9 / 29
序章-赤坂村のベッコウ師-
09『刀とクナイ』
しおりを挟む
正気と狂気の境界線上を漂うレイは、ベッコウ師としての使命を支えにして、生まれ育った村を守る為に行動している。
赤坂村の中心部から離れ、僅かに開けた場所に設けられた公園は不気味な静けさによって支配されている。
「また…見つけた…」
精神が磨耗したレイの視線の先には、この恐怖を支配する存在である軍服の男が佇む。
「私の場所を探知出来るということは、順調に馴染んでいるみたいだね…」
その軍服の男は、呼吸が荒いレイの様子に対して口角が上がる。
「気味の悪い兵隊は…村の為にも、今度こそ排除する。」
自分に言い聞かせたレイは、腰に差している鞘から軍刀を抜き構える。
「あはは、雷クモに寄生された事でどれだけ強くなったのか検証だね。」
そう答えた軍服の男も、軍刀を抜いて戦闘態勢に移る。
二人しか居ない夜の公園に生い茂る草木が、風によって鳴く…
そして、レイが先に攻撃を仕掛ける。
雷クモに寄生された事で強化された脚力によって、夕刻時よりも素早く、軍服の男へと迫る。
「おぉ!これは、早いね。」
驚きよりも嬉々とした語気の軍服の男は手にする刃で、レイの刃を受け止める。
「はぁはぁ…そんな悠長な事を言っている場合かしら?」
空元気の笑みを見せたレイは、視線を落とす。
それに釣られて軍服の男も視線を落とそうした次の瞬間…右半身から崩れ落ち、それに付随して血飛沫が散る。
「な…なんだ…この一撃は…ちゃんと受け止めた筈だ」
右膝からその下を切断されてしまった事で片膝を付いた軍服の男の顔から、余裕が消え失せる。
「これは、私の卜部家が仕える源坂家の本家…1000年以上の歴史を持つ源家においても会得することが出来たのは、ごく一部の人間のみだったとされる剣技【頼光乃童子切】…どうやら雷クモによって強化された動体視力でも、一度しか斬り付けた様にしか見えなかったみたいね。」
レイは、男の血が付いた剣先を見ながら淡々と答える。
「何故だ…何でそんな境地に至る事が出来た?」
軍服の男は声を震わせながら、レイの事を見上げる。
「何故ってそれは…」
剣先から軍服の男へと視線を戻したレイが続ける。
「私と初めて対峙した時のあなたの行いが原因でしょ?あの時にちゃんと私の脳へと寄生させておけば、一瞬にしてベッコウ師としての使命感も上書きすることが出来たのにね。」
レイは、剣先を男の顔の近くに向ける。
「はぁはぁ…なるほど、雷クモによる身体能力の強化で会得出来た訳か…」
追い詰められた筈の男は微かに笑い出し、切断された右足を見つめる。
「あっ…あれ?どうしてだ!?何故、右足が引っ付こうとしないんだ!」
雷クモとしての機能を行使出来ないことへ焦る男に対して、レイが追い討ちを掛ける。
「だから言ったでしょ…私が貴方の右膝よりも下の箇所を、刹那の間に、ほぼ同時に無数に斬ったからよ。」
そのレイの言葉の直後、男の右足はボロボロと崩れていく。
「頼む!待ってくれ…雷クモの生まれた経緯について知っている事を話す!」
一際、軍服の男が泣き叫ぶ。
「ッウ!…はぁ、この期に及んで命乞いなんて往生際が悪いわね。」
命乞いがレイの頭に良く響く。
その苦痛に付随してレイの首元に寄生していた雷クモが一気に、右目の目もとに到達しまるで泣きボクロの様に見える。
「私は…ベッコウ師として…守る。」
残された正気で集中したレイが、止めの一撃を放つ為に構える。
「ふっ…俺の死も計画の一つだったのですね…松尾さま…」
何かを察した軍服の男の首が、レイによって落とされる。
使命を遂げたレイは脱力し、両膝を地面に着いてしまう…
そこへ2つの足音が駆け寄って来る。
「レイ…レイが倒したの?」
呼吸が荒いテフナは、力尽きたレイとその近くに倒れる軍服の男を交互に見る。
「やはり…今回の赤坂村での雷クモの大量発生は【大枝イブキ】が絡んでいましたか…」
桜は自身に命じられていた本来の任務の標的が討伐されていることを視認する。
「テフナ…ごめんなさい…最初に私がこの男に遅れを取ったせいで…村に多くの犠牲が出てしまった…」
そう答えたレイは、何とかテフナの方を見上げる。
「ううん、雷クモに寄生されているのに、レイは良く戦ったよ…私と違って…」
そう褒め称えたテフナは、ゆっくりとレイの元へと近付いていく。
「源坂さん、近付かないほうが…」
言葉を最後まで言う前に何かを察した桜は忠告を止める。
「そう言ってくれると…何とかとどまり続けた甲斐があったわね…その見返りと言ってはあれだけど…」
苦しいながらも、テフナへ微笑むレイが言葉を振り絞る。
「もう流石に限界だから…テフナの手で私を終わらせて欲しいの…かろうじで人間が残っている内に…ね…お願いよ。」
そう懇願するレイは、涙ぐむ。
「いや…そんな…でも…」
近付いた筈のテフナが、数歩ほど後退りしてしまう。
「源坂さん、出会ったばかりの私が言うのも恐れ多いですが…ここは彼女の意思を尊重しないと…」
桜が次の言葉を選んでいる内に、レイが続ける。
「ベッコウ師の一人、源坂テフナとしての『権利』と『責務』を背負う覚悟を…私に見せてよ…お願いだから…」
別れの言葉を告げたレイの右目から涙が溢れ、それが寄生した雷クモの上を零れ落ちる。
「…うん、分かった…」
そう短く答えたテフナは震えながら、拳銃の銃口をレイへと向ける。
しかし、承諾したものの…引き金へと右手の人差し指を掛ける事を躊躇ってしまう。
「テフナ…お願いだから…早く!」
苦しみながらレイが叫んだ、次の瞬間…
レイの背中に、鉄製の薄く鋭い飛び道具が複数個、刺さる。
そして、不意討ちを受けたレイは意識を失ない、そのまま倒れる。
「このクナイは、一時的に雷クモの活動を封印することが出来る…これを持っているのは、あの子しか考えられない…」
クナイに見覚えがある桜は、近付いてくる同種の存在に気付き、振り向く。
「よし、寄生されたいい感じの子をつっかまえた!」
それまでの空気を一変させる程に明るい声の持ち主は、桜と同じセーラー服を着て、桜よりも背丈が頭一つ分ほど低い短髪の少女だった。
「えっ…誰?」
理解が周回遅れのテフナが、疑問を投げ掛ける。
「はい…あの子は、私と同じ戦マキナであり…偵察・探知に特化した機能を持つ【葵】です。」
そう桜が説明していると、闇夜の上空を切り裂くかの様な轟音が近付いてくる。
テフナが見上げると…翼の左右に大きなプロペラが付いた輸送ヘリ数機が、地面に照明を当てながら降下の態勢に入っていた…
最初に着陸した輸送ヘリの後部ハッチから、白衣を纏い、白色のアンダーリムの眼鏡を掛けた女性が赤坂村の地に降りると…
間髪入れずにライフル銃を構えた兵士数人が降りてきて、周囲の警戒に当たる。
赤坂村の中心部から離れ、僅かに開けた場所に設けられた公園は不気味な静けさによって支配されている。
「また…見つけた…」
精神が磨耗したレイの視線の先には、この恐怖を支配する存在である軍服の男が佇む。
「私の場所を探知出来るということは、順調に馴染んでいるみたいだね…」
その軍服の男は、呼吸が荒いレイの様子に対して口角が上がる。
「気味の悪い兵隊は…村の為にも、今度こそ排除する。」
自分に言い聞かせたレイは、腰に差している鞘から軍刀を抜き構える。
「あはは、雷クモに寄生された事でどれだけ強くなったのか検証だね。」
そう答えた軍服の男も、軍刀を抜いて戦闘態勢に移る。
二人しか居ない夜の公園に生い茂る草木が、風によって鳴く…
そして、レイが先に攻撃を仕掛ける。
雷クモに寄生された事で強化された脚力によって、夕刻時よりも素早く、軍服の男へと迫る。
「おぉ!これは、早いね。」
驚きよりも嬉々とした語気の軍服の男は手にする刃で、レイの刃を受け止める。
「はぁはぁ…そんな悠長な事を言っている場合かしら?」
空元気の笑みを見せたレイは、視線を落とす。
それに釣られて軍服の男も視線を落とそうした次の瞬間…右半身から崩れ落ち、それに付随して血飛沫が散る。
「な…なんだ…この一撃は…ちゃんと受け止めた筈だ」
右膝からその下を切断されてしまった事で片膝を付いた軍服の男の顔から、余裕が消え失せる。
「これは、私の卜部家が仕える源坂家の本家…1000年以上の歴史を持つ源家においても会得することが出来たのは、ごく一部の人間のみだったとされる剣技【頼光乃童子切】…どうやら雷クモによって強化された動体視力でも、一度しか斬り付けた様にしか見えなかったみたいね。」
レイは、男の血が付いた剣先を見ながら淡々と答える。
「何故だ…何でそんな境地に至る事が出来た?」
軍服の男は声を震わせながら、レイの事を見上げる。
「何故ってそれは…」
剣先から軍服の男へと視線を戻したレイが続ける。
「私と初めて対峙した時のあなたの行いが原因でしょ?あの時にちゃんと私の脳へと寄生させておけば、一瞬にしてベッコウ師としての使命感も上書きすることが出来たのにね。」
レイは、剣先を男の顔の近くに向ける。
「はぁはぁ…なるほど、雷クモによる身体能力の強化で会得出来た訳か…」
追い詰められた筈の男は微かに笑い出し、切断された右足を見つめる。
「あっ…あれ?どうしてだ!?何故、右足が引っ付こうとしないんだ!」
雷クモとしての機能を行使出来ないことへ焦る男に対して、レイが追い討ちを掛ける。
「だから言ったでしょ…私が貴方の右膝よりも下の箇所を、刹那の間に、ほぼ同時に無数に斬ったからよ。」
そのレイの言葉の直後、男の右足はボロボロと崩れていく。
「頼む!待ってくれ…雷クモの生まれた経緯について知っている事を話す!」
一際、軍服の男が泣き叫ぶ。
「ッウ!…はぁ、この期に及んで命乞いなんて往生際が悪いわね。」
命乞いがレイの頭に良く響く。
その苦痛に付随してレイの首元に寄生していた雷クモが一気に、右目の目もとに到達しまるで泣きボクロの様に見える。
「私は…ベッコウ師として…守る。」
残された正気で集中したレイが、止めの一撃を放つ為に構える。
「ふっ…俺の死も計画の一つだったのですね…松尾さま…」
何かを察した軍服の男の首が、レイによって落とされる。
使命を遂げたレイは脱力し、両膝を地面に着いてしまう…
そこへ2つの足音が駆け寄って来る。
「レイ…レイが倒したの?」
呼吸が荒いテフナは、力尽きたレイとその近くに倒れる軍服の男を交互に見る。
「やはり…今回の赤坂村での雷クモの大量発生は【大枝イブキ】が絡んでいましたか…」
桜は自身に命じられていた本来の任務の標的が討伐されていることを視認する。
「テフナ…ごめんなさい…最初に私がこの男に遅れを取ったせいで…村に多くの犠牲が出てしまった…」
そう答えたレイは、何とかテフナの方を見上げる。
「ううん、雷クモに寄生されているのに、レイは良く戦ったよ…私と違って…」
そう褒め称えたテフナは、ゆっくりとレイの元へと近付いていく。
「源坂さん、近付かないほうが…」
言葉を最後まで言う前に何かを察した桜は忠告を止める。
「そう言ってくれると…何とかとどまり続けた甲斐があったわね…その見返りと言ってはあれだけど…」
苦しいながらも、テフナへ微笑むレイが言葉を振り絞る。
「もう流石に限界だから…テフナの手で私を終わらせて欲しいの…かろうじで人間が残っている内に…ね…お願いよ。」
そう懇願するレイは、涙ぐむ。
「いや…そんな…でも…」
近付いた筈のテフナが、数歩ほど後退りしてしまう。
「源坂さん、出会ったばかりの私が言うのも恐れ多いですが…ここは彼女の意思を尊重しないと…」
桜が次の言葉を選んでいる内に、レイが続ける。
「ベッコウ師の一人、源坂テフナとしての『権利』と『責務』を背負う覚悟を…私に見せてよ…お願いだから…」
別れの言葉を告げたレイの右目から涙が溢れ、それが寄生した雷クモの上を零れ落ちる。
「…うん、分かった…」
そう短く答えたテフナは震えながら、拳銃の銃口をレイへと向ける。
しかし、承諾したものの…引き金へと右手の人差し指を掛ける事を躊躇ってしまう。
「テフナ…お願いだから…早く!」
苦しみながらレイが叫んだ、次の瞬間…
レイの背中に、鉄製の薄く鋭い飛び道具が複数個、刺さる。
そして、不意討ちを受けたレイは意識を失ない、そのまま倒れる。
「このクナイは、一時的に雷クモの活動を封印することが出来る…これを持っているのは、あの子しか考えられない…」
クナイに見覚えがある桜は、近付いてくる同種の存在に気付き、振り向く。
「よし、寄生されたいい感じの子をつっかまえた!」
それまでの空気を一変させる程に明るい声の持ち主は、桜と同じセーラー服を着て、桜よりも背丈が頭一つ分ほど低い短髪の少女だった。
「えっ…誰?」
理解が周回遅れのテフナが、疑問を投げ掛ける。
「はい…あの子は、私と同じ戦マキナであり…偵察・探知に特化した機能を持つ【葵】です。」
そう桜が説明していると、闇夜の上空を切り裂くかの様な轟音が近付いてくる。
テフナが見上げると…翼の左右に大きなプロペラが付いた輸送ヘリ数機が、地面に照明を当てながら降下の態勢に入っていた…
最初に着陸した輸送ヘリの後部ハッチから、白衣を纏い、白色のアンダーリムの眼鏡を掛けた女性が赤坂村の地に降りると…
間髪入れずにライフル銃を構えた兵士数人が降りてきて、周囲の警戒に当たる。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる