ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第1章 出会い

1.新任式

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高校2年生の春……

華のセブンティーンになるこの年、俺は楽しい生活を送れるのか??とバカげた事を考えながら、自転車を漕いでいた。

学校に着いた。まだクラスは分かっていないので、1年の時の教室に入ることになっている。

「おう!!かずっちおはよぉー」

「あ、蒼希、おは」

「なんだよ~シケてやがるな~」

「うるせぇ!朝からハイテンションなお前についていけねぇだけだよ!」

「いつもこんな感じやから慣れろや~!」

「それもそうだな(笑)」

「それはそれで失礼だけどな~」

「悪かったって、そういやもうクラス発表の紙貼り出されてるん?」

「おん!もう貼り出されてたで~」

「マジか、見に行かな!ちょっと見てくるわ~」

「かずっちは、D組やったぞ!そして俺と同じクラスや~!」

「なんで言うねん!」

俺は蒼希の頭を叩いた。

「いてー!いいだろ、俺と同じクラスなんやからさ~」

「まぁそれもそうだな……」

話しながら1年の時の教室で座っていた。

「あ、そう言えば俺の紹介がまだでしたね、那須 一真(なす かずま)と言います。」

「かずっち誰に向かって言ってるんだよ!」

「このうるさいやつは、矢田 蒼希(やた そうき)」

「うるさいは余計だし、誰に言ってるんだって聞いてるんや~」

「まぁどうでもいいやんか、それよりお前担任気になんねぇのかよ??」

「もちろん気になってるさ、新しい先生で若くて可愛くてスタイル良くて……」

バシッ、

「いろいろ求めすぎなんだよ!まずお前彼女いるだろうよ!」

「痛てぇって今日だけで2回目!!まぁ確かにかずっちと違って彼女いますもんね~」

「うるせぇ、彼女なんか今いらんから作ってないだけだよ。」

「出たー強がり~彼女は作るんじゃなくて、出来る時に出来るんだよ~」

「あ~マジでお前ムカつくわ(笑)」

ジー

『全校生徒に連絡します、これより新任式を行うので体育館に集合しなさい。もう一度連絡します……』

「やっとだな~もう疲れたって~」

「お前が永遠と喋ってるから疲れるんだろうが!」

「それもそうでした~移動しようぜ~」



~体育館~


「はい、旧クラスの順番で並びなさい」

「これより新任式を行います。今年着任された先生方に入場して頂きます。拍手でお迎えしましょう。」

新しい先生、10名ほどが舞台に置かれている椅子に腰をかけた。

「あの先生可愛くね?左から4番目」

「可愛いんかな?俺、目悪いから分からねぇ……」

「あれはやばいぞ……!!楽しみすぎる笑笑」

「蒼希変なこと考えんなよ……」

「大丈夫だって~先生に手を出すほど女の子に飢えてませーん。」

「いちいち癪に障るわ……」

こんな無駄話をしているうちに、先生達の紹介が終わり、新しいクラスへの移動が始まった。

「担任誰やろうなぁ……」

「正直めんどくさくなかったら誰でもいいよ。」

「え、絶対にあの先生が良い!!」

「お前話してて名前を聞いてなかったくせに……」

「うるせぇよ、とにかくあの先生やったらテンション上がる~」

~新クラス~


全員が席に座って担任が来るのを待っていた。

隣のクラスでは悲鳴なのか、黄色い歓声なのか分からないが大きな声が聞こえてきていた。

 ガラガラガラ

蒼希は思わず立ち上がった。

「いよっしゃ~!!」

クラス全員の冷ややかな視線がが蒼希の方に向く、蒼希は顔を赤らめて静かに座った。

「はじめまして、って言った方がいいかな?さっきも新任式で紹介されましたが今年1年間、2年D組の担任をすることになりました、岸本 優衣です。1年間よろしくお願いしますね。」

「……岸本 優衣」

俺は思わず名前を復唱していた。

「えー、で副担任の堀 真希です。まぁ知っている人もいるかと思いますが、1年間宜しくね~」

堀先生は今風な感じの先生で、一番学校の中で可愛いと言われていた先生だ。

「えっと、次の時間もホームルームなので…嫌かもしれないけど先生も早く名前を覚えたいので、自己紹介をしたいと思います~!!」

ということで自己紹介をすることになりそうだ。
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