34 / 35
第5章 青い死神に似合う服
§2§
しおりを挟む
「仕立て屋さん。せっかく作ってもらったけれど、僕には代金を払えないよ」
「この公園を、わたしにくださいませんか」
黒く塗り潰された公園を見渡す。どこを見ても暗く澱んだ、絶望に彩られた空間だ。
こんなところを欲しがるなんてと、ブルーは首を傾げている。
「いいけど……本当にそれでいいの?」
「ええ。わたしはここが欲しいのです」
どれほど変わり果てようと、ブルーの忘れ形見なら引き受ける。
「それにしても、不思議な服だね。袖を落としただけでなんだか、心も身体も軽いよ」
ブルーはくるくるとその場で回ったり戯けて踊って見せたりした。その様子があんまり無邪気なものだから、笑みと涙が同時にこみ上げてくる。トランクを仕舞う振りをして、そっと目尻を拭った。
「今、すごく幸せな気分だ。それなのに――」
声を詰まらせたかと思うと、ブルーの目には見る見る涙が満ちてきて、ぽろぽろと零れていく。透明な雫は胸元に落ちてはじけて黒い地面に染み込んでいった。
「あれ、ごめん。ごめんね、どうして涙が出てくるんだろう」
「誰しも、幸福なときにも涙が流れるものですよ」
「そう……なんだ?」
指先で涙を拭いながら、きょとんと目を丸くする。
「そっかぁ、僕、幸せなんだ。そうだね。こんな素敵な服をもらったんだものね」
両腕を伸ばして袖を眺め、足元を眺め、背中についた燕尾を確認する。子細に眺めて、納得した様子で何度もうんうんと頷いた。
「ねぇ、あの人たちは誰?」
「わたしの大切な人たちですよ」
ようやくヨネに心を開いたブルーは、パイロット・ノアと、彼にしがみついた二匹の灰色猫に目を向ける。
「こんにちは、可愛い猫ちゃんたちと、それから……あなたは……えっと……」
「この間お会いしましたね。わたしはスノー。あなたを道案内するために参りました」
ノアは青い中折れ帽を手にしていた。色褪せて群青から灰がかった青色に変色しているけれど、確かにブルーの帽子だ。ノアはそれをブルーの頭の上に乗せる。
「これ……」
「あなたの帽子ですよ」
無表情に言うけれど、ノアの声には隠しきれない慈愛が滲んでいた。
「うん、そんな感じがする。とても頭に馴染む」
嬉しそうに帽子のつばに触れ、何度も角度を調整している。そして納得のいく被り方ができたのか、安堵したように笑って、ヨネを見た。
ブルーだ。昔、恋したときのブルーと同じ顔だ。少し気が弱いけれど、その分とても優しくて、純粋な目をしている。
懐かしさに息が止まりそうになる。その胸に飛び込んでしまいたい衝動に駆られ、慌てて振り払う。
往生際が悪い。自嘲してヨネは肩を竦め、それからヨネはノアから二匹の猫を受け取り、しっかりと彼を見た。声が震えないように深呼吸して、一息に言う。
「お願いします、ノアさん」
「……今はスノーとお呼びください、マドモアゼル」
ノアはヨネに本当にいいのかと目配せで問いかけたあと、ゆっくりとブルーに近づいていった。
「参りましょうか」
「えっ、どこへ」
「あなたが行くべき場所ですよ。そのために、彼女はあなたに服を仕立てたのですよ」
まだ、ブルーにはスノーが何を言っているのかわからないだろう。それでも、何かを悟ったように表情を引き締めて、深々とヨネに向けて頭を下げた。
「ありがとう、ヨネさん。この服はとても着心地がいいよ」
「喜んでいただけて、わたしも幸せですわ」
ノアがすっと手を上げる。すると足元でパキパキと小さな音がした。地面から生えてきた霜は折り重なって、道を作っていく。白銀に輝く道は、濁った夜を切り裂くように、空へと昇っていった。
「どうぞ。大丈夫です、落ちたりはしませんよ」
ノアに言われて、ブルーは怖々といった様子で足を乗せる。霜の道はみしりと音を立てたけれど、二人の男を乗せても壊れたりはしなかった。
「じゃあ……よくわかんないけど、僕は行くね。本当に、本当にありがとう」
「ええ。どうぞよい旅を」
澄ました顔で言ってのけ、微笑んで見せた。
だけど心の中には嵐が吹き荒れていた。片隅に住んでいた少女が悲鳴を上げる。彼女の胸に血が滲む。
待って、待って――一緒に、一緒に連れて行って――。
狂おしく焦がれる心を理性で縛り上げる。ダメ、あれはブルーのための道。追ってはダメ。
何度も、何度も湧き上がる願望を押さえつけた。今にも走り出しそうな足をしっかりと地面につけて、いっそこのまま凍りついてしまえばいいと思った。本当に動けないのなら苦労して衝動を抑える必要もないのに。
ブルーが遠ざかるたびに、身体が引き裂かれるような思いがした。それでも彼の姿を見逃すまいと、目をこらす。
「……っ!」
急に両腕が重くなる。いつの間にかまた女の子に戻ったマチとチャコはヨネに抱きついて、わんわんと泣き出した。
「どうしてあなたたちが泣くのですか」
「だって……だって」
「だって――ヨネが、ヨネが泣かないから……っ!」
小さな子どものように身も世もなく泣きじゃくる少女たちにヨネは唖然として、それから、大きく息をついた。
二人が泣いてくれたことで、心が落ち着いた。ヨネはマチとチャコを引き寄せて、順番に頬にキスをする。濡れてしょっぱい味がして、温かくて、なんだか胸が詰まった。
「ヨネ、大丈夫?」
「泣いていいよ。わたしたちがよしよししてあげる」
その言いようがあまりに可愛くて、ヨネは涙ではなく笑みを零した。
「平気……ではないですけれど、心配には及びませんよ」
「本当に?」
「あなたたちが教えてくれたではないですか。覚えているからって」
「お母さんとお兄ちゃんのこと?」
「いなくなっても、一緒にいたことは消えないこと?」
「ええ、そうですとも」
そう、覚えている。ずっとずっと。泣き虫で優しい死神がいたことを。彼を愛したことを。
「わたしも、彼のことを胸に留めて生きていきます」
双子を優しく宥めて、ヨネはまっすぐに前を見た。
「愛する人を送ることはとても悲しいし寂しいけれど、とても――」
自分に言い聞かせるように、ヨネは言葉を紡ぐ。
「とても、大切な仕事なのです」
見上げた夜にできた空への道を、死神スノーに導かれて、死神ではなくなったブルーが歩いていく。何度も、何度もこちらを振り向きながら。
だんだん、小さくなる。見えなくなってしまう。ブルーの姿が。
そしてもうずいぶん上のほうまで彼らがたどり着いたとき、丘の向こうに一筋の光が差した。あまりの眩しさに、ヨネは思わず目を伏せる。
次に目を開けたときにはもう、ブルーの姿はなかった。
「ブルー……」
ヨネは再び目を伏せ、悲しみが和らぐのを待った。少し待てば心が麻痺して楽になるだろう。
ブルー、無事に旅立ったのね。あなたの長くて辛い時間は終わったのね。
これでよかった。これでよかったのだと自分に言い聞かせる。
それでも、何度思い出しても後悔は消えないのだろう。
当然だ。愛した人を失ったのだ。
「わぁ……っ!」
「ヨネ、すごい」
双子の歓声に、ヨネは瞼を上げる。そして眼前に広がる光景に息を呑む。
青だ。真っ青だった。幾種類もの青い花が咲き乱れて公園を覆い尽くしていた。澱んだ空気も泥濘ももうどこにもない。丘の上にはよくブルーとおしゃべりしたベンチもある。池にはスワンボートが仲よく並んで、木々は繁り、石畳の小道はトルコ石とラピスラズリを敷き詰めたよう。
青い夜の公園だ。ブルーと逢瀬を重ねた、思い出の場所。いや、あのときよりも青い色は鮮明で、花は生き生きと輝いている。
永遠に夜だった公園に初めて陽が昇る。光が満ち、夜の色が塗り替えられていく。花はより青く、より輝いてそよ風に揺れる。
空はどこまでもどこまでも青く、澄み渡っていた。
「この公園を、わたしにくださいませんか」
黒く塗り潰された公園を見渡す。どこを見ても暗く澱んだ、絶望に彩られた空間だ。
こんなところを欲しがるなんてと、ブルーは首を傾げている。
「いいけど……本当にそれでいいの?」
「ええ。わたしはここが欲しいのです」
どれほど変わり果てようと、ブルーの忘れ形見なら引き受ける。
「それにしても、不思議な服だね。袖を落としただけでなんだか、心も身体も軽いよ」
ブルーはくるくるとその場で回ったり戯けて踊って見せたりした。その様子があんまり無邪気なものだから、笑みと涙が同時にこみ上げてくる。トランクを仕舞う振りをして、そっと目尻を拭った。
「今、すごく幸せな気分だ。それなのに――」
声を詰まらせたかと思うと、ブルーの目には見る見る涙が満ちてきて、ぽろぽろと零れていく。透明な雫は胸元に落ちてはじけて黒い地面に染み込んでいった。
「あれ、ごめん。ごめんね、どうして涙が出てくるんだろう」
「誰しも、幸福なときにも涙が流れるものですよ」
「そう……なんだ?」
指先で涙を拭いながら、きょとんと目を丸くする。
「そっかぁ、僕、幸せなんだ。そうだね。こんな素敵な服をもらったんだものね」
両腕を伸ばして袖を眺め、足元を眺め、背中についた燕尾を確認する。子細に眺めて、納得した様子で何度もうんうんと頷いた。
「ねぇ、あの人たちは誰?」
「わたしの大切な人たちですよ」
ようやくヨネに心を開いたブルーは、パイロット・ノアと、彼にしがみついた二匹の灰色猫に目を向ける。
「こんにちは、可愛い猫ちゃんたちと、それから……あなたは……えっと……」
「この間お会いしましたね。わたしはスノー。あなたを道案内するために参りました」
ノアは青い中折れ帽を手にしていた。色褪せて群青から灰がかった青色に変色しているけれど、確かにブルーの帽子だ。ノアはそれをブルーの頭の上に乗せる。
「これ……」
「あなたの帽子ですよ」
無表情に言うけれど、ノアの声には隠しきれない慈愛が滲んでいた。
「うん、そんな感じがする。とても頭に馴染む」
嬉しそうに帽子のつばに触れ、何度も角度を調整している。そして納得のいく被り方ができたのか、安堵したように笑って、ヨネを見た。
ブルーだ。昔、恋したときのブルーと同じ顔だ。少し気が弱いけれど、その分とても優しくて、純粋な目をしている。
懐かしさに息が止まりそうになる。その胸に飛び込んでしまいたい衝動に駆られ、慌てて振り払う。
往生際が悪い。自嘲してヨネは肩を竦め、それからヨネはノアから二匹の猫を受け取り、しっかりと彼を見た。声が震えないように深呼吸して、一息に言う。
「お願いします、ノアさん」
「……今はスノーとお呼びください、マドモアゼル」
ノアはヨネに本当にいいのかと目配せで問いかけたあと、ゆっくりとブルーに近づいていった。
「参りましょうか」
「えっ、どこへ」
「あなたが行くべき場所ですよ。そのために、彼女はあなたに服を仕立てたのですよ」
まだ、ブルーにはスノーが何を言っているのかわからないだろう。それでも、何かを悟ったように表情を引き締めて、深々とヨネに向けて頭を下げた。
「ありがとう、ヨネさん。この服はとても着心地がいいよ」
「喜んでいただけて、わたしも幸せですわ」
ノアがすっと手を上げる。すると足元でパキパキと小さな音がした。地面から生えてきた霜は折り重なって、道を作っていく。白銀に輝く道は、濁った夜を切り裂くように、空へと昇っていった。
「どうぞ。大丈夫です、落ちたりはしませんよ」
ノアに言われて、ブルーは怖々といった様子で足を乗せる。霜の道はみしりと音を立てたけれど、二人の男を乗せても壊れたりはしなかった。
「じゃあ……よくわかんないけど、僕は行くね。本当に、本当にありがとう」
「ええ。どうぞよい旅を」
澄ました顔で言ってのけ、微笑んで見せた。
だけど心の中には嵐が吹き荒れていた。片隅に住んでいた少女が悲鳴を上げる。彼女の胸に血が滲む。
待って、待って――一緒に、一緒に連れて行って――。
狂おしく焦がれる心を理性で縛り上げる。ダメ、あれはブルーのための道。追ってはダメ。
何度も、何度も湧き上がる願望を押さえつけた。今にも走り出しそうな足をしっかりと地面につけて、いっそこのまま凍りついてしまえばいいと思った。本当に動けないのなら苦労して衝動を抑える必要もないのに。
ブルーが遠ざかるたびに、身体が引き裂かれるような思いがした。それでも彼の姿を見逃すまいと、目をこらす。
「……っ!」
急に両腕が重くなる。いつの間にかまた女の子に戻ったマチとチャコはヨネに抱きついて、わんわんと泣き出した。
「どうしてあなたたちが泣くのですか」
「だって……だって」
「だって――ヨネが、ヨネが泣かないから……っ!」
小さな子どものように身も世もなく泣きじゃくる少女たちにヨネは唖然として、それから、大きく息をついた。
二人が泣いてくれたことで、心が落ち着いた。ヨネはマチとチャコを引き寄せて、順番に頬にキスをする。濡れてしょっぱい味がして、温かくて、なんだか胸が詰まった。
「ヨネ、大丈夫?」
「泣いていいよ。わたしたちがよしよししてあげる」
その言いようがあまりに可愛くて、ヨネは涙ではなく笑みを零した。
「平気……ではないですけれど、心配には及びませんよ」
「本当に?」
「あなたたちが教えてくれたではないですか。覚えているからって」
「お母さんとお兄ちゃんのこと?」
「いなくなっても、一緒にいたことは消えないこと?」
「ええ、そうですとも」
そう、覚えている。ずっとずっと。泣き虫で優しい死神がいたことを。彼を愛したことを。
「わたしも、彼のことを胸に留めて生きていきます」
双子を優しく宥めて、ヨネはまっすぐに前を見た。
「愛する人を送ることはとても悲しいし寂しいけれど、とても――」
自分に言い聞かせるように、ヨネは言葉を紡ぐ。
「とても、大切な仕事なのです」
見上げた夜にできた空への道を、死神スノーに導かれて、死神ではなくなったブルーが歩いていく。何度も、何度もこちらを振り向きながら。
だんだん、小さくなる。見えなくなってしまう。ブルーの姿が。
そしてもうずいぶん上のほうまで彼らがたどり着いたとき、丘の向こうに一筋の光が差した。あまりの眩しさに、ヨネは思わず目を伏せる。
次に目を開けたときにはもう、ブルーの姿はなかった。
「ブルー……」
ヨネは再び目を伏せ、悲しみが和らぐのを待った。少し待てば心が麻痺して楽になるだろう。
ブルー、無事に旅立ったのね。あなたの長くて辛い時間は終わったのね。
これでよかった。これでよかったのだと自分に言い聞かせる。
それでも、何度思い出しても後悔は消えないのだろう。
当然だ。愛した人を失ったのだ。
「わぁ……っ!」
「ヨネ、すごい」
双子の歓声に、ヨネは瞼を上げる。そして眼前に広がる光景に息を呑む。
青だ。真っ青だった。幾種類もの青い花が咲き乱れて公園を覆い尽くしていた。澱んだ空気も泥濘ももうどこにもない。丘の上にはよくブルーとおしゃべりしたベンチもある。池にはスワンボートが仲よく並んで、木々は繁り、石畳の小道はトルコ石とラピスラズリを敷き詰めたよう。
青い夜の公園だ。ブルーと逢瀬を重ねた、思い出の場所。いや、あのときよりも青い色は鮮明で、花は生き生きと輝いている。
永遠に夜だった公園に初めて陽が昇る。光が満ち、夜の色が塗り替えられていく。花はより青く、より輝いてそよ風に揺れる。
空はどこまでもどこまでも青く、澄み渡っていた。
0
あなたにおすすめの小説
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
子持ち愛妻家の極悪上司にアタックしてもいいですか?天国の奥様には申し訳ないですが
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
胸がきゅんと、甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちだというのに。
入社して配属一日目。
直属の上司で教育係だって紹介された人は、酷く人相の悪い人でした。
中高大と女子校育ちで男性慣れしてない私にとって、それだけでも恐怖なのに。
彼はちかよんなオーラバリバリで、仕事の質問すらする隙がない。
それでもどうにか仕事をこなしていたがとうとう、大きなミスを犯してしまう。
「俺が、悪いのか」
人のせいにするのかと叱責されるのかと思った。
けれど。
「俺の顔と、理由があって避け気味なせいだよな、すまん」
あやまってくれた彼に、胸がきゅんと甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちなのに。
星谷桐子
22歳
システム開発会社営業事務
中高大女子校育ちで、ちょっぴり男性が苦手
自分の非はちゃんと認める子
頑張り屋さん
×
京塚大介
32歳
システム開発会社営業事務 主任
ツンツンあたまで目つき悪い
態度もでかくて人に恐怖を与えがち
5歳の娘にデレデレな愛妻家
いまでも亡くなった妻を愛している
私は京塚主任を、好きになってもいいのかな……?
あの素晴らしい愛をもう一度
仏白目
恋愛
伯爵夫人セレス・クリスティアーノは
33歳、愛する夫ジャレッド・クリスティアーノ伯爵との間には、可愛い子供が2人いる。
家同士のつながりで婚約した2人だが
婚約期間にはお互いに惹かれあい
好きだ!
私も大好き〜!
僕はもっと大好きだ!
私だって〜!
と人前でいちゃつく姿は有名であった
そんな情熱をもち結婚した2人は子宝にもめぐまれ爵位も継承し順風満帆であった
はず・・・
このお話は、作者の自分勝手な世界観でのフィクションです。
あしからず!
【完結】ジュリアはバツイチ人生を謳歌する
ariya
恋愛
エレン王国の名門貴族・アグリア伯爵家に嫁いだジュリア・アグリア(旧姓ベルティー)。
夫のアベル・アグリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。
社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。
ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。
「私たち、離婚しましょう」
アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。
どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。
彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。
アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。
こうしてジュリア・アグリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる