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奈良へ__
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目をキョロキョロさせているので、他にも何かあるのだろうとは思うが、見つけて話を聞いて夢殿に連れていけばいいだけなら簡単かもしれない。
「ただ、昼に行っても夕刻には門が閉まる。だから夕刻には姿を消してちょっと泊まれるようにしておいた所に迦具土に連れて行ってもらってくれ。布団も飯も用意させ……ちょっと待て」
いきなり目を閉じ、頭に人差し指をつけて何やら考え事をしてるようにも見えたが、「飯と布団は大丈夫だ。うまい飯が食えるぞ!」と一人で納得。
祖母がみんなにアイスを出してくれたので、それを食べながら続きを聞こうと蓋を開けようとしたら、「しょ、翔平、その蓋に書いてあるチョコミント……」
「交換しますか?」
「お、おおおおお。まだ食したことがないのだ」
交換すると、大国さんのアイスはチョコチップ味だった。
「あの、話忘れないうちにして欲しいんですけど」
「スーッとする味だな」
「大国さん!」
「ただ、昼に行っても夕刻には門が閉まる。だから夕刻には姿を消してちょっと泊まれるようにしておいた所に迦具土に連れて行ってもらってくれ。布団も飯も用意させ……ちょっと待て」
いきなり目を閉じ、頭に人差し指をつけて何やら考え事をしてるようにも見えたが、「飯と布団は大丈夫だ。うまい飯が食えるぞ!」と一人で納得。
祖母がみんなにアイスを出してくれたので、それを食べながら続きを聞こうと蓋を開けようとしたら、「しょ、翔平、その蓋に書いてあるチョコミント……」
「交換しますか?」
「お、おおおおお。まだ食したことがないのだ」
交換すると、大国さんのアイスはチョコチップ味だった。
「あの、話忘れないうちにして欲しいんですけど」
「スーッとする味だな」
「大国さん!」
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