しかけること数回。
フレデリク殿下が溜息を吐きながら切り出した。
「セリーナ、王女は明らかにデュスト殿下目的だ。君の姿を見たら揉めるから、カークファルド邸に戻った方がいい」
「分かりました」
「会いに行ってもいいか」
「誤解を招くと思います」
「では、シオーヌ邸でこっそり会おう」
「デュスト様にも言わないのですか」
「言わないでおくよ。
学園内でもデュスト殿下に近寄らない方がいい。
王女の矛先になると困るからね」
「はい、近寄りません」
ということで、カークファルド邸に帰り、学園内では避けることにした。
そして毎週水曜日の放課後は、シオーヌ邸で集合している。
「セリーナ、ジェルメールとの協定はどうなるんだ?」
「ジェルメールの国王陛下が逝去なさって頓挫します」
「そうか。……思考の違う王が誕生するのか、それとも何かあって?」
「そこまでは分かりません」
「そうだよね、ごめん」
「個人的な勘で言えば、前者だと思います。城で仕えていた方達をだいぶ入れ替えたと新聞に書いてありましたから」
「なるほど」
「ちょっと、フレデリク。そうやってずっとセリーナから未来の出来事を聞き出して仕事をしていたのね」
「……」
「セリーナにタダ働きさせるつもり?」
「いいのよイザベラ」
「良くないわ」
「何か考えるよ」
「本当に要りませんから。
私は二度目の人生を違う道へ向かうために殿下にも協力してもらっているのですから、お互い様です」
「子供用の馬車は上手くいった?」
「注文を蹴って帰りました」
「断ったのか」
「はい。手に負えなくて預かったお金を返金して帰ってきました」
「そうか。残念だったね」
「まあ、こういうことも含め、商売ですから」
「それがね、伯爵の弟夫婦が伯爵籍に入れたままにしてもらっている立場なのに、弟の妻が次期伯爵を自分の息子にしようと思っていたみたいなの。
それを子供にも言っていたみたいで。
10歳の姉の我儘を、8歳の弟が諦めの気持ちで我慢していて、それを助長させているのが夫人らしいの。
母娘ともにかなり失礼なことを言っていたのよね。
付き添いで行った兄が思わず口出ししたって言ってたもの」
「セリーナ、大丈夫か?」
「大丈夫です。でもロータル様が心配です。
賢くて可愛い子でしたから」
「そういえばロテュスから来た王女、発情期の雌猫みたいね。フレデリクは何か知ってる?」
イザベラ…不敬過ぎるからね。
「デュスト殿下目的でグリーンデサントに留学したけど、彼がこっちに留学したから、向こうの留学を早々に切り上げて、追いかけて来たのが隠せてないな。
ずっと付き纏っていて、先週の金曜はジュスト殿下がキレて王女にかなり強い言葉を使っていたな」
「一応 美少女よね」
「確かにそうね。あんな美少女に慕われたら嬉しいだろうと思ったけど」
「デュスト殿下を純粋に好きなわけじゃなくて、大国の次期国王の正妻になるのが目的という感じがするわね」
「イザベラ、招待状届いただろう?
留学も急だったし、やるつもりはなかったけど王女がパーティをやって欲しいというんだ。
多分デュスト殿下と踊りたいのだろう。
侯爵家以上に送っていて、急なので来れたらでいいと書いてある」
「兄様は行くと言っていたから私も行くわ」
夕食前にフレデリク殿下は王城へ戻ったが、私は夕食をご馳走になった。
「兄様、ロテュスの王女の歓迎パーティはセリーナのエスコートをして連れて行ったら?」
「駄目よ。イザベラのパートナーがいなくなるじゃない」
「王宮主催はジュスト殿下の役割にするのだろう?」
「セリーナに招待状は届いていないのよ。
王女の目からセリーナを隠して欲しいの」
「参加させない方がいいのでは?」
「でも従兄殿下と王女の様子を確認したいじゃない」
「イザベラはどうするの?」
「私も一緒よ」
「グラシアン様、イザベラ。お願いします」
カークファルド邸に帰るとシモン兄様から手紙を渡された。
「アドニス伯爵からだ」
「一緒に読みましょう」
内容は、謝罪だった。
馬車の件は無くなったと聞いたルシール様が、伯爵一家との食事の場で、起きたことを話しながら私に対する愚痴を言ったところから、イーサン様の屋敷で働く使用人全員に聞き取り調査をしたらしい。
結果、日頃のルシールの横暴振りや妻オフィリアの発言などが明らかになり、私とシオーヌ公爵を怒らせてしまったことを知ったと書いてあった。
直に会って謝罪をしたいようだ。
「どっちの屋敷に呼ぶか?」
「こちらにします」
そしてカークファルド邸にシオーヌ公爵を呼んでアドニス伯爵を迎えた。
ア「申し訳ございません」
兄「分かりましたから お掛けください」
ア「シオーヌ公爵、カークファルド嬢。大変不快な思いをさせてしまいました」
私「もう結構ですわ。契約は無くなりましたから」
グ「あの母娘はアドニス家の暴走馬車となるでしょう。気を付けた方がよろしいかと」
ア「イーサン達は除籍しました。
ルシールが発言した内容や 聞き取り調査をした結果、修復はできないと判断しました。
イーサンには纏まった金を少し用立てました。
求人もいかつか紹介しましたので、平民として暮らせる家を買い、仕事で給金を得て暮らすはずです。
オフィリアと婚姻生活を続けるのかどうかもイーサンに任せております。
ルシールは一旦、かなり厳しいと言われる厚生施設へ入れました。今のイーサンには全ての環境が変わり、問題のある妻と娘のことまで見なくてはならないのは苦痛でしょう。
うちの娘は15歳と11歳で、長女は既にアドニス伯爵家の跡を継ぐべく婿入りしてくれる令息と婚約しております。
ロータルはうちで預かりましたが、ロータルを養子にして跡継ぎに指名することは叶いません。
賢くて良い子なのですが」
グ「アドニス伯爵はロータルを養子に迎えるのですか」
ア「そうしても良いと思っておりますが、妻がオフィリアを警戒しておりまして。少し時間がかかるかと」
グ「シオーヌ家に預けるという選択肢も考えていただけますか」
ア「それはどういう」
グ「後継者にする予定はありませんがシオーヌ家で守ってはやれますし、何より勉強するための環境を整えてあげられます。
アドニス夫人と夫婦仲の亀裂が入るよりは良いかと」
ア「ロータルに聞いてみます」
私「体験生活を送ってみてはいかがでしょう。
一ヵ月なり半年なり、実際にシオーヌ邸での生活を体験してみて決めるのです。
今の状態でロータル様に判断させるのは可哀想ですわ」
ア「構いませんか?」
グ「ええ。もちろんです。母親には権利の放棄をさせましょう」
数日後、ロータルは王都のシオーヌ邸にやってきた。
フレデリク殿下が溜息を吐きながら切り出した。
「セリーナ、王女は明らかにデュスト殿下目的だ。君の姿を見たら揉めるから、カークファルド邸に戻った方がいい」
「分かりました」
「会いに行ってもいいか」
「誤解を招くと思います」
「では、シオーヌ邸でこっそり会おう」
「デュスト様にも言わないのですか」
「言わないでおくよ。
学園内でもデュスト殿下に近寄らない方がいい。
王女の矛先になると困るからね」
「はい、近寄りません」
ということで、カークファルド邸に帰り、学園内では避けることにした。
そして毎週水曜日の放課後は、シオーヌ邸で集合している。
「セリーナ、ジェルメールとの協定はどうなるんだ?」
「ジェルメールの国王陛下が逝去なさって頓挫します」
「そうか。……思考の違う王が誕生するのか、それとも何かあって?」
「そこまでは分かりません」
「そうだよね、ごめん」
「個人的な勘で言えば、前者だと思います。城で仕えていた方達をだいぶ入れ替えたと新聞に書いてありましたから」
「なるほど」
「ちょっと、フレデリク。そうやってずっとセリーナから未来の出来事を聞き出して仕事をしていたのね」
「……」
「セリーナにタダ働きさせるつもり?」
「いいのよイザベラ」
「良くないわ」
「何か考えるよ」
「本当に要りませんから。
私は二度目の人生を違う道へ向かうために殿下にも協力してもらっているのですから、お互い様です」
「子供用の馬車は上手くいった?」
「注文を蹴って帰りました」
「断ったのか」
「はい。手に負えなくて預かったお金を返金して帰ってきました」
「そうか。残念だったね」
「まあ、こういうことも含め、商売ですから」
「それがね、伯爵の弟夫婦が伯爵籍に入れたままにしてもらっている立場なのに、弟の妻が次期伯爵を自分の息子にしようと思っていたみたいなの。
それを子供にも言っていたみたいで。
10歳の姉の我儘を、8歳の弟が諦めの気持ちで我慢していて、それを助長させているのが夫人らしいの。
母娘ともにかなり失礼なことを言っていたのよね。
付き添いで行った兄が思わず口出ししたって言ってたもの」
「セリーナ、大丈夫か?」
「大丈夫です。でもロータル様が心配です。
賢くて可愛い子でしたから」
「そういえばロテュスから来た王女、発情期の雌猫みたいね。フレデリクは何か知ってる?」
イザベラ…不敬過ぎるからね。
「デュスト殿下目的でグリーンデサントに留学したけど、彼がこっちに留学したから、向こうの留学を早々に切り上げて、追いかけて来たのが隠せてないな。
ずっと付き纏っていて、先週の金曜はジュスト殿下がキレて王女にかなり強い言葉を使っていたな」
「一応 美少女よね」
「確かにそうね。あんな美少女に慕われたら嬉しいだろうと思ったけど」
「デュスト殿下を純粋に好きなわけじゃなくて、大国の次期国王の正妻になるのが目的という感じがするわね」
「イザベラ、招待状届いただろう?
留学も急だったし、やるつもりはなかったけど王女がパーティをやって欲しいというんだ。
多分デュスト殿下と踊りたいのだろう。
侯爵家以上に送っていて、急なので来れたらでいいと書いてある」
「兄様は行くと言っていたから私も行くわ」
夕食前にフレデリク殿下は王城へ戻ったが、私は夕食をご馳走になった。
「兄様、ロテュスの王女の歓迎パーティはセリーナのエスコートをして連れて行ったら?」
「駄目よ。イザベラのパートナーがいなくなるじゃない」
「王宮主催はジュスト殿下の役割にするのだろう?」
「セリーナに招待状は届いていないのよ。
王女の目からセリーナを隠して欲しいの」
「参加させない方がいいのでは?」
「でも従兄殿下と王女の様子を確認したいじゃない」
「イザベラはどうするの?」
「私も一緒よ」
「グラシアン様、イザベラ。お願いします」
カークファルド邸に帰るとシモン兄様から手紙を渡された。
「アドニス伯爵からだ」
「一緒に読みましょう」
内容は、謝罪だった。
馬車の件は無くなったと聞いたルシール様が、伯爵一家との食事の場で、起きたことを話しながら私に対する愚痴を言ったところから、イーサン様の屋敷で働く使用人全員に聞き取り調査をしたらしい。
結果、日頃のルシールの横暴振りや妻オフィリアの発言などが明らかになり、私とシオーヌ公爵を怒らせてしまったことを知ったと書いてあった。
直に会って謝罪をしたいようだ。
「どっちの屋敷に呼ぶか?」
「こちらにします」
そしてカークファルド邸にシオーヌ公爵を呼んでアドニス伯爵を迎えた。
ア「申し訳ございません」
兄「分かりましたから お掛けください」
ア「シオーヌ公爵、カークファルド嬢。大変不快な思いをさせてしまいました」
私「もう結構ですわ。契約は無くなりましたから」
グ「あの母娘はアドニス家の暴走馬車となるでしょう。気を付けた方がよろしいかと」
ア「イーサン達は除籍しました。
ルシールが発言した内容や 聞き取り調査をした結果、修復はできないと判断しました。
イーサンには纏まった金を少し用立てました。
求人もいかつか紹介しましたので、平民として暮らせる家を買い、仕事で給金を得て暮らすはずです。
オフィリアと婚姻生活を続けるのかどうかもイーサンに任せております。
ルシールは一旦、かなり厳しいと言われる厚生施設へ入れました。今のイーサンには全ての環境が変わり、問題のある妻と娘のことまで見なくてはならないのは苦痛でしょう。
うちの娘は15歳と11歳で、長女は既にアドニス伯爵家の跡を継ぐべく婿入りしてくれる令息と婚約しております。
ロータルはうちで預かりましたが、ロータルを養子にして跡継ぎに指名することは叶いません。
賢くて良い子なのですが」
グ「アドニス伯爵はロータルを養子に迎えるのですか」
ア「そうしても良いと思っておりますが、妻がオフィリアを警戒しておりまして。少し時間がかかるかと」
グ「シオーヌ家に預けるという選択肢も考えていただけますか」
ア「それはどういう」
グ「後継者にする予定はありませんがシオーヌ家で守ってはやれますし、何より勉強するための環境を整えてあげられます。
アドニス夫人と夫婦仲の亀裂が入るよりは良いかと」
ア「ロータルに聞いてみます」
私「体験生活を送ってみてはいかがでしょう。
一ヵ月なり半年なり、実際にシオーヌ邸での生活を体験してみて決めるのです。
今の状態でロータル様に判断させるのは可哀想ですわ」
ア「構いませんか?」
グ「ええ。もちろんです。母親には権利の放棄をさせましょう」
数日後、ロータルは王都のシオーヌ邸にやってきた。
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