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65話 生か死か
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エンディミオン様が、ネクロマンサーの身体から剣を引き抜いた。その直後、猛威を振るっていたネクロマンサーは、脱力しきった様子でその場に崩れ落ちた。
すると、戦況は突如として一変した。
なんと、私たちを取り囲み襲い掛かって来ていたアンデッドたちが、動きを止めたのだ。その姿は、まるで見えない何かに、身体の動きを封じられているかのようだった。
――動きが止まった……?
アンデッドが攻撃を停止したことを認識した私は、咄嗟に他の騎士たちの様子を確認するべく辺りを見回した。
「何が起こったんだ?」
「どうなっているんだ!?」
「これは一体……」
動揺を隠せないと言った様子で、騎士たちが戸惑いの声を漏らしている。正直私も、今起こっている出来事すべてに困惑が隠せなかった。
――何が起こっているの?
やはり、ネクロマンサーの動きと連動して……?
エンディミオン様がネクロマンサーを倒した瞬間を、私は確かにこの目で見た。
だが、ネクロマンサーがあまりにもあっけなく倒れただけに、正直死んでいるのかどうか怪しい気持ちになる。
先ほどまで苦戦を強いられていたからこそ、目の前で怒っている出来事に対する理解が追い付かないだけかもしれないのだが……。
そう思っていた時だった。エンディミオン様のいる方角から、咆哮にも近い騎士の大きな声が耳に入ってきた。
「おい! エンディミオン団長が敵を倒したみたいだぞ!」
そう伝える言葉が、戦場に響き渡った。すると、騎士たちはその言葉を確認するかのように、声の聞こえた方へと視線を移した。
私も辺りを見回していたが、他の騎士たちと同様に声の方に視線を戻した。そして、再びエンディミオン様と、その足元に倒れているネクロマンサーが再び視界に映った瞬間、雄たけびにも似た騎士たちの歓喜の声が耳に刺さった。
――本当の本当に倒したの……?
あまりにも非現実的な感覚に、思わずそのようなことを考えてしまう。
しかし、そんな考えが脳内に過ぎる私の目には、ネクロマンサーを倒した証明とでも言うように、先ほどまで襲い掛かって来ていたアンデッドたちが倒れた姿が映っている。それも、一人残らずだ。
こんな光景を見てしまえば、夢や幻ではなく現実だと受け止めざるを得なかった。
――ついに戦いが終わったんだわっ……。
本当に、ネクロマンサーを倒したのね……!
そう認識した途端、私の心には戦いが終わった解放感と、嬉しさや喜びが込み上げてきた。周りの騎士たちも、私と同じ心境というように、泣いたり笑ったりしている。
――これでやっと帰れる。
早くエンディミオン様のところに行きましょう!
そう思いながら一歩踏み出した時、私の背筋は凍り付いた。
視界の枠の中にいる、少し離れた位置に倒れたアンデッドが動いて見えたのだ。そして、動いて見えたアンデッドを注視すると、見間違いのレベルかもしれないが、確かにピクリと動くその姿を捉えた。
ネクロマンサーが死んでいるのだとしたら、アンデッドが動くなんてことは絶対にありえない。でも、今確かに動いた。
そのことに気付いた瞬間、一気に嫌な予感が込み上げてきた。本能がヤバイと叫んだ。
――ネクロマンサーに一番近いのはエンディミオン様よ……。
エンディミオン様が、危ないっ……!
そう考えた時には、私の身体はその場からエンディミオン様のいる方角へと向かって駆け出していた。そして、私は走りながら彼に向かって大声で叫んだ。
「エンディミオン様!」
一番危険な張本人がこの状況に気付かなければ話にならない。そのため、彼に気付いてもらうために名前を叫んだところ、エンディミオン様が私の方に視線を向けた。そして、何も気付いていない様子で、私に笑みを向けてきた。
――やっぱり気づいてないんだわ!
彼はネクロマンサーを倒したと思っている。そう理解した途端、私の中で危機レベルが一気に上昇し、彼にその危機を伝えるべく、間髪入れずに言葉を放った。
「ネクロマンサーはまだ生きてる! 死んでいませんっ……」
そう叫んだが、満身創痍の状態で走っているせいか、息が漏れてエンディミオン様に届くほどの声量が出せない。しかも、ネクロマンサーを倒したと思っている騎士たちの歓声渦巻くこの場では、私の微かな声など遠くにいるエンディミオン様には一ミリも届かない。
――どうしたら良いの!?
このままじゃ、本当に死んでしまう……!
どうしよう……どうしようっ……!
必死に伝えたいのに、その危機が伝わらない。そのせいで、余計に焦りが生じ、私はパニック寸前と言った状態になってしまった。
しかし、危機が差し迫っていることを何とか伝えようと、表情やジェスチャーを交えながら、エンディミオン様の元へと向かい走った。
すると、エンディミオン様は微笑みながら私を見ていたが、唐突にその表情から笑顔が消え、彼が首をかしげながら私の方を見た。
――お願い! 気付いて……!
そんな気持ちで、私はネクロマンサーの方を指差し、まだ生きていると必死に叫びながら伝えた。
すると、エンディミオン様はとうとう私の言わんとすることに気付いたようで、ハッと驚いた顔をして血相を変えた。
だが、それと同時にネクロマンサーが動き出した。
――しまった!
反応が遅れたから、このままじゃエンディミオン様が黒魔法に巻き込まれる!
ふと頭の中に、先ほど黒魔法の攻撃を受けぐったりと倒れ込んできたエンディミオン様が浮かんだ。もうそんな光景は二度と見たくない。
それに、ペンダントの効力も無いため、今度こそ攻撃を受けたらエンディミオン様は確実に死んでしまう。それだけは絶対にあってはならない。
――絶対にエンディミオン様を死なせない。
私は今、魔力が底を尽きそうなほど枯渇している。だが、そんなことを気にする余裕など一切無く、風魔法を使って一気にネクロマンサーとの距離を詰め、攻撃を庇うべくエンディミオン様の前に立ち塞がった。
「クリスタ様っ!!!!!」
「下がっていてくださいっ!」
絶叫にも近い声で私を呼ぶエンディミオン様に、私は下がっていろと叫び返した。すると、それと同時にネクロマンサーが攻撃を放ってきた。
そのため、私はその攻撃を跳ね返し、かつネクロマンサーに攻撃をすべく、残っている魔力をすべて詰め込んだ命がけのサンダーボルトを放った。
その瞬間、私の身体には今まで感じたことが無いほどの衝撃と激痛が走った。恐らく、疲労した身体で、魔力消費の多い攻撃性に優れた魔法を使い、負荷をかけたことが原因だろう。
しかし、私が今この攻撃を辞めると、黒魔法が降りかかってくることは明白だった。したがって、どれだけの激痛が走ろうと、もう攻撃を止めるわけにはいかなかった。
――確実に黒魔法は跳ね返せているはず。
でも、ネクロマンサー自身が本当にしぶといわっ……。
ネクロマンサーの表情を見ると、私の攻撃を食らい今にも倒れそうな状態になっている。だが、その状態がいつまでも続き、なかなか倒れるには至らない。
一方で、威力の強い攻撃を続けている私は、自身の魔力が減っているのをもろに感じていた。そのうえ、急激な魔力を放出の影響のせいか、ついに意識が遠のき始めてしまった。
倒れそうなのに倒れないネクロマンサー。もう少しで魔力が枯渇し、攻撃が出来なくなる。そんな状況に直面し、私の心の中は焦燥感に駆られていた。
――どちらが耐えられるのかに、私たちの命運がかかっているっ……。
私とネクロマンサーのどちらが先に倒れてもおかしくない。そんな中、私は気合いだけでなんとか踏ん張り続け、ネクロマンサーに必死に攻撃を続けた。
すると、戦況は突如として一変した。
なんと、私たちを取り囲み襲い掛かって来ていたアンデッドたちが、動きを止めたのだ。その姿は、まるで見えない何かに、身体の動きを封じられているかのようだった。
――動きが止まった……?
アンデッドが攻撃を停止したことを認識した私は、咄嗟に他の騎士たちの様子を確認するべく辺りを見回した。
「何が起こったんだ?」
「どうなっているんだ!?」
「これは一体……」
動揺を隠せないと言った様子で、騎士たちが戸惑いの声を漏らしている。正直私も、今起こっている出来事すべてに困惑が隠せなかった。
――何が起こっているの?
やはり、ネクロマンサーの動きと連動して……?
エンディミオン様がネクロマンサーを倒した瞬間を、私は確かにこの目で見た。
だが、ネクロマンサーがあまりにもあっけなく倒れただけに、正直死んでいるのかどうか怪しい気持ちになる。
先ほどまで苦戦を強いられていたからこそ、目の前で怒っている出来事に対する理解が追い付かないだけかもしれないのだが……。
そう思っていた時だった。エンディミオン様のいる方角から、咆哮にも近い騎士の大きな声が耳に入ってきた。
「おい! エンディミオン団長が敵を倒したみたいだぞ!」
そう伝える言葉が、戦場に響き渡った。すると、騎士たちはその言葉を確認するかのように、声の聞こえた方へと視線を移した。
私も辺りを見回していたが、他の騎士たちと同様に声の方に視線を戻した。そして、再びエンディミオン様と、その足元に倒れているネクロマンサーが再び視界に映った瞬間、雄たけびにも似た騎士たちの歓喜の声が耳に刺さった。
――本当の本当に倒したの……?
あまりにも非現実的な感覚に、思わずそのようなことを考えてしまう。
しかし、そんな考えが脳内に過ぎる私の目には、ネクロマンサーを倒した証明とでも言うように、先ほどまで襲い掛かって来ていたアンデッドたちが倒れた姿が映っている。それも、一人残らずだ。
こんな光景を見てしまえば、夢や幻ではなく現実だと受け止めざるを得なかった。
――ついに戦いが終わったんだわっ……。
本当に、ネクロマンサーを倒したのね……!
そう認識した途端、私の心には戦いが終わった解放感と、嬉しさや喜びが込み上げてきた。周りの騎士たちも、私と同じ心境というように、泣いたり笑ったりしている。
――これでやっと帰れる。
早くエンディミオン様のところに行きましょう!
そう思いながら一歩踏み出した時、私の背筋は凍り付いた。
視界の枠の中にいる、少し離れた位置に倒れたアンデッドが動いて見えたのだ。そして、動いて見えたアンデッドを注視すると、見間違いのレベルかもしれないが、確かにピクリと動くその姿を捉えた。
ネクロマンサーが死んでいるのだとしたら、アンデッドが動くなんてことは絶対にありえない。でも、今確かに動いた。
そのことに気付いた瞬間、一気に嫌な予感が込み上げてきた。本能がヤバイと叫んだ。
――ネクロマンサーに一番近いのはエンディミオン様よ……。
エンディミオン様が、危ないっ……!
そう考えた時には、私の身体はその場からエンディミオン様のいる方角へと向かって駆け出していた。そして、私は走りながら彼に向かって大声で叫んだ。
「エンディミオン様!」
一番危険な張本人がこの状況に気付かなければ話にならない。そのため、彼に気付いてもらうために名前を叫んだところ、エンディミオン様が私の方に視線を向けた。そして、何も気付いていない様子で、私に笑みを向けてきた。
――やっぱり気づいてないんだわ!
彼はネクロマンサーを倒したと思っている。そう理解した途端、私の中で危機レベルが一気に上昇し、彼にその危機を伝えるべく、間髪入れずに言葉を放った。
「ネクロマンサーはまだ生きてる! 死んでいませんっ……」
そう叫んだが、満身創痍の状態で走っているせいか、息が漏れてエンディミオン様に届くほどの声量が出せない。しかも、ネクロマンサーを倒したと思っている騎士たちの歓声渦巻くこの場では、私の微かな声など遠くにいるエンディミオン様には一ミリも届かない。
――どうしたら良いの!?
このままじゃ、本当に死んでしまう……!
どうしよう……どうしようっ……!
必死に伝えたいのに、その危機が伝わらない。そのせいで、余計に焦りが生じ、私はパニック寸前と言った状態になってしまった。
しかし、危機が差し迫っていることを何とか伝えようと、表情やジェスチャーを交えながら、エンディミオン様の元へと向かい走った。
すると、エンディミオン様は微笑みながら私を見ていたが、唐突にその表情から笑顔が消え、彼が首をかしげながら私の方を見た。
――お願い! 気付いて……!
そんな気持ちで、私はネクロマンサーの方を指差し、まだ生きていると必死に叫びながら伝えた。
すると、エンディミオン様はとうとう私の言わんとすることに気付いたようで、ハッと驚いた顔をして血相を変えた。
だが、それと同時にネクロマンサーが動き出した。
――しまった!
反応が遅れたから、このままじゃエンディミオン様が黒魔法に巻き込まれる!
ふと頭の中に、先ほど黒魔法の攻撃を受けぐったりと倒れ込んできたエンディミオン様が浮かんだ。もうそんな光景は二度と見たくない。
それに、ペンダントの効力も無いため、今度こそ攻撃を受けたらエンディミオン様は確実に死んでしまう。それだけは絶対にあってはならない。
――絶対にエンディミオン様を死なせない。
私は今、魔力が底を尽きそうなほど枯渇している。だが、そんなことを気にする余裕など一切無く、風魔法を使って一気にネクロマンサーとの距離を詰め、攻撃を庇うべくエンディミオン様の前に立ち塞がった。
「クリスタ様っ!!!!!」
「下がっていてくださいっ!」
絶叫にも近い声で私を呼ぶエンディミオン様に、私は下がっていろと叫び返した。すると、それと同時にネクロマンサーが攻撃を放ってきた。
そのため、私はその攻撃を跳ね返し、かつネクロマンサーに攻撃をすべく、残っている魔力をすべて詰め込んだ命がけのサンダーボルトを放った。
その瞬間、私の身体には今まで感じたことが無いほどの衝撃と激痛が走った。恐らく、疲労した身体で、魔力消費の多い攻撃性に優れた魔法を使い、負荷をかけたことが原因だろう。
しかし、私が今この攻撃を辞めると、黒魔法が降りかかってくることは明白だった。したがって、どれだけの激痛が走ろうと、もう攻撃を止めるわけにはいかなかった。
――確実に黒魔法は跳ね返せているはず。
でも、ネクロマンサー自身が本当にしぶといわっ……。
ネクロマンサーの表情を見ると、私の攻撃を食らい今にも倒れそうな状態になっている。だが、その状態がいつまでも続き、なかなか倒れるには至らない。
一方で、威力の強い攻撃を続けている私は、自身の魔力が減っているのをもろに感じていた。そのうえ、急激な魔力を放出の影響のせいか、ついに意識が遠のき始めてしまった。
倒れそうなのに倒れないネクロマンサー。もう少しで魔力が枯渇し、攻撃が出来なくなる。そんな状況に直面し、私の心の中は焦燥感に駆られていた。
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