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浅井 ことは

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引越し

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「小さいおうちが欲しいです」

「あぁ、犬小屋か。明日作ってやる」

わーい!と部屋を駆け巡る。
お前も食えと肉を渡すと一生懸命かぶりついてモグモグと食べている。

「尻尾ふりながら良く食えるもんだな」

「うん、おいひいお……」

「食い終わってから話せ」

「で、俺の事なんですけど……」

かいつまんで説明するが、そうですか……とだけいってハンバーグばかり食べているので、野菜も食えとさらにてんこ盛りに盛る。

「なぁ、本当ならお前の部屋で食うんじゃ……」

「男子禁制……予定だ。奏太は飯ぐらいは食いに来るけどな」

「なんで俺らはダメなんだよ」

「ムー噛め!」

「え? どっち?」

「両方」

「ガブーッ、パックン」

「いいですよ。離してください」

「なんでリアムだけ軽いんだよ!」

「は……初めてなので」

「俺には噛みなれてるもんなお前……」

「ごめんなさーい。あ、えっとね、姫の部屋教えるから」

「教えんでいい!」

そう言われてもムーは首を捕まれ逃げれない状況に……

「かわいいお部屋なんですぅ。僕のベッドもあって、おもちゃもあるの。でね、お布団の色はベージュだよ」

おろしてもらえたはいいが、はぁはぁ言っている。

「ムーお部屋のおもちゃここに持ってこようか?」

「やだ!」

「なら話すな」

「はい!」

その後も賑やかに夜はすぎていき、学校の支度を終え就寝する。

パタパタパタパタ……

「あれ?」

「あ、ムーおはよ!」

「何で起きてるのぉ?」

「何でって学校だし……たまにはまともに起きるよ? それに今日で二人とお別れだから」

「起こしに来たのにぃ」

「ごめんて。ミルク飲む?」

「飲む!」

「おい、飯だ」

ハイと返事をし、テーブルにつく。

今日は黒髪長身超イケメンが、フリフリレースのエプロンで朝飯の支度をしてくれた。

以外にも、秋刀魚の塩焼き・とうふ・お浸し・煮物・サラダ・ご飯にお味噌汁。

じーっと食事とルーカスの顔を見比べていると、
「食うのか食わねーのかどっちだ!」と怖い顔で言われる。

「あ、いただきます。」

「私の分はないのか?」

声が聞こえたのがいきなり過ぎて味噌汁を吹き出すところだった……

たまにされると心臓に悪い。

それでもルーカスは何も言わずに魚を焼きテキパキテーブルに並べていく。

「ふん、手際いいじゃないか。煮物もまぁまぁだな」

「ほんと美味しいです」

「当たり前だ! コレ見て作ったからな!」

[朝の栄養ご飯50選]

「本当に負けず嫌いなんですから。見ていて面白かったです」

「奏太、学校は何時に終わる?」

「えっと、15:30には。16:00には帰ってこれます。
でももうすぐ冬休みなんで、今日からは昼までですよ。帰りは13:00位だと思いますけど」

「帰ってきたらムーの小屋作っといてくれ。材料は買ってきておく」

「分かりました。ルーカスさん、リアムさんお世話になりました。ご飯も美味しかったです。じゃぁ俺学校なんで」

「とっとと行け」
「またね」

行ってきますとムーを撫でで学校へ向かう。
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