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第三章 学院生活編
3ー2 学院の試験 続きその一
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次の試験は、情操知識を確認するらしく、用意されている楽器の中から選んで何か音曲を披露しなさいとのことでした。
因みに楽器演奏ではなく、歌唱でもよいとのことでした。
ロデアルではお母様の影響で、フルートに似た楽器のセルリンという横笛を嗜んでいましたので、それを演奏することにしました。
但し、楽譜が無いのです。
「あの、楽譜は無いのでしょうか?」
ヴィオラ(私)がそう尋ねると、係の女性が笑って言いました。
「ウーン、まともに演奏できる子が少ないからね、楽譜は置いていないのですよ。
どんな曲でもよいから、好きなように演奏してかまわないわよ。」
優しくそう言ってくれましたので、お母様がいつも演奏していらっしゃる曲を一瞬思い出しましたけれど、あれは確か上級者の演奏曲だったからこんなところで披露しちゃ拙いと思い直しました。
結局、私の選んだ曲は、私の前世で元気だったころに大好きだった曲で、天❆の城❆ピュタから「君を❆せて」です。
勿論、セルリンで演奏できるようにヴィオラ(私)が勝手に編曲したものですけれど、このバルディス世界では誰も知らない曲のはずですから問題ないでしょう。
わずかに三分程度の演奏でしたけれど、我ながらうまく演奏出来たと思います。
ふと目の前の担当女性に視線を移すと、目を真ん丸に見開いて口に手を当てていました。
あれぇ、これは・・・、もしや驚きの表情なのでしょうか?
アレ、アレェ、もしかして、ここでもやらかしました?
でも一応言わなければなりませんよね。
「演奏終わりましたけれど、これで良かったのでしょうか?」
担当女性はすぐに身を引き締めて言いました。
「はい、結構です。
大変お上手でしたけれど、先生がいらっしゃるのですか?」
「はい、お母様に教えていただきました。」
「そうなのですか・・・。
曲名は何というのでしょうか?」
あ、言っても良いかもしれないけれど、言えばこの女性曲を探しそうだよね。
だから、そうさせないためには内緒にしましょう。
「もうしわけございません。
曲の名は承知していないのです。」
明らかにがっかりした表情を見せましたけれど、止むを得ませんよね。
「はい、ではここでの試験は終わりです。
次の場所に案内しましょう。」
次の会場は、何だろう?
棚に絵や彫像などが多数置いてあります。
小学校の図工室みたいなのですけれど、棚に置いてあるのは生徒の作品とは思えないほど精巧なものばかりでした。
その中の一つは特に目を引きました。
小さな木彫りの置物ですけれど、犬が生きているかのように見えました。
とっても素敵です。
そうして、私の前には白髪のおじいさんがいます。
その方が言いました。
「さてここでは、想像力を働かせて何かを作ってもらいます。
使う素材はこのテーブルの上にあるものなら何を使っても宜しいし、何を作っても宜しい。
自分の思うものを作ってみなさい。
但し時間は半時だけ、時間が過ぎれば途中でも終わってもらうからね。
それでは始めなさい。」
ヴィオラ(私)は、テーブルの上にある粘土を手に取りました。
石でも木でも造れるけれど、普通に形を作るなら粘土が一番手軽で、子供らしいでしょう。
ヴィオラ(私)が造るのは、さっき見たばかりの木彫の子犬を参考にします。
前世で幼いころに家に居た柴犬のリュウはとても可愛かったのを今でも覚えているんです。
それをさっきの木彫りの像で思い出したのです。
粘土をこねて次第に形を整えて行きます。
とても熱中していたのでついつい我を忘れてしまいました。
粘土の塑像に過ぎないのに、毛並みまでわかる子犬はまるで生きているようでした。
ヴィオラ(私)が、手に持ってうっとりと眺めていると、背後から声を掛けられました。
「ほうほう、嬢ちゃんは素晴らしい才能があるようじゃな。
この犬は見知った犬かな?」
「はい、今は居ませんけれど、昔家にいた子犬です。」
「なるほど、時間はまだあるけれど、それで完成じゃろう。
そこに置いて行きなされ。
後で保存の魔法をかけて記念にこの教室に飾っておこう。
午前中の試験はこれでしまいじゃ。
次の試験は午後からじゃな。
どこぞでお昼を過ごし、午後一の時までに受付に来なさい。
そこで会場に案内してくれるじゃろう。」
「はい、ありがとうございました。」
ヴィオラ(私)は、ブキャナンさんそれにローナとともに学院の中にある芝生の真ん中の四阿で少し早いお昼を頂きました。
ブキャナンがいみじくも言いました。
「ヴィオラ様は、午前中の試験を随分と早くに終わらせてしまいましたね。
クリステル様やグロリア様は、午前中いっぱいを使っていらっしゃいましたのに、お昼まで半刻以上もございます。
恐らくはこれまでの学院記録を塗り替えるものと存じます。」
「あら、そんな気はなかったのですけれど、拙かったかしら?」
「いいえ、栄えあるエルグンド家の令嬢とあれば、むしろ家名を知らしめるに絶好の機会にございます。
何の問題もございません。」
うん、仕える者の立場から見ればそうだよね。
逆に成績が悪ければ恥ずかしいわけだし・・・。
あまり最初から目立ちたくは無かったのですけれど、目標が無くって標準が良くわからなかったし、午後からは他の人の動きをよく見て二番手を目指して頑張りましょう。
午後からは体力試験と魔法能力の試験だから・・・。
そうして午後一の時に間に合うように受付に行きました。
付き添いの二人も一緒です。
ちゃんと動きやすい服装に着替えているのです。
上はブラウスで、下はスカート風ショートパンツで、どちらの生地も伸縮性のある織り方の布なので、どんなに動いても大丈夫なんです。
ある意味で運動服ですね。
これは、ロデアルに居る間にデザインし、特別に作ってもらいました。
案内された会場は・・・、うん、普通に運動場ですね。
一周が200mもありそうな広いグラウンドです。
男の子も女の子も居ますけれど、男の子はショートパンツ姿、女の子はカボチャパンツに近いショートパンツとスエット状のシャツを着ています。
予想外でしたけれど、ヴィオラ(私)だけ、ひょっとして衣装でも目立っていますか?
でもここで着替える衣装はありませんから、このまま押し切るしかありません。
ヴィオラ(私)は、自分で考案したヒモ靴で布製の運動靴を履いていますけれど、これも他の子とは違っているみたい。
他の子は男女ともどちらかというとヒールの低いブーツを履いています。
紐付きですけれど革靴の重そうな靴です。
まぁ、普段からあれで運動していればそれなりに力はつくでしょうけれど、ヴィオラ(私)は、今履いている運動靴の方が軽いからいいな。
最初に行うのは徒競走でした。
普通なら男女別に行うのでしょうけれど、ここは男女無関係に番号順に6名ずつが走ります。
ヴィオラ(私)は8組中の7組目の出走でした。
第一組がスタートして、それを見ていると私の中では二つのグループに分けられました。
一つは身体強化魔法をかけて走っている子、もう一つは自力で頑張っている子。
魔力が見えるので、そんな区別ができちゃいます。
勿論、身体強化魔法を使っている子のグループが速いんですよ。
それで、念のために傍にいる係の方に訊いてみました。
「あの、身体の強化魔法を使っている子もいるみたいですけれど、使っても良いのですか?」
「ああ、使えるのなら使っても構わないよ。
でもあまり無理しないようにしてね。
途中で魔力が切れて倒れる子も稀に居るから。」
あれまぁ、そんな子もいるんだ。
きっと我が家のためと思って、頑張り過ぎる子もいるんだね。
「はい、わかりました。
ありがとうございました。」
ヴィオラ(私)は、そう言ってクラスメートになるはずの子たちの頑張りを眺めるのでした。
それまで見ていて身体強化魔法を使っていてさえ、びっくりするほど早い子は居ませんでした。
そうしていよいよヴィオラ(私)の番です。
第七組は、男の子が4人、女の子はヴィオラ(私)ともう一人だけです。
笛の合図で6人が一斉に走り出します。
距離は100m近いですけれど多分80mと90mの間ぐらいじゃないかなと思います。
私の隣のコースを走っている男の子が、身体強化魔法を使ってかなり早いです。
ですから、ヴィオラ(私)はそれに合わせて付いて行って、ほんのちょっとだけ後ろの二番手を狙うことにしました。
ヴィオラ(私)がわずかに10センチか20センチほど遅れながらも付いて行っているのですが、彼からは私の姿が見えるのでしょうね。
魔力が膨れ上がり、彼のスピードがさらに一段上がりました。
でも私はそれにピッタリついて行きます。
あと10mほどでゴールという時、先頭を走っていた隣の子が突然こけました。
私も同じようにこけるわけにも行かず、やむを得ずそのまま一着でゴールしてしまいました。
ゴールしてからすぐに、体格の良い先生に声を掛けられました。
「君は、エルグンド家のヴィオラだね?
なぜ、身体強化魔法を使わなかった?
もしかして使えないのかな?」
「いいえ、使う必要が無かったから使わなかっただけです。」
その体格の良い先生はにやりと笑い、言いました。
「そうか、やっぱりクリスデルとグロリアの妹だけあって魔力はあるんだな。
安心したよ。」
なんだか意味深な言葉を掛けられてちょっと心配ですね。
でも次の組が走り終わったら、別の試験会場に移らねばなりません。
次の予定は剣術です。
剣術は屋内体育館のような場所で、四つに分かれて試験を行うみたいです。
新入生同士が対戦するのではなくって、先生に一対一で対戦するのです。
基本的に先生に敵うわけもないのですけれど、中にはとても良い動きで先生をちょっと慌てさせるような子もいました。
対戦前の申告では、ゴーギャン男爵家のマルス君という子です。
やっぱり、ここでも身体強化を使って良いみたいです。
一組目の四つのブロックで、身体強化を使っていない子は一人だけでした。
因みに楽器演奏ではなく、歌唱でもよいとのことでした。
ロデアルではお母様の影響で、フルートに似た楽器のセルリンという横笛を嗜んでいましたので、それを演奏することにしました。
但し、楽譜が無いのです。
「あの、楽譜は無いのでしょうか?」
ヴィオラ(私)がそう尋ねると、係の女性が笑って言いました。
「ウーン、まともに演奏できる子が少ないからね、楽譜は置いていないのですよ。
どんな曲でもよいから、好きなように演奏してかまわないわよ。」
優しくそう言ってくれましたので、お母様がいつも演奏していらっしゃる曲を一瞬思い出しましたけれど、あれは確か上級者の演奏曲だったからこんなところで披露しちゃ拙いと思い直しました。
結局、私の選んだ曲は、私の前世で元気だったころに大好きだった曲で、天❆の城❆ピュタから「君を❆せて」です。
勿論、セルリンで演奏できるようにヴィオラ(私)が勝手に編曲したものですけれど、このバルディス世界では誰も知らない曲のはずですから問題ないでしょう。
わずかに三分程度の演奏でしたけれど、我ながらうまく演奏出来たと思います。
ふと目の前の担当女性に視線を移すと、目を真ん丸に見開いて口に手を当てていました。
あれぇ、これは・・・、もしや驚きの表情なのでしょうか?
アレ、アレェ、もしかして、ここでもやらかしました?
でも一応言わなければなりませんよね。
「演奏終わりましたけれど、これで良かったのでしょうか?」
担当女性はすぐに身を引き締めて言いました。
「はい、結構です。
大変お上手でしたけれど、先生がいらっしゃるのですか?」
「はい、お母様に教えていただきました。」
「そうなのですか・・・。
曲名は何というのでしょうか?」
あ、言っても良いかもしれないけれど、言えばこの女性曲を探しそうだよね。
だから、そうさせないためには内緒にしましょう。
「もうしわけございません。
曲の名は承知していないのです。」
明らかにがっかりした表情を見せましたけれど、止むを得ませんよね。
「はい、ではここでの試験は終わりです。
次の場所に案内しましょう。」
次の会場は、何だろう?
棚に絵や彫像などが多数置いてあります。
小学校の図工室みたいなのですけれど、棚に置いてあるのは生徒の作品とは思えないほど精巧なものばかりでした。
その中の一つは特に目を引きました。
小さな木彫りの置物ですけれど、犬が生きているかのように見えました。
とっても素敵です。
そうして、私の前には白髪のおじいさんがいます。
その方が言いました。
「さてここでは、想像力を働かせて何かを作ってもらいます。
使う素材はこのテーブルの上にあるものなら何を使っても宜しいし、何を作っても宜しい。
自分の思うものを作ってみなさい。
但し時間は半時だけ、時間が過ぎれば途中でも終わってもらうからね。
それでは始めなさい。」
ヴィオラ(私)は、テーブルの上にある粘土を手に取りました。
石でも木でも造れるけれど、普通に形を作るなら粘土が一番手軽で、子供らしいでしょう。
ヴィオラ(私)が造るのは、さっき見たばかりの木彫の子犬を参考にします。
前世で幼いころに家に居た柴犬のリュウはとても可愛かったのを今でも覚えているんです。
それをさっきの木彫りの像で思い出したのです。
粘土をこねて次第に形を整えて行きます。
とても熱中していたのでついつい我を忘れてしまいました。
粘土の塑像に過ぎないのに、毛並みまでわかる子犬はまるで生きているようでした。
ヴィオラ(私)が、手に持ってうっとりと眺めていると、背後から声を掛けられました。
「ほうほう、嬢ちゃんは素晴らしい才能があるようじゃな。
この犬は見知った犬かな?」
「はい、今は居ませんけれど、昔家にいた子犬です。」
「なるほど、時間はまだあるけれど、それで完成じゃろう。
そこに置いて行きなされ。
後で保存の魔法をかけて記念にこの教室に飾っておこう。
午前中の試験はこれでしまいじゃ。
次の試験は午後からじゃな。
どこぞでお昼を過ごし、午後一の時までに受付に来なさい。
そこで会場に案内してくれるじゃろう。」
「はい、ありがとうございました。」
ヴィオラ(私)は、ブキャナンさんそれにローナとともに学院の中にある芝生の真ん中の四阿で少し早いお昼を頂きました。
ブキャナンがいみじくも言いました。
「ヴィオラ様は、午前中の試験を随分と早くに終わらせてしまいましたね。
クリステル様やグロリア様は、午前中いっぱいを使っていらっしゃいましたのに、お昼まで半刻以上もございます。
恐らくはこれまでの学院記録を塗り替えるものと存じます。」
「あら、そんな気はなかったのですけれど、拙かったかしら?」
「いいえ、栄えあるエルグンド家の令嬢とあれば、むしろ家名を知らしめるに絶好の機会にございます。
何の問題もございません。」
うん、仕える者の立場から見ればそうだよね。
逆に成績が悪ければ恥ずかしいわけだし・・・。
あまり最初から目立ちたくは無かったのですけれど、目標が無くって標準が良くわからなかったし、午後からは他の人の動きをよく見て二番手を目指して頑張りましょう。
午後からは体力試験と魔法能力の試験だから・・・。
そうして午後一の時に間に合うように受付に行きました。
付き添いの二人も一緒です。
ちゃんと動きやすい服装に着替えているのです。
上はブラウスで、下はスカート風ショートパンツで、どちらの生地も伸縮性のある織り方の布なので、どんなに動いても大丈夫なんです。
ある意味で運動服ですね。
これは、ロデアルに居る間にデザインし、特別に作ってもらいました。
案内された会場は・・・、うん、普通に運動場ですね。
一周が200mもありそうな広いグラウンドです。
男の子も女の子も居ますけれど、男の子はショートパンツ姿、女の子はカボチャパンツに近いショートパンツとスエット状のシャツを着ています。
予想外でしたけれど、ヴィオラ(私)だけ、ひょっとして衣装でも目立っていますか?
でもここで着替える衣装はありませんから、このまま押し切るしかありません。
ヴィオラ(私)は、自分で考案したヒモ靴で布製の運動靴を履いていますけれど、これも他の子とは違っているみたい。
他の子は男女ともどちらかというとヒールの低いブーツを履いています。
紐付きですけれど革靴の重そうな靴です。
まぁ、普段からあれで運動していればそれなりに力はつくでしょうけれど、ヴィオラ(私)は、今履いている運動靴の方が軽いからいいな。
最初に行うのは徒競走でした。
普通なら男女別に行うのでしょうけれど、ここは男女無関係に番号順に6名ずつが走ります。
ヴィオラ(私)は8組中の7組目の出走でした。
第一組がスタートして、それを見ていると私の中では二つのグループに分けられました。
一つは身体強化魔法をかけて走っている子、もう一つは自力で頑張っている子。
魔力が見えるので、そんな区別ができちゃいます。
勿論、身体強化魔法を使っている子のグループが速いんですよ。
それで、念のために傍にいる係の方に訊いてみました。
「あの、身体の強化魔法を使っている子もいるみたいですけれど、使っても良いのですか?」
「ああ、使えるのなら使っても構わないよ。
でもあまり無理しないようにしてね。
途中で魔力が切れて倒れる子も稀に居るから。」
あれまぁ、そんな子もいるんだ。
きっと我が家のためと思って、頑張り過ぎる子もいるんだね。
「はい、わかりました。
ありがとうございました。」
ヴィオラ(私)は、そう言ってクラスメートになるはずの子たちの頑張りを眺めるのでした。
それまで見ていて身体強化魔法を使っていてさえ、びっくりするほど早い子は居ませんでした。
そうしていよいよヴィオラ(私)の番です。
第七組は、男の子が4人、女の子はヴィオラ(私)ともう一人だけです。
笛の合図で6人が一斉に走り出します。
距離は100m近いですけれど多分80mと90mの間ぐらいじゃないかなと思います。
私の隣のコースを走っている男の子が、身体強化魔法を使ってかなり早いです。
ですから、ヴィオラ(私)はそれに合わせて付いて行って、ほんのちょっとだけ後ろの二番手を狙うことにしました。
ヴィオラ(私)がわずかに10センチか20センチほど遅れながらも付いて行っているのですが、彼からは私の姿が見えるのでしょうね。
魔力が膨れ上がり、彼のスピードがさらに一段上がりました。
でも私はそれにピッタリついて行きます。
あと10mほどでゴールという時、先頭を走っていた隣の子が突然こけました。
私も同じようにこけるわけにも行かず、やむを得ずそのまま一着でゴールしてしまいました。
ゴールしてからすぐに、体格の良い先生に声を掛けられました。
「君は、エルグンド家のヴィオラだね?
なぜ、身体強化魔法を使わなかった?
もしかして使えないのかな?」
「いいえ、使う必要が無かったから使わなかっただけです。」
その体格の良い先生はにやりと笑い、言いました。
「そうか、やっぱりクリスデルとグロリアの妹だけあって魔力はあるんだな。
安心したよ。」
なんだか意味深な言葉を掛けられてちょっと心配ですね。
でも次の組が走り終わったら、別の試験会場に移らねばなりません。
次の予定は剣術です。
剣術は屋内体育館のような場所で、四つに分かれて試験を行うみたいです。
新入生同士が対戦するのではなくって、先生に一対一で対戦するのです。
基本的に先生に敵うわけもないのですけれど、中にはとても良い動きで先生をちょっと慌てさせるような子もいました。
対戦前の申告では、ゴーギャン男爵家のマルス君という子です。
やっぱり、ここでも身体強化を使って良いみたいです。
一組目の四つのブロックで、身体強化を使っていない子は一人だけでした。
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