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正月
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「そうです。彼女は研究者の孫。一族の知識と技術を持っていれば、できないことは無いですし、違和感も少しあったんです」
「違和感て?」
「同じ内容のことばかり言ってませんでしたが?言葉は違うんですが、結婚をキーワードに……」
「あ!彼女は敵じゃないんだよ!結婚て言えば、幻界か魔界どちらか……式場みたいなの無いの?そこの地下とか……」
「もう一度連絡します」
それから業務を終える時間になっても返事がないので家に帰ってまずリビングに行く。
「エールラさん、みんなは?」
「まだ戻られてません。魔界と幻界に行ってくると仰って……」
「確認か指示を出しに行ったかですね」
帰ってくるまで何も出来ないと、仕方なく食事を済ませ、寒いので地下の温泉に入る。
「ムーとスフィ連れてきて。ブランは寒いからスフィの中に隠れてると思うし」
しばらく待つと、わーい!お風呂ー!とムーがドボンと入ってくるので、追い出してまず洗う。
ブランも丁寧に洗い、スフィに至っては自分で出来ると器用に洗い湯に浸かっているが、小さめではあるが元の形で家で過ごしているのも気にならなくなり、今回のことを聞いてみる。
「我は詳しくは分からぬが、我でも臭いなど詳しくわからなかった。その施設は天界にあったものと酷似しておるのより大きいのであろうなと思うが……一つ気になる場所がないことも無い」
「それみんなになんで言わなかったの?」
「滅多に人が入れぬ場所。天界にもあるが我でも入ることは難しい」
「それ、どこ?」
「各界に必ず神聖なる場所がある。王族とて滅多に入らぬ。守は牡鹿、角は翼のように大きく、身体は鋼鉄のように硬く、見た目はとても美しい生き物が番人をしておる所、詳しい場所は王しか知らぬはず」
「ノア!すぐに知らせてきて」
「はい」
「その場所は王族みんな知ってる訳では無いんだよね?」
「確か書物に書いてあるとは……場所も見ただけでは分からぬようになっていたはず」
「行ったことあるの?」
「天界ならば」
「そっか。でもこれでまた特定できる場所が増えたよ」
家に戻ると、ちょっと幻界と魔界に行ってくるとルーカスが出かけ、見に行ったのかと聞くと指示しただけだと何故か苛々している。
「機嫌悪いね……」
「兵を動かしに行ったんだが……私が行くとまた帰るに帰れなくなるからな。予測のつくところはいくつか印はつけたが、スフィは分からんのか?」
「残念ながら……」
「気配もか?」
「結界で守られておる場所。我でも見逃してしまう所故」
「そうか……」
「あの二人どうするの?嵯峨野さんも結局結婚てしつこかったけど、それってヒントくれてたじゃん」
「既に鎖は解いてある。食事も与え、風呂にも入れた。分かったのはクローンではなく、なにかに怯えているようにも見えたことだけだな」
「何にだろう?リアムさんの関係の人はもう居ないよね?」
「まだ信者は残ってるだろうが、時折見せる顔がまだ何か隠してるようにも見える」
「違和感て?」
「同じ内容のことばかり言ってませんでしたが?言葉は違うんですが、結婚をキーワードに……」
「あ!彼女は敵じゃないんだよ!結婚て言えば、幻界か魔界どちらか……式場みたいなの無いの?そこの地下とか……」
「もう一度連絡します」
それから業務を終える時間になっても返事がないので家に帰ってまずリビングに行く。
「エールラさん、みんなは?」
「まだ戻られてません。魔界と幻界に行ってくると仰って……」
「確認か指示を出しに行ったかですね」
帰ってくるまで何も出来ないと、仕方なく食事を済ませ、寒いので地下の温泉に入る。
「ムーとスフィ連れてきて。ブランは寒いからスフィの中に隠れてると思うし」
しばらく待つと、わーい!お風呂ー!とムーがドボンと入ってくるので、追い出してまず洗う。
ブランも丁寧に洗い、スフィに至っては自分で出来ると器用に洗い湯に浸かっているが、小さめではあるが元の形で家で過ごしているのも気にならなくなり、今回のことを聞いてみる。
「我は詳しくは分からぬが、我でも臭いなど詳しくわからなかった。その施設は天界にあったものと酷似しておるのより大きいのであろうなと思うが……一つ気になる場所がないことも無い」
「それみんなになんで言わなかったの?」
「滅多に人が入れぬ場所。天界にもあるが我でも入ることは難しい」
「それ、どこ?」
「各界に必ず神聖なる場所がある。王族とて滅多に入らぬ。守は牡鹿、角は翼のように大きく、身体は鋼鉄のように硬く、見た目はとても美しい生き物が番人をしておる所、詳しい場所は王しか知らぬはず」
「ノア!すぐに知らせてきて」
「はい」
「その場所は王族みんな知ってる訳では無いんだよね?」
「確か書物に書いてあるとは……場所も見ただけでは分からぬようになっていたはず」
「行ったことあるの?」
「天界ならば」
「そっか。でもこれでまた特定できる場所が増えたよ」
家に戻ると、ちょっと幻界と魔界に行ってくるとルーカスが出かけ、見に行ったのかと聞くと指示しただけだと何故か苛々している。
「機嫌悪いね……」
「兵を動かしに行ったんだが……私が行くとまた帰るに帰れなくなるからな。予測のつくところはいくつか印はつけたが、スフィは分からんのか?」
「残念ながら……」
「気配もか?」
「結界で守られておる場所。我でも見逃してしまう所故」
「そうか……」
「あの二人どうするの?嵯峨野さんも結局結婚てしつこかったけど、それってヒントくれてたじゃん」
「既に鎖は解いてある。食事も与え、風呂にも入れた。分かったのはクローンではなく、なにかに怯えているようにも見えたことだけだな」
「何にだろう?リアムさんの関係の人はもう居ないよね?」
「まだ信者は残ってるだろうが、時折見せる顔がまだ何か隠してるようにも見える」
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