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194.本日の目玉商品
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「レイチェル様!」
「アリー。
来てくれましたのね」
教えてもらっていたお部屋をノックすれば、支度を手伝っていただろう侍女さんに招き入れられる。
僕をアリーと愛称で呼び捨てる仲に発展した金髪青目のレイチェル様は、夜会やお茶会で身につけるきらびやかなドレスとは違う、ワンピーススタイルだ。
貴族の淑女が学園の式で身につけるのに相応しい、露出度の少ない青を基調にした生地と薄紫色のレース生地を合わせた装いだ。
嫌みにならない程度に銀糸が刺繍されていて、今日という日の主役だと一目でわかる。
僕の姿を確認すると目だけで侍女に指示を出し、侍女さん達も使用済みだろう小道具を持って心得たと奥へ引っ込む。
「ご卒業、おめでとうございます」
「ありがとう。
花束は昨夜受け取ったわ。
とても良い香りで良く眠れましてよ」
そう、今日は卒業式だ。
僕のお家で栽培してる、安眠作用のあるお花で花束作って送っておいたんだ。
あっちに生けられてるのがそうだね。
嬉しそうに微笑むレイチェル様は本日主役の卒業生だよ。
定期的に会ってるけど、大人の色香?ていうのが出てて、どこから見ても立派な淑女へと成長してる。
お顔はどこぞの小説から出演依頼が来そうな、少しきつめの美人系悪役令嬢かな。
あのレースの一件以来、社交界でも領の広告塔になってお茶会や夜会に双子のお兄さんと出席したり、取り引きや職人の育成に直接関わっているからか年齢よりずっと大人っぽい。
初対面で食ってかかってきたあのお子ちゃま令嬢がこんなに立派な淑女になっちゃうなんて、と思わず親目線で感慨深く見つめちゃうよ。
ほら、僕って中身は四捨五入して400才だし。
「あなた····何故保護者のような生温かい目で私を見ていますの?」
「レイチェル様がお綺麗だなって感動してましたの」
「····紫銀の宝玉姫に言われると複雑でしてよ。
そういえばどなたに送っていただいたの?」
····何それ?!
また呼び名増えた?!
僕何もしてないよね?!
「····レイヤード兄様でしてよ。
どこかで時間を潰してると思いますわ」
数年前まで学生だった勝手知ったるレイヤード義兄様には女子寮の前まで送ってもらったんだ。
今日は卒業生の保護者だけじゃなく子息令嬢達の侍女や侍従も出入りするから、どこかで時間を潰してても目立ちにくいみたい。
防犯の面から保護者や関係者の手には事前に手に魔法のスタンプを押されてるんだ。
色はついてないけど、それを押してないと寮なんかのプライベートスペースに弾かれて立ち入れない仕組み。
音を立てずに侍女さん達が再びやって来る。
お湯の入った手桶やタオルを近くの小さなテーブルに置いていく。
「そうですの。
体の方はいかが?」
「冬は体調を崩す事もありましたけど、今は問題ありませんわ」
「そう。
それじゃあ用意もできたようですし、早速していただけるかしら?」
「もちろんでしてよ」
早速2人で向かい合って座り、ポーチから必要な物を取り出して並べていく。
レイチェル様の後ろに立つ侍女さんには僕の渾身のブラシを渡して金髪をブラッシングしてもらう。
僕は白魚のような彼女の手を手桶に浸け、石鹸を泡立てて手を包み込むように洗う。
「この櫛、気持ちいいわ。
それにハーブの良い香りね」
「お嬢様、お髪がさらさらで艶々してきましたわ」
「特製ブラシですわ。
ハーブオイルを毛に染み込ませつつ、数種類の毛を混ぜて弾力性をもたせましたの」
感嘆の声をあげる侍女さんに気分は高揚する。
ふふふ、元は獣人さん用のブラシだったんだけどね。
一部柔らかくなったバリーフェのお髭を使っております。
当初はそのまま使えるかと思ったんだけど、弾力性のない固くて太いお髭だったから断念したんだ。
柔らかくなると太い1本のお髭が実は何十本も束になってた事が判明。
嬉々として櫛に使っちゃった。
量産してないし、人属用だし、調子のいい時にしか作ってないからセーフだよね、義兄様達。
「この石鹸も甘くて良い香りがしましてよ。
これは既に販売されていますの?」
「いいえ。
ブラシも石鹸も非売品ですの。
石鹸には南国産のヤッツ油脂を使いましたわ。
保湿性に優れておりましてよ」
「ヤッツ。
そういえば前にお兄様がヤッツミルクを大絶賛してましたわね」
「あの風味は好まれる方も多いと思いますわ」
ヘラを取り出してふやけた甘皮を軽く浮かせ、優しく水気と泡を拭き取る。
指に専用の白い皮布を巻きつけて爪を磨きつつ甘皮も巻き取っていく。
この皮布は柔らかくなったバリーフェのお腹の皮を加工したんだ。
侍女さんも僕と同時進行で髪を結い始めるけど、視線が主の手先と頭を行ったり来たりで忙しいね。
「すごい、爪が光っているわ」
「これだけでも綺麗になりますけど、今日は更にこれを使いますの」
そう、それこそが僕の本日の目玉商品!
じゃじゃーん!
「ネイルシールですわ!」
ネイルチップじゃないよ。
シールだよ!
「えっと····ネイルシール?」
レイチェル様の頭の上にハテナマークが見えるね。
この世界にはネイル関連のお洒落はまだないんだ。
「はい!
爪に直接貼りつけますが、お湯にふやかせば取れますわ」
「まあ。
そんな便利な物が?」
「はい。
最後にコーティングをすればもっともちますけど、どうせならお式の後の夜会でドレスに合わせた物に貼り変えてもよろしいかもしれません。
一応あらかじめお聞きしたドレスの色やデザインに合わせた物を用意しましたの」
そう言って式用の肌色を混ぜた薄ピンクとドレス用に黒、青、金で柄を模した薄ピンク基調と薄青基調のシールを見せる。
「綺麗····」
「ドレス用の物は更に2つの色基調で用意しましたわ。
本日の夜会でどちらかを使っても、もしくは両方を交互に使ってもよろしいかと思います。
余った物は後日別の機会に使って下さっても、お気に召さなければ捨ててしまってもかまいませんことよ」
「実際に使ってみてから考えますわ」
もちろん、と頷いて着けていく。
シールだから時間にして5分くらい。
僕はこの後レイチェル様に是非って言われた式を義兄様と見てから帰る。
だから簡単な注意点を侍女さんにも説明して、侍女さんにも練習がてら1つ貼ってもらったよ。
ていってもあちらの世界のネイルシールとやり方は同じで超簡単。
僕がまだあちらの世界で生きてた時に、幼馴染みの子供に言われて着けてあげた記憶があるんだ。
僕がやると綺麗に貼れて剥がれにくいってよくせがまれたんだよね。
「凄いわ。
簡単なのに、綺麗····」
レイチェル様が爪をうっとり眺めて呟けば、侍女さんもきらきらした目で頷く。
「どうやったらこんな素敵な物を作れましたの?」
「バリーフェを使いましたわ」
「え····あの、使えない魚の?」
侍女さんの質問に答えれば、レイチェル様が驚きに目を見開く。
だよね。
使えないので有名だもの。
「アリー。
来てくれましたのね」
教えてもらっていたお部屋をノックすれば、支度を手伝っていただろう侍女さんに招き入れられる。
僕をアリーと愛称で呼び捨てる仲に発展した金髪青目のレイチェル様は、夜会やお茶会で身につけるきらびやかなドレスとは違う、ワンピーススタイルだ。
貴族の淑女が学園の式で身につけるのに相応しい、露出度の少ない青を基調にした生地と薄紫色のレース生地を合わせた装いだ。
嫌みにならない程度に銀糸が刺繍されていて、今日という日の主役だと一目でわかる。
僕の姿を確認すると目だけで侍女に指示を出し、侍女さん達も使用済みだろう小道具を持って心得たと奥へ引っ込む。
「ご卒業、おめでとうございます」
「ありがとう。
花束は昨夜受け取ったわ。
とても良い香りで良く眠れましてよ」
そう、今日は卒業式だ。
僕のお家で栽培してる、安眠作用のあるお花で花束作って送っておいたんだ。
あっちに生けられてるのがそうだね。
嬉しそうに微笑むレイチェル様は本日主役の卒業生だよ。
定期的に会ってるけど、大人の色香?ていうのが出てて、どこから見ても立派な淑女へと成長してる。
お顔はどこぞの小説から出演依頼が来そうな、少しきつめの美人系悪役令嬢かな。
あのレースの一件以来、社交界でも領の広告塔になってお茶会や夜会に双子のお兄さんと出席したり、取り引きや職人の育成に直接関わっているからか年齢よりずっと大人っぽい。
初対面で食ってかかってきたあのお子ちゃま令嬢がこんなに立派な淑女になっちゃうなんて、と思わず親目線で感慨深く見つめちゃうよ。
ほら、僕って中身は四捨五入して400才だし。
「あなた····何故保護者のような生温かい目で私を見ていますの?」
「レイチェル様がお綺麗だなって感動してましたの」
「····紫銀の宝玉姫に言われると複雑でしてよ。
そういえばどなたに送っていただいたの?」
····何それ?!
また呼び名増えた?!
僕何もしてないよね?!
「····レイヤード兄様でしてよ。
どこかで時間を潰してると思いますわ」
数年前まで学生だった勝手知ったるレイヤード義兄様には女子寮の前まで送ってもらったんだ。
今日は卒業生の保護者だけじゃなく子息令嬢達の侍女や侍従も出入りするから、どこかで時間を潰してても目立ちにくいみたい。
防犯の面から保護者や関係者の手には事前に手に魔法のスタンプを押されてるんだ。
色はついてないけど、それを押してないと寮なんかのプライベートスペースに弾かれて立ち入れない仕組み。
音を立てずに侍女さん達が再びやって来る。
お湯の入った手桶やタオルを近くの小さなテーブルに置いていく。
「そうですの。
体の方はいかが?」
「冬は体調を崩す事もありましたけど、今は問題ありませんわ」
「そう。
それじゃあ用意もできたようですし、早速していただけるかしら?」
「もちろんでしてよ」
早速2人で向かい合って座り、ポーチから必要な物を取り出して並べていく。
レイチェル様の後ろに立つ侍女さんには僕の渾身のブラシを渡して金髪をブラッシングしてもらう。
僕は白魚のような彼女の手を手桶に浸け、石鹸を泡立てて手を包み込むように洗う。
「この櫛、気持ちいいわ。
それにハーブの良い香りね」
「お嬢様、お髪がさらさらで艶々してきましたわ」
「特製ブラシですわ。
ハーブオイルを毛に染み込ませつつ、数種類の毛を混ぜて弾力性をもたせましたの」
感嘆の声をあげる侍女さんに気分は高揚する。
ふふふ、元は獣人さん用のブラシだったんだけどね。
一部柔らかくなったバリーフェのお髭を使っております。
当初はそのまま使えるかと思ったんだけど、弾力性のない固くて太いお髭だったから断念したんだ。
柔らかくなると太い1本のお髭が実は何十本も束になってた事が判明。
嬉々として櫛に使っちゃった。
量産してないし、人属用だし、調子のいい時にしか作ってないからセーフだよね、義兄様達。
「この石鹸も甘くて良い香りがしましてよ。
これは既に販売されていますの?」
「いいえ。
ブラシも石鹸も非売品ですの。
石鹸には南国産のヤッツ油脂を使いましたわ。
保湿性に優れておりましてよ」
「ヤッツ。
そういえば前にお兄様がヤッツミルクを大絶賛してましたわね」
「あの風味は好まれる方も多いと思いますわ」
ヘラを取り出してふやけた甘皮を軽く浮かせ、優しく水気と泡を拭き取る。
指に専用の白い皮布を巻きつけて爪を磨きつつ甘皮も巻き取っていく。
この皮布は柔らかくなったバリーフェのお腹の皮を加工したんだ。
侍女さんも僕と同時進行で髪を結い始めるけど、視線が主の手先と頭を行ったり来たりで忙しいね。
「すごい、爪が光っているわ」
「これだけでも綺麗になりますけど、今日は更にこれを使いますの」
そう、それこそが僕の本日の目玉商品!
じゃじゃーん!
「ネイルシールですわ!」
ネイルチップじゃないよ。
シールだよ!
「えっと····ネイルシール?」
レイチェル様の頭の上にハテナマークが見えるね。
この世界にはネイル関連のお洒落はまだないんだ。
「はい!
爪に直接貼りつけますが、お湯にふやかせば取れますわ」
「まあ。
そんな便利な物が?」
「はい。
最後にコーティングをすればもっともちますけど、どうせならお式の後の夜会でドレスに合わせた物に貼り変えてもよろしいかもしれません。
一応あらかじめお聞きしたドレスの色やデザインに合わせた物を用意しましたの」
そう言って式用の肌色を混ぜた薄ピンクとドレス用に黒、青、金で柄を模した薄ピンク基調と薄青基調のシールを見せる。
「綺麗····」
「ドレス用の物は更に2つの色基調で用意しましたわ。
本日の夜会でどちらかを使っても、もしくは両方を交互に使ってもよろしいかと思います。
余った物は後日別の機会に使って下さっても、お気に召さなければ捨ててしまってもかまいませんことよ」
「実際に使ってみてから考えますわ」
もちろん、と頷いて着けていく。
シールだから時間にして5分くらい。
僕はこの後レイチェル様に是非って言われた式を義兄様と見てから帰る。
だから簡単な注意点を侍女さんにも説明して、侍女さんにも練習がてら1つ貼ってもらったよ。
ていってもあちらの世界のネイルシールとやり方は同じで超簡単。
僕がまだあちらの世界で生きてた時に、幼馴染みの子供に言われて着けてあげた記憶があるんだ。
僕がやると綺麗に貼れて剥がれにくいってよくせがまれたんだよね。
「凄いわ。
簡単なのに、綺麗····」
レイチェル様が爪をうっとり眺めて呟けば、侍女さんもきらきらした目で頷く。
「どうやったらこんな素敵な物を作れましたの?」
「バリーフェを使いましたわ」
「え····あの、使えない魚の?」
侍女さんの質問に答えれば、レイチェル様が驚きに目を見開く。
だよね。
使えないので有名だもの。
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