ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第1章 出会い

3.スポーツテスト

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今日も気持ちのいい春の陽気だった。

うちの学校は学年ごとに1日かけてスポーツテストをやるというふうに決まっている。

「起立、おはよう~」

岸本先生の号令で今日も始まった。

「今日も可愛いなぁ……」

「まだ言ってんのか!」

「当たり前だろ?」

「彼女に怒られなかったのか??」

「怒られちゃいました~」

「そうか~じゃねーよ!」

「そんな事は置いといて~結構かずっち女子の中で人気らしいよ??」

「誰情報だよ?」

「遥がさ!!」

「それはありがたい限りですね~。」

「なんなんだよ、その棒読み!!」

「だって、ね、」

「まぁ、それで連絡先を教えて欲しいって遥の周りがうるさいらしくて教えとくね?遥に!!」

「え、マジで?」

「うん、てかもう教えた笑」

「勝手に教えるなよ…」

「那須くん矢田くんちょっとうるさいよ~」

「すみませーん!!」

「「笑笑」」

「もう少し静かにね?ホームルーム中だから。」

「はーい」

「まぁ連絡が来てもその関係で来てると思ってちゃんと返してあげてな??」

「まぁお前の彼女のためにも返しといてやるよ。」

「あざっす!!」

また話してるうちに先生の話が終わってしまった。

前の席の仲村くんが

「今日はパートナーみたいだからよろしくねー!!」

「あ、よろしく!!」

いよいよ、スポーツテストが始まるみたいだ。

クラス全員で順番にテストをやっていく方式で無駄に緊張感がある

まずD組は反復横跳びからみたいだ


「あー1競技だけで疲れた……」

一応満点の10点を取れたみたいだ。

「那須くん運動神経いいの??」

「いやいや、普通よりちょい良いくらいじゃないかな?」

「そうなの??僕も普通くらいだけど、8点しか無かったからさ~」

仲村くんは気さくに話をしてくれる。

そして握力、長座体前屈、上体起こし、立ち幅跳びと終わった。

「ほんとにすごいね!!いまのとこ9点か10点しかないじゃん!!」

「いやいやたまたまだよ。それなら蒼希の方がいいんじゃないかな?」

「あ、矢田くんもいいらしいけど那須くんが今のとこ1番らしいよ?」

「え、そうなの??まぁスポーツテストって体育の成績に思いっきり入るからな~頑張らないと……」

「そうなんだよね~」

岸本先生が

「じゃあD組外の競技に行くよ~」

ここからが大変だ……

まず持久走

D組男子全員が一斉にスタート。

女子に良いとこを見せようとする男子数名はロケットスタートを切った。

女子はあんまり見ていないと思っていたが、案外こっちを結構見ていた。

「ねぇかずっち~」

「なんだよ蒼希、えらい余裕があるみたいだな~」

「そらね~最初は飛ばしすぎたら後々しんどいからねぇ~」

「確かにな……」

「去年と同じように今年も勝たして貰うからよ~」

「それは負けれやんな笑」

と言いながら残り半分くらいになった。

ロケットスタートを切った男子たちはだんだんペースが落ちていき、ついに俺と蒼希は追いついた。

ここからは2人の勝負だった、

蒼希はどんどん飛ばして行った。

「マジかよ……あいつやっぱ早いな」

最後の直線に差し掛かった、どんどん俺は蒼希に追いついてきていた。

そして、横一列に……

ゴールラインを最初に割ったのは一真だった。

俺は小さなガッツポーズを思わずしてしまった。

女子たちは

「那須くんカッコイイね~」

「遥の彼氏も早かったね~」

「でしょ??」

「うんうん!!」

という話をしていた……

俺は元の場所に座ると、女子数人が

「「お疲れさま~那須くん速いんだね~」」

「ありがとう…そんなに速くないで~次、女子だね頑張ってね。」

「「うん!ありがとう~」」

「かずっちもうモテモテじゃん!」

近づきながら話しかけてきた。

「どうせ、時間が経てばこれも終わるよ~」

「そうかなぁ??笑」

「そうだよ!笑」

「蒼希!お疲れさま!!カッコよかったよ~」

「ありがとう~!遥も頑張って走ってな?」

「うん!!応援しといてな?」

「あたりまえやん!」

遥はスタートラインの方へ走っていった。




女子の持久走も終わり、次のハンドボール投げも終わった。

スポーツテストも50m走を残すのみとなった。

「これならお互いA判定貰えそうだね?」

「そうやな!」

「最後記録の勝負で!!」

「はいよ~」

2人ずつ50m走は計るみたいだ。

仲村くんが隣だ

「那須くんA判定確定だねー!!」

「ありがとう、仲村くんはどうなの?」

「B判定の後半かな??」

「おお!!まぁ最後の勝負だからお互い頑張ろう!!」

「うん!!頑張らないと!!」

『よーい、ドン!』

俺はどんどん加速していく、周りは全員こっちに注目していた。

そしてゴールした。

「那須凄いな、6秒3だ。」

「「速すぎだろ!!」」

周りの男子たちが騒いでいた。

「調子が良かっただけだよ……」

騒いでる間に蒼希が走った。

蒼希もグングン伸びていく

「矢田も速いな、けど那須にギリギリ負けたな~6秒4だ!」

「うおーっ!今年全部かずっちに負けた~」

「今年は勝たせてもらいました~」

「くそ~来年は負けねぇ……!」

「来年も勝てるように頑張るわ~」

そう言って今年のスポーツテストは幕を閉じた。

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