66 / 103
石長比売の決断
.
しおりを挟む
祖父は既に座っており、玄関からはまだ騒がしい声が聞こえてくる。
いつまでイチャついてるんだ……
「翔平、まぁ座れ」
俺の家だから座りますよ?
「純平の事なんだが、石長の早とちりと、純平の解釈の違いがあるのが分かってな。お前さえよければ、石長が姉となる」
「はいー?本人達揉めてますけど?」
「いや、あれは揉めてるのではなく、石長なりに気持ちを伝えておってだな……。あー、直ぐにでは無いぞ?石長は神気を返上すると言ったが、それをすると、この家との関係も立ち消えてしまうからな。石長にはまずしっかりと神気を戻してもらってから、婚姻後に出稼ぎに行ってもらうことにした」
「出稼ぎじゃなくて、パートみたいなもの?爺ちゃんもちゃんと教えてよ!」
「聞いてると面白くてな」
「で、それでも神気をと言うので、それは純平に説得させる。勿論純平には寿命が来る。それを承知でならと石長に話したら、暴れるわ怒るわもー大変でな」
そうでしょうね。
大国さんの説明分かりにくいから……
申し訳ないなと思いつつ、兄と石長さんを呼びに行き、お茶のポットごと持って居間に行ってみんなにお茶を注いで回る。
「兄貴、寿命の事とかなんだけど……」
「まぁ、俺はしわくちゃ爺さんになるな」
「そうなんだけど……」
「わ、わわ私は、共に生きてと何度も……」
「石長、それは無理だと何度も言っただろう?あまり無茶を言うと婚姻させないぞ?」
悲鳴にもならない声を上げ、もう気絶するんじゃないかと言うくらい驚きまくってる石長さんが不憫でならない。
「純平、お前の決めることだ。石長さんは神様だからこのまま変わらない。お前は歳をとる。それでも愛していけるのか?」
「勿論。ただ、神様って見た目変えれるからさ、そのままでいいって言うのに、一緒にいる間は同じように自分も老けたように見せて行くって言うから止めてたんだよ」
「そのくらいなら構わないんじゃないのか?いつでも元の姿に戻れるんだし。あ、老けてもいいが、祭りの時は元に戻れよ?」
そう言いながらご飯の前だと言うのに駄菓子を頬張る大国さん。
炊飯器を持ってきた迦具土が、みんなの茶碗などを出し始めたので手伝おうと出し始めたら、おかずを運んできてくれと言われたので台所へと行き、お盆に煮物と乗せられるだけの鯛の塩焼きを乗せたお皿を置いて持っていく。
残りを祖母が持ってきて、ご飯をお茶碗に注ぎ出したので、迦具土が味噌汁の鍋を持ってくるのを待ち、とりあえず座って欲しいと石長さんに座布団を勧める。
「わ、私もなにか手伝う事は……」
「良いんですよ。本当ならまだ寝てないといけないんですから、座っててくださいな」
そう言ってみんなに茶碗を渡していくのだが、大国さんの子供用のお茶碗にはいつもの山盛りではなく、小盛のご飯。
「そ、祖母殿……大盛り……」
「あら、大国様?駄菓子、食べてましたよねぇ?」
「そ、それは……ちょこっとだけ」
ゴミ箱を見てみろ。
ちょこっとじゃない!
しっかりと食ったゴミが捨ててある。
「祖母殿……味噌汁も少な……「おほほほほほほ」
婆ちゃん、曾孫をいじめてるようにしか見えないぞ?
いつまでイチャついてるんだ……
「翔平、まぁ座れ」
俺の家だから座りますよ?
「純平の事なんだが、石長の早とちりと、純平の解釈の違いがあるのが分かってな。お前さえよければ、石長が姉となる」
「はいー?本人達揉めてますけど?」
「いや、あれは揉めてるのではなく、石長なりに気持ちを伝えておってだな……。あー、直ぐにでは無いぞ?石長は神気を返上すると言ったが、それをすると、この家との関係も立ち消えてしまうからな。石長にはまずしっかりと神気を戻してもらってから、婚姻後に出稼ぎに行ってもらうことにした」
「出稼ぎじゃなくて、パートみたいなもの?爺ちゃんもちゃんと教えてよ!」
「聞いてると面白くてな」
「で、それでも神気をと言うので、それは純平に説得させる。勿論純平には寿命が来る。それを承知でならと石長に話したら、暴れるわ怒るわもー大変でな」
そうでしょうね。
大国さんの説明分かりにくいから……
申し訳ないなと思いつつ、兄と石長さんを呼びに行き、お茶のポットごと持って居間に行ってみんなにお茶を注いで回る。
「兄貴、寿命の事とかなんだけど……」
「まぁ、俺はしわくちゃ爺さんになるな」
「そうなんだけど……」
「わ、わわ私は、共に生きてと何度も……」
「石長、それは無理だと何度も言っただろう?あまり無茶を言うと婚姻させないぞ?」
悲鳴にもならない声を上げ、もう気絶するんじゃないかと言うくらい驚きまくってる石長さんが不憫でならない。
「純平、お前の決めることだ。石長さんは神様だからこのまま変わらない。お前は歳をとる。それでも愛していけるのか?」
「勿論。ただ、神様って見た目変えれるからさ、そのままでいいって言うのに、一緒にいる間は同じように自分も老けたように見せて行くって言うから止めてたんだよ」
「そのくらいなら構わないんじゃないのか?いつでも元の姿に戻れるんだし。あ、老けてもいいが、祭りの時は元に戻れよ?」
そう言いながらご飯の前だと言うのに駄菓子を頬張る大国さん。
炊飯器を持ってきた迦具土が、みんなの茶碗などを出し始めたので手伝おうと出し始めたら、おかずを運んできてくれと言われたので台所へと行き、お盆に煮物と乗せられるだけの鯛の塩焼きを乗せたお皿を置いて持っていく。
残りを祖母が持ってきて、ご飯をお茶碗に注ぎ出したので、迦具土が味噌汁の鍋を持ってくるのを待ち、とりあえず座って欲しいと石長さんに座布団を勧める。
「わ、私もなにか手伝う事は……」
「良いんですよ。本当ならまだ寝てないといけないんですから、座っててくださいな」
そう言ってみんなに茶碗を渡していくのだが、大国さんの子供用のお茶碗にはいつもの山盛りではなく、小盛のご飯。
「そ、祖母殿……大盛り……」
「あら、大国様?駄菓子、食べてましたよねぇ?」
「そ、それは……ちょこっとだけ」
ゴミ箱を見てみろ。
ちょこっとじゃない!
しっかりと食ったゴミが捨ててある。
「祖母殿……味噌汁も少な……「おほほほほほほ」
婆ちゃん、曾孫をいじめてるようにしか見えないぞ?
0
あなたにおすすめの小説
死霊術士が暴れたり建国したりするお話
はくさい
ファンタジー
多くの日本人が色々な能力を与えられて異世界に送りこまれ、死霊術士の能力を与えられた主人公が、魔物と戦ったり、冒険者と戦ったり、貴族と戦ったり、聖女と戦ったり、ドラゴンと戦ったり、勇者と戦ったり、魔王と戦ったり、建国したりしながらファンタジー異世界を生き抜いていくお話です。
ライバルは錬金術師です。
ヒロイン登場は遅めです。
少しでも面白いと思ってくださった方は、いいねいただけると嬉しいです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
【完結】あやかし団地 管理人見習い日誌
双月ねむる
キャラ文芸
就活全滅で「自分には社会性がない」と思い込む凛は、遠縁の親戚に紹介され、昭和レトロな巨大団地・さくらヶ丘第一団地の『管理人見習い』として住み込みで働くことに。しかしその団地には、中庭の「靴鳴らし」、エレベーター表示盤に棲む狐など、団地限定あやかし達が当たり前のように暮らしていた。
最初は逃げ腰の凛だったが、すねた空き部屋や、ベランダの風鈴が告げるSOSなど、人とあやかしのトラブルに巻き込まれながら、少しずつ『共同体』に関わる勇気を取り戻していく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる