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全ての始まりと終わり
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__総合病院前
プシューッと扉が空いたので、ステップが車椅子用になっているのを確認しており、冬弥にちゃんと出来るでしょ?と見ると、「最初は見ていてハラハラしましたけどねぇ」と言われてしまう。
診察は予約で、一番最初の9時からだったので、呼ばれるのを待って中に入り、医者に父だと説明する。
「ずっと出張で海外だったと聞いてまして」
そんな嘘ついてたんだ!と思いながらも、隣の那智は、ざまあみろと言った顔で返している。
「それでですねぇ……」と、学校のことと薬のことを話すと、医者は「本来ならまだ勧める事は出来ませんが、本人もしっかりと受け止めれているようなので、良いでしょう。ですが、悲しい事にイジメというものは本当に無くならないんですよ。また恐怖心などが出たらすぐに病院へ。頓服は手の届くところに常備して下さい。それと……雪翔君、君はとても我慢強い子だから、嫌なことをされたら絶対我慢しないこと!いいね?」
「はい」
そのままリハビリにも行き、帰りに学校に寄ることになった。
「何かあるの?」
「教科書を取りにな」と那智が言う。
中に入って校長室へ行くと、新学期は集会が終わってから担任と教室に行き挨拶をして、三時間目から六時間目まで授業があると言われた。
「担任を変えました。この前に会った数学教師は三年と二年の数学担当ですが、担任クラスを持っていなかったので。それにより、補習と言っても他の生徒におかしいとは思われないかと思います」
「宜しくね」と先生に言われ、宜しくお願いしますと返事をすると、夏休みの総合問題の宿題を渡された。
「ゆっくり見てくれたら構わないよ。量は少ないけど、一学期のまとめと思ってくれたらいい」
「はい。えっと、提出ですか?」
「それは無いよ。二学期の参考までにと思ってね」
話がほとんど終わると、校長と教頭が、那智と冬弥に頭を下げ、本当に申し訳なかったと謝罪し、全面的に子供を守ることを怠っていたと反省していた。
「分かればいいんですよ。この子達はまだ子供ですから。その事を忘れないでくださいね?」
たくさんの教科書をもらって下宿に帰り、机の届く位置に置いていく。
「冬弥さん、この総合問題のやつ……僕やってもいい?」
「良いですけど、疲れたら休憩してくださいよ?」
「約束する。後ね、明日みんな帰ってくるんでしょ?」
「そう聞いてますよ?」
「学校のこと話してもいい?」
「もちろん。みんな喜ぶと思います。でも、その問題集は後にして、まずは足を伸ばさないと……」
何故か右足は冬弥が。左足は那智がマッサージしてくれ、天気がいいのでと車椅子は表に干される。
「も、もういいよ?」
「ここは那智に負けられませんからねぇ」
「勝ちも負けもないだろう?」
散々マッサージをされ、その後は教科書に名前を書いていく。
「終わった!」
「では睡眠……はやめるんでしたか。好きなことしてていいですよ?私たちは裁判に向けての書類の確認をしないといけないので」
「僕はいつ行くの?」
「もう、手紙は来てます。来週ですけど、すぐに終わるそうです。その後は結果だけ聞きに私達は行きますけど、雪翔にも傍聴の権利はあります」
「それは少し考えてもいい?」
プシューッと扉が空いたので、ステップが車椅子用になっているのを確認しており、冬弥にちゃんと出来るでしょ?と見ると、「最初は見ていてハラハラしましたけどねぇ」と言われてしまう。
診察は予約で、一番最初の9時からだったので、呼ばれるのを待って中に入り、医者に父だと説明する。
「ずっと出張で海外だったと聞いてまして」
そんな嘘ついてたんだ!と思いながらも、隣の那智は、ざまあみろと言った顔で返している。
「それでですねぇ……」と、学校のことと薬のことを話すと、医者は「本来ならまだ勧める事は出来ませんが、本人もしっかりと受け止めれているようなので、良いでしょう。ですが、悲しい事にイジメというものは本当に無くならないんですよ。また恐怖心などが出たらすぐに病院へ。頓服は手の届くところに常備して下さい。それと……雪翔君、君はとても我慢強い子だから、嫌なことをされたら絶対我慢しないこと!いいね?」
「はい」
そのままリハビリにも行き、帰りに学校に寄ることになった。
「何かあるの?」
「教科書を取りにな」と那智が言う。
中に入って校長室へ行くと、新学期は集会が終わってから担任と教室に行き挨拶をして、三時間目から六時間目まで授業があると言われた。
「担任を変えました。この前に会った数学教師は三年と二年の数学担当ですが、担任クラスを持っていなかったので。それにより、補習と言っても他の生徒におかしいとは思われないかと思います」
「宜しくね」と先生に言われ、宜しくお願いしますと返事をすると、夏休みの総合問題の宿題を渡された。
「ゆっくり見てくれたら構わないよ。量は少ないけど、一学期のまとめと思ってくれたらいい」
「はい。えっと、提出ですか?」
「それは無いよ。二学期の参考までにと思ってね」
話がほとんど終わると、校長と教頭が、那智と冬弥に頭を下げ、本当に申し訳なかったと謝罪し、全面的に子供を守ることを怠っていたと反省していた。
「分かればいいんですよ。この子達はまだ子供ですから。その事を忘れないでくださいね?」
たくさんの教科書をもらって下宿に帰り、机の届く位置に置いていく。
「冬弥さん、この総合問題のやつ……僕やってもいい?」
「良いですけど、疲れたら休憩してくださいよ?」
「約束する。後ね、明日みんな帰ってくるんでしょ?」
「そう聞いてますよ?」
「学校のこと話してもいい?」
「もちろん。みんな喜ぶと思います。でも、その問題集は後にして、まずは足を伸ばさないと……」
何故か右足は冬弥が。左足は那智がマッサージしてくれ、天気がいいのでと車椅子は表に干される。
「も、もういいよ?」
「ここは那智に負けられませんからねぇ」
「勝ちも負けもないだろう?」
散々マッサージをされ、その後は教科書に名前を書いていく。
「終わった!」
「では睡眠……はやめるんでしたか。好きなことしてていいですよ?私たちは裁判に向けての書類の確認をしないといけないので」
「僕はいつ行くの?」
「もう、手紙は来てます。来週ですけど、すぐに終わるそうです。その後は結果だけ聞きに私達は行きますけど、雪翔にも傍聴の権利はあります」
「それは少し考えてもいい?」
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