妖古書堂のグルメな店主

浅井 ことは

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#3 アギルの謎と海釣り

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絶対釣って聞き出してやる!

と思うものの餌だけ取られ、「魚が無銭飲食して行く!」と腹を立てながらまたエサをつけて椅子になっている部分に腰かける。

「あ、水分補給にどうぞ」

渡されたのは、スポーツドリンク。

キャップを開けて三分の一飲んで、やっとの事で手応えを感じる。

「きたー!」

これは大物か?と何とか釣り上げると、パチパチパチとやる気なさそうな拍手。

「スズキですねぇー。僕はサワラでしたー。じゃあ、帰りましょうか」

「え?ちょっと待て!お前のランク……」

視界が変わる時に、「Sが三つ」と聞こえた気がしたが、こんなやる気なさそうな死神がトリプルSの訳ない!


古本屋に戻り、二階のキッチンに行くと昨日までとは違うシステムキッチンに変わっていて、真ん中にも大きな調理台。しかもシンク付き。

「どうしたんだよコレ」

「すっばらしいでしょぉぉぉー!やっと申請が通って、昨夜早速取り付けさせました。今日はお刺身が食べたかったんですよ。さて、はいこれ。お味噌汁作ってください。出汁は、③と書いてあるものを使ってくださいね」と大根を渡される。
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