天満堂へようこそ

浅井 ことは

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天界へ

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「帽子と杖はどうした?」

「はい?」

「ほら、こんな感じでとんがった……」

「姫ー」

「なんだ?」

「心の声が漏れてます……」

「すまん。気になったらつい……で? 帽子は?」

「ほほほ。そんなものありません。私はここの管理人ですから」

「管理人?」

「今は王家のものも知らないものが多いと聞きます。ここでは禁書の類いからすべての世界に関わることすべて記録し保管する場所。姫様の望むものもわかりますが……」

「………………」

「まぁ良いでしょう。幻と呼ばれている洞窟のことだけにしておきましょうか」

「そうしてくれ」

「洞窟はこの地下にあります」

「今から行けるのか?」

「行くためにはいくつかの条件が必要となります。
天魔幻の王家の血を持つもの。地下へと続く入り口に隠されている鍵のありかを示した場所の謎解き」

「謎解きのがいいんだが?」

「既に資格がある以上勝手に扉は開きます、中はこことはさらに時間の流れが違い、一時間で人間界では1日程の時間がたちます。それに、入れはするものの、中には暗号のようなものがあり、解読しながら進まなければなりません」

「行ったことは?」

「ありますが……調査として行っているだけであまり進んではおらず、中に何があるのかまだ解明されてません」

「そうか。ならこちらも準備してから来るとしよう。いつでもいいのか?」

「はい。ここの事はご内密に」

「誰にも言わん。無かったことにしておく」

「では、お待ちしておりますので」

席をたち、人間界へと帰るのに指をならす……

一瞬にして店の中についたはいいものの、天界からは既に荷物が運ばれており、今後の計画をたてなければと考えながら、いつも通りに材料を片付けていく。
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