ボクとセンセイの秘密

七町 優

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最終章 ボク達のミライ

90.奇跡。

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私は一真の荷物があるところに手紙を置いておくことにした。


そしてそれ以来私は病院に行くことは無かった。

病院の先生には目覚めたら連絡をくださいと……そう言付けて私は行かなくなった。




それからというもの、千夏はずっと病院に来ていた。仕事のない時は絶対に欠かさずに……














ある日

一真は目を覚ました。目を覚ます確率はほとんどないと言われていたのに目を覚ましたのだ。奇跡だと医師は言っていた。

隣にいた千夏さんは泣いて喜んでいた。俺はもちろん目が覚めただけであれ以来記憶もなく、身体も思うように動かない。

「傷自体はもうほぼ完全に治っている。あとは筋力をつけてリハビリをすれば、元の生活に戻れるよ。」

医師はそう言ったあとに、色々と検査をすべく器具を持ってきた。















検査も一通り終わり、身体の状況はものすごくいいということだった。俺はその場にいた、千夏さんに優衣のことを聞いた。

「優衣なら、一真くん宛てに手紙を置いていっているよ。」

「あ、ありがとうございます……」


俺は手紙の封を開け、手紙の内容に目を通し始めた。









一真へ

目が覚めて、一週間後の夜にもし来れるのなら学校の近くの公園に来てほしい。
来れないのなら、誰かに代わりに来てもらってな~その時にほかの日時を指定するから。














という素っ気ない内容だった。

俺はなんとしても会いたい、一週間後に公園に行くと決めた。








そこからというもの、俺の回復力は凄まじいものだった。

五日後には歩けるようになった。その間も千夏さんは来れる時には来てくれて、おじいちゃんも泣きながら喜んでくれてずっと話をしてくれていた。

俺の意識のない間に、この世の中で起こったことなどを知ると驚くこともそれなりにあるよね……


目覚めて一週間……
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