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第四章 学院生活(中等部編)
4-6 勇者召喚?
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ヴィオラっス。(あれぇ?どこの言葉かな??)
ライヒベルゼン王国の問題ではありませんでしたけれど、北の異変が片付いて、後々、何か宗教的な問題は残りましたけれど、無辜の民や環境に大きな問題が残らずに済んで良かったと思います。
まぁ、大きなドーム球場ほどもある亀さんが突然消滅してしまいましたから、パルテネン王国とホルツバッファ王国での噂話は盛大でしたけれど、さほど害にはならないでしょう。
この亀さん事件から一月ぐらい経ってからでしょうか。
またまた私(ヴィオラ)は、異変を感じ取りました。
感覚的なモノなので表現しにくいのですけれど、物凄い邪気のようなものを瞬間的に二度も感じました。
何というか、瘴気とは違うのですけれど、異質な魔法の行使により多くの命が奪われたようなそんな気がするのです。
最初の奴は少し小さ目で、二番目の奴は少し大き目な感じでしょうかねぇ?
多分、二つのことが一秒かそこらの短い時間で起きたように思います。
ルテナに尋ねましたが、ルテナもその異変がなんであるかについては承知していないようです。
私(ヴィオラ)が異変を感じ取った方向は、多分王都から見て東の方向ですが、やや南に偏っているかもしれません。
時刻は、多分午後の11時頃でしょうか?
私(ヴィオラ)と同じ年齢の良い子は、きっと寝ている時間のはずです。
例によって私(ヴィオラ)は夜遅くまで起きている悪い子ですから、その異変を察知してしまったわけですね。
おそらく、王都に住む人達でもこの異変を感じ取った人は少ないと思います。
仮に何かを感じ取っても異常とは思わない程度のものなんです。
そう、チョット魔法に長けた感覚の鋭いヒトでも、一瞬ぞくっとして、風邪でもひいたのかしらと思う程度なのです。
ハルタットの災厄や、今回の大きな亀さんのような異変ではないことは確かなのですが、絶対に良いことではないはずです。
でも、やっぱり調べなければいけませんよねぇ。
またまた、私(ヴィオラ)のベッドに式神を置いて、私(ヴィオラ)は夜の遠出のお散歩に出かけました。
◇◇◇◇
ライヒベルゼン王国の東には、グロノウス王国があり、更にその東にはレーベリア王国がある。
ヴィオラが、東の異変を感じ取る少し前、そのレーベリア王国の王宮地下斎場で秘密の儀式が執り行われた。
レーベリア王国は、近隣諸国から魔法王国と呼ばれるホルムバルド王国の西に位置する国であり、経済的にも軍事的にも弱小王国である。
ホルムナルド王国から秘密裏に購入した犯罪奴隷達が、レーベリア王国の奴隷商人の命令によって、斎場の床に刻まれた魔方陣に一斉に魔力を注ぎ、魔方陣が九割がた有効になったのである。
無論、奴隷達はこの魔法陣の効果もリスクも知らされてはいない。
奴隷として、主の命令に従っているだけなのだ。
因みに、床に描かれた魔方陣は、この世界では禁忌とされている召喚魔法である。
魔方陣の内陣には、犯罪奴隷の魔法使い達が腰を下ろして胡坐をかいており、魔方陣の外陣には大勢の一般奴隷たちが鎖で手足を束縛されて並んでいた。
九割方魔力が注がれた魔方陣に、少し離れた位置にいるレーベリア王国の魔法師団が魔力を上乗せして魔方陣を発動させたのだった。
最初に内陣の犯罪奴隷の魔法師達が白い光を発して消滅し、次いで外陣の奴隷達が黒い炎に晒されて瞬時に消滅した。
魔方陣全体が赤黒い光を発しながら明滅を繰り返し、ついには赤い閃光を発したのである。
その光が収まった時には、内陣に四人の男が立っていた。
この四人の男たちは、このバルディス世界からいうと異世界の男達だが、召喚元の世界であるオレヴィアンで言えばロクデナシと呼ばれる極道達でした。
使用された禁忌の魔法陣は、数度の実績から悪人しか召喚できないとわかっていることから使用が禁止されているはずであり、関連の書簡はそのほとんどが焼却されたはずのものだった。
しかしながら、国自体が王侯貴族の御乱行で傾き始めているレーベリア王国ではそうしたリスク面に目をつぶっても戦力としての勇者を求めたのだった。
そのために乏しい財政から大金を出して購入した魔法師の犯罪奴隷が20人、無理やり犯罪奴隷に貶めた一般人が百名、都合120名の命を対価にして、発動させた召喚魔法だった。
この召喚魔法で得られる勇者は、すぐにも大変大きな一大戦力となるはずなのだ。
もう一つ、レーベリア王国の首謀者は、隷属の首輪も用意していた。
この隷属の首輪もこの世界では、奴隷以外の者には使ってはならないものなのだが、レーベリア王国はそんな慣行を無視するほど、ある意味では追い詰められていた。
彼らは、この異世界からの勇者を召喚することで隣国に戦を仕掛け、その富を奪おうと企てのだった。
当座の目標は、西のグロノウス王国である。
そのためには、召喚した勇者たちを取り敢えず従属せねばならない。
召喚された直後の1分間ほどは、召喚された者が動けない時間であった。
そのために赤い閃光が収まってすぐに、四人の魔法師が走り寄って、召喚されし者に隷属の首輪を嵌めたのだった。
魔法陣によって召喚されようと気性は変わらないから、召喚された四人はまさしく極道者であり、世間の常識なんぞ屁とも思っていない。
従って、召喚した王侯貴族にすら敵意を向けかねない連中である。
そのために何は無くともまず隷属の首輪をかけるのが最優先だったのだ。
その上で未だレベルが低い召喚者四人を鍛え上げなければならない。
古文書によれば最短で一月、最長でも三月あれば、四人で一国の軍をも凌ぐ戦力に育つはずだった。
そのための訓練場として、南にある黒い森も準備してある。
早ければ一月後、遅くても三月後には西のグロノウス王国へ侵攻し、それが終われば、東のホルムバルト王国へも進行する予定なのだ。
西のグロノウス王国との戦闘状況如何のところもあるのだが、召喚されし勇者は、戦闘経験を積むに従い物理耐性と魔法耐性が大幅に上昇するらしく、魔法大国のホルムバルト王国でさえも凌駕する戦力となるはずなのである。
尤も、そうした召喚勇者であっても概ね8か月後には死に至る。
理由はわかっていないが、禁忌の魔方陣の発動により神々がそう為されるのだという伝説もあるが、いずれにしろそれまでの間に多くの国家を虐げ、その多くに隷属の首輪をかけて従属させることができれば世界制覇も夢ではない。
その目的の為に、王家の宝庫には隷属の首輪が万を超える数だけ収められているのである。
あと数か月で、その目論見が叶えられると王国貴族の首謀者たちは喜んでいた。
◇◇◇◇
私(ヴィオラ)が、国境に達して更にその外側に進出し、レーベリア王国の王都に到着したのは、概ね二時間後でした。
魔方陣が発動した際のかすかな痕跡を追い求め、王宮の上空に達しました。
魔方陣による魔法の発動とは知らなかったのですけれど、人気の亡くなった斎場に行くことで、そこで起きたあらましを知ることができました。
私(ヴィオラ)は知りませんでしたが、ルテナが魔法陣を見るなり、これは禁忌の召喚魔法陣であると断定しました。
ルテナからアカシックレコードの情報を知らされて、これを放置するわけには行かないと思いました。
正義感に溢れた勇者ならともかくも何をしでかすかわからないワルを召喚し、その者に大いなる力を与える召喚魔法が存在してよい訳もありません。
ルテナ曰く、この魔法陣に関する書籍は全て焼却されたはずなのにどこかに残っていたようですねと言う。
なんだか、神様も全てをお見通しというわけじゃないようですね。
まぁ、貧富の差が有ったり、ヒトが簡単に死んでしまう世界ですから、神様も全部を見ているわけじゃないというのは知っていましたけれど・・・。
こんなにあからさまに犯罪じみたことをしているのに処罰がなされないのもおかしいですよね。
災いの元になりそうな召喚勇者も召喚されて8カ月の命だそうですけれど、これも随分と偏った話ですよね。
召喚した方には厳罰は無いのでしょうか?
ルテナ曰く、召喚に関わった国はすべて滅亡しているそうなので、それが罰なのかも知れません。
こんな場合は、念のためにヴァルディス世界の神様sにお伺いを立てましょう。
おそらくは、一つの国を潰すことにもなりかねません。
私(ヴィオラ)としては、召喚された者を元の世界に送還できない以上、此処で始末するつもり満々なのです。
でも神様が送還できるというなら神様に任せようとも思っているのです。
関与した者も同様ですが、神様が処罰しないのなら、私(ヴィオラ)が処罰することになりますね。
正直に言うとあまり人殺しは好きじゃないんですが、世のため人のためならば、仕方が無いですよね。
一度、我が家に戻ってから神様にご相談して出直しです。
少なくとも今すぐにレーベリア王国の侵攻が始まるわけでもなく、勇者の訓練も明日以降の話のようですから、今の段階であわてる必要は無いでしょう。
召還勇者の四人のステータスを覗き見ましたが、一般人よりもステータスは高めで、なおかつ邪神の加護と言うのがついていました。
このために加護のお陰でステータスが上がりやすいのだと思います。
ルテナ曰く、最終的には、SSSクラスの冒険者程度のステータスになるそうで、なお且つ、亀さんと同じような物理耐性や魔法耐性がついてしまえば、軍隊でも鎮圧できないのかも知れませんね。
そうは言っても亀さんほどの能力を持っていないでしょうから、亀さんと同じく結界で周囲を封鎖して、内部の酸素を奪ってやれば討伐は可能でしょう。
いずれにしろ一般に被害が出る前に対処したいですね。
これのご相談は、創造神のヴェルエル様か、知恵の神ワイアル様が相応しいような気がしますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
色々と誤字脱字の類がありましたので、10月10日、一部の字句修正を行いました。
ごめんなさい。
新作の投稿をしています。
① 「二つのR ~ 守護霊にResistanceとReactionを与えられた」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/792488792/263902401
② 「仇討ちの娘」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/792488792/604902385
ご一読くださると幸いです。
By サクラ近衛将監
ライヒベルゼン王国の問題ではありませんでしたけれど、北の異変が片付いて、後々、何か宗教的な問題は残りましたけれど、無辜の民や環境に大きな問題が残らずに済んで良かったと思います。
まぁ、大きなドーム球場ほどもある亀さんが突然消滅してしまいましたから、パルテネン王国とホルツバッファ王国での噂話は盛大でしたけれど、さほど害にはならないでしょう。
この亀さん事件から一月ぐらい経ってからでしょうか。
またまた私(ヴィオラ)は、異変を感じ取りました。
感覚的なモノなので表現しにくいのですけれど、物凄い邪気のようなものを瞬間的に二度も感じました。
何というか、瘴気とは違うのですけれど、異質な魔法の行使により多くの命が奪われたようなそんな気がするのです。
最初の奴は少し小さ目で、二番目の奴は少し大き目な感じでしょうかねぇ?
多分、二つのことが一秒かそこらの短い時間で起きたように思います。
ルテナに尋ねましたが、ルテナもその異変がなんであるかについては承知していないようです。
私(ヴィオラ)が異変を感じ取った方向は、多分王都から見て東の方向ですが、やや南に偏っているかもしれません。
時刻は、多分午後の11時頃でしょうか?
私(ヴィオラ)と同じ年齢の良い子は、きっと寝ている時間のはずです。
例によって私(ヴィオラ)は夜遅くまで起きている悪い子ですから、その異変を察知してしまったわけですね。
おそらく、王都に住む人達でもこの異変を感じ取った人は少ないと思います。
仮に何かを感じ取っても異常とは思わない程度のものなんです。
そう、チョット魔法に長けた感覚の鋭いヒトでも、一瞬ぞくっとして、風邪でもひいたのかしらと思う程度なのです。
ハルタットの災厄や、今回の大きな亀さんのような異変ではないことは確かなのですが、絶対に良いことではないはずです。
でも、やっぱり調べなければいけませんよねぇ。
またまた、私(ヴィオラ)のベッドに式神を置いて、私(ヴィオラ)は夜の遠出のお散歩に出かけました。
◇◇◇◇
ライヒベルゼン王国の東には、グロノウス王国があり、更にその東にはレーベリア王国がある。
ヴィオラが、東の異変を感じ取る少し前、そのレーベリア王国の王宮地下斎場で秘密の儀式が執り行われた。
レーベリア王国は、近隣諸国から魔法王国と呼ばれるホルムバルド王国の西に位置する国であり、経済的にも軍事的にも弱小王国である。
ホルムナルド王国から秘密裏に購入した犯罪奴隷達が、レーベリア王国の奴隷商人の命令によって、斎場の床に刻まれた魔方陣に一斉に魔力を注ぎ、魔方陣が九割がた有効になったのである。
無論、奴隷達はこの魔法陣の効果もリスクも知らされてはいない。
奴隷として、主の命令に従っているだけなのだ。
因みに、床に描かれた魔方陣は、この世界では禁忌とされている召喚魔法である。
魔方陣の内陣には、犯罪奴隷の魔法使い達が腰を下ろして胡坐をかいており、魔方陣の外陣には大勢の一般奴隷たちが鎖で手足を束縛されて並んでいた。
九割方魔力が注がれた魔方陣に、少し離れた位置にいるレーベリア王国の魔法師団が魔力を上乗せして魔方陣を発動させたのだった。
最初に内陣の犯罪奴隷の魔法師達が白い光を発して消滅し、次いで外陣の奴隷達が黒い炎に晒されて瞬時に消滅した。
魔方陣全体が赤黒い光を発しながら明滅を繰り返し、ついには赤い閃光を発したのである。
その光が収まった時には、内陣に四人の男が立っていた。
この四人の男たちは、このバルディス世界からいうと異世界の男達だが、召喚元の世界であるオレヴィアンで言えばロクデナシと呼ばれる極道達でした。
使用された禁忌の魔法陣は、数度の実績から悪人しか召喚できないとわかっていることから使用が禁止されているはずであり、関連の書簡はそのほとんどが焼却されたはずのものだった。
しかしながら、国自体が王侯貴族の御乱行で傾き始めているレーベリア王国ではそうしたリスク面に目をつぶっても戦力としての勇者を求めたのだった。
そのために乏しい財政から大金を出して購入した魔法師の犯罪奴隷が20人、無理やり犯罪奴隷に貶めた一般人が百名、都合120名の命を対価にして、発動させた召喚魔法だった。
この召喚魔法で得られる勇者は、すぐにも大変大きな一大戦力となるはずなのだ。
もう一つ、レーベリア王国の首謀者は、隷属の首輪も用意していた。
この隷属の首輪もこの世界では、奴隷以外の者には使ってはならないものなのだが、レーベリア王国はそんな慣行を無視するほど、ある意味では追い詰められていた。
彼らは、この異世界からの勇者を召喚することで隣国に戦を仕掛け、その富を奪おうと企てのだった。
当座の目標は、西のグロノウス王国である。
そのためには、召喚した勇者たちを取り敢えず従属せねばならない。
召喚された直後の1分間ほどは、召喚された者が動けない時間であった。
そのために赤い閃光が収まってすぐに、四人の魔法師が走り寄って、召喚されし者に隷属の首輪を嵌めたのだった。
魔法陣によって召喚されようと気性は変わらないから、召喚された四人はまさしく極道者であり、世間の常識なんぞ屁とも思っていない。
従って、召喚した王侯貴族にすら敵意を向けかねない連中である。
そのために何は無くともまず隷属の首輪をかけるのが最優先だったのだ。
その上で未だレベルが低い召喚者四人を鍛え上げなければならない。
古文書によれば最短で一月、最長でも三月あれば、四人で一国の軍をも凌ぐ戦力に育つはずだった。
そのための訓練場として、南にある黒い森も準備してある。
早ければ一月後、遅くても三月後には西のグロノウス王国へ侵攻し、それが終われば、東のホルムバルト王国へも進行する予定なのだ。
西のグロノウス王国との戦闘状況如何のところもあるのだが、召喚されし勇者は、戦闘経験を積むに従い物理耐性と魔法耐性が大幅に上昇するらしく、魔法大国のホルムバルト王国でさえも凌駕する戦力となるはずなのである。
尤も、そうした召喚勇者であっても概ね8か月後には死に至る。
理由はわかっていないが、禁忌の魔方陣の発動により神々がそう為されるのだという伝説もあるが、いずれにしろそれまでの間に多くの国家を虐げ、その多くに隷属の首輪をかけて従属させることができれば世界制覇も夢ではない。
その目的の為に、王家の宝庫には隷属の首輪が万を超える数だけ収められているのである。
あと数か月で、その目論見が叶えられると王国貴族の首謀者たちは喜んでいた。
◇◇◇◇
私(ヴィオラ)が、国境に達して更にその外側に進出し、レーベリア王国の王都に到着したのは、概ね二時間後でした。
魔方陣が発動した際のかすかな痕跡を追い求め、王宮の上空に達しました。
魔方陣による魔法の発動とは知らなかったのですけれど、人気の亡くなった斎場に行くことで、そこで起きたあらましを知ることができました。
私(ヴィオラ)は知りませんでしたが、ルテナが魔法陣を見るなり、これは禁忌の召喚魔法陣であると断定しました。
ルテナからアカシックレコードの情報を知らされて、これを放置するわけには行かないと思いました。
正義感に溢れた勇者ならともかくも何をしでかすかわからないワルを召喚し、その者に大いなる力を与える召喚魔法が存在してよい訳もありません。
ルテナ曰く、この魔法陣に関する書籍は全て焼却されたはずなのにどこかに残っていたようですねと言う。
なんだか、神様も全てをお見通しというわけじゃないようですね。
まぁ、貧富の差が有ったり、ヒトが簡単に死んでしまう世界ですから、神様も全部を見ているわけじゃないというのは知っていましたけれど・・・。
こんなにあからさまに犯罪じみたことをしているのに処罰がなされないのもおかしいですよね。
災いの元になりそうな召喚勇者も召喚されて8カ月の命だそうですけれど、これも随分と偏った話ですよね。
召喚した方には厳罰は無いのでしょうか?
ルテナ曰く、召喚に関わった国はすべて滅亡しているそうなので、それが罰なのかも知れません。
こんな場合は、念のためにヴァルディス世界の神様sにお伺いを立てましょう。
おそらくは、一つの国を潰すことにもなりかねません。
私(ヴィオラ)としては、召喚された者を元の世界に送還できない以上、此処で始末するつもり満々なのです。
でも神様が送還できるというなら神様に任せようとも思っているのです。
関与した者も同様ですが、神様が処罰しないのなら、私(ヴィオラ)が処罰することになりますね。
正直に言うとあまり人殺しは好きじゃないんですが、世のため人のためならば、仕方が無いですよね。
一度、我が家に戻ってから神様にご相談して出直しです。
少なくとも今すぐにレーベリア王国の侵攻が始まるわけでもなく、勇者の訓練も明日以降の話のようですから、今の段階であわてる必要は無いでしょう。
召還勇者の四人のステータスを覗き見ましたが、一般人よりもステータスは高めで、なおかつ邪神の加護と言うのがついていました。
このために加護のお陰でステータスが上がりやすいのだと思います。
ルテナ曰く、最終的には、SSSクラスの冒険者程度のステータスになるそうで、なお且つ、亀さんと同じような物理耐性や魔法耐性がついてしまえば、軍隊でも鎮圧できないのかも知れませんね。
そうは言っても亀さんほどの能力を持っていないでしょうから、亀さんと同じく結界で周囲を封鎖して、内部の酸素を奪ってやれば討伐は可能でしょう。
いずれにしろ一般に被害が出る前に対処したいですね。
これのご相談は、創造神のヴェルエル様か、知恵の神ワイアル様が相応しいような気がしますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
色々と誤字脱字の類がありましたので、10月10日、一部の字句修正を行いました。
ごめんなさい。
新作の投稿をしています。
① 「二つのR ~ 守護霊にResistanceとReactionを与えられた」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/792488792/263902401
② 「仇討ちの娘」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/792488792/604902385
ご一読くださると幸いです。
By サクラ近衛将監
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