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裕樹の肌の色に映える赤。この色を選んで、本当に良かったと思う。全身をこれで縛ったら、きっともっと綺麗なのだろうけど……今回は手首を拘束するに止めておく。
「嫌や。外さへん。俺な、裕樹と久し振りにお医者さんごっこがしたいん。せやから、大人しゅうしとき?裕樹」
満面の笑みを浮かべてそう言ってやると、裕樹は困惑したような表情になる。俺が何を言っているのかがよく分からないようだった。……まぁ、それも当然と言えば当然だったのだが。
「お医者さんごっこ、て……。ガキやあるまいし。今更、何をするつもりなん?」
俺の言葉にホッとしたのか、裕樹は少々表情を柔らかくして溜め息混じりにそう言った。俺は顔から笑みを消さないようにしながら答える。
「裕樹にな、カテーテル入れたいん。きっと、めっちゃ可愛ええと思うで?」
「……誠弥……。お前、何言うて……」
俺のその言葉に、一拍遅れて裕樹は小さな声で言った。一度緩んだ表情は、途端に凍りついた。
「せやからな、カテーテル。裕樹かて知っとるやろ?尿道から入れるあれな。おとんの病院からほんまもん持って来た。これ使うたるから安全やで?」
そう言って鞄を叩いてみせると、裕樹は引き攣った表情のまま言った。
「あほなことは、止め。何見たんかは知らんけど、そないなこと……素人がやってええことやないやろ」
まぁ、予想はしていた。堅物の裕樹が俺の提案にすんなり頷くとは思えなかったから、こうして寝込みを襲って縛り上げたのだ。
「大丈夫やって。裕樹が暴れんかったら、ちぃとも危ないことあらへんから」
「……そんな訳あるかいな。それ、立派な医療行為やろが。縄解き、誠弥」
裕樹は俺のことをきつく睨み付けるが、自由を奪われたままの裕樹が出来ることなんて精々それくらいだ。そんな裕樹が可愛過ぎて、俺は自然と笑ってしまう。
「やから、嫌やて。動くとほんまに危ないから、絶対に動かんといてな?裕樹……」
俺はそう言うと、鞄からシェービングクリームと剃刀を取り出した。裕樹は、俺の手に光る刃物を見てその体を硬直させた。その様子が、酷く可愛らしい。見ているだけで、ぞくぞくする。
「ほら、まずはここ綺麗にせんとな……」
裕樹の下腹部の茂みに、シェービングクリームをたっぷりと塗りつける。裕樹の綺麗な肌を傷付けないよう、自分の髭を剃る時よりも多めの量を使ってやる。その冷たさにか、裕樹が体を小さく震わせた。当然だが、裕樹自身はまだ萎えたままだ。こんな状態の裕樹を見るのは久し振りで、妙に興奮してしまう。
「誠弥……一体、何するん……?」
普段は自信に満ち溢れ、意志の強さを見せる瞳は、今は戸惑いと恐怖に揺れていた。それが、堪らなく愛しい。見ているだけで、体が熱くなる。
「裕樹にカテーテル入れる準備。ちゃんとな、余計なもんなくさんと……感染症になってまうからな。ほら、ちゃんと脚開き?つるつるにしたるから……」
なるべく優しくそう言って、裕樹の緊張を解そうとするが……やはり、なかなか体の強張りは解けない。だが、下手に抵抗されて傷が付くよりはマシだった。
「……っ、う……っ……せいやっ……」
じょりじょり……と、丁寧に裕樹の茂みを刈り取っていく。素肌に当たる冷たい刃物の感触に、裕樹は怯えたような声を上げる。普段は絶対に見せない貴重な裕樹の表情に、妙に興奮してしまう。シェイバーではなく剃刀を選んで、本当に正解だったと思う。頬は羞恥のためか赤く染まっていて、かなり色っぽい。広げられた脚は、微かに震えていた。
「もーちょいやから……我慢し?ほら、だいぶつるつるになって来たで?」
萎えたままの裕樹自身を掴み、その近くに残る茂みを丁寧に刈ってゆく。あとは仕上げだけだ。小刻みに剃刀を動かし、裕樹のそこを生まれた時のままに戻してやると、そこに残る裕樹自身がやたらとエロティックに見えた。
「……裕樹、ほんま可愛ええなぁ……。めっちゃエロいわその格好……」
「あ、ほ……何言うてん……こんなん、俺嫌や……普通にするんなら、別にかまへんから……ほんま、手ぇ解いて。なぁ……誠弥……」
初めて見る、媚びるような裕樹の態度。上目遣いで俺を見る弱々しい姿が、俺の嗜虐心を煽る。もっと、裕樹を追い詰めたい。それこそ、ぐちゃぐちゃに泣くくらいに、酷く。
「あかん、て。俺な、ほんまもんの裕樹が見たいねん。澄ましとる裕樹やなくて。やから、今日は諦め?」
「……誠弥……」
俺のその答えに、裕樹の目が絶望の色に染まったのがわかった。もっと。もっと、そういう裕樹を見たい。
俺は、アルコールを浸したガーゼで、裕樹のなだらかな下肢を丁寧に拭う。その刺激に、裕樹の体が何度も小刻みに揺れる。蜜蝋色の肌の上に残っていた白いシェービングクリームを全て拭うと、仄かに色付いた裕樹自身が露になった。怯えて縮こまったそれが、とても可愛らしいと思う。
「ほんまに、可愛ええで?裕樹……」
そこをじっと見つめながらそう言うと、裕樹は頬を赤くする。普段、こんな裕樹は見られない。とても貴重だと思う。
「そないに、見るもんちゃうやろ……」
小さな声でそう言うと、裕樹は俺から視線を逸らす。その声音は、妙に艶やかで。俺には、裕樹がこれを望んでいるように思えて仕方ない。……もし、そうだとしたら。これから俺が裕樹にすることは、きっと二人にとって忘れられないことになる筈だ。
俺は手早くアルコールで自分の手を消毒すると、鞄の中から真空パックに入ったカテーテルと、専用のジェル、消毒薬を取り出す。簡易な消毒はアルコールで問題無いが、やはり本格的にするにはきちんとした物を使いたい。プロがやったとしてもリスクはあるのだから、それを最小限に減らすのは当然の努力だった。
「大人しゅうしとってな?動くとほんま危ないからなぁ……」
自分の手を先に消毒液で清める。それから、一度アルコールで消毒した裕樹のそこを、更に消毒薬を使って清めていく。使い捨ての滅菌ガーゼを大量に使用して、滑らかになった裕樹の下肢を拭く。それから、縮こまった裕樹自身を引っ張って全身を拭く。そして、一番重要な先端を。そこは、特に念入りに拭いてやる。
「……っ、んっ……」
わざと先端の窪みを刺激するようにしてやると、裕樹は小さく甘い声で鳴いた。流石に、それだけでは自身は反応はしなかったけれど。
「裕樹、感じとるん?ほんまに可愛ええなぁ……」
煽るようにそう言って、先端を指で弾いてやると、裕樹の体が小さく跳ねた。
「ちゃうわ……感じてなんか、あらへんし……」
縛られたままなのに、裕樹はあくまで強気な発言をする。そんな、虚勢を張る裕樹も愛しくて。思わず笑みが零れる。裕樹は本当に、俺を煽るのが上手い。無意識だとは思うけれど、随分と才能があるとは思う。そんなところも、いい。これからが、本当に楽しみだ。
「ほな、入れるで?ほんまは麻酔使うんやけど……それやと、裕樹の可愛ええ声聞けんから、今回は無しな?」
にこやかに笑ったままそう言うと、裕樹の目が大きく見開かれた。その瞳には、今までに無かった怯えの色が混じる。ぞくぞくする。その、瞳に。
「あぁ……ほんま、裕ちゃん可愛ええなぁ……。めっちゃぞくぞくするわ。な、ええ声で鳴いてくれるやろ?」
「や……嫌や、誠弥……!冗談やろ?なぁ……!」
俺の手が、裕樹自身に触れた途端、裕樹は悲鳴のような声を上げた。怯えたその瞳が可愛くて、見ているだけで下肢に熱が溜まってゆく。どうしようもなく、欲情していた。目の前の裕樹に。
「安心してや?ちゃあんとな、潤滑ゼリーは使うたるから。使うんも、いっちゃん細い12Frやし。最小限の痛みやから……ええ声で鳴いてくれるやろ?裕樹……」
真空パックの中に入っていたカテーテルを取り出し、カテーテル用の無菌ゼリーをたっぷりと塗ってやる。品質劣化を防ぐ為の遮光アルミ製のパックには、一回分五グラムのゼリーが入っている。見た目は弁当などに付属しているソースと同じタイプだ。切込みから簡単に開けられて、とても便利だと思う。
念のため多めに持ってきていたので、二回分を使ってやる。これで、多少は引っ掛かりを無くすことが出来るが……多分痛みは大して和らがない。
「ここにもな、ちゃあんと塗ったるわ。すんなりと入るようにな……」
「!っ、ぁっ……や、せいやっ……!」
ぬるりとした冷たいゼリーを、裕樹の敏感なそこに丹念に塗りつけてゆく。今から犯す小さな穴には、特に多めに。すると、裕樹は甘い声で鳴いた。こんな時ですら、快楽を感じてしまうらしい。
「なんや……裕樹も期待しとるんか?俺にこれからされるん……」
小さく笑いながらそう言うと、裕樹の頬は赤く染まった。
「ちゃう……俺は、そんな……」
その、弱々しい否定の声。その声に隠された甘い響きが、何よりも雄弁に俺の言葉を肯定していたが、俺はその事は指摘しないでおく。それは、これからのお楽しみだから。
「ほな、行くで?力抜いとってな、裕樹……」
「……せ、せいや……」
俺のその言葉に、裕樹は俺を怯えたように見ていた。ああ、もっとその目で俺を見てくれたらいい。いつもの綺麗な瞳も好きだけれど、こういった瞳は、俺だけしか見ることが出来ないものだから。
俺は裕樹のモノの先端部分を下から包み込むようにして掴むと、強めに引っ張る。そうすると、裕樹の竿の部分が真っ直ぐになる。尿道をまず真っ直ぐにしないと、上手く奥まで入らない。根元から軽く扱いて、裕樹の尿道のねじれを直すようにしてやると、入り口にカテーテルを当てる。恐怖に強張った裕樹の体を押さえつけ、俺はゆっくりとカテーテルを裕樹のそこに挿入した。
「!っ、あ、ああああああああああああ!」
途端に、裕樹の口から悲鳴が上がった。普段の裕樹からは考えられないような、大きな声。その目からは、涙が溢れている。純粋な痛みに泣くその姿が、あまりにも可愛くて。俺自身は痛いくらいに張り詰めてしまっていた。
「裕樹……可愛ええ。……もっと、鳴いてええで?だぁれも居らんしなぁ……。せやけど、動くとほんまに危ないから、大人しゅうしたってや?」
跳ねる腰を押さえ込んで、ゼリーで濡れたカテーテルを一定の速度で挿入してゆく。目安は、大体三十センチ。裕樹のものの倍くらいの長さだ。
「やぁ……誠弥……嫌やぁっ……痛い、痛いから……もぅ……っ……堪忍、してぇっ……」
裕樹は、まるで幼子のように泣きじゃくって俺に許しを請う。その瞳は溢れる涙で濡れてきらきらと光っている。頬まで濡らすほど本気で泣きじゃくる裕樹は、久し振りに見る。今すぐ押さえつけて、無理矢理犯してしまいたくなる。痛みに泣く裕樹が見たくて仕方ない。裕樹を見ているだけで、下肢の熱が上がってゆく。
「そら、麻酔してへんからなぁ……。痛いんは当たり前や。奥まで入れたるから、もーちょい我慢し?裕樹……」
そう言って、手を止めずにゆっくりとカテーテルを奥へと入れてゆく。その度に、裕樹の体が小刻みに震え、苦しげな声が漏れる。そんな様子にすら、煽られて。思わず、息を飲んでいた。
「やぁっ……せいやっ……も、入れんといて……ほんま、痛い、から……っ……」
ぷるぷると震える、引き締まった太もも。痛みのせいか、じんわりと滲んだ汗。それらの全てが、いやらしく俺を誘う。手元のカテーテルの残りの長さから推測するに、そろそろ先端は目的の場所に到達しそうで。カテーテルを挿入している手に、僅かな手応えがある。括約筋を通過したなら、あと少しだ。
「ん、ぁっ……?や、いややぁっ……!そこ、やめぇっ……」
裕樹の声が、甘くなる。おそらく、カテーテルが前立腺を刺激しているのだろう。既に俺に何度も抱かれて前立腺での快楽を知っている体は、尿道内の異物にすら感じ始めていた。戸惑うような声が、可愛いと思う。もっと、鳴いて欲しい。
「なんや……裕樹、感じとるやん?カテーテル、気持ちええん?前立腺、擦れるもんなぁ?」
からかうようにそう言ってやると、裕樹は小さく頭を振ってそれを否定する。
「ちゃう……痛いん……ええ訳ない、こんなん……っ……ん、ぁっ……!」
反応する場所でカテーテルを止め、小刻みに前後させてやると、裕樹は甘い声で鳴く。反り返った体は、明らかに感じているときの反応で。俺は、小さく笑う。
「嘘つきやなぁ、裕樹。感じてないんなら、何でここ勃ち始めとるん?なぁ?」
そう言って、カテーテルを挿入する為に支えていた裕樹のそれを一瞬きつく握ってやると、裕樹は小さく呻く。勃起すると、尿道が圧迫されて痛みは増してしまうのだが……俺の知ったことではない。感じてしまっている裕樹が悪いのだから。それに、ここまで来たらあと数センチで挿入も終わる。
「!?や、あかん……せいや、ほんま……あかんから、もうっ……!」
裕樹も、やっと気付いたらしい。本来の、カテーテルの目的。それは……。
「いややぁっ……!」
ふるり、と裕樹の体が震えた。俺は、手元のカテーテルの端を、準備しておいた空のペットボトルに入れる。それとほぼ同時に、温かい体液がカテーテルから溢れ出した。
ちょろちょろ……と液体が流れる音がする。裕樹の膀胱に溜まっていた、それ。それが、一気に流れて来る。その音を聞いて、裕樹は泣きながら俺に懇願した。
「いややぁっ……せいや、見んといて……音、聞かんといてぇっ……!」
自分の意思とは無関係に強制的に排泄をさせられる屈辱に、裕樹は顔を真っ赤にして泣きじゃくる。いつもの大人びた、色気の溢れる裕樹とは違って幼く見えるその様子に、俺の胸はときめいてしまう。
「可愛ええなぁ……裕樹。恥ずかしがるとこも、最高に可愛ええ……もっと、鳴いて?」
裕樹の、涙に濡れた頬に口付ける。温かく濡れた頬は、仄かにしょっぱい。裕樹の、涙の味。
「せいや……もぅ……堪忍、して……なぁ……?」
膀胱が空になったのか、もう水音はしなかった。手元のペットボトルの重みが増していた。一本には満たない量だが、思ったよりは多い。裕樹の体温が残る、仄温かいそれ。
「全部出たんやな。これでもうお漏らしする心配はあらへんなぁ、裕樹?」
ペットボトルを持ち上げて裕樹にその中身を見せ付けるように振ってやると、裕樹は恥ずかしそうにすぐにそれから目を逸らした。
「ほんま……もぅ……堪忍してぇな、せいや……っ……」
俺の腕の中で、小さく震える裕樹が可愛い。恥ずかしがる姿が、俺の中の何かを強く煽る。
「せやなぁ……ほんなら、ちぃと気持ちええことしたろか?」
まだカテーテルを抜いていない裕樹自身に触れると、裕樹は緊張に体を強張らせる。
「せいや……抜いて、これ……!」
涙声でそう言う裕樹に、欲情する。先程から我慢していたが、俺もかなりキていて。裕樹の中を味わいたくて仕方が無かった。
「裕樹がイったら、これ抜いたるわ。頑張って出し?」
掌に残っていたゼリーを塗り裕樹自身をゆっくりと扱いてやると、一度萎えてしまったそこが僅かに芯を持つ。先程まで感じていたせいか、いつもよりも反応するのが早い。
「そ、そんなん無理や……こんなもん入れたまま……いける訳……っ……!」
裕樹はそんな事を言っていたが、俺の手が上下する度に甘い吐息を漏らす。余程、そこの痛みから逃れたかったらしい。徐々に角度を為してゆく、裕樹のそこ。
「あんなぁ、尿自体はほぼ無菌なん。せやから、感染源は外の菌なんやで。体の中の体液なら、いっくら出しても平気やから、安心して出し、裕樹」
「あほぉっ……無理やて……痛い、て……!なぁ……っ……ほんま、抜いてくれへんの?」
甘えるようにそう言う裕樹は、妙に弱々しくて。俺の中の嗜虐心を激しく煽る。
「言うたやん。裕樹がイかな抜かん、て。大丈夫やて。俺がきちんと扱いたるから……気持ちええの素直に感じとったらすぐやろ?」
そう言って緩やかに扱いてやると、裕樹の体が再び反り返った。綺麗な体のラインに、うっとりとしてしまう。露になった喉に誘われるように、俺はそこに吸い付いた。
「んっ……」
小さく震える裕樹が可愛らしい。縛られて身動きが取れないのも、そそると思う。そのままパジャマの前を開けて、既に立ち上がっている小さな突起に舌を這わす。舌を跳ね返す固さのそれを何度も舌先で味わうようにゆっくりと愛してやると、裕樹の体がぴくぴくと反応した。
「ん、ぁっ……せいやっ……」
甘い声。いつも俺に抱かれる時に出す、感じている時のそれ。裕樹は、胸が弱い。最初は触られるのを嫌がっていたのを、俺がしつこく責めていたせいだ。段々感じるようになってきたらしく、今ではこんなに可愛い声で鳴いてくれている。
「裕樹、胸しゃぶられんの好きやんなぁ?扱かれるんより好きなんちゃう?」
軽くそこに歯を立ててやると、裕樹の腰が跳ねた。
「あぁっ……!ちゃう……噛まんといて、せいや……」
歯を立てた瞬間、裕樹のものがより硬くなった。裕樹は素直じゃないけれど、裕樹の体はとても正直だ。
「嘘つくな、て。扱かれとった時より、めっちゃ硬なっとるやん?裕樹は胸苛められるん好きなんやろ?なぁ……」
「あ、やぁ…」
噛んだ胸を優しく嘗めてやると、裕樹は甘く鳴いた。震える体は、明らかに快楽を感じていると分かるのに。裕樹は本当に素直じゃないと思う。そんなところも可愛いけれど。
「噛まれるんより、こうやって嘗められるんがええん?ちゃんと言わな、もう触ってやらんで?」
そう言って体を離すと、裕樹は潤んだ瞳で俺を見た。中途半端に煽られて硬くなったそれは、縛られた裕樹には触ることが出来ない。
「せいや……」
強請るような視線と声。火照った体を何度も捩り、自力で熱を発散しようとしているのだろうが……どう考えてもそれは無理で。俺はそんな裕樹の可愛らしい姿に笑みを浮かべてしまう。
「なん?言わなわからん、て言うたやんか。はっきり言い?」
裕樹の目を見てそう言うと、裕樹は恥ずかしげに口を開いた。
「りょ……両方、気持ちええ……。せいやに、胸触られるん、めっちゃ気持ちええから……もっと、して欲しいねん……」
いつになく素直な裕樹に、体が熱くなる。あの裕樹が、俺に強請るなんて。今までの裕樹からは想像も出来ない。
「今日はめっちゃ素直やな、裕樹。ほんまに可愛ええなぁ……。ええで。たっぷり可愛がったるわ」
俺は再び裕樹に近付くと、裕樹の望みを叶えてやる。先程の刺激で立ち上がったままのそこを舌で触れてやると、裕樹は体を小さく震わせた。もう一方は指の腹で押し潰して、ちょっときつめに刺激してやる。
「あぁ……せいや……気持ち、ええ……っ、ぁ……」
鼻にかかった、甘い声。普段よりも色気のあるそれに、聞いている俺まで煽られる。俺の右手の中の裕樹自身も、先程より角度を増している。
「ひょっとしたら、裕樹胸だけでイけるんちゃう?試してみよか?」
「ん……かまへん、から……なぁ、もっと……せいや……」
与えられる刺激に、いつもより判断力が鈍っているのか、裕樹は素直に頷いて俺に行為を強請った。
「裕樹……ほんま、胸好きなんやなぁ……。可愛ええで?ほな、イき?」
わざと音を立てるようにしてきつく吸い上げてやると、裕樹の腰が震えた。上がる、甘い声。
「あ、あぁっ…!せいや、せいやっ…!」
跳ねる、しなやかな裕樹の体。だが、裕樹が望む結末は訪れない。
「いややぁ……はよ、いかせてぇっ……!胸……気持ちええんにぃ……!」
裕樹は、確かに胸で感じている。それは間違いないが、まだそれだけでは達することが出来ないらしく、もどかしげに体を捩っていた。苦しげにそう鳴く姿が、とても色っぽいと思う。
「裕樹可愛ええなぁ。後でちゃあんと胸でイけるようにしたるから……今日は、俺と一緒にイこな?」
そう優しく声を掛けて裕樹の腰を抱え上げると、裕樹の瞳が期待の色に染まったのがわかった。裕樹も、俺を欲しがっていた。それがとても嬉しい。もっと、鳴かせてやりたいと思ってしまう。ひくつくそこをゼリーで濡れた指先で辿ると、裕樹のそこは早速俺の指を飲み込もうとする。
「せいや……はよ、入れて……もぉ、待てへん……」
甘く淫らな声は、男を誘う色香を纏っていて。俺の下肢を直撃する。さっきからズボンの下で硬く張り詰めたままのそこは、その声だけで暴発しそうになる。
「なんや裕樹。そないなこと言うて……。そんなに俺に入れて欲しいん?」
笑いながら、裕樹のそこにゼリーで滑った指を突き入れると、裕樹の体が跳ねた。きつく締め付けてくる、裕樹のそこ。
「あぁ……せいや……指、気持ちええ……」
俺の指を飲み込んで、裕樹はうっとりとした表情でそう言う。裕樹の中で、何かが変わったのか、快楽を俺に伝えることに抵抗がなくなってきたようだった。
「裕樹、ここされるん好きやもんなぁ……。一本でええん?なぁ?」
言いながら、裕樹の中をかき回すと、裕樹は甘い声で鳴く。その体は、既に限界が近いのか何度も俺の指を締め付けた。
「いややぁ……足りひん……もっと、せいやの入れて欲しぃ……なぁ、焦らさんといて……?」
大きく開かれた脚の間で揺れる、裕樹自身。先端から伸びる、シリコン製の細いカテーテルのせいで達することは出来ていないが、その角度からかなり快楽を感じていることが分かる。
「ほな、これでええか?広げて欲しかったん?裕樹の中、見たろか?」
裕樹の中に入れた指を一気に三本に増やし、そのまま追加で入れた指を使って裕樹の入り口を広げてやると、裕樹は慌てたような声を上げた。急に暴れ出すのを、俺は必死に押さえ込む。
「せいや……!嫌や、見んといてぇ……!俺の中、見んといてぇっ……!」
「裕樹のここ、えらい柔らこぉなっとるなぁ……。こない広がって、中丸見えやん?綺麗な色しとるなぁ。淡いピンク色や。濡れててめっちゃエロいなぁ……」
俺の指で大きく開かれた裕樹のそこ。見えるのは、内側の健康的な粘膜の色。それを裕樹に知らせるように告げてやると、裕樹は悲鳴のような声を上げた。
「嫌やぁ!そんなん言わんといて……!俺の中、見んといてぇ……っ……!」
真っ赤に染まった頬。体まで羞恥の色に染めた裕樹は、とてつもなく色っぽくて。泣き顔すら、愛しいと思う。裕樹だって、これを望んでいる筈だ。だって、嫌だとその口で言いながらも、裕樹のモノは萎えていないのだから。
「裕樹。嘘はあかんで?裕樹ほんまは俺に見られて感じとるんやろ?」
広げたままのそこに顔を近付けて、ふっ、と息を吹きかけてやると裕樹の声と反応がより強くなる。物欲しげにひくひくと震える裕樹のそこ。ものすごく、エロい眺めだと思う。
「ほんまに、嫌やてぇ……なぁ、も、見んといて……そんなんより、入れて欲しいねん……なぁ……」
羞恥の色の濃い声が、そう俺を誘う。見られることは恥ずかしがるのに、行為を強請るというアンバランスさが堪らなくいやらしい。
俺は、裕樹の誘いに乗ることにした。先程からの裕樹の痴態に、俺自身も限界に近かったからだ。広げたままのそこに張り詰めた自身を宛がってやると、裕樹の体がわなないた。
「ぁ、せいやっ……はよ、入れ……!?んぁぁっ……!」
強請る裕樹に、一気に押し入る。途端に、甘く鳴く裕樹。入れただけなのに、両目から涙が溢れていた。強過ぎる快楽に、裕樹の体が小刻みに震えていた。熱を持ったままの裕樹自身も。
「せいやっ……気持ちええっ……気持ち、ええよぉっ……!」
抱えた裕樹の腰が、妖しくくねる。しゃくり上げながらも、裕樹は咥え込んだ俺自身を離そうとはしない。今までに何度も裕樹を抱いたけれど、こんな風になった裕樹を見るのは初めてだった。先程、カテーテルで中途半端に煽られたせいか、いつもよりも反応が大きい。快楽に素直で、こんな裕樹も可愛らしいと思う。淫らで可愛い、俺だけの、裕樹。この姿を見るだけで、イってしまいそうだ。
「ゆう、きっ……可愛ええ……そんなに、ええん?俺の……」
奥をより深く抉るようにしてやると、裕樹は甘く高い声で鳴く。口の傍から、飲みきれなかった温かな唾液がつ、と流れた。それを、舌で味わって。俺は裕樹を犯し続ける。柔らかくきつく俺を締め付ける裕樹の中が、酷く気持ち良くて。
「あ、うっ……ええ……せいやの、ええ……もっと欲しぃ……!」
両手首を赤いロープに戒められたままの裕樹は、自分ではイくことは出来ない。必死で腰を使うが、それでも十分では無くて。俺の望むように鳴いて、俺を煽る。
「ほんま……裕樹は、素直やんなぁ?俺ん、めっちゃ奥までずっぽりと咥え込んで離さへんもんなぁ……」
裕樹が鳴く声に合わせて何度も突いてやると、裕樹の目の焦点が次第に合わなくなってくるのが分かる。絶え間なく上がる声は、どこまでも甘くて。快楽に溺れたその姿が、愛しい。
「あ、ぁぁっ……あ、ぁ、あぁ……ぁ、あ……っ……!」
「俺の声……もぉ、聞こえへんみたいやなぁ……。ま、ええけどな。こっちはこっちで……好きにさせて貰うしなぁ、裕樹?」
さて。可愛い裕樹の泣き顔を堪能しながら、ショーの仕上げをしようか?
俺は裕樹の奥を小刻みに突きながら、先程散々嬲った胸元に手を伸ばす。胸だけの刺激であんなに鳴いていたのだ。同時に刺激をしたら、おそらくは……。
片手で裕樹の腰を支えたまま、空いている手で裕樹の右の突起を摘まむ。それと同時に、左胸の突起を唇で挟み込んで、きつく吸い上げた。
「ひ、あっ、あぁぁ……っ……!」
俺の腕の中で、裕樹は何度も体を震わせた。イくときのように。だが、裕樹のそこからは何も出ない。カテーテルに、その出口を塞がれているから。どんなに裕樹が望んでも、それは全て体内に留まってしまう。例え、何回出そうとも。
「裕樹……可愛ええ……その声、もっと聞かせてくれへん?なぁ……」
裕樹の中をかき回す動きは止めないで、そのまま裕樹の胸へ再び刺激を与えてやると、裕樹は頭を振って鳴き続ける。しゃくり上げながら、甘い声で。
「いややぁ!せいや……!も、いかせてぇ……!出したいん……堪忍してぇ……っ……!」
「可愛ええなぁ、ほんま。裕樹、ちゃあんとイっとるやん?何が不満なん?なぁ?俺に、言うて?」
裕樹が、中の俺を何度もきつく締め上げる。俺も、もう限界が近い。早く、裕樹の中に出したい。この熱を、全て。
「ちゃうぅ……出させてぇ……も、俺あかんてぇっ……!せーえき、ぐるぐるしとるん、いややぁっ……!」
涙で濡れた顔が、俺を見据える。その瞳の、縋る色が俺の欲情を煽る。裕樹の中の俺が、より一層熱く硬く膨張する。裕樹はそれを感じたのか、何度も腰を捩って俺を誘う。
「せいやかて……もぉ、あかんのちゃうん……?なぁ、いっしょに、いこ……?」
酷く甘えた、媚びる声。快楽に溶けた、裕樹の顔。それが……。
「……ええで、裕樹。いっしょに、イこな……?」
俺は笑顔でそう言うと、裕樹の下肢に手を伸ばす。そして、裕樹の熱を塞き止めていたカテーテルを一気に抜き去った。
「!?ひ、やぁぁぁぁぁっ……!痛ぁっ、痛ぃぃ!いややぁぁぁっ……!」
痙攣する、裕樹の体。引き抜いた時の衝撃で、中の俺を何度も絞るように締め付ける裕樹のそこ。その刺激に、俺は裕樹の中に全てを吐き出した。苦痛に耐えかねて、ぼろぼろと大粒の涙を零す裕樹は、顔をくしゃりと歪めていて。先程の快楽に溶けた顔から一変して苦痛に満ちた裕樹の姿に、ぞくぞくする。あぁ、俺はこれがずっと見たかったんだ、と、その時理解する。こんな風に、痛みで泣く裕樹を見て、俺は今までに無いくらい昂ぶって。裕樹の体内に、欲を注ぎ込んで。それで、興奮していたのだ。
俺が裕樹の中に欲望の全てをぶちまけたと同時に、裕樹の中のカテーテルも全て抜けて。裕樹は、体内に溜め込んでいた精液を全て一気に吐き出した。その様は、まるで噴水のようだった。ぼろぼろと大粒の涙を零しながら、痛みと快楽を感じて泣く裕樹の姿が、とても綺麗だと思う。
「いややぁ……痛いんに……俺、俺ぇっ……!」
イき続ける自分の体に混乱したかのように見える裕樹は、本当に可愛らしい。あどけない表情に、裕樹に中に埋めた俺自身も、再び熱を帯びてしまう。裕樹の太ももが、何度も震える。内側の、筋肉の筋が作るラインが艶かしいと思う。
「痛い言うとるんに……裕樹、めっちゃ良さそうやん?……精液、ものごっつ量出とるで?これ、何回分あるんやろなぁ?」
「せいや……俺、ほんま、痛いん……やのに、痛いんに……気持ち、ええ……」
俺の言葉にようやく反応した裕樹は、泣きながら俺にそう訴えた。噴き上げられていた精液も、もう止まっていた。裕樹のその言葉に、俺は浮かぶ笑みを抑えられない。裕樹は、やっぱり俺の思った通りだったのだから。
「俺もな、痛い言うとる裕樹がな、めっちゃ好きやねん。……分かるやろ?裕樹の中で、またでかなっとるん……」
俺の吐き出した精液で濡れたままの中を突いてやると、甘い声が上がる。裕樹のそこは、まだ俺をしっかりと咥え込んでいる。
「せいや……せいや……っ……!」
裕樹は縋るように俺を呼んで、唯一自由になる脚を必死に俺の腰に回してくる。明らかに、行為を強請るその動き。
「なんや?まだ欲しいん?」
俺も裕樹が欲しいけれど、あえて焦らすようにそう言うと裕樹は熱っぽく潤んだ瞳を俺に向けて言った。
「俺な……おかしいねん……こない痛いんに、気持ちええ……せいやが、もっと欲しいて思ってまう……」
「そか……。裕樹は、痛いんが好きな変態なんやな?こんなにここ硬ぉして……俺の咥え込んで喜んどるんやもんなぁ……」
そんなふうに煽るように言ってやると、裕樹は小さく頭を振った。
「ちゃうん……痛いんは、嫌や……気持ちええんが、好きや……」
そう言うと、裕樹は俺のものをきゅうっと締め付ける。その快楽に溶けた表情と動きに、俺の方がもたなくなってしまう。
「裕樹、さっき痛いけど気持ちええって言うたやん?ほなら、痛いん好きってことやろ?」
言いながら、深く挿入したままのそれを中心にしてぐるり、と腰を回してやると、裕樹は背を反らした。
「はぁ……ん……せいや……そこ、ええよぉっ……」
甘く鳴いて、俺の腰にしがみついた脚を震わせる。快楽に溺れていると明らかに分かるそれ。そんな裕樹の胸元に唇を寄せて、きつめに歯を立ててやると裕樹の声がより大きくなった。
「んぁぁっ!ややぁっ……!」
震える、裕樹自身。そして、先端からとろり、と吐き出される欲望。どうやら裕樹は、またイってしまったらしい。それを見て、俺は笑う。
「やっぱり、裕樹痛いん好きやんなぁ?あない酷されてイくなんて……普通はあり得へんで?」
くっきりと残された、俺の歯型。薄っすらと血が滲むくらい強く噛んだのに、裕樹はそれを快楽だと感じてイってしまった。どう考えても、これは裕樹が痛みを悦ぶ体だとしか思えない反応で。俺は嬉しくて仕方ない。
「ちゃう……痛いんちゃう……ええねん、そこ……気持ち、ええ……」
「血ぃ、滲んどるのに?普通、これ痛いて思う強さやで?」
俺がそう言うと、裕樹は快楽に溶けたままの瞳で、俺を見た。そして……。
「せいやにされるから、気持ちええん……もっと、欲しい……」
そう、俺に言った。それは、完全に堕ちた顔で。裕樹が快楽に弱いことは知っていた。だが、俺が裕樹に与えたのは、快楽ではなく苦痛だった。なのに、その裕樹が俺にされるから、気持ちいいとそう言ったのだ。痛みを、気持ちいいと。そのことが、俺を悦ばせて。心が、満たされてゆく。腕の中の、裕樹が愛しい。愛しくて愛しくて……この手で、壊したくなる程に。
今は、まだ。この手の中の裕樹が泣く姿を見るだけで、満足だから。
「裕樹……ほんま、可愛ええで?俺だけの、裕ちゃん……」
俺は、そう言うと裕樹に口付けた。家族が帰ってくるまでの短い間だけれど、裕樹の望む続きをしてやろう。時間を掛けて、じっくりと。
さぁ、裕樹。俺と、お医者さんごっこをしよう?これからも、ずっと……。
END
「嫌や。外さへん。俺な、裕樹と久し振りにお医者さんごっこがしたいん。せやから、大人しゅうしとき?裕樹」
満面の笑みを浮かべてそう言ってやると、裕樹は困惑したような表情になる。俺が何を言っているのかがよく分からないようだった。……まぁ、それも当然と言えば当然だったのだが。
「お医者さんごっこ、て……。ガキやあるまいし。今更、何をするつもりなん?」
俺の言葉にホッとしたのか、裕樹は少々表情を柔らかくして溜め息混じりにそう言った。俺は顔から笑みを消さないようにしながら答える。
「裕樹にな、カテーテル入れたいん。きっと、めっちゃ可愛ええと思うで?」
「……誠弥……。お前、何言うて……」
俺のその言葉に、一拍遅れて裕樹は小さな声で言った。一度緩んだ表情は、途端に凍りついた。
「せやからな、カテーテル。裕樹かて知っとるやろ?尿道から入れるあれな。おとんの病院からほんまもん持って来た。これ使うたるから安全やで?」
そう言って鞄を叩いてみせると、裕樹は引き攣った表情のまま言った。
「あほなことは、止め。何見たんかは知らんけど、そないなこと……素人がやってええことやないやろ」
まぁ、予想はしていた。堅物の裕樹が俺の提案にすんなり頷くとは思えなかったから、こうして寝込みを襲って縛り上げたのだ。
「大丈夫やって。裕樹が暴れんかったら、ちぃとも危ないことあらへんから」
「……そんな訳あるかいな。それ、立派な医療行為やろが。縄解き、誠弥」
裕樹は俺のことをきつく睨み付けるが、自由を奪われたままの裕樹が出来ることなんて精々それくらいだ。そんな裕樹が可愛過ぎて、俺は自然と笑ってしまう。
「やから、嫌やて。動くとほんまに危ないから、絶対に動かんといてな?裕樹……」
俺はそう言うと、鞄からシェービングクリームと剃刀を取り出した。裕樹は、俺の手に光る刃物を見てその体を硬直させた。その様子が、酷く可愛らしい。見ているだけで、ぞくぞくする。
「ほら、まずはここ綺麗にせんとな……」
裕樹の下腹部の茂みに、シェービングクリームをたっぷりと塗りつける。裕樹の綺麗な肌を傷付けないよう、自分の髭を剃る時よりも多めの量を使ってやる。その冷たさにか、裕樹が体を小さく震わせた。当然だが、裕樹自身はまだ萎えたままだ。こんな状態の裕樹を見るのは久し振りで、妙に興奮してしまう。
「誠弥……一体、何するん……?」
普段は自信に満ち溢れ、意志の強さを見せる瞳は、今は戸惑いと恐怖に揺れていた。それが、堪らなく愛しい。見ているだけで、体が熱くなる。
「裕樹にカテーテル入れる準備。ちゃんとな、余計なもんなくさんと……感染症になってまうからな。ほら、ちゃんと脚開き?つるつるにしたるから……」
なるべく優しくそう言って、裕樹の緊張を解そうとするが……やはり、なかなか体の強張りは解けない。だが、下手に抵抗されて傷が付くよりはマシだった。
「……っ、う……っ……せいやっ……」
じょりじょり……と、丁寧に裕樹の茂みを刈り取っていく。素肌に当たる冷たい刃物の感触に、裕樹は怯えたような声を上げる。普段は絶対に見せない貴重な裕樹の表情に、妙に興奮してしまう。シェイバーではなく剃刀を選んで、本当に正解だったと思う。頬は羞恥のためか赤く染まっていて、かなり色っぽい。広げられた脚は、微かに震えていた。
「もーちょいやから……我慢し?ほら、だいぶつるつるになって来たで?」
萎えたままの裕樹自身を掴み、その近くに残る茂みを丁寧に刈ってゆく。あとは仕上げだけだ。小刻みに剃刀を動かし、裕樹のそこを生まれた時のままに戻してやると、そこに残る裕樹自身がやたらとエロティックに見えた。
「……裕樹、ほんま可愛ええなぁ……。めっちゃエロいわその格好……」
「あ、ほ……何言うてん……こんなん、俺嫌や……普通にするんなら、別にかまへんから……ほんま、手ぇ解いて。なぁ……誠弥……」
初めて見る、媚びるような裕樹の態度。上目遣いで俺を見る弱々しい姿が、俺の嗜虐心を煽る。もっと、裕樹を追い詰めたい。それこそ、ぐちゃぐちゃに泣くくらいに、酷く。
「あかん、て。俺な、ほんまもんの裕樹が見たいねん。澄ましとる裕樹やなくて。やから、今日は諦め?」
「……誠弥……」
俺のその答えに、裕樹の目が絶望の色に染まったのがわかった。もっと。もっと、そういう裕樹を見たい。
俺は、アルコールを浸したガーゼで、裕樹のなだらかな下肢を丁寧に拭う。その刺激に、裕樹の体が何度も小刻みに揺れる。蜜蝋色の肌の上に残っていた白いシェービングクリームを全て拭うと、仄かに色付いた裕樹自身が露になった。怯えて縮こまったそれが、とても可愛らしいと思う。
「ほんまに、可愛ええで?裕樹……」
そこをじっと見つめながらそう言うと、裕樹は頬を赤くする。普段、こんな裕樹は見られない。とても貴重だと思う。
「そないに、見るもんちゃうやろ……」
小さな声でそう言うと、裕樹は俺から視線を逸らす。その声音は、妙に艶やかで。俺には、裕樹がこれを望んでいるように思えて仕方ない。……もし、そうだとしたら。これから俺が裕樹にすることは、きっと二人にとって忘れられないことになる筈だ。
俺は手早くアルコールで自分の手を消毒すると、鞄の中から真空パックに入ったカテーテルと、専用のジェル、消毒薬を取り出す。簡易な消毒はアルコールで問題無いが、やはり本格的にするにはきちんとした物を使いたい。プロがやったとしてもリスクはあるのだから、それを最小限に減らすのは当然の努力だった。
「大人しゅうしとってな?動くとほんま危ないからなぁ……」
自分の手を先に消毒液で清める。それから、一度アルコールで消毒した裕樹のそこを、更に消毒薬を使って清めていく。使い捨ての滅菌ガーゼを大量に使用して、滑らかになった裕樹の下肢を拭く。それから、縮こまった裕樹自身を引っ張って全身を拭く。そして、一番重要な先端を。そこは、特に念入りに拭いてやる。
「……っ、んっ……」
わざと先端の窪みを刺激するようにしてやると、裕樹は小さく甘い声で鳴いた。流石に、それだけでは自身は反応はしなかったけれど。
「裕樹、感じとるん?ほんまに可愛ええなぁ……」
煽るようにそう言って、先端を指で弾いてやると、裕樹の体が小さく跳ねた。
「ちゃうわ……感じてなんか、あらへんし……」
縛られたままなのに、裕樹はあくまで強気な発言をする。そんな、虚勢を張る裕樹も愛しくて。思わず笑みが零れる。裕樹は本当に、俺を煽るのが上手い。無意識だとは思うけれど、随分と才能があるとは思う。そんなところも、いい。これからが、本当に楽しみだ。
「ほな、入れるで?ほんまは麻酔使うんやけど……それやと、裕樹の可愛ええ声聞けんから、今回は無しな?」
にこやかに笑ったままそう言うと、裕樹の目が大きく見開かれた。その瞳には、今までに無かった怯えの色が混じる。ぞくぞくする。その、瞳に。
「あぁ……ほんま、裕ちゃん可愛ええなぁ……。めっちゃぞくぞくするわ。な、ええ声で鳴いてくれるやろ?」
「や……嫌や、誠弥……!冗談やろ?なぁ……!」
俺の手が、裕樹自身に触れた途端、裕樹は悲鳴のような声を上げた。怯えたその瞳が可愛くて、見ているだけで下肢に熱が溜まってゆく。どうしようもなく、欲情していた。目の前の裕樹に。
「安心してや?ちゃあんとな、潤滑ゼリーは使うたるから。使うんも、いっちゃん細い12Frやし。最小限の痛みやから……ええ声で鳴いてくれるやろ?裕樹……」
真空パックの中に入っていたカテーテルを取り出し、カテーテル用の無菌ゼリーをたっぷりと塗ってやる。品質劣化を防ぐ為の遮光アルミ製のパックには、一回分五グラムのゼリーが入っている。見た目は弁当などに付属しているソースと同じタイプだ。切込みから簡単に開けられて、とても便利だと思う。
念のため多めに持ってきていたので、二回分を使ってやる。これで、多少は引っ掛かりを無くすことが出来るが……多分痛みは大して和らがない。
「ここにもな、ちゃあんと塗ったるわ。すんなりと入るようにな……」
「!っ、ぁっ……や、せいやっ……!」
ぬるりとした冷たいゼリーを、裕樹の敏感なそこに丹念に塗りつけてゆく。今から犯す小さな穴には、特に多めに。すると、裕樹は甘い声で鳴いた。こんな時ですら、快楽を感じてしまうらしい。
「なんや……裕樹も期待しとるんか?俺にこれからされるん……」
小さく笑いながらそう言うと、裕樹の頬は赤く染まった。
「ちゃう……俺は、そんな……」
その、弱々しい否定の声。その声に隠された甘い響きが、何よりも雄弁に俺の言葉を肯定していたが、俺はその事は指摘しないでおく。それは、これからのお楽しみだから。
「ほな、行くで?力抜いとってな、裕樹……」
「……せ、せいや……」
俺のその言葉に、裕樹は俺を怯えたように見ていた。ああ、もっとその目で俺を見てくれたらいい。いつもの綺麗な瞳も好きだけれど、こういった瞳は、俺だけしか見ることが出来ないものだから。
俺は裕樹のモノの先端部分を下から包み込むようにして掴むと、強めに引っ張る。そうすると、裕樹の竿の部分が真っ直ぐになる。尿道をまず真っ直ぐにしないと、上手く奥まで入らない。根元から軽く扱いて、裕樹の尿道のねじれを直すようにしてやると、入り口にカテーテルを当てる。恐怖に強張った裕樹の体を押さえつけ、俺はゆっくりとカテーテルを裕樹のそこに挿入した。
「!っ、あ、ああああああああああああ!」
途端に、裕樹の口から悲鳴が上がった。普段の裕樹からは考えられないような、大きな声。その目からは、涙が溢れている。純粋な痛みに泣くその姿が、あまりにも可愛くて。俺自身は痛いくらいに張り詰めてしまっていた。
「裕樹……可愛ええ。……もっと、鳴いてええで?だぁれも居らんしなぁ……。せやけど、動くとほんまに危ないから、大人しゅうしたってや?」
跳ねる腰を押さえ込んで、ゼリーで濡れたカテーテルを一定の速度で挿入してゆく。目安は、大体三十センチ。裕樹のものの倍くらいの長さだ。
「やぁ……誠弥……嫌やぁっ……痛い、痛いから……もぅ……っ……堪忍、してぇっ……」
裕樹は、まるで幼子のように泣きじゃくって俺に許しを請う。その瞳は溢れる涙で濡れてきらきらと光っている。頬まで濡らすほど本気で泣きじゃくる裕樹は、久し振りに見る。今すぐ押さえつけて、無理矢理犯してしまいたくなる。痛みに泣く裕樹が見たくて仕方ない。裕樹を見ているだけで、下肢の熱が上がってゆく。
「そら、麻酔してへんからなぁ……。痛いんは当たり前や。奥まで入れたるから、もーちょい我慢し?裕樹……」
そう言って、手を止めずにゆっくりとカテーテルを奥へと入れてゆく。その度に、裕樹の体が小刻みに震え、苦しげな声が漏れる。そんな様子にすら、煽られて。思わず、息を飲んでいた。
「やぁっ……せいやっ……も、入れんといて……ほんま、痛い、から……っ……」
ぷるぷると震える、引き締まった太もも。痛みのせいか、じんわりと滲んだ汗。それらの全てが、いやらしく俺を誘う。手元のカテーテルの残りの長さから推測するに、そろそろ先端は目的の場所に到達しそうで。カテーテルを挿入している手に、僅かな手応えがある。括約筋を通過したなら、あと少しだ。
「ん、ぁっ……?や、いややぁっ……!そこ、やめぇっ……」
裕樹の声が、甘くなる。おそらく、カテーテルが前立腺を刺激しているのだろう。既に俺に何度も抱かれて前立腺での快楽を知っている体は、尿道内の異物にすら感じ始めていた。戸惑うような声が、可愛いと思う。もっと、鳴いて欲しい。
「なんや……裕樹、感じとるやん?カテーテル、気持ちええん?前立腺、擦れるもんなぁ?」
からかうようにそう言ってやると、裕樹は小さく頭を振ってそれを否定する。
「ちゃう……痛いん……ええ訳ない、こんなん……っ……ん、ぁっ……!」
反応する場所でカテーテルを止め、小刻みに前後させてやると、裕樹は甘い声で鳴く。反り返った体は、明らかに感じているときの反応で。俺は、小さく笑う。
「嘘つきやなぁ、裕樹。感じてないんなら、何でここ勃ち始めとるん?なぁ?」
そう言って、カテーテルを挿入する為に支えていた裕樹のそれを一瞬きつく握ってやると、裕樹は小さく呻く。勃起すると、尿道が圧迫されて痛みは増してしまうのだが……俺の知ったことではない。感じてしまっている裕樹が悪いのだから。それに、ここまで来たらあと数センチで挿入も終わる。
「!?や、あかん……せいや、ほんま……あかんから、もうっ……!」
裕樹も、やっと気付いたらしい。本来の、カテーテルの目的。それは……。
「いややぁっ……!」
ふるり、と裕樹の体が震えた。俺は、手元のカテーテルの端を、準備しておいた空のペットボトルに入れる。それとほぼ同時に、温かい体液がカテーテルから溢れ出した。
ちょろちょろ……と液体が流れる音がする。裕樹の膀胱に溜まっていた、それ。それが、一気に流れて来る。その音を聞いて、裕樹は泣きながら俺に懇願した。
「いややぁっ……せいや、見んといて……音、聞かんといてぇっ……!」
自分の意思とは無関係に強制的に排泄をさせられる屈辱に、裕樹は顔を真っ赤にして泣きじゃくる。いつもの大人びた、色気の溢れる裕樹とは違って幼く見えるその様子に、俺の胸はときめいてしまう。
「可愛ええなぁ……裕樹。恥ずかしがるとこも、最高に可愛ええ……もっと、鳴いて?」
裕樹の、涙に濡れた頬に口付ける。温かく濡れた頬は、仄かにしょっぱい。裕樹の、涙の味。
「せいや……もぅ……堪忍、して……なぁ……?」
膀胱が空になったのか、もう水音はしなかった。手元のペットボトルの重みが増していた。一本には満たない量だが、思ったよりは多い。裕樹の体温が残る、仄温かいそれ。
「全部出たんやな。これでもうお漏らしする心配はあらへんなぁ、裕樹?」
ペットボトルを持ち上げて裕樹にその中身を見せ付けるように振ってやると、裕樹は恥ずかしそうにすぐにそれから目を逸らした。
「ほんま……もぅ……堪忍してぇな、せいや……っ……」
俺の腕の中で、小さく震える裕樹が可愛い。恥ずかしがる姿が、俺の中の何かを強く煽る。
「せやなぁ……ほんなら、ちぃと気持ちええことしたろか?」
まだカテーテルを抜いていない裕樹自身に触れると、裕樹は緊張に体を強張らせる。
「せいや……抜いて、これ……!」
涙声でそう言う裕樹に、欲情する。先程から我慢していたが、俺もかなりキていて。裕樹の中を味わいたくて仕方が無かった。
「裕樹がイったら、これ抜いたるわ。頑張って出し?」
掌に残っていたゼリーを塗り裕樹自身をゆっくりと扱いてやると、一度萎えてしまったそこが僅かに芯を持つ。先程まで感じていたせいか、いつもよりも反応するのが早い。
「そ、そんなん無理や……こんなもん入れたまま……いける訳……っ……!」
裕樹はそんな事を言っていたが、俺の手が上下する度に甘い吐息を漏らす。余程、そこの痛みから逃れたかったらしい。徐々に角度を為してゆく、裕樹のそこ。
「あんなぁ、尿自体はほぼ無菌なん。せやから、感染源は外の菌なんやで。体の中の体液なら、いっくら出しても平気やから、安心して出し、裕樹」
「あほぉっ……無理やて……痛い、て……!なぁ……っ……ほんま、抜いてくれへんの?」
甘えるようにそう言う裕樹は、妙に弱々しくて。俺の中の嗜虐心を激しく煽る。
「言うたやん。裕樹がイかな抜かん、て。大丈夫やて。俺がきちんと扱いたるから……気持ちええの素直に感じとったらすぐやろ?」
そう言って緩やかに扱いてやると、裕樹の体が再び反り返った。綺麗な体のラインに、うっとりとしてしまう。露になった喉に誘われるように、俺はそこに吸い付いた。
「んっ……」
小さく震える裕樹が可愛らしい。縛られて身動きが取れないのも、そそると思う。そのままパジャマの前を開けて、既に立ち上がっている小さな突起に舌を這わす。舌を跳ね返す固さのそれを何度も舌先で味わうようにゆっくりと愛してやると、裕樹の体がぴくぴくと反応した。
「ん、ぁっ……せいやっ……」
甘い声。いつも俺に抱かれる時に出す、感じている時のそれ。裕樹は、胸が弱い。最初は触られるのを嫌がっていたのを、俺がしつこく責めていたせいだ。段々感じるようになってきたらしく、今ではこんなに可愛い声で鳴いてくれている。
「裕樹、胸しゃぶられんの好きやんなぁ?扱かれるんより好きなんちゃう?」
軽くそこに歯を立ててやると、裕樹の腰が跳ねた。
「あぁっ……!ちゃう……噛まんといて、せいや……」
歯を立てた瞬間、裕樹のものがより硬くなった。裕樹は素直じゃないけれど、裕樹の体はとても正直だ。
「嘘つくな、て。扱かれとった時より、めっちゃ硬なっとるやん?裕樹は胸苛められるん好きなんやろ?なぁ……」
「あ、やぁ…」
噛んだ胸を優しく嘗めてやると、裕樹は甘く鳴いた。震える体は、明らかに快楽を感じていると分かるのに。裕樹は本当に素直じゃないと思う。そんなところも可愛いけれど。
「噛まれるんより、こうやって嘗められるんがええん?ちゃんと言わな、もう触ってやらんで?」
そう言って体を離すと、裕樹は潤んだ瞳で俺を見た。中途半端に煽られて硬くなったそれは、縛られた裕樹には触ることが出来ない。
「せいや……」
強請るような視線と声。火照った体を何度も捩り、自力で熱を発散しようとしているのだろうが……どう考えてもそれは無理で。俺はそんな裕樹の可愛らしい姿に笑みを浮かべてしまう。
「なん?言わなわからん、て言うたやんか。はっきり言い?」
裕樹の目を見てそう言うと、裕樹は恥ずかしげに口を開いた。
「りょ……両方、気持ちええ……。せいやに、胸触られるん、めっちゃ気持ちええから……もっと、して欲しいねん……」
いつになく素直な裕樹に、体が熱くなる。あの裕樹が、俺に強請るなんて。今までの裕樹からは想像も出来ない。
「今日はめっちゃ素直やな、裕樹。ほんまに可愛ええなぁ……。ええで。たっぷり可愛がったるわ」
俺は再び裕樹に近付くと、裕樹の望みを叶えてやる。先程の刺激で立ち上がったままのそこを舌で触れてやると、裕樹は体を小さく震わせた。もう一方は指の腹で押し潰して、ちょっときつめに刺激してやる。
「あぁ……せいや……気持ち、ええ……っ、ぁ……」
鼻にかかった、甘い声。普段よりも色気のあるそれに、聞いている俺まで煽られる。俺の右手の中の裕樹自身も、先程より角度を増している。
「ひょっとしたら、裕樹胸だけでイけるんちゃう?試してみよか?」
「ん……かまへん、から……なぁ、もっと……せいや……」
与えられる刺激に、いつもより判断力が鈍っているのか、裕樹は素直に頷いて俺に行為を強請った。
「裕樹……ほんま、胸好きなんやなぁ……。可愛ええで?ほな、イき?」
わざと音を立てるようにしてきつく吸い上げてやると、裕樹の腰が震えた。上がる、甘い声。
「あ、あぁっ…!せいや、せいやっ…!」
跳ねる、しなやかな裕樹の体。だが、裕樹が望む結末は訪れない。
「いややぁ……はよ、いかせてぇっ……!胸……気持ちええんにぃ……!」
裕樹は、確かに胸で感じている。それは間違いないが、まだそれだけでは達することが出来ないらしく、もどかしげに体を捩っていた。苦しげにそう鳴く姿が、とても色っぽいと思う。
「裕樹可愛ええなぁ。後でちゃあんと胸でイけるようにしたるから……今日は、俺と一緒にイこな?」
そう優しく声を掛けて裕樹の腰を抱え上げると、裕樹の瞳が期待の色に染まったのがわかった。裕樹も、俺を欲しがっていた。それがとても嬉しい。もっと、鳴かせてやりたいと思ってしまう。ひくつくそこをゼリーで濡れた指先で辿ると、裕樹のそこは早速俺の指を飲み込もうとする。
「せいや……はよ、入れて……もぉ、待てへん……」
甘く淫らな声は、男を誘う色香を纏っていて。俺の下肢を直撃する。さっきからズボンの下で硬く張り詰めたままのそこは、その声だけで暴発しそうになる。
「なんや裕樹。そないなこと言うて……。そんなに俺に入れて欲しいん?」
笑いながら、裕樹のそこにゼリーで滑った指を突き入れると、裕樹の体が跳ねた。きつく締め付けてくる、裕樹のそこ。
「あぁ……せいや……指、気持ちええ……」
俺の指を飲み込んで、裕樹はうっとりとした表情でそう言う。裕樹の中で、何かが変わったのか、快楽を俺に伝えることに抵抗がなくなってきたようだった。
「裕樹、ここされるん好きやもんなぁ……。一本でええん?なぁ?」
言いながら、裕樹の中をかき回すと、裕樹は甘い声で鳴く。その体は、既に限界が近いのか何度も俺の指を締め付けた。
「いややぁ……足りひん……もっと、せいやの入れて欲しぃ……なぁ、焦らさんといて……?」
大きく開かれた脚の間で揺れる、裕樹自身。先端から伸びる、シリコン製の細いカテーテルのせいで達することは出来ていないが、その角度からかなり快楽を感じていることが分かる。
「ほな、これでええか?広げて欲しかったん?裕樹の中、見たろか?」
裕樹の中に入れた指を一気に三本に増やし、そのまま追加で入れた指を使って裕樹の入り口を広げてやると、裕樹は慌てたような声を上げた。急に暴れ出すのを、俺は必死に押さえ込む。
「せいや……!嫌や、見んといてぇ……!俺の中、見んといてぇっ……!」
「裕樹のここ、えらい柔らこぉなっとるなぁ……。こない広がって、中丸見えやん?綺麗な色しとるなぁ。淡いピンク色や。濡れててめっちゃエロいなぁ……」
俺の指で大きく開かれた裕樹のそこ。見えるのは、内側の健康的な粘膜の色。それを裕樹に知らせるように告げてやると、裕樹は悲鳴のような声を上げた。
「嫌やぁ!そんなん言わんといて……!俺の中、見んといてぇ……っ……!」
真っ赤に染まった頬。体まで羞恥の色に染めた裕樹は、とてつもなく色っぽくて。泣き顔すら、愛しいと思う。裕樹だって、これを望んでいる筈だ。だって、嫌だとその口で言いながらも、裕樹のモノは萎えていないのだから。
「裕樹。嘘はあかんで?裕樹ほんまは俺に見られて感じとるんやろ?」
広げたままのそこに顔を近付けて、ふっ、と息を吹きかけてやると裕樹の声と反応がより強くなる。物欲しげにひくひくと震える裕樹のそこ。ものすごく、エロい眺めだと思う。
「ほんまに、嫌やてぇ……なぁ、も、見んといて……そんなんより、入れて欲しいねん……なぁ……」
羞恥の色の濃い声が、そう俺を誘う。見られることは恥ずかしがるのに、行為を強請るというアンバランスさが堪らなくいやらしい。
俺は、裕樹の誘いに乗ることにした。先程からの裕樹の痴態に、俺自身も限界に近かったからだ。広げたままのそこに張り詰めた自身を宛がってやると、裕樹の体がわなないた。
「ぁ、せいやっ……はよ、入れ……!?んぁぁっ……!」
強請る裕樹に、一気に押し入る。途端に、甘く鳴く裕樹。入れただけなのに、両目から涙が溢れていた。強過ぎる快楽に、裕樹の体が小刻みに震えていた。熱を持ったままの裕樹自身も。
「せいやっ……気持ちええっ……気持ち、ええよぉっ……!」
抱えた裕樹の腰が、妖しくくねる。しゃくり上げながらも、裕樹は咥え込んだ俺自身を離そうとはしない。今までに何度も裕樹を抱いたけれど、こんな風になった裕樹を見るのは初めてだった。先程、カテーテルで中途半端に煽られたせいか、いつもよりも反応が大きい。快楽に素直で、こんな裕樹も可愛らしいと思う。淫らで可愛い、俺だけの、裕樹。この姿を見るだけで、イってしまいそうだ。
「ゆう、きっ……可愛ええ……そんなに、ええん?俺の……」
奥をより深く抉るようにしてやると、裕樹は甘く高い声で鳴く。口の傍から、飲みきれなかった温かな唾液がつ、と流れた。それを、舌で味わって。俺は裕樹を犯し続ける。柔らかくきつく俺を締め付ける裕樹の中が、酷く気持ち良くて。
「あ、うっ……ええ……せいやの、ええ……もっと欲しぃ……!」
両手首を赤いロープに戒められたままの裕樹は、自分ではイくことは出来ない。必死で腰を使うが、それでも十分では無くて。俺の望むように鳴いて、俺を煽る。
「ほんま……裕樹は、素直やんなぁ?俺ん、めっちゃ奥までずっぽりと咥え込んで離さへんもんなぁ……」
裕樹が鳴く声に合わせて何度も突いてやると、裕樹の目の焦点が次第に合わなくなってくるのが分かる。絶え間なく上がる声は、どこまでも甘くて。快楽に溺れたその姿が、愛しい。
「あ、ぁぁっ……あ、ぁ、あぁ……ぁ、あ……っ……!」
「俺の声……もぉ、聞こえへんみたいやなぁ……。ま、ええけどな。こっちはこっちで……好きにさせて貰うしなぁ、裕樹?」
さて。可愛い裕樹の泣き顔を堪能しながら、ショーの仕上げをしようか?
俺は裕樹の奥を小刻みに突きながら、先程散々嬲った胸元に手を伸ばす。胸だけの刺激であんなに鳴いていたのだ。同時に刺激をしたら、おそらくは……。
片手で裕樹の腰を支えたまま、空いている手で裕樹の右の突起を摘まむ。それと同時に、左胸の突起を唇で挟み込んで、きつく吸い上げた。
「ひ、あっ、あぁぁ……っ……!」
俺の腕の中で、裕樹は何度も体を震わせた。イくときのように。だが、裕樹のそこからは何も出ない。カテーテルに、その出口を塞がれているから。どんなに裕樹が望んでも、それは全て体内に留まってしまう。例え、何回出そうとも。
「裕樹……可愛ええ……その声、もっと聞かせてくれへん?なぁ……」
裕樹の中をかき回す動きは止めないで、そのまま裕樹の胸へ再び刺激を与えてやると、裕樹は頭を振って鳴き続ける。しゃくり上げながら、甘い声で。
「いややぁ!せいや……!も、いかせてぇ……!出したいん……堪忍してぇ……っ……!」
「可愛ええなぁ、ほんま。裕樹、ちゃあんとイっとるやん?何が不満なん?なぁ?俺に、言うて?」
裕樹が、中の俺を何度もきつく締め上げる。俺も、もう限界が近い。早く、裕樹の中に出したい。この熱を、全て。
「ちゃうぅ……出させてぇ……も、俺あかんてぇっ……!せーえき、ぐるぐるしとるん、いややぁっ……!」
涙で濡れた顔が、俺を見据える。その瞳の、縋る色が俺の欲情を煽る。裕樹の中の俺が、より一層熱く硬く膨張する。裕樹はそれを感じたのか、何度も腰を捩って俺を誘う。
「せいやかて……もぉ、あかんのちゃうん……?なぁ、いっしょに、いこ……?」
酷く甘えた、媚びる声。快楽に溶けた、裕樹の顔。それが……。
「……ええで、裕樹。いっしょに、イこな……?」
俺は笑顔でそう言うと、裕樹の下肢に手を伸ばす。そして、裕樹の熱を塞き止めていたカテーテルを一気に抜き去った。
「!?ひ、やぁぁぁぁぁっ……!痛ぁっ、痛ぃぃ!いややぁぁぁっ……!」
痙攣する、裕樹の体。引き抜いた時の衝撃で、中の俺を何度も絞るように締め付ける裕樹のそこ。その刺激に、俺は裕樹の中に全てを吐き出した。苦痛に耐えかねて、ぼろぼろと大粒の涙を零す裕樹は、顔をくしゃりと歪めていて。先程の快楽に溶けた顔から一変して苦痛に満ちた裕樹の姿に、ぞくぞくする。あぁ、俺はこれがずっと見たかったんだ、と、その時理解する。こんな風に、痛みで泣く裕樹を見て、俺は今までに無いくらい昂ぶって。裕樹の体内に、欲を注ぎ込んで。それで、興奮していたのだ。
俺が裕樹の中に欲望の全てをぶちまけたと同時に、裕樹の中のカテーテルも全て抜けて。裕樹は、体内に溜め込んでいた精液を全て一気に吐き出した。その様は、まるで噴水のようだった。ぼろぼろと大粒の涙を零しながら、痛みと快楽を感じて泣く裕樹の姿が、とても綺麗だと思う。
「いややぁ……痛いんに……俺、俺ぇっ……!」
イき続ける自分の体に混乱したかのように見える裕樹は、本当に可愛らしい。あどけない表情に、裕樹に中に埋めた俺自身も、再び熱を帯びてしまう。裕樹の太ももが、何度も震える。内側の、筋肉の筋が作るラインが艶かしいと思う。
「痛い言うとるんに……裕樹、めっちゃ良さそうやん?……精液、ものごっつ量出とるで?これ、何回分あるんやろなぁ?」
「せいや……俺、ほんま、痛いん……やのに、痛いんに……気持ち、ええ……」
俺の言葉にようやく反応した裕樹は、泣きながら俺にそう訴えた。噴き上げられていた精液も、もう止まっていた。裕樹のその言葉に、俺は浮かぶ笑みを抑えられない。裕樹は、やっぱり俺の思った通りだったのだから。
「俺もな、痛い言うとる裕樹がな、めっちゃ好きやねん。……分かるやろ?裕樹の中で、またでかなっとるん……」
俺の吐き出した精液で濡れたままの中を突いてやると、甘い声が上がる。裕樹のそこは、まだ俺をしっかりと咥え込んでいる。
「せいや……せいや……っ……!」
裕樹は縋るように俺を呼んで、唯一自由になる脚を必死に俺の腰に回してくる。明らかに、行為を強請るその動き。
「なんや?まだ欲しいん?」
俺も裕樹が欲しいけれど、あえて焦らすようにそう言うと裕樹は熱っぽく潤んだ瞳を俺に向けて言った。
「俺な……おかしいねん……こない痛いんに、気持ちええ……せいやが、もっと欲しいて思ってまう……」
「そか……。裕樹は、痛いんが好きな変態なんやな?こんなにここ硬ぉして……俺の咥え込んで喜んどるんやもんなぁ……」
そんなふうに煽るように言ってやると、裕樹は小さく頭を振った。
「ちゃうん……痛いんは、嫌や……気持ちええんが、好きや……」
そう言うと、裕樹は俺のものをきゅうっと締め付ける。その快楽に溶けた表情と動きに、俺の方がもたなくなってしまう。
「裕樹、さっき痛いけど気持ちええって言うたやん?ほなら、痛いん好きってことやろ?」
言いながら、深く挿入したままのそれを中心にしてぐるり、と腰を回してやると、裕樹は背を反らした。
「はぁ……ん……せいや……そこ、ええよぉっ……」
甘く鳴いて、俺の腰にしがみついた脚を震わせる。快楽に溺れていると明らかに分かるそれ。そんな裕樹の胸元に唇を寄せて、きつめに歯を立ててやると裕樹の声がより大きくなった。
「んぁぁっ!ややぁっ……!」
震える、裕樹自身。そして、先端からとろり、と吐き出される欲望。どうやら裕樹は、またイってしまったらしい。それを見て、俺は笑う。
「やっぱり、裕樹痛いん好きやんなぁ?あない酷されてイくなんて……普通はあり得へんで?」
くっきりと残された、俺の歯型。薄っすらと血が滲むくらい強く噛んだのに、裕樹はそれを快楽だと感じてイってしまった。どう考えても、これは裕樹が痛みを悦ぶ体だとしか思えない反応で。俺は嬉しくて仕方ない。
「ちゃう……痛いんちゃう……ええねん、そこ……気持ち、ええ……」
「血ぃ、滲んどるのに?普通、これ痛いて思う強さやで?」
俺がそう言うと、裕樹は快楽に溶けたままの瞳で、俺を見た。そして……。
「せいやにされるから、気持ちええん……もっと、欲しい……」
そう、俺に言った。それは、完全に堕ちた顔で。裕樹が快楽に弱いことは知っていた。だが、俺が裕樹に与えたのは、快楽ではなく苦痛だった。なのに、その裕樹が俺にされるから、気持ちいいとそう言ったのだ。痛みを、気持ちいいと。そのことが、俺を悦ばせて。心が、満たされてゆく。腕の中の、裕樹が愛しい。愛しくて愛しくて……この手で、壊したくなる程に。
今は、まだ。この手の中の裕樹が泣く姿を見るだけで、満足だから。
「裕樹……ほんま、可愛ええで?俺だけの、裕ちゃん……」
俺は、そう言うと裕樹に口付けた。家族が帰ってくるまでの短い間だけれど、裕樹の望む続きをしてやろう。時間を掛けて、じっくりと。
さぁ、裕樹。俺と、お医者さんごっこをしよう?これからも、ずっと……。
END
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