88 / 101
88.レベルが足りない
しおりを挟む
88.レベルが足りない
その後何度かメッセージのやり取りをして、大まかな流れとアドバイスを送った。
それでもカストルさんは不安そうだったので、数日中に見に行く約束もしたし、その時にもし都合が会うパーティーが居たら、他のモンスターを見に連れて行ってくれるらしい。
「これでカストルさんへの連絡はOK、っと。
じゃあ、次は
ねーむちゃんがくれたこの綿糸の使い道を考えよっか」
「アカリさまに、機織りのやり方は教えましたか?」
「んー、聞いてない気がする」
「ではお教え致しますね……。あ、ダメです!」
突然大声で否定されてびっくりしちゃった。
「アカリさま、裁縫のスキルレベルは今おいくつですか?」
「最近レベル一覧見てないね。幾つなんだろ」
______________________________
名前:アカリ・イシザッキー
職業:生産者
レベル:43
次レベルまでの経験値:■□□□□
HP:4300
スキル一覧
錬成Lv.2
料理Lv.29
裁縫Lv.12
称号
神の愛し子
ケサランパサランの祈り
______________________________
「前見た時より上がってるけど、まだ20にはなってない。12だ。
ってことは、★★のアイテムは扱えないよね?」
「ええ。いかにアカリさまが素晴らしい方でも、こればかりは変えられません。神の定めですからね」
「だよね。まあ工夫すれば抜け道があるのかもしれないけど、今回はちゃんとレベル上げしよっか。
何作ろうかな~」
「★★以上のレア度のアイテムでしたら、基本的には何を作っても需要があると思いますよ。
アカリさまのお好きなものを作れば良いでしょう」
「好きな物、ねぇ……。今のところ、これと言って欲しいものはないし、夕嵐の双翼が欲しがってるものを作ろうかな?」
裁縫のレベル上げ、と言っても素材代も時間もかかるから、ちゃんと売れるものが良いかなぁ、なんて考えてたけど。
「そうだ。この際だから、どうやるのが一番経験値が貯まりやすいのか、調べてみようかな」
「どういうことでしょうか?」
「例えば、型紙からオリジナルで作るのと、型紙とスキルで作るの、時間のかかり方は全然違うじゃない?もちろん、スキルで作る方が早いよね。
でも、もしもオリジナル型紙を作るとめちゃくちゃ沢山経験値を貰えるなら、型紙作るほうが結果的に早くレベルが上がるでしょ?」
「なるほど」
「夕嵐の双翼に聞けば、戦闘職の方で近いデータを持ってそうだけど、生産職ではまた違うだろうし、今回はついでに調べちゃおうと思って。
これから何回もレベル上げするだろうし、持ってて損はないデータだと思うのよ」
「確かにそうですね。
少なくとも、この家にあるベガさまの資料の中には経験値の溜まり方に関する記述はありません。
自分で検証するしかないかと」
「でも、今日はもう遅いし疲れた!
初めましての人と会うと気疲れするよね」
ってことで、おやすみなさい~。
検証するのは、また明日っ!
その後何度かメッセージのやり取りをして、大まかな流れとアドバイスを送った。
それでもカストルさんは不安そうだったので、数日中に見に行く約束もしたし、その時にもし都合が会うパーティーが居たら、他のモンスターを見に連れて行ってくれるらしい。
「これでカストルさんへの連絡はOK、っと。
じゃあ、次は
ねーむちゃんがくれたこの綿糸の使い道を考えよっか」
「アカリさまに、機織りのやり方は教えましたか?」
「んー、聞いてない気がする」
「ではお教え致しますね……。あ、ダメです!」
突然大声で否定されてびっくりしちゃった。
「アカリさま、裁縫のスキルレベルは今おいくつですか?」
「最近レベル一覧見てないね。幾つなんだろ」
______________________________
名前:アカリ・イシザッキー
職業:生産者
レベル:43
次レベルまでの経験値:■□□□□
HP:4300
スキル一覧
錬成Lv.2
料理Lv.29
裁縫Lv.12
称号
神の愛し子
ケサランパサランの祈り
______________________________
「前見た時より上がってるけど、まだ20にはなってない。12だ。
ってことは、★★のアイテムは扱えないよね?」
「ええ。いかにアカリさまが素晴らしい方でも、こればかりは変えられません。神の定めですからね」
「だよね。まあ工夫すれば抜け道があるのかもしれないけど、今回はちゃんとレベル上げしよっか。
何作ろうかな~」
「★★以上のレア度のアイテムでしたら、基本的には何を作っても需要があると思いますよ。
アカリさまのお好きなものを作れば良いでしょう」
「好きな物、ねぇ……。今のところ、これと言って欲しいものはないし、夕嵐の双翼が欲しがってるものを作ろうかな?」
裁縫のレベル上げ、と言っても素材代も時間もかかるから、ちゃんと売れるものが良いかなぁ、なんて考えてたけど。
「そうだ。この際だから、どうやるのが一番経験値が貯まりやすいのか、調べてみようかな」
「どういうことでしょうか?」
「例えば、型紙からオリジナルで作るのと、型紙とスキルで作るの、時間のかかり方は全然違うじゃない?もちろん、スキルで作る方が早いよね。
でも、もしもオリジナル型紙を作るとめちゃくちゃ沢山経験値を貰えるなら、型紙作るほうが結果的に早くレベルが上がるでしょ?」
「なるほど」
「夕嵐の双翼に聞けば、戦闘職の方で近いデータを持ってそうだけど、生産職ではまた違うだろうし、今回はついでに調べちゃおうと思って。
これから何回もレベル上げするだろうし、持ってて損はないデータだと思うのよ」
「確かにそうですね。
少なくとも、この家にあるベガさまの資料の中には経験値の溜まり方に関する記述はありません。
自分で検証するしかないかと」
「でも、今日はもう遅いし疲れた!
初めましての人と会うと気疲れするよね」
ってことで、おやすみなさい~。
検証するのは、また明日っ!
応援ありがとうございます!
50
お気に入りに追加
78
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる