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第1章 教会編
終わりの始まり1
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ポツリポツリと雨が降る。
ジメジメとした気候が雰囲気を醸し出すとある路地裏。
『くっ来るな!』
『そうはいかない。秘密を知ったものに死を。』
『秘密?なんだよそれ知らない!そんなもの知らないだから助けてくれ!』
涙ながらに懇願する男。
しかし、そんな懇願も黒装束の心は動かさない。
『死ね。炎よ焼き尽くせ《フレア》』
『ぐっぐあぁぁぁ!!熱い。体が体が燃えていく。ぐあぁぁぁ!!』
のたうちまわる男。そんな男に容赦なく迫る炎は男を炭の塊に変えていた。
グシャ
黒装束が男だったものを踏み潰す。
『外れか…。』
そう言って立ち去った後そこには炭の塊だけが静かに残っていた。
ーーーーーーーーーーーー
『次のニュースです。今朝未明人間の物と思われる炭の塊が見つかりました。天使様はこの犯行を悪魔の犯行とみて調査を行うと発表しました。次のニュ…………。』
『悪魔だなんてなんだか。物騒な話しね。リュートあんたも気をつけるんだよ?』
母さんがテレビを見て不安そうにリュートに言う。
『大丈夫だよ。そんな事そう簡単に起悪魔となんか会わないよ。』
『そうだね。でも気をつけておくれよ。母さんなんだか胸騒ぎがするんだ。』
いつになく不安そうな母さんそんな母さんを安心させるため僕は言う。
『分かったよ母さん。気をつけるよ』
僕は思い出したように続けて言う。
『そうだ。母さん今日もギン達と遊んで来るよ。』
『そうかい。早く帰っておいでよ。』
『はーい。言って来まーす。』
僕は知らなかった。これが母さんとの最後の会話になるなんて…。
今日は遅刻しないようにしないとな。
『世界の理よ我に移動の力を《ワープ》』
シュン
バッ
よし着いた。辺りを見渡す。
『今日は僕が一番乗りか。』
~10分後~
『あれ?リュート今日は早いのね。』
リュートを揶揄う様にアンナが言う。
『だから昨日はたまたまだって。』
『ごめんごめん。冗談よ。ギンはまだなの?』
『うん。まだみたい。』
『うぃーす!なんだリュート今日は早いじゃねぇか』
ギンはやって来て早々アンナと同じことを言ってリュートを揶揄う。
『2人揃ってなんだよ。僕だってそんなに遅れてる訳でもないだろ』
僕が拗ねた口調でそう言うと続けてギンが言う。
『わりぃわりぃ。で何すんだよ。今日こそは昨日言ってたことするんだろ?』
『うん。そのつもりだったんだけどさそれより面白そうな事があるんだ。』
『なんなの?それ』
アンナが興味を持って会話に入って来る。
『昨日教会に水を貰いに言った時のことなんだけどさ。誰もいなかったから勝手に教会に入ってみたんだ。』
『うんうんそれで?』
ギンとアンナは興味津々だ。
『それでね。聖堂まで入ってみても誰もいなかったから辺りを見回してたらね。
床が空いてたんだよ教会の。』
『なんだよそれ!すっげぇ!隠し部屋があるって事かよ。』
『分かった。今日はそこにこっそり入ってみようってことね。』
ギンがとても興奮しウズウズしているとアンナがズバリ言い当てる。
『そうそう。そうなんだ。こっそり入って帰ってこようよ。』
『よっしゃー!!冒険の始まりだな!こいつは面白そうだぜ!』
『でもそんな事して怒られないかしら?』
アンナが不安そうに尋ねた。
『大丈夫だよ。バレなきゃいいんだ。』
『それもそうね。じゃあ早速行きましょ』
『おっしゃ!ワクワクして来たぜ!待ってろよまだ見ぬ宝達よ!』
『いや教会の地下に宝はないでしょ』
テンションの上がったギンの発言にアンナが突っ込む。
『なんだよ~のり悪りぃな~。こうゆうのは気分だよ。気分の問題なの。』
『そうだね。じゃあ行こうかみんな僕に捕まって行くよ。』
アンナとギンが僕の方を触る。
『いくよ。世界の理よ我に移動の力を《ワープ》』
シュン
バッ
『着いたよ。教会だ。』
『おっもう着いたのか。それにしてもいつ見てもリュートの移動魔法は凄いな。』
『だろ!気に入ってるんだ!』
『ちょっとは謙遜しなさいよね。』
アンナが苦笑いしながら言う。
『あっ神父が出て来た。』
『だな!』
『しっ静かに…誰かと話してるわ。』
『天…様昨日はカン…を……ました。』
『ここからじゃよく聞こえねぇな』
ギンが悔しそうに顔をしかめる。
『そうかなら次はこいつだ。こいつを消せ』
『はっ仰せのままに。』
アンナの表情が青くなる。
『今消せって…言った…の』
『そうだな確かにそう言ったよな。どうするリュート今日のところは引き上げるか?』
『いや行こう。オリバー神父は何かを隠しているのかもしれない』
『そうだよな。お前ならそう言うと思ってたぜ。』
『二人とも何言ってんのよやめておきましょうよ。消すって言ってるのよ。何かあったらどうするのよ!』
アンナが反論する。
『だからこそ面白いんだろ。なっリュート!』
『うん。そうだね。何かあるなら知りたいよね。』
『もう知らない。私は帰るからね!』
アンナが家に向けて帰っていく。
『ごめんアンナ。また明日。』
『じゃあな。アンナまた明日。よしじゃあリュート探検と行くか。』
アンナと別れ僕とギンは教会への侵入を試みる。
『ではオリバーよ。頼んだぞ。』
『はっ!天使様の御心のままに。』
次の瞬間オリバー神父と話していた男から綺麗な羽が伸び空に飛び立った。
『見ろよ!リュートあれ天使様の羽だ!と言うことはあの人が天使様なんだよ!すっげぇ俺初めて見たよ!』
『しっ何かおかしい。天使様が消せだなんてどう考えても可笑しいよ』
『確かにそうだな。』
オリバーが教会から離れて行く。
『あっ神父が離れて行く。今だ地下室に入ろう。』
『おう!』
ジメジメとした気候が雰囲気を醸し出すとある路地裏。
『くっ来るな!』
『そうはいかない。秘密を知ったものに死を。』
『秘密?なんだよそれ知らない!そんなもの知らないだから助けてくれ!』
涙ながらに懇願する男。
しかし、そんな懇願も黒装束の心は動かさない。
『死ね。炎よ焼き尽くせ《フレア》』
『ぐっぐあぁぁぁ!!熱い。体が体が燃えていく。ぐあぁぁぁ!!』
のたうちまわる男。そんな男に容赦なく迫る炎は男を炭の塊に変えていた。
グシャ
黒装束が男だったものを踏み潰す。
『外れか…。』
そう言って立ち去った後そこには炭の塊だけが静かに残っていた。
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『次のニュースです。今朝未明人間の物と思われる炭の塊が見つかりました。天使様はこの犯行を悪魔の犯行とみて調査を行うと発表しました。次のニュ…………。』
『悪魔だなんてなんだか。物騒な話しね。リュートあんたも気をつけるんだよ?』
母さんがテレビを見て不安そうにリュートに言う。
『大丈夫だよ。そんな事そう簡単に起悪魔となんか会わないよ。』
『そうだね。でも気をつけておくれよ。母さんなんだか胸騒ぎがするんだ。』
いつになく不安そうな母さんそんな母さんを安心させるため僕は言う。
『分かったよ母さん。気をつけるよ』
僕は思い出したように続けて言う。
『そうだ。母さん今日もギン達と遊んで来るよ。』
『そうかい。早く帰っておいでよ。』
『はーい。言って来まーす。』
僕は知らなかった。これが母さんとの最後の会話になるなんて…。
今日は遅刻しないようにしないとな。
『世界の理よ我に移動の力を《ワープ》』
シュン
バッ
よし着いた。辺りを見渡す。
『今日は僕が一番乗りか。』
~10分後~
『あれ?リュート今日は早いのね。』
リュートを揶揄う様にアンナが言う。
『だから昨日はたまたまだって。』
『ごめんごめん。冗談よ。ギンはまだなの?』
『うん。まだみたい。』
『うぃーす!なんだリュート今日は早いじゃねぇか』
ギンはやって来て早々アンナと同じことを言ってリュートを揶揄う。
『2人揃ってなんだよ。僕だってそんなに遅れてる訳でもないだろ』
僕が拗ねた口調でそう言うと続けてギンが言う。
『わりぃわりぃ。で何すんだよ。今日こそは昨日言ってたことするんだろ?』
『うん。そのつもりだったんだけどさそれより面白そうな事があるんだ。』
『なんなの?それ』
アンナが興味を持って会話に入って来る。
『昨日教会に水を貰いに言った時のことなんだけどさ。誰もいなかったから勝手に教会に入ってみたんだ。』
『うんうんそれで?』
ギンとアンナは興味津々だ。
『それでね。聖堂まで入ってみても誰もいなかったから辺りを見回してたらね。
床が空いてたんだよ教会の。』
『なんだよそれ!すっげぇ!隠し部屋があるって事かよ。』
『分かった。今日はそこにこっそり入ってみようってことね。』
ギンがとても興奮しウズウズしているとアンナがズバリ言い当てる。
『そうそう。そうなんだ。こっそり入って帰ってこようよ。』
『よっしゃー!!冒険の始まりだな!こいつは面白そうだぜ!』
『でもそんな事して怒られないかしら?』
アンナが不安そうに尋ねた。
『大丈夫だよ。バレなきゃいいんだ。』
『それもそうね。じゃあ早速行きましょ』
『おっしゃ!ワクワクして来たぜ!待ってろよまだ見ぬ宝達よ!』
『いや教会の地下に宝はないでしょ』
テンションの上がったギンの発言にアンナが突っ込む。
『なんだよ~のり悪りぃな~。こうゆうのは気分だよ。気分の問題なの。』
『そうだね。じゃあ行こうかみんな僕に捕まって行くよ。』
アンナとギンが僕の方を触る。
『いくよ。世界の理よ我に移動の力を《ワープ》』
シュン
バッ
『着いたよ。教会だ。』
『おっもう着いたのか。それにしてもいつ見てもリュートの移動魔法は凄いな。』
『だろ!気に入ってるんだ!』
『ちょっとは謙遜しなさいよね。』
アンナが苦笑いしながら言う。
『あっ神父が出て来た。』
『だな!』
『しっ静かに…誰かと話してるわ。』
『天…様昨日はカン…を……ました。』
『ここからじゃよく聞こえねぇな』
ギンが悔しそうに顔をしかめる。
『そうかなら次はこいつだ。こいつを消せ』
『はっ仰せのままに。』
アンナの表情が青くなる。
『今消せって…言った…の』
『そうだな確かにそう言ったよな。どうするリュート今日のところは引き上げるか?』
『いや行こう。オリバー神父は何かを隠しているのかもしれない』
『そうだよな。お前ならそう言うと思ってたぜ。』
『二人とも何言ってんのよやめておきましょうよ。消すって言ってるのよ。何かあったらどうするのよ!』
アンナが反論する。
『だからこそ面白いんだろ。なっリュート!』
『うん。そうだね。何かあるなら知りたいよね。』
『もう知らない。私は帰るからね!』
アンナが家に向けて帰っていく。
『ごめんアンナ。また明日。』
『じゃあな。アンナまた明日。よしじゃあリュート探検と行くか。』
アンナと別れ僕とギンは教会への侵入を試みる。
『ではオリバーよ。頼んだぞ。』
『はっ!天使様の御心のままに。』
次の瞬間オリバー神父と話していた男から綺麗な羽が伸び空に飛び立った。
『見ろよ!リュートあれ天使様の羽だ!と言うことはあの人が天使様なんだよ!すっげぇ俺初めて見たよ!』
『しっ何かおかしい。天使様が消せだなんてどう考えても可笑しいよ』
『確かにそうだな。』
オリバーが教会から離れて行く。
『あっ神父が離れて行く。今だ地下室に入ろう。』
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