【色々改稿中】今日も元気に生きてます!異世界で。〜愛し仔のスローライフ〜【R18】

水無月琉架

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第78話 えっ?元はソレなんですね?!

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私たちが住んでいる魔の森、改め銀狼の森は低級か美味しい魔物が住み着いている。

美味しい奴はアレクが手に入れてきてくれる。クリスさんのところはダンさんがその役目を担っている。

獣人の雄はどれだけ良いモノを(食料含め色々。)伴侶たる番に送れるかが大事な事らしく。同じ種族同士なら問題は生じないのだろうけど、人族と番う場合はそうも言えない。

幸いにもアレクもダンさんも人間社会の中でそれなりに生活を送っていたらしいので私自身はそんなに困る事態には陥ってはいない…ハズだ。

いろいろな意味で過保護な生活を送っているのだけど。

そんな至れり尽くせりな生活を送る中、そういえば精霊の加護を受けている=魔法が使える、のだけど今までそんなに必要に駆られた事が無く使う必然性を感じなかったのだけど。

とある可能性に気がついちゃったんだよね。

んで、最近は精霊ズにお願いして指導してもらっている、と言っても何か大きな魔法を、と言う事では無く。

今日も地味ーに練習をする訳です。

「ほらほら、もっと集中して…もっとゆっくり。」

「そんなに急ぐと破裂しちゃうよ~」

「シナシナになるよ~」

「焦げてもダメなんだよ~」

「イメージ大事、集中~!」

子供の姿の精霊ズが私を取り囲んでああでもない、こうでもない、と指示を飛ばしてくるのだ。

「アリヤが魔法で作りたいって言うフリーズなんとかってどうやって作れるの?」

「えーっと、凍らせたまま乾燥させる、かな?」

自信はないけどそんな感じだったハズ。

「ふーん…まぁ、アリヤは私たち全員の加護を受けているからね。ちょっとした切っ掛けで出来そうだけどね。」

精霊ズは口々にアリヤなら出来るよ、と言うけれど。後日精霊ズの言葉通りになり、ついでにある物を偶然作り出してしまった。

私が作りたかったのはフリーズドライの果物。あちらの世界ではごく普通に存在していて、イチゴにチョコをコーティングしたのとか好きだった。それでなくてもサクサクした食感が忘れられない。

そんな完全に自己満足のために地道に色々と試していた。

精霊ズに見守られながらザルに広げたイチゴを凍らせ、そして水分が蒸発していく様子をイメージする。凍らせた水分が溶ける事なく固体から一気に気化させて水分を抜いてゆく。

どうやら私の場合特に呪文や魔法陣みたいな媒体は必要なく、起こしたい現象を正確にイメージできれば魔法が使える様でソレはソレで便利なのだけれど、イメージが上手くいかなければ全く効力を発揮しない。

そんな感じだけど食が絡むとイメージしやすい様で、今回も思った以上に色鮮やかなフリーズドライのイチゴとザルの縁に薄っぺらいシート状の何か、が張り付いていた。

イチゴは大成功。一つ口に放り込めば食感はサクサクホロリ、甘酸っぱさが口の中に広がる。そのまま食べても良いし、砕いて他の物に使うのも良さそう。パンケーキの生地に混ぜ込んだら美味しそうだ。リクエストしておこう。誰に?って決まっている。いや、彼ならリクエストしなくても作りそうだ。

そして気になる、ザルの縁についていた、ビニールみたいなヤツ。手に取りじっくり見る。なんだろう、こう、覚えがある様な?

やや暫く考えて思い出す。

「棒寒天というか板ゼラチン?」

「棒寒天?板ゼラチンってなに~?ちなみにアリヤが今持っているそれ、干からびたスライムだよ~?」

うっ。なんだか要らない情報も聞こえたよ?でも棒寒天というか、板ゼラチンに良く似た感じなんだよな。まぁ、鑑定してみようか!

「鑑定!」

・フリーズドライスライム
・加工用食品(溶かして使う)
・生不可、加熱して下さい

…フリーズドライだけど加工用食品?そして加熱して下さいだって。とりあえず食べれるらしい。

手触りは棒寒天の様な、板ゼラチンの様な。加工用、ってなっているから棒寒天や板ゼラチンを使う時と同じくまずは水戻ししてみようか。まさか生き返ったりしないよね?

実験中のイチゴに寄ってきたのが運の尽きだった干からびた、もといフリーズドライスライムを水戻しするべくキッチンに作業場をうつす事にした。

そして何気に優秀な食材を発掘する事になる。

異世界バンザイ?

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