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アカリとフシギなタマゴ編
4色 甘い匂いに誘われて
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しばらくして、隣町のセーランに着いたわたしたちはホウキを降りてマルの案内で目的の場所にむかった。
「到着しました」
マルは足を止めてその場所を指さした。
「ここが、この町で一番の果物農園です」
そこは、外からみても分かるくらい大きな果物農園だった。 例えるなら、わたしの通う学校がまるまる入っちゃうくらいかな?
「へぇーおおきな農園だね」
シーニもあまりの大きさにびっくりしている。
「二人ともこっちです」
「ごめん、すぐいくー」
棒立ちになっていたわたしとシーニをマルが離れた場所で呼び、農園の入り口で立ち止まった。
「勝手に入るといけないので、入口に設置されているベルを押して先輩を呼びます」
マルは、入口のベルの所へ歩みよっていった。
「とてもいい香りがするね」
シーニのいう通り果物の甘い香りが外にまで流れていた。
「うん、おいしそうないい香り……ねっクー……って、あれっ!? クーは!?」
クーに声をかけたが、頭の上に乗っていたはずのクーがいなくなっていることに気が付いた。
「えっ!? クーどこ!」
わたしは慌てて周りを探す。
「あっ! アカリあそこ!」
シーニが指をさした方向に目をむける。
「ピュ~♪」
甘い香りに釣られたクーが農園の中に入っていくのがみえた。
「クー! かってに入っちゃダメだよー」
クーは声が届かないのか、そのまま中に入っていってしまった。
「おっおいかけよう!」
「うん!」
わたしとシーニは丁度入口のベルを押そうとしていたマルの横をすりぬけて、農園の中へ消えて行ってしまったクーを追いかける。
「ごめん、マルあとからちゃんとあやまるからー」
「ええっ!? 何事ですか!?」
マルはいきなりの出来事に戸惑った声をだす。
「ちょっちょっと待ってくださいー!」
マルは慌ててわたしとシーニのあとを追いかけてくる。
農園の中にはいるとたくさんの果物の木がありいろいろな種類の果物が実っていて、そのせいか中は外からみた以上に広く感じた。
おいしそうな実のなっている木に一瞬気を取られたけど、グッと我慢してクーを探す。
「クーー」
「おーい」
「どこですかー」
わたしたちは口々にクーを呼ぶ。
「どこにいっちゃたんだろう」
「広いからなかなかみつからないね」
わたしたちはお互いの目をみる。
「……うーん」
マルはあごに手を当てて何かを考えていた。
「マル、どうしたの?」
「いえ、少し心配事がありまして」
「しんぱいごと?」
「はい、先程も説明したようにここの農園は私の学校の先輩の農園なので、もしかしたら先輩がクーをみつけて保護してくれていたなら安心なのですが……もし、先輩じゃなくてカノジョが保護していたら、少し厄介だなと思いまして」
「やっかい?」
わたしは、マルに問いかける。
「はい、カノジョの場合は『捕獲』が正しいかもしれません」
「どういうこと?」
今度はシーニが問いかける。
「ザックリ説明すると、カノジョに捕獲されたら面倒っていうことです」
「かなりザックリした説明だね」
「そ、それならはやくクーをみつけないと!」
わたしは慌てていう。
すると、すこし離れた場所から「ピュ~♪」という声がわたしたちの耳に聞こえてきた。
声のした場所をみると、そこには、クーが木に実っている果物を取ろうとぴょんぴょんと跳ねていた。
「クー!」
わたしはみつけた喜びでクーの名前を呼んだが、クーは果物に夢中でこっちには気が付いていなかった。
後少しのところで果物が取れないクーは木のそばから離れて距離をとり、その場所から走りだした。そして、助走をつけて小さなハネを勢いよくパタパタさせて飛んだ。助走をつけて飛んだことによりさっきより高く飛んだクーは木に実っている果物にむかって一直線、そしてクーの小さなくちばしが果物に触れようとした…
次の瞬間!
クーの周りに檻のようなものが出現し、クーはその檻の中に捕らえられてしまった。
「クー!?」
今度は、驚きのあまり叫んでしまった。
「一足遅かったみたいですね」
マルは冷静にいう。
「アナタたち……ここでナニをしているの……」
わたしたちの背後から冷たい視線と声がした。
「到着しました」
マルは足を止めてその場所を指さした。
「ここが、この町で一番の果物農園です」
そこは、外からみても分かるくらい大きな果物農園だった。 例えるなら、わたしの通う学校がまるまる入っちゃうくらいかな?
「へぇーおおきな農園だね」
シーニもあまりの大きさにびっくりしている。
「二人ともこっちです」
「ごめん、すぐいくー」
棒立ちになっていたわたしとシーニをマルが離れた場所で呼び、農園の入り口で立ち止まった。
「勝手に入るといけないので、入口に設置されているベルを押して先輩を呼びます」
マルは、入口のベルの所へ歩みよっていった。
「とてもいい香りがするね」
シーニのいう通り果物の甘い香りが外にまで流れていた。
「うん、おいしそうないい香り……ねっクー……って、あれっ!? クーは!?」
クーに声をかけたが、頭の上に乗っていたはずのクーがいなくなっていることに気が付いた。
「えっ!? クーどこ!」
わたしは慌てて周りを探す。
「あっ! アカリあそこ!」
シーニが指をさした方向に目をむける。
「ピュ~♪」
甘い香りに釣られたクーが農園の中に入っていくのがみえた。
「クー! かってに入っちゃダメだよー」
クーは声が届かないのか、そのまま中に入っていってしまった。
「おっおいかけよう!」
「うん!」
わたしとシーニは丁度入口のベルを押そうとしていたマルの横をすりぬけて、農園の中へ消えて行ってしまったクーを追いかける。
「ごめん、マルあとからちゃんとあやまるからー」
「ええっ!? 何事ですか!?」
マルはいきなりの出来事に戸惑った声をだす。
「ちょっちょっと待ってくださいー!」
マルは慌ててわたしとシーニのあとを追いかけてくる。
農園の中にはいるとたくさんの果物の木がありいろいろな種類の果物が実っていて、そのせいか中は外からみた以上に広く感じた。
おいしそうな実のなっている木に一瞬気を取られたけど、グッと我慢してクーを探す。
「クーー」
「おーい」
「どこですかー」
わたしたちは口々にクーを呼ぶ。
「どこにいっちゃたんだろう」
「広いからなかなかみつからないね」
わたしたちはお互いの目をみる。
「……うーん」
マルはあごに手を当てて何かを考えていた。
「マル、どうしたの?」
「いえ、少し心配事がありまして」
「しんぱいごと?」
「はい、先程も説明したようにここの農園は私の学校の先輩の農園なので、もしかしたら先輩がクーをみつけて保護してくれていたなら安心なのですが……もし、先輩じゃなくてカノジョが保護していたら、少し厄介だなと思いまして」
「やっかい?」
わたしは、マルに問いかける。
「はい、カノジョの場合は『捕獲』が正しいかもしれません」
「どういうこと?」
今度はシーニが問いかける。
「ザックリ説明すると、カノジョに捕獲されたら面倒っていうことです」
「かなりザックリした説明だね」
「そ、それならはやくクーをみつけないと!」
わたしは慌てていう。
すると、すこし離れた場所から「ピュ~♪」という声がわたしたちの耳に聞こえてきた。
声のした場所をみると、そこには、クーが木に実っている果物を取ろうとぴょんぴょんと跳ねていた。
「クー!」
わたしはみつけた喜びでクーの名前を呼んだが、クーは果物に夢中でこっちには気が付いていなかった。
後少しのところで果物が取れないクーは木のそばから離れて距離をとり、その場所から走りだした。そして、助走をつけて小さなハネを勢いよくパタパタさせて飛んだ。助走をつけて飛んだことによりさっきより高く飛んだクーは木に実っている果物にむかって一直線、そしてクーの小さなくちばしが果物に触れようとした…
次の瞬間!
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「クー!?」
今度は、驚きのあまり叫んでしまった。
「一足遅かったみたいですね」
マルは冷静にいう。
「アナタたち……ここでナニをしているの……」
わたしたちの背後から冷たい視線と声がした。
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