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ジオ公爵邸にお泊まり
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公爵夫妻に挨拶を終えて女性向けの客室に連れて行かれて着替えを済ませた。
今は髪結と化粧をしてもらっている。
鏡台は大きく高価そう。
「奥様、楽しそうでしたね」
「旦那様も嬉しそうでした」
制服姿が可愛いと、孫のように褒められた。クルッと回って見せてと言われ、恥ずかしかったけどやるしかなかった。
“ヒューゴも昔の制服を着て来なさい”と夫人が仰ったけど“俺はあの頃とはサイズが違うから入りませんよ”と言われ残念がっていらしたわね。
「きっとヒューゴ様の女性の友達が少ないから物珍しいだけですわ」
「そんなことはございません。坊ちゃまの唯一無二の恋人でいらっしゃいますから、旦那様も奥様もご令嬢がいらっしゃるのを楽しみにしておりましたわ」
「今年の坊ちゃまの誕生日はいらしてくださるのですか?」
「え?誘われていないから来ないと思います」
「も~坊ちゃまったら」
「ご令嬢は早く誘わないと」
「申し訳ございません。何しろ女性とのお付き合いは初めてですから、気が利かないことも多いかと思います。どうか見捨てずに広い心でお許しください」
「初めてには見えないけど…」
「はい?」
「何でもありません」
「私どもに敬語は不要ですわ」
「まあ、なんて素敵なネックレスでしょう」
「良くお似合いですわ」
「兄からご褒美にもらったの」
「これは…坊ちゃま、セルヴィー領で伯爵令息様に絞られたのではありませんか」
「仲良くしていたわ」
「そうですか。では見込みがありそうですね」
「寝巻きは任せていただいてもよろしいでしょうか」
「え?帰るわよ?」
「お泊まりということで奥様も準備をなさっておりましたのに」
メイド達は悲しそうな顔をした。
「……よろしくお願いします」
「「かしこまりましたぁ」」
何だろう。グル?
コンコンコンコン
「クリスティーナ」
「坊ちゃまのお迎えですね」
「うふふっ」
「……」
「愛しのクリスティーナ」
ヒューゴ様が手を差し出したので上に手を重ねた。
「まだ少し時間があるから俺の部屋に行こう」
「え?」
「嫌か?」
「見るだけなら」
三階に上がり廊下を歩き、ある扉の前で止まった。
「この部屋に母上と女の使用人以外で入った女はいない。完全なプライベートだ。
本当はこの部屋に泊まって欲しいが、男の部屋なんて嫌かもしれないから客室に案内させた。それにレディ用の鏡台はこの部屋には無いからな」
ガチャ
ドアを開けた先は広々として飾り気のない部屋だった。廊下側の壁は本棚になっていて、地図も飾ってある。ドアのすぐ横には甲冑があり剣も立てかけてある。
一人掛けの革張りのソファが3つとローテーブル。
左側には3つの扉、右側には1つの扉と1つの両開き扉があった。
「こっちは武器などが入った収納室、トイレ、風呂で、向こうは衣装部屋と寝室だ」
そのまま手を引いて、寝室の前に連れてこられた。
扉を開けると大きなベッドがあり、窓の近くには一脚の椅子と丸テーブルが、扉側の壁には男性向けの鏡台が置いてあった。
「横になって」
「え?嫌です」
「いいから」
「この後 お食事ですよ?」
「5秒でいいから」
仕方なくベッドの横になった。
「上を見て」
「あっ…まさか」
天井を見ると領地で私が描いた絵が貼ってあった。
猫のティアラを描いたのだけど、すごく下手で捨てたはずだった。
「ティナと一緒に寝れない日は、あれを見ながら寝ようかと思って」
「ふふっ うなされますよ」
「…今夜」
「はい?」
「何でもないよ。
よし、起きよう」
私の手を引いて起こしてくれた。
「ヒューゴ様は武術の方がお好きですか?」
「ん?」
「だって、甲冑とかあったり、収納室があったり」
「どうだろう。嫌いとは言わないが危険が付きものだからな」
危険?
今は髪結と化粧をしてもらっている。
鏡台は大きく高価そう。
「奥様、楽しそうでしたね」
「旦那様も嬉しそうでした」
制服姿が可愛いと、孫のように褒められた。クルッと回って見せてと言われ、恥ずかしかったけどやるしかなかった。
“ヒューゴも昔の制服を着て来なさい”と夫人が仰ったけど“俺はあの頃とはサイズが違うから入りませんよ”と言われ残念がっていらしたわね。
「きっとヒューゴ様の女性の友達が少ないから物珍しいだけですわ」
「そんなことはございません。坊ちゃまの唯一無二の恋人でいらっしゃいますから、旦那様も奥様もご令嬢がいらっしゃるのを楽しみにしておりましたわ」
「今年の坊ちゃまの誕生日はいらしてくださるのですか?」
「え?誘われていないから来ないと思います」
「も~坊ちゃまったら」
「ご令嬢は早く誘わないと」
「申し訳ございません。何しろ女性とのお付き合いは初めてですから、気が利かないことも多いかと思います。どうか見捨てずに広い心でお許しください」
「初めてには見えないけど…」
「はい?」
「何でもありません」
「私どもに敬語は不要ですわ」
「まあ、なんて素敵なネックレスでしょう」
「良くお似合いですわ」
「兄からご褒美にもらったの」
「これは…坊ちゃま、セルヴィー領で伯爵令息様に絞られたのではありませんか」
「仲良くしていたわ」
「そうですか。では見込みがありそうですね」
「寝巻きは任せていただいてもよろしいでしょうか」
「え?帰るわよ?」
「お泊まりということで奥様も準備をなさっておりましたのに」
メイド達は悲しそうな顔をした。
「……よろしくお願いします」
「「かしこまりましたぁ」」
何だろう。グル?
コンコンコンコン
「クリスティーナ」
「坊ちゃまのお迎えですね」
「うふふっ」
「……」
「愛しのクリスティーナ」
ヒューゴ様が手を差し出したので上に手を重ねた。
「まだ少し時間があるから俺の部屋に行こう」
「え?」
「嫌か?」
「見るだけなら」
三階に上がり廊下を歩き、ある扉の前で止まった。
「この部屋に母上と女の使用人以外で入った女はいない。完全なプライベートだ。
本当はこの部屋に泊まって欲しいが、男の部屋なんて嫌かもしれないから客室に案内させた。それにレディ用の鏡台はこの部屋には無いからな」
ガチャ
ドアを開けた先は広々として飾り気のない部屋だった。廊下側の壁は本棚になっていて、地図も飾ってある。ドアのすぐ横には甲冑があり剣も立てかけてある。
一人掛けの革張りのソファが3つとローテーブル。
左側には3つの扉、右側には1つの扉と1つの両開き扉があった。
「こっちは武器などが入った収納室、トイレ、風呂で、向こうは衣装部屋と寝室だ」
そのまま手を引いて、寝室の前に連れてこられた。
扉を開けると大きなベッドがあり、窓の近くには一脚の椅子と丸テーブルが、扉側の壁には男性向けの鏡台が置いてあった。
「横になって」
「え?嫌です」
「いいから」
「この後 お食事ですよ?」
「5秒でいいから」
仕方なくベッドの横になった。
「上を見て」
「あっ…まさか」
天井を見ると領地で私が描いた絵が貼ってあった。
猫のティアラを描いたのだけど、すごく下手で捨てたはずだった。
「ティナと一緒に寝れない日は、あれを見ながら寝ようかと思って」
「ふふっ うなされますよ」
「…今夜」
「はい?」
「何でもないよ。
よし、起きよう」
私の手を引いて起こしてくれた。
「ヒューゴ様は武術の方がお好きですか?」
「ん?」
「だって、甲冑とかあったり、収納室があったり」
「どうだろう。嫌いとは言わないが危険が付きものだからな」
危険?
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