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#6 死神界へ
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いくつか候補を決めて、ベッドに腰掛けたり寝転んでみたりしてテオが決めたのは、普通の鉄パイプのベッド。
どうも、マットレス付きで三万ペローというのも気に入ったらしい。
ベッドは決まったものの、机はいらないとのことで、四角い絨毯に、ガラスのテーブル。
ベッドと併せて、五万ペロー。
その後に靴を買いに行き、荷物は部屋に送って貰うというのだから、どんな仕組みになっているのかは不明だ。
やっと服屋につき、テオが選んだのはパーカー。
「パーカー好きのか?」
「顔を隠すのにちょうどいいんだ。なのにこの赤いシャツはなんだ!」
「はい。悠一君はブルーのシャツ」
「俺もかよ!」
「いいですか?明日にでも顔見世をしに来いと上から言われますー。嫌ですが出なくてはなりません。今日は一度帰ってテオ君の歓迎会をしましょう」
「俺の事忘れてないか!?」
忘れてませんよぉー!とスキップしていくというのは、こちらのスーパーか何かに行くのだろう。
荷物がないので何をする訳でもなくついて行くのだが、カートを持って変な色の野菜を選んでいる姿は、残念ながらすごい死神とは思えない。
「あぁ、そうだ。預かっている三十万ペローのお釣りですが、テオ君の口座に入れておきますねぇー。無駄遣いはノンノンですよ」
どうも、マットレス付きで三万ペローというのも気に入ったらしい。
ベッドは決まったものの、机はいらないとのことで、四角い絨毯に、ガラスのテーブル。
ベッドと併せて、五万ペロー。
その後に靴を買いに行き、荷物は部屋に送って貰うというのだから、どんな仕組みになっているのかは不明だ。
やっと服屋につき、テオが選んだのはパーカー。
「パーカー好きのか?」
「顔を隠すのにちょうどいいんだ。なのにこの赤いシャツはなんだ!」
「はい。悠一君はブルーのシャツ」
「俺もかよ!」
「いいですか?明日にでも顔見世をしに来いと上から言われますー。嫌ですが出なくてはなりません。今日は一度帰ってテオ君の歓迎会をしましょう」
「俺の事忘れてないか!?」
忘れてませんよぉー!とスキップしていくというのは、こちらのスーパーか何かに行くのだろう。
荷物がないので何をする訳でもなくついて行くのだが、カートを持って変な色の野菜を選んでいる姿は、残念ながらすごい死神とは思えない。
「あぁ、そうだ。預かっている三十万ペローのお釣りですが、テオ君の口座に入れておきますねぇー。無駄遣いはノンノンですよ」
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