70 / 127
人間界1
.
しおりを挟む
「まだ客が来るんだよ。ついでにいつ開くのかって電話までかかってくるんだ。もうすぐニコルもバーくらいなら出来るって言ってるし、それ迄頼まれてくれ」
「何時まで?」
「今からなら買出しに行って開店できるから、18:00-25:00だな」
「会社は?」
「お前の考えた商品がバカ売れで、生産が追いついてないくらいだ。暫くは上のじじい共がやってくれるだろ。それに、昼に1回顔だしてるから問題ない」
「分かった。じゃあ買い物してくるよ」
「おい、銀行で両替もしてこいよ。レジの下に鍵と釣り専用の金が入ってるから」
「不用心だよそれ……」
文句を言いつつもノアとメニューを見て買い物へと行き、冷凍のフライドポテトやメニューにあったものの材料を多めに買って戻り、空っぽの冷蔵庫にすべて詰め込む。
「あとは一回グラスを洗わないと……」
「では、店内の掃除は私がしてきます」
ノアがモップをかけていると、中からルーカスが出てきてカウンターに腰を下ろす。
「何?」
「客一号?」
「お客さん、まだ看板ついてませんよ?」と冗談を言うと、もう付けたとあっさり言われ、ビールをくれと言われてしまう。
「酔ったら裏のお客の相手できないよ?」
「あと来るのは玉藻と狐くらいだ。あ、どっちも狐か!」
「あ、何か嫌な記憶が戻りそう」
「安心しろ。玉藻は代理が来るし、もう一匹の狐は物凄くまともだ」
「そう言うと玉藻さんが可哀想になってくるんだけど」
「お前のこと気に入ってるからな。クラブでボーイしたらいいのにとか前に言ってたらしいぞ」
「無理!なんか怖いお客たくさん来そうなんだもん」
「かもな、で、ビール!」
「えっと、生?瓶?」
「あ、ビールは瓶だけにしたんだよ。大中小はあるけど」
「そう、じゃあ、小でいい?」
「何でだよ!ビールって言われたら中だろ?」
「はーい」
グラスと開けた中瓶のビールを出して、小さな入れ物にミックスナッツを入れて出す。
「覚えてるな」
「前に見たもん」
「大体看板が付けばすぐに客は来るんだ。いくつか用意しておいた方がいいぞ」
「そうなの?」
まずは五つくらいでいいかなと入れ物に入れてラップをしておく。
特にする必要はなかったかもしれないが、埃が入ると嫌だからと言う理由からだが、昼間はおば様軍団からオカマの人まで様々な人が来ていた。
夜はどんな人外が来るのだろうと、夜に来た時のことを思い出すが、あまり騒がしかった記憶はない。
「ねぇ、どんな人外の人が来るの?」
「ほんとに様々だ。ニコルが睨みをきかせてたからみんな大人しくしていたが、ノアも目つきは悪いからな、大人しく飲んで帰るだろ」
「たしかに鋭いなと思う時はあるけど、基本優しいし」
「奏太、お前何見てきた?おとなしいやつほど怖いんだよ!ユーリなんて典型的だろ?」
「そう言えばそうかも」
「まぁ、変な客が来たら呼べ。俺が出るから」
「うん。それよりほんとにニコルさんもういいのかな?」
「結月の話では大丈夫だそうだ。ほんとは魔界に一度帰らせてもよかったんだが、あっちもばたついてるからな……」
「何時まで?」
「今からなら買出しに行って開店できるから、18:00-25:00だな」
「会社は?」
「お前の考えた商品がバカ売れで、生産が追いついてないくらいだ。暫くは上のじじい共がやってくれるだろ。それに、昼に1回顔だしてるから問題ない」
「分かった。じゃあ買い物してくるよ」
「おい、銀行で両替もしてこいよ。レジの下に鍵と釣り専用の金が入ってるから」
「不用心だよそれ……」
文句を言いつつもノアとメニューを見て買い物へと行き、冷凍のフライドポテトやメニューにあったものの材料を多めに買って戻り、空っぽの冷蔵庫にすべて詰め込む。
「あとは一回グラスを洗わないと……」
「では、店内の掃除は私がしてきます」
ノアがモップをかけていると、中からルーカスが出てきてカウンターに腰を下ろす。
「何?」
「客一号?」
「お客さん、まだ看板ついてませんよ?」と冗談を言うと、もう付けたとあっさり言われ、ビールをくれと言われてしまう。
「酔ったら裏のお客の相手できないよ?」
「あと来るのは玉藻と狐くらいだ。あ、どっちも狐か!」
「あ、何か嫌な記憶が戻りそう」
「安心しろ。玉藻は代理が来るし、もう一匹の狐は物凄くまともだ」
「そう言うと玉藻さんが可哀想になってくるんだけど」
「お前のこと気に入ってるからな。クラブでボーイしたらいいのにとか前に言ってたらしいぞ」
「無理!なんか怖いお客たくさん来そうなんだもん」
「かもな、で、ビール!」
「えっと、生?瓶?」
「あ、ビールは瓶だけにしたんだよ。大中小はあるけど」
「そう、じゃあ、小でいい?」
「何でだよ!ビールって言われたら中だろ?」
「はーい」
グラスと開けた中瓶のビールを出して、小さな入れ物にミックスナッツを入れて出す。
「覚えてるな」
「前に見たもん」
「大体看板が付けばすぐに客は来るんだ。いくつか用意しておいた方がいいぞ」
「そうなの?」
まずは五つくらいでいいかなと入れ物に入れてラップをしておく。
特にする必要はなかったかもしれないが、埃が入ると嫌だからと言う理由からだが、昼間はおば様軍団からオカマの人まで様々な人が来ていた。
夜はどんな人外が来るのだろうと、夜に来た時のことを思い出すが、あまり騒がしかった記憶はない。
「ねぇ、どんな人外の人が来るの?」
「ほんとに様々だ。ニコルが睨みをきかせてたからみんな大人しくしていたが、ノアも目つきは悪いからな、大人しく飲んで帰るだろ」
「たしかに鋭いなと思う時はあるけど、基本優しいし」
「奏太、お前何見てきた?おとなしいやつほど怖いんだよ!ユーリなんて典型的だろ?」
「そう言えばそうかも」
「まぁ、変な客が来たら呼べ。俺が出るから」
「うん。それよりほんとにニコルさんもういいのかな?」
「結月の話では大丈夫だそうだ。ほんとは魔界に一度帰らせてもよかったんだが、あっちもばたついてるからな……」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる