151 / 491
5
150.食べさせ合いっこ~レイヤードside
しおりを挟む
「お待たせ、レイヤード兄様」
可愛らしい声と共にスープ、そして夏に約束してたふわとろ玉子のオムライスがそっと並べられた。
「えへへ。
今日はね、玉子にチーズも混ぜたんだ。
兄様まだまだ成長期だから、たんぱく質取らないとね」
そう言ってアリーはにこにこと微笑む。
そんなアリーの頭にはそこそこ大きめの真っ白な耳。
室内着となった真っ白な氷熊のポンチョの隙間からはふさふさの尻尾が生えている。
何これ!
可愛いが炸裂してるんだけど!
頭の上からこめかみのあたりまである真っ白で大きい三角耳が同系統色の白銀髪によって逆に引き立てられ、触り心地の良さをアピールするかのように毛がふわふわだ。
部屋で過ごす事も多いアリーはもちろん色白。
全ての基調色が白系統ばかりだから顔がぼやけるかと思いきや、大きくて白い三角耳がこめかみのあたりまで存在しているが為に髪の銀色が濃く見えて紫暗の垂れ目、ほんのり色付く薄桃色の頬、それより濃い桃色の唇の色が映えて優しげな顔立ちが更に優しく儚げで、とんでもない庇護欲をとんでもなく暴発させまくってる。
前にアリーに言われて魔具に記憶させた、僕達の世界には多分いないフェネックっていう小型動物の耳と尻尾だ。
ポンチョからはみ出てる白い尻尾もふわふわしていて、触り心地はこっちも良さげだね。
アリーは僕や兄上に生やしたかったみたいだけど、出来上がった物を確認した時から絶対アリーに使おうと思って機会を狙ってた。
アリーは自分が使われるのには何故か抵抗感があるみたいで、なかなか使わせてくれない。
それもそのはずで、今耳はピコピコ、尻尾はユラユラと動いてるから、きっと心底恥ずかしいのをひた隠してるんだと思う。
『だって····僕もう、いい年した老人だよ?』
中身は確かに推定で400才に近いみたいだけど、そんな子供の外見で真っ赤になりながら初な反応してると説得力がないよね。
その時のいじらしいアリーを思い出してじっと見つめていると、どうしてか頬の赤味が増した。
「あの、兄様、食べないの?
それともこのお耳と尻尾、似合わない?
元々兄様達用に作ってもらったやつだし、変える?」
少し早口になりながら顔を赤くする妹のさらなる進化をとげる爆発的な庇護欲に、他の下衆な男には見せないと改めて誓う。
「ふふ、ごめんね。
その耳と尻尾があまりにも似合い過ぎてて他の男が見たらちょっと殺っとこうかなって思っちゃっただけだよ」
「····ん?
家族以外の男の人に見せる予定ないよ?
あ、セバスチャンとか料理長とかは見たけど、不可抗力だよね」
「そこらへんは要相談かな。
それよりほら、ここに乗って?」
「え、でも食べにくくならない?」
とか言いつつも約束だったからか素直に膝に乗ってくる。
やっぱり春先から比べると少し軽くなってる。
あの城で目覚めた直後よりは戻ってきてるけど、食欲はまだまだ完全には戻らない。
甘味もしばらく受けつけなくなってたけど、あの不良物件元令嬢が研究してる豆の試食のお陰で改善はされてきた。
あの不良物件もここらへんで少しは役に立ってくれないと、いい加減消したくなる。
育ち盛りはアリーもなのに、相変わらず僕達家族を優先させるんだから。
アリーのオムライスを手元に引き寄せる。
自分用のは小さめに作ったみたいだね。
「大丈夫。
ほら、お口開けて?」
「え、えと、自分で····」
「ほら、アリーも一緒に食べてくれないと僕も食べられないよ?
いい子だから、あーん」
頭の三角耳を撫でながら言い聞かせると、戸惑いながら口を開ける。
····やばい、これ····何かが滾る。
「僕、もういいお年なのに····」
恥ずかしさからか顔全体が赤く染まって、伏し目がちの紫暗の目が潤む。
普段は僕達への愛情を恥ずかしげもなく全面に押し出すくせに、子供にするような愛情を行動で示されるのは恥ずかしくなっちゃうんだよ。
うちの妹は可愛すぎる。
更にもう一口食べさせると羞恥の限界がきたのか両手で顔を隠しちゃった。
その状態で大きなふわふわ三角耳がピコピコ動く方がある意味視界には暴力的だよ?
尻尾の揺れもゆっくりだけど大きくなってるし。
「そんなに恥ずかしいなら、食べさせ合いっこしよう?
ほら、僕のお世話して?
アリー?」
僕の言葉におずおずと顔を上げる。
何なの、その顔!
可愛いが過ぎるよ!
「お、お世話?」
「嫌?
フェネックなアリーに食べさせて欲しいな?」
アリーは基本的に僕達家族のお世話は好きなんだよね。
ほら、潤んだ目がキラキラしてきた。
「する!
兄様、あーん」
「····ん····美味しい。
チーズのこくとまろやかさがトマトの酸味によく合うね」
頭をそっと撫でると気持ち良さげに目を細める。
「はい、アリーも。
あーん」
「ん」
少し恥ずかしさが薄らいだみたいだね。
顔の赤味が引いて、今度は尻尾がパタパタ揺れてる。
「兄様、あーん」
「アリー、あーん」
僕達は交互に食べさせ合う。
こうやって少しずつ食べる量を増やしていこうね、僕の大切な妹。
雪が時々ちらつくようになったグレインビルの本格的な冬はもうそこだから。
何年ぶりかにあれだけ大きく体調を崩して体重も食欲も落ちるなんて、とんでもない虚弱体質のアリーがこの冬をちゃんと越せるのか邸の使用人どころか領民ですらも心配してる。
いつもなら冬前までは愛馬のポニーちゃんと領内を散歩したり、孤児の数が減って1つで対応できるようになった学校兼孤児院に訪問したりしてるのに、全然行けてないからね。
秋に1度だけタコとイカを愛でる会を領の子供を邸の庭に集めてやったけど、次の日からしばらく熱を出してしまったし、領をあげて現在進行形で心配中だ。
材料を献上したアボット先輩にはお礼に訓練をつけておいた。
まだまだぁ!と気絶するまで立ち向かってくる根性は誉めてあげてもいい。
まだ冒険者としてはBクラスだし、手加減はしておいたよ。
「これで最後だよ、兄様。
あーん」
いつの間にか全部食べちゃったな。
最後の一口を食べさせてもらう。
アリーは量が少ないから先に終わってしまった。
膝に乗せて食べさせてもらうとスープは溢れるかもしれないから、自分でさっさと飲む。
「美味しかったよ、アリー」
「良かった。
じゃあ次はあっちで食後のお茶しながらお耳と尻尾を撫で撫でする?」
恥ずかしさをほんのり滲ませながら膝の上で上目遣いに聞いてくる三角耳のアリーとか、どんだけ可愛いが暴力的なの?!
「····もちろん、そうするよ」
伝染した恥ずかしくもくすぐったい胸の内を誤魔化すように少し勢いをつけて立ち上がる。
もちろん鍛えてるし、11才にしては小さくて軽い妹だから抱えて立ち上がったってぐらつくはずもない。
父上によって1番空調を整えられた執務室でゆっくりと耳と尻尾を堪能した。
出かけていた父上が戻る頃には、僕の膝枕で昼寝を始めたアリーにつられていつの間にか僕も眠ってしまっていた。
獣人の耳と尻尾が大好きなアリーの気持ちがちょっとわかった1日だった。
可愛らしい声と共にスープ、そして夏に約束してたふわとろ玉子のオムライスがそっと並べられた。
「えへへ。
今日はね、玉子にチーズも混ぜたんだ。
兄様まだまだ成長期だから、たんぱく質取らないとね」
そう言ってアリーはにこにこと微笑む。
そんなアリーの頭にはそこそこ大きめの真っ白な耳。
室内着となった真っ白な氷熊のポンチョの隙間からはふさふさの尻尾が生えている。
何これ!
可愛いが炸裂してるんだけど!
頭の上からこめかみのあたりまである真っ白で大きい三角耳が同系統色の白銀髪によって逆に引き立てられ、触り心地の良さをアピールするかのように毛がふわふわだ。
部屋で過ごす事も多いアリーはもちろん色白。
全ての基調色が白系統ばかりだから顔がぼやけるかと思いきや、大きくて白い三角耳がこめかみのあたりまで存在しているが為に髪の銀色が濃く見えて紫暗の垂れ目、ほんのり色付く薄桃色の頬、それより濃い桃色の唇の色が映えて優しげな顔立ちが更に優しく儚げで、とんでもない庇護欲をとんでもなく暴発させまくってる。
前にアリーに言われて魔具に記憶させた、僕達の世界には多分いないフェネックっていう小型動物の耳と尻尾だ。
ポンチョからはみ出てる白い尻尾もふわふわしていて、触り心地はこっちも良さげだね。
アリーは僕や兄上に生やしたかったみたいだけど、出来上がった物を確認した時から絶対アリーに使おうと思って機会を狙ってた。
アリーは自分が使われるのには何故か抵抗感があるみたいで、なかなか使わせてくれない。
それもそのはずで、今耳はピコピコ、尻尾はユラユラと動いてるから、きっと心底恥ずかしいのをひた隠してるんだと思う。
『だって····僕もう、いい年した老人だよ?』
中身は確かに推定で400才に近いみたいだけど、そんな子供の外見で真っ赤になりながら初な反応してると説得力がないよね。
その時のいじらしいアリーを思い出してじっと見つめていると、どうしてか頬の赤味が増した。
「あの、兄様、食べないの?
それともこのお耳と尻尾、似合わない?
元々兄様達用に作ってもらったやつだし、変える?」
少し早口になりながら顔を赤くする妹のさらなる進化をとげる爆発的な庇護欲に、他の下衆な男には見せないと改めて誓う。
「ふふ、ごめんね。
その耳と尻尾があまりにも似合い過ぎてて他の男が見たらちょっと殺っとこうかなって思っちゃっただけだよ」
「····ん?
家族以外の男の人に見せる予定ないよ?
あ、セバスチャンとか料理長とかは見たけど、不可抗力だよね」
「そこらへんは要相談かな。
それよりほら、ここに乗って?」
「え、でも食べにくくならない?」
とか言いつつも約束だったからか素直に膝に乗ってくる。
やっぱり春先から比べると少し軽くなってる。
あの城で目覚めた直後よりは戻ってきてるけど、食欲はまだまだ完全には戻らない。
甘味もしばらく受けつけなくなってたけど、あの不良物件元令嬢が研究してる豆の試食のお陰で改善はされてきた。
あの不良物件もここらへんで少しは役に立ってくれないと、いい加減消したくなる。
育ち盛りはアリーもなのに、相変わらず僕達家族を優先させるんだから。
アリーのオムライスを手元に引き寄せる。
自分用のは小さめに作ったみたいだね。
「大丈夫。
ほら、お口開けて?」
「え、えと、自分で····」
「ほら、アリーも一緒に食べてくれないと僕も食べられないよ?
いい子だから、あーん」
頭の三角耳を撫でながら言い聞かせると、戸惑いながら口を開ける。
····やばい、これ····何かが滾る。
「僕、もういいお年なのに····」
恥ずかしさからか顔全体が赤く染まって、伏し目がちの紫暗の目が潤む。
普段は僕達への愛情を恥ずかしげもなく全面に押し出すくせに、子供にするような愛情を行動で示されるのは恥ずかしくなっちゃうんだよ。
うちの妹は可愛すぎる。
更にもう一口食べさせると羞恥の限界がきたのか両手で顔を隠しちゃった。
その状態で大きなふわふわ三角耳がピコピコ動く方がある意味視界には暴力的だよ?
尻尾の揺れもゆっくりだけど大きくなってるし。
「そんなに恥ずかしいなら、食べさせ合いっこしよう?
ほら、僕のお世話して?
アリー?」
僕の言葉におずおずと顔を上げる。
何なの、その顔!
可愛いが過ぎるよ!
「お、お世話?」
「嫌?
フェネックなアリーに食べさせて欲しいな?」
アリーは基本的に僕達家族のお世話は好きなんだよね。
ほら、潤んだ目がキラキラしてきた。
「する!
兄様、あーん」
「····ん····美味しい。
チーズのこくとまろやかさがトマトの酸味によく合うね」
頭をそっと撫でると気持ち良さげに目を細める。
「はい、アリーも。
あーん」
「ん」
少し恥ずかしさが薄らいだみたいだね。
顔の赤味が引いて、今度は尻尾がパタパタ揺れてる。
「兄様、あーん」
「アリー、あーん」
僕達は交互に食べさせ合う。
こうやって少しずつ食べる量を増やしていこうね、僕の大切な妹。
雪が時々ちらつくようになったグレインビルの本格的な冬はもうそこだから。
何年ぶりかにあれだけ大きく体調を崩して体重も食欲も落ちるなんて、とんでもない虚弱体質のアリーがこの冬をちゃんと越せるのか邸の使用人どころか領民ですらも心配してる。
いつもなら冬前までは愛馬のポニーちゃんと領内を散歩したり、孤児の数が減って1つで対応できるようになった学校兼孤児院に訪問したりしてるのに、全然行けてないからね。
秋に1度だけタコとイカを愛でる会を領の子供を邸の庭に集めてやったけど、次の日からしばらく熱を出してしまったし、領をあげて現在進行形で心配中だ。
材料を献上したアボット先輩にはお礼に訓練をつけておいた。
まだまだぁ!と気絶するまで立ち向かってくる根性は誉めてあげてもいい。
まだ冒険者としてはBクラスだし、手加減はしておいたよ。
「これで最後だよ、兄様。
あーん」
いつの間にか全部食べちゃったな。
最後の一口を食べさせてもらう。
アリーは量が少ないから先に終わってしまった。
膝に乗せて食べさせてもらうとスープは溢れるかもしれないから、自分でさっさと飲む。
「美味しかったよ、アリー」
「良かった。
じゃあ次はあっちで食後のお茶しながらお耳と尻尾を撫で撫でする?」
恥ずかしさをほんのり滲ませながら膝の上で上目遣いに聞いてくる三角耳のアリーとか、どんだけ可愛いが暴力的なの?!
「····もちろん、そうするよ」
伝染した恥ずかしくもくすぐったい胸の内を誤魔化すように少し勢いをつけて立ち上がる。
もちろん鍛えてるし、11才にしては小さくて軽い妹だから抱えて立ち上がったってぐらつくはずもない。
父上によって1番空調を整えられた執務室でゆっくりと耳と尻尾を堪能した。
出かけていた父上が戻る頃には、僕の膝枕で昼寝を始めたアリーにつられていつの間にか僕も眠ってしまっていた。
獣人の耳と尻尾が大好きなアリーの気持ちがちょっとわかった1日だった。
14
あなたにおすすめの小説
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
傷物転生令嬢マグダリーナと原初の魔法使いエステラの幻想譚-女神とスライムの光とともに- (旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
※他サイトでも掲載しています
※ちょいちょい手直ししていってます
2026.12.14 タイトル変更 旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
元社畜悪役令嬢、辺境のボロ城を全自動ボタニカル美容スパに大改造して引きこもる ~前世コスメで冷徹公爵を完治させたら溺愛されました~
季未
恋愛
「貴様のような悪逆非道な女は、極寒の辺境へ追放だ!」
建国記念の夜会で王太子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シャルロッテ。
しかし、彼女の中身は前世でブラック企業に殺された過労で過労死したマーケターだった!
(激務の王妃ルート回避!? しかも辺境は誰にも邪魔されないブルーオーシャン! 最高のフリーランス生活の始まりじゃない!)
理不尽な追放を究極のホワイト・スローライフへのパスポートだと歓喜した彼女は、あてがわれた辺境のボロ城を、前世の「DIY・スマートホーム知識」と「土・水魔法」を駆使して爆速で大改造!
隙間風の吹く部屋は、一瞬で「床暖房完備の全自動温水スパ」へ。
辺境に自生する雑草からは「極上ボタニカルコスメ」を開発し、自らも絶世の美女へと変貌していく。
さらに「お前には干渉しない」と白い結婚を突きつけてきたはずの、呪いで顔に火傷を負った氷の公爵に特製マッサージと美肌治療を施したところ……。
「お前が作ったこの空間と、お前自身が……俺のすべてだ」
冷徹だったはずの公爵様が、極上の癒やし空間と彼女の手技で完全に骨抜きにされ、異常なまでの過保護・溺愛モードに突入!?
現代マーケティングと美容チートで辺境を超高級スマート・リゾートへと再生させ、かつて自分を追放した王太子たちを大後悔させる!
爽快&極甘な、異世界リゾート経営×溺愛ファンタジー、堂々開幕!
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる