ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜

ことりとりとん

文字の大きさ
88 / 131

88.レベルが足りない

しおりを挟む
88.レベルが足りない


その後何度かメッセージのやり取りをして、大まかな流れとアドバイスを送った。
それでもカストルさんは不安そうだったので、数日中に見に行く約束もしたし、その時にもし都合が会うパーティーが居たら、他のモンスターを見に連れて行ってくれるらしい。



「これでカストルさんへの連絡はOK、っと。
じゃあ、次は
ねーむちゃんがくれたこの綿糸の使い道を考えよっか」


「アカリさまに、機織りのやり方は教えましたか?」

「んー、聞いてない気がする」

「ではお教え致しますね……。あ、ダメです!」


突然大声で否定されてびっくりしちゃった。


「アカリさま、裁縫のスキルレベルは今おいくつですか?」


「最近レベル一覧見てないね。幾つなんだろ」

______________________________ 

名前:アカリ・イシザッキー
職業:生産者
レベル:43
次レベルまでの経験値:■□□□□
HP:4300

スキル一覧
錬成Lv.2
料理Lv.29
裁縫Lv.12

称号
神の愛し子
ケサランパサランの祈り

______________________________ 


「前見た時より上がってるけど、まだ20にはなってない。12だ。
ってことは、★★のアイテムは扱えないよね?」

「ええ。いかにアカリさまが素晴らしい方でも、こればかりは変えられません。神の定めですからね」


「だよね。まあ工夫すれば抜け道があるのかもしれないけど、今回はちゃんとレベル上げしよっか。
何作ろうかな~」


「★★以上のレア度のアイテムでしたら、基本的には何を作っても需要があると思いますよ。
アカリさまのお好きなものを作れば良いでしょう」


「好きな物、ねぇ……。今のところ、これと言って欲しいものはないし、夕嵐の双翼が欲しがってるものを作ろうかな?」


裁縫のレベル上げ、と言っても素材代も時間もかかるから、ちゃんと売れるものが良いかなぁ、なんて考えてたけど。


「そうだ。この際だから、どうやるのが一番経験値が貯まりやすいのか、調べてみようかな」

「どういうことでしょうか?」


「例えば、型紙からオリジナルで作るのと、型紙とスキルで作るの、時間のかかり方は全然違うじゃない?もちろん、スキルで作る方が早いよね。
でも、もしもオリジナル型紙を作るとめちゃくちゃ沢山経験値を貰えるなら、型紙作るほうが結果的に早くレベルが上がるでしょ?」

「なるほど」


「夕嵐の双翼に聞けば、戦闘職の方で近いデータを持ってそうだけど、生産職ではまた違うだろうし、今回はついでに調べちゃおうと思って。
これから何回もレベル上げするだろうし、持ってて損はないデータだと思うのよ」

「確かにそうですね。
少なくとも、この家にあるベガさまの資料の中には経験値の溜まり方に関する記述はありません。
自分で検証するしかないかと」


「でも、今日はもう遅いし疲れた!
初めましての人と会うと気疲れするよね」


ってことで、おやすみなさい~。
検証するのは、また明日っ!



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

転生貴族のスローライフ

マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である *基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。 日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。 両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日―― 「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」 女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。 目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。 作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。 けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。 ――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。 誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。 そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。 ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。 癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!

異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜

山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。 息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。 壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。 茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。 そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。 明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。 しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。 仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。 そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。

ギルド受付嬢は今日も見送る~平凡な私がのんびりと暮らす街にやってきた、少し不思議な魔術師との日常~

弥生紗和
ファンタジー
【完結】私はギルド受付嬢のエルナ。魔物を倒す「討伐者」に依頼を紹介し、彼らを見送る毎日だ。最近ギルドにやってきたアレイスさんという魔術師は、綺麗な顔をした素敵な男性でとても優しい。平凡で代わり映えのしない毎日が、彼のおかげでとても楽しい。でもアレイスさんには何か秘密がありそうだ。 一方のアレイスは、真っすぐで優しいエルナに次第に重い感情を抱き始める―― 恋愛はゆっくりと進展しつつ、アレイスの激重愛がチラチラと。大きな事件やバトルは起こりません。こんな街で暮らしたい、と思えるような素敵な街「ミルデン」の日常と、小さな事件を描きます。 大人女性向けの異世界スローライフをお楽しみください。 西洋風異世界ですが、実際のヨーロッパとは異なります。魔法が当たり前にある世界です。食べ物とかファッションとか、かなり自由に書いてます。あくまで「こんな世界があったらいいな」ということで、ご容赦ください。 ※サブタイトルで「魔術師アレイス~」となっているエピソードは、アレイス側から見たお話となります。 この作品は小説家になろう、カクヨムでも公開しています。

処理中です...