妖古書堂のグルメな店主

浅井 ことは

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#9 温泉

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荷物を取りに帰って、カバンにTシャツとジーンズ、下着を入れてから「2日とか3日とかならそんなに大きなカバン要らないよな」と言うと、「もし、向こうに行くのなら、俺の持ってるカバンみたいなのをひとつ買っておくといい。とは言っても能力次第で中に入る容量は変わるが、お前ならタンス一個分の服くらいなら余裕だろ」

「みんな持ってんのか?」

「そうでも無い。ランクC以下は持ってるやつは少ないだろうな」

カバンを買うなら……と、余分に服を入れて家を出てから、「置き手紙忘れた」と言うと、刷り込みされるから大丈夫と言われ、店に戻ると、小ぶりのカバンの上に帽子を乗せて準備万端のアギル。

「テオ君も準備してきてください」

テオが準備を終えて戻ってきた時は、初めて見た時のカバンと違い、斜め掛けのショルダーバッグ。
これも沢山入るやつなのか?と聞くと、サイズは色々とあるらしい。

「さてと、まずは死神温泉に行きます。悠一君のバッグも欲しいですし、情報も集めたいですしねぇ。何より、温泉卵が……あ……」

「美味いんだな?食いたいんだな?」

「えーと、あはははは」

笑って誤魔化されたと思ったら、はいはいと隣の部屋に連れていかれ、また壁を抜けて死神会へと行く。
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