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146.おじ様達
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「アリー、あれ」
レイヤード義兄様の指差す方を見るとフォックスカラーの髪に青目の紳士的な雰囲気のおじ様と野性味のある顔立ちをした金茶の髪に暗い赤茶目と焦茶目の3人の親子の合わせて4人がこっちの方をキョロキョロしてる。
「どうする?」
パラソルエリアはバルトス義兄様の幻覚魔法で感知されにくい。
砂浜に直接座ってリーベイ食べてる従兄様なら迎えに行って見失うレベルで出来が良い。
だから迎えに行くなら義兄様達のどちらかなんだけど····僕もう色々お腹いっぱいだよ?
あ、今さらだけど従兄様や伯父様は家族の前では私じゃなく僕って言うのが素だっていうのは知ってるんだ。
「コード伯爵とアビニシア侯爵親子のセット····従兄様にご用?」
「アリー、現実逃避しないで。
コード伯爵は確かに妹を嫁に出そうとしてた分家筋だけど、あの2組がセットで探すならアリーしかいないでしょ」
やっぱり?
やだなあ。
おじ様達は嫌いじゃないけど、あの息子2人のギラギラぐいぐい来るとこがなあ。
「もうじき帰るから、ご挨拶は····しないと?
数ヶ月ここでお世話には····まあなったし?」
「アリー、嫌々なのが口から洩れてる」
従兄様が苦笑する。
あ、そのお顔好き。
へらっと顔が崩れちゃう。
「凍らせるか?
色々」
「いいですね、兄上。
氷と雷の相性を改めて確かめましょう」
「やめて、お願い。
色々の中に俺入ってるよね。
アリー、お願いだから可愛い笑顔を俺に向けないで」
あれ?
このお顔万人受けすると思うけど、嫌い?
「凍らせるか?
コイツ」
「いいですね、兄上。
氷と雷の相性を是非確かめましょう」
「嘘ですご免なさい。
いたいけな俺に慈悲を下さい。
お願いだからアリー、そんな悲しそうな顔はしないで」
そんなに慌てなくても義兄様達はちゃんと手加減してくれるのにね。
「バルトス兄様、一応用件を聞いて?
もし僕にご用ならお世話にはなったし、一緒に帰還のご挨拶はしておこう?」
「あの親子とは話さなくていいぞ」
とりあえずバルトス義兄様達が向かってる隙に、僕は寝たふりがしたい。
チラリとレイヤード義兄様をのぞき見る。
「アリー、眠い?
抱っこする?」
すごい!
やっぱり····。
「もう、できないってば!
ほら、もう来ちゃうからおいで!」
わ、ホントだ!
慌てて両手を差し出すとすぐに抱っこしてくれた。
細身なのに相変わらず力が強いよね。
義兄様は片腕に乗せて僕の背中をぽんぽんしてくれる。
あ、ホントに眠くなってきた。
「おやおや、グレインビル嬢はお休みになられるところだったか。
ガウディード様、楽しんでいらっしゃるようで何よりだ」
ダンディボイスはコード伯爵。
安定の重低音で心地良いね。
「····こんにちは、皆さん」
うん、危うく一瞬で寝落ちしそうだったよ。
レイヤード義兄様の寝かし付け能力はんぱない。
コード伯爵は従兄様と少しお話しし始めたね。
従兄様のお顔が本家の次期当主風になった。
そんなお顔も義母様みたいでいいね。
「疲れてしまったか。
帰還の前に挨拶しとこうと思ったんだ」
「アリアチェリーナ嬢、まだ体力が戻ってないんだろ。
俺とこのままここに留まらないか?」
侯爵のおじ様はともかく赤茶目の長男よ、断る。
「まだまだいていいんだよ?」
何だか上から発言の焦茶目次男も、断る。
「こらこら、いくらいて欲しくてももっと誘い方があるだろう。
まあ私も娘があと1人くらい欲しかったところだから、このままここで居てくれればいいんだぞ?」
赤茶目侯爵よ、僕の父は義父様だけだよ。
そしてもちろん、断る。
「イカっつうの?
いつでも捕ってくるぜ!」
「なら僕はタコっていうのを捕るよ!」
うん、捕っては欲しいけど、グレインビルにいるから送ってくれない?
今なら氷竜の鱗で作ったクーラーボックスの試作品もあるし。
「皆様ありがとうございます。
ですがそろそろ義父様のいるお屋敷に帰りたくて····」
悲しげなお顔ももちろん便乗だ。
「そ、そうか。
ここに留まって数ヶ月たつからお父上が恋しいんだな」
「あ、なら僕が送ってくよ!」
うん、長男さん、その通り。
次男さんはお構い無く。
「何を言ってるのかな?」
「当然俺達がついて帰るからいらん」
「でももしもの時の護衛は····」
冷たい目にちょっと怯みつつ、義兄様達に尚もアピールする次男さん。
「せめて天使のお馬さん3兄弟とそこの侍女に勝ってから言え」
「「そんな····」」
ふふふ、うちの子達とニーアが一緒になるともはや兵器レベルなのに護衛なんてね。
この数ヶ月の訓練で新たなフォーメーションを編み出したりして更にパワーアップしたみたいだから、それはかなり難しいって兄弟揃ってわかってるみたいだね。
「ふふふ、私のお馬さん達は強いですからね」
僕の可愛い3兄弟達が思い浮かんでついニコニコしちゃうね。
「「天使(アリー)が可愛い」」
義兄様達ってば、お顔が残念になってもカッコ可愛いんだから。
そこの兄弟は何でドン引きしてるのかな。
「そうだな。
まさか軍馬や竜馬にあのような戦い方をさせるとは、さすがグレインビルだ!
うちに嫁においで!」
「それはお断りですよ、おじ様。
せめて兄様達の足下に及ぶくらいにはなってもらえないと」
「「くっ」」
最近では頻繁に嫁に来い発言をするから、普通に断るようになってるのにそんな悔しそうにうめかれてもなあ。
僕の事守れないじゃない?
「そうだな、とりあえず先に生き餌にして沈むか?」
「身のほど知らずにはちょうどいいんじゃない?」
「くそ、覚えてろよ!」
「戦略的撤退だ!」
わー、この2人もすっかり逃げ足が早くなったねえ。
次男さんも数ヶ月前と違って小難しい言葉を使うようになったね。
「おやおや、引き際を誤らない程度には成長されましたか」
「グレインビル家が強すぎるんだがな」
苦笑する金茶のおじ様には悪いけど、うちの家族は小さい頃から血の滲むような努力をしてきてるから、当然だよ。
フォックスカラーのコード伯爵は従兄様とお話終わって兄弟同士のやり取りを微笑ましそうに眺めてたんだ。
紳士なおじ様と野性味のあるおじ様のツーショットは悪くないね。
レイヤード義兄様の指差す方を見るとフォックスカラーの髪に青目の紳士的な雰囲気のおじ様と野性味のある顔立ちをした金茶の髪に暗い赤茶目と焦茶目の3人の親子の合わせて4人がこっちの方をキョロキョロしてる。
「どうする?」
パラソルエリアはバルトス義兄様の幻覚魔法で感知されにくい。
砂浜に直接座ってリーベイ食べてる従兄様なら迎えに行って見失うレベルで出来が良い。
だから迎えに行くなら義兄様達のどちらかなんだけど····僕もう色々お腹いっぱいだよ?
あ、今さらだけど従兄様や伯父様は家族の前では私じゃなく僕って言うのが素だっていうのは知ってるんだ。
「コード伯爵とアビニシア侯爵親子のセット····従兄様にご用?」
「アリー、現実逃避しないで。
コード伯爵は確かに妹を嫁に出そうとしてた分家筋だけど、あの2組がセットで探すならアリーしかいないでしょ」
やっぱり?
やだなあ。
おじ様達は嫌いじゃないけど、あの息子2人のギラギラぐいぐい来るとこがなあ。
「もうじき帰るから、ご挨拶は····しないと?
数ヶ月ここでお世話には····まあなったし?」
「アリー、嫌々なのが口から洩れてる」
従兄様が苦笑する。
あ、そのお顔好き。
へらっと顔が崩れちゃう。
「凍らせるか?
色々」
「いいですね、兄上。
氷と雷の相性を改めて確かめましょう」
「やめて、お願い。
色々の中に俺入ってるよね。
アリー、お願いだから可愛い笑顔を俺に向けないで」
あれ?
このお顔万人受けすると思うけど、嫌い?
「凍らせるか?
コイツ」
「いいですね、兄上。
氷と雷の相性を是非確かめましょう」
「嘘ですご免なさい。
いたいけな俺に慈悲を下さい。
お願いだからアリー、そんな悲しそうな顔はしないで」
そんなに慌てなくても義兄様達はちゃんと手加減してくれるのにね。
「バルトス兄様、一応用件を聞いて?
もし僕にご用ならお世話にはなったし、一緒に帰還のご挨拶はしておこう?」
「あの親子とは話さなくていいぞ」
とりあえずバルトス義兄様達が向かってる隙に、僕は寝たふりがしたい。
チラリとレイヤード義兄様をのぞき見る。
「アリー、眠い?
抱っこする?」
すごい!
やっぱり····。
「もう、できないってば!
ほら、もう来ちゃうからおいで!」
わ、ホントだ!
慌てて両手を差し出すとすぐに抱っこしてくれた。
細身なのに相変わらず力が強いよね。
義兄様は片腕に乗せて僕の背中をぽんぽんしてくれる。
あ、ホントに眠くなってきた。
「おやおや、グレインビル嬢はお休みになられるところだったか。
ガウディード様、楽しんでいらっしゃるようで何よりだ」
ダンディボイスはコード伯爵。
安定の重低音で心地良いね。
「····こんにちは、皆さん」
うん、危うく一瞬で寝落ちしそうだったよ。
レイヤード義兄様の寝かし付け能力はんぱない。
コード伯爵は従兄様と少しお話しし始めたね。
従兄様のお顔が本家の次期当主風になった。
そんなお顔も義母様みたいでいいね。
「疲れてしまったか。
帰還の前に挨拶しとこうと思ったんだ」
「アリアチェリーナ嬢、まだ体力が戻ってないんだろ。
俺とこのままここに留まらないか?」
侯爵のおじ様はともかく赤茶目の長男よ、断る。
「まだまだいていいんだよ?」
何だか上から発言の焦茶目次男も、断る。
「こらこら、いくらいて欲しくてももっと誘い方があるだろう。
まあ私も娘があと1人くらい欲しかったところだから、このままここで居てくれればいいんだぞ?」
赤茶目侯爵よ、僕の父は義父様だけだよ。
そしてもちろん、断る。
「イカっつうの?
いつでも捕ってくるぜ!」
「なら僕はタコっていうのを捕るよ!」
うん、捕っては欲しいけど、グレインビルにいるから送ってくれない?
今なら氷竜の鱗で作ったクーラーボックスの試作品もあるし。
「皆様ありがとうございます。
ですがそろそろ義父様のいるお屋敷に帰りたくて····」
悲しげなお顔ももちろん便乗だ。
「そ、そうか。
ここに留まって数ヶ月たつからお父上が恋しいんだな」
「あ、なら僕が送ってくよ!」
うん、長男さん、その通り。
次男さんはお構い無く。
「何を言ってるのかな?」
「当然俺達がついて帰るからいらん」
「でももしもの時の護衛は····」
冷たい目にちょっと怯みつつ、義兄様達に尚もアピールする次男さん。
「せめて天使のお馬さん3兄弟とそこの侍女に勝ってから言え」
「「そんな····」」
ふふふ、うちの子達とニーアが一緒になるともはや兵器レベルなのに護衛なんてね。
この数ヶ月の訓練で新たなフォーメーションを編み出したりして更にパワーアップしたみたいだから、それはかなり難しいって兄弟揃ってわかってるみたいだね。
「ふふふ、私のお馬さん達は強いですからね」
僕の可愛い3兄弟達が思い浮かんでついニコニコしちゃうね。
「「天使(アリー)が可愛い」」
義兄様達ってば、お顔が残念になってもカッコ可愛いんだから。
そこの兄弟は何でドン引きしてるのかな。
「そうだな。
まさか軍馬や竜馬にあのような戦い方をさせるとは、さすがグレインビルだ!
うちに嫁においで!」
「それはお断りですよ、おじ様。
せめて兄様達の足下に及ぶくらいにはなってもらえないと」
「「くっ」」
最近では頻繁に嫁に来い発言をするから、普通に断るようになってるのにそんな悔しそうにうめかれてもなあ。
僕の事守れないじゃない?
「そうだな、とりあえず先に生き餌にして沈むか?」
「身のほど知らずにはちょうどいいんじゃない?」
「くそ、覚えてろよ!」
「戦略的撤退だ!」
わー、この2人もすっかり逃げ足が早くなったねえ。
次男さんも数ヶ月前と違って小難しい言葉を使うようになったね。
「おやおや、引き際を誤らない程度には成長されましたか」
「グレインビル家が強すぎるんだがな」
苦笑する金茶のおじ様には悪いけど、うちの家族は小さい頃から血の滲むような努力をしてきてるから、当然だよ。
フォックスカラーのコード伯爵は従兄様とお話終わって兄弟同士のやり取りを微笑ましそうに眺めてたんだ。
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