ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜

ことりとりとん

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106.ミンタカのレベル

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106.ミンタカのレベル


カストルさんの熱い想いにとっても共感できたし、これからが楽しみ。


今日も特に予定はないから生産部屋を覗いてから帰ることにした。
ミンタカ達の腕がどの程度か知りたいからね。


「やほー、ミンタカ。調子はどう?」


「アカリさん~。今ね~、Lv.15になったとこ~」


「良かったじゃん! そのままLv.20を目指して頑張ってね」


「なんで~? Lv.20で、何か変わるの~?」


「★★の素材を扱えるようになるでしょ?
今作ってるポテサラは★★★だけど、★★の素材を使えば★★★★のアイテムを作れるから」


「え~!? ★★の素材を、使わせて貰えるの~?」


「そうだよ。というか、私の家に大量に余って来てるから、早く使えるようになって欲しいな」


「でも~、★★の素材を使っても、レア度は上がらないって聞いた事あるけど~」


「普通のレシピならそうらしいよ。
でも、ミンタカが今使ってるレシピは分量がめちゃくちゃ細かいじゃない?
そういう、『めっちゃぴったりなレシピ』だったら、ちゃんと完成品のレア度が上がるんだ」


「そ~なんだ~。じゃあ、頑張ってレベル上げるね~」


「うんうん、頑張ってね。そうだ、たっくんどこに行ったか分かる?」


「アルニタクはね~、今は訓練に行ってると思うよ~」


「生産にはあんまり興味なさそう?」


「ううん~。ちゃんと手伝ってくれてるよ~。
でも、クランメンバーになりたかったら、戦闘訓練にも参加しなきゃいけないから~」


「そんなルールがあるんだ?
でも、カストルさんが、生産部門を作って、専門のメンバーを置くって言ってたよ?」


「そ~なの~? 私も入れて欲しいな~」


「ミンタカはもちろんメンバーに入って貰うよ。よろしくね」


「やった~! 頑張ってポテサラと麻婆豆腐作るね~!
特にポテサラはたくさん欲しいんだって~。
アカリさんからの分は一軍にしか渡されなかったけど、私が作ったのは他のメンバーにも使わせてあげれるって言ってたし~」


「そうそう! 沢山作って役に立つって分かって貰えれば、生産したいって言う人も増えるかもしれないしね」


「そうなったらいいな~」


ふふふ、と笑うミンタカは、私と話ながらも手は動き続けている。
作業の流れはかなりスムーズになっていて、かなりのハイペースで生産出来ているね。

この調子なら、我が家の冷蔵庫が野菜で埋め尽くされる前に消費してもらえそう!

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