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決断
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俺も行くとルーカスに着いて行き、部屋のドアをノックする。
「あ、ユーリさん。結月さんは?」
「支度はできてますが……」
「入るぞ」
「ちょ……ルーカスさん!」
コーヒーを飲みながらぼーっとしている結月に、ルーカスが話しかけ、いつものお返しとばかりにお盆でパコーン!と軽くではあるが頭を叩く。
「あ、ああすまん。すぐに行く」
「お前大丈夫か?」
「大丈夫だ。そのうち倍返ししてやるからな!ユーリ行くぞ!」
みんなで部屋を出て、応接間へと行き段取りを話し始める。
「王3人とルーカス、奏太で魔力を取り上げるが、これが一番難しい。潜在として残ってる魔力まで引き出すのには奏太の目がいる。だから、同じ権限を持つノア、お前も加われ」
「は、はい」
「その後の狭間だが、魔力を取り上げた後に書くわけにも行かんから、昨夜用意しておいた。天と魔の魔法で強化してほしい。その後前回と同じように、外内部からの干渉が出来ないようにし、狭間へと入れる。これは三人で行う。以上だ」
「結月、本当に大丈夫なのか?」
「無魔力となれば干渉されようとも反応すらできんし、魔力を作り出す臓器事無くすからな……それに兵も立たせてあるし、出入口は1箇所。問題は無い」
「だが、ほかの刺客等は?考えてないのか?」
「あるかもしれんが、どこの王子姫であってもそれはついてまわるだろ?」
「俺何回殺されそうになったことか……」
「女にだろ?」
「よし、牢まで行こう」
みんなで牢まで行くと、天界、幻界に魔界の兵士が所狭しと並んでざわついている。
「何をしてるんだお前達は!」
「へ、陛下……」
「なんだ?」
「いえ、それが……」
「いい、退け」
兵を退けて奥に進むと兵がなぜあんなにいて慌てていたのかよくわかる。
牢に縛られていたリアムの体が溶けだしていたから慌てていたのだろう。
「な……んだ、これは?」
「結月、魔法は?」
「結界の中だから使えんはずだし、こんなの見たこともない」
各王がちょっと見せてみろと、前に出て何かを話している。
「奏太様?」
「ごめん、ちょっと気持ち悪くなっただけ」
それでも、見えてしまうので少しルーカスの影に隠れる。
「結月よ、もしや魔力の使いすぎか?これは……」
「聞いたことがない……」
「リアムよ……まさかお主、魔力だけでなく魂まで分裂させておったのか!?」
「ふふ……さすが父上。頭だけはいいですね……」
「魂の分離って、あのクローンか?」
「だろうな。だからと言ってこんな風になるのは見たこともなければ、書物にも載ってないが」
「魔王様?」
魔王がなにか考えているようだったので声をかけるが、じっと観察しているだけで何も話してはくれない。
「おい、親父?」
「あ、ああ。すまんな……ルーカス、とにかく兵を外に出してくれんか」
ルーカスが兵に指示して外に出している間も、王同士で話し合いが行われ、時折リアムに声をかけるが何も質問に答えない。
「ノア、魔方陣消したらどうなるの?」
「今はまだ魔力があるでしょうから、逃げる可能性もありますね」
見ているのも気持ち悪いが、何だかおかしいと魔王の見ている方をじっと観察する。
やはり一度魔法陣を解除した方がとの話になった時、「待って!」とみんなを止める。
そう、おかしかったのはリアムが怪我をしてなくなったと言う腕や足。その部分だけしか溶けだしていない。
「どうした?」
「と、溶けてるのって……新しく作った手足だけだよ……他は何ともなってないから罠かもしれない……」
「あ、ユーリさん。結月さんは?」
「支度はできてますが……」
「入るぞ」
「ちょ……ルーカスさん!」
コーヒーを飲みながらぼーっとしている結月に、ルーカスが話しかけ、いつものお返しとばかりにお盆でパコーン!と軽くではあるが頭を叩く。
「あ、ああすまん。すぐに行く」
「お前大丈夫か?」
「大丈夫だ。そのうち倍返ししてやるからな!ユーリ行くぞ!」
みんなで部屋を出て、応接間へと行き段取りを話し始める。
「王3人とルーカス、奏太で魔力を取り上げるが、これが一番難しい。潜在として残ってる魔力まで引き出すのには奏太の目がいる。だから、同じ権限を持つノア、お前も加われ」
「は、はい」
「その後の狭間だが、魔力を取り上げた後に書くわけにも行かんから、昨夜用意しておいた。天と魔の魔法で強化してほしい。その後前回と同じように、外内部からの干渉が出来ないようにし、狭間へと入れる。これは三人で行う。以上だ」
「結月、本当に大丈夫なのか?」
「無魔力となれば干渉されようとも反応すらできんし、魔力を作り出す臓器事無くすからな……それに兵も立たせてあるし、出入口は1箇所。問題は無い」
「だが、ほかの刺客等は?考えてないのか?」
「あるかもしれんが、どこの王子姫であってもそれはついてまわるだろ?」
「俺何回殺されそうになったことか……」
「女にだろ?」
「よし、牢まで行こう」
みんなで牢まで行くと、天界、幻界に魔界の兵士が所狭しと並んでざわついている。
「何をしてるんだお前達は!」
「へ、陛下……」
「なんだ?」
「いえ、それが……」
「いい、退け」
兵を退けて奥に進むと兵がなぜあんなにいて慌てていたのかよくわかる。
牢に縛られていたリアムの体が溶けだしていたから慌てていたのだろう。
「な……んだ、これは?」
「結月、魔法は?」
「結界の中だから使えんはずだし、こんなの見たこともない」
各王がちょっと見せてみろと、前に出て何かを話している。
「奏太様?」
「ごめん、ちょっと気持ち悪くなっただけ」
それでも、見えてしまうので少しルーカスの影に隠れる。
「結月よ、もしや魔力の使いすぎか?これは……」
「聞いたことがない……」
「リアムよ……まさかお主、魔力だけでなく魂まで分裂させておったのか!?」
「ふふ……さすが父上。頭だけはいいですね……」
「魂の分離って、あのクローンか?」
「だろうな。だからと言ってこんな風になるのは見たこともなければ、書物にも載ってないが」
「魔王様?」
魔王がなにか考えているようだったので声をかけるが、じっと観察しているだけで何も話してはくれない。
「おい、親父?」
「あ、ああ。すまんな……ルーカス、とにかく兵を外に出してくれんか」
ルーカスが兵に指示して外に出している間も、王同士で話し合いが行われ、時折リアムに声をかけるが何も質問に答えない。
「ノア、魔方陣消したらどうなるの?」
「今はまだ魔力があるでしょうから、逃げる可能性もありますね」
見ているのも気持ち悪いが、何だかおかしいと魔王の見ている方をじっと観察する。
やはり一度魔法陣を解除した方がとの話になった時、「待って!」とみんなを止める。
そう、おかしかったのはリアムが怪我をしてなくなったと言う腕や足。その部分だけしか溶けだしていない。
「どうした?」
「と、溶けてるのって……新しく作った手足だけだよ……他は何ともなってないから罠かもしれない……」
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