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3 神のお使い
3ー4 隠せてないよ!
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3ー4 隠せてないよ!
「俺にラーたちにかけられた呪いを解く力があるとは思えないけど」
でも、ラーにかけられた呪い?を解くことができるのなら。
俺は、思わず頬が熱くなるのを感じていた。
やだなぁ!
こんなの、ラーがもし猫にならないならいつでもキスできるのかも、とか思ったわけじゃないのに!
いや。
少しだけ、そう思ったけどさ。
火照ってきた顔を隠すようにうつ向く。
「どうしたら、ラーにかけられた術を解けるんだ?」
「解いちゃうんですか?」
クロムウェルが嫌そうに言う。
「でも、今は、ややこしいのでまた今度に」
また、今度って!
俺は、クロムウェルの手を掴んだ。
「今、解けばいいじゃん!」
「今、解いたりしたらミコト様、あいつに毎日、この隠れ家でこもって朝から晩までやられちゃいますよ?」
そうなの?
俺は、ちらっとラーを見た。
ラーは、ふっと笑っている?
俺は。
クロムウェルに小声できいた。
「いつまでもラーを猫でいさせるわけにはいかないし。いつかは、魔法を解いてあげなきゃならないし。なら、今、解いてもいいんじゃね?」
「そんな、解くなら今でしょ、的なこと言って・・」
クロムウェルがはぁっとため息をつく。
「こいつの術は、ややこしいので解くならまずは、こっちの猫から解いてみたほうがいいでしょうね」
クロムウェルがレイモンドを指した。
俺は、ラーをチラ見した。
「にゃあ!」
ラーがやれって言ってる?
俺は、クロムウェルに頷く。
「やってみよう!」
「では」
クロムウェルがレイモンドをがしっとつかまえると俺に差し出した。
「さあ!キスしてください!」
「う・・うん」
俺は、レイモンドにゆっくりと近づくと目を閉じて猫のレイモンドの口許にちゅっとキスをした。
呪いが。
解けますように!
すると。
光の帯がレイモンドを包み込んでいく。
なんか、キラキラした光の粒が辺りに降ってきて。
そして。
脇腹をクロムウェルにつかまれた裸のレイモンドが立っていた。
恥ずかしくて俺は、思わず目をそらす。
「解けたのか?」
「たぶん?」
クロムウェルがレイモンドの体から手を離すと自分が脱いだ上着をレイモンドに手渡した。
レイモンドは、そそくさとクロムウェルの上着を羽織る。
いや!
大事なところが隠せてないよ!
「俺にラーたちにかけられた呪いを解く力があるとは思えないけど」
でも、ラーにかけられた呪い?を解くことができるのなら。
俺は、思わず頬が熱くなるのを感じていた。
やだなぁ!
こんなの、ラーがもし猫にならないならいつでもキスできるのかも、とか思ったわけじゃないのに!
いや。
少しだけ、そう思ったけどさ。
火照ってきた顔を隠すようにうつ向く。
「どうしたら、ラーにかけられた術を解けるんだ?」
「解いちゃうんですか?」
クロムウェルが嫌そうに言う。
「でも、今は、ややこしいのでまた今度に」
また、今度って!
俺は、クロムウェルの手を掴んだ。
「今、解けばいいじゃん!」
「今、解いたりしたらミコト様、あいつに毎日、この隠れ家でこもって朝から晩までやられちゃいますよ?」
そうなの?
俺は、ちらっとラーを見た。
ラーは、ふっと笑っている?
俺は。
クロムウェルに小声できいた。
「いつまでもラーを猫でいさせるわけにはいかないし。いつかは、魔法を解いてあげなきゃならないし。なら、今、解いてもいいんじゃね?」
「そんな、解くなら今でしょ、的なこと言って・・」
クロムウェルがはぁっとため息をつく。
「こいつの術は、ややこしいので解くならまずは、こっちの猫から解いてみたほうがいいでしょうね」
クロムウェルがレイモンドを指した。
俺は、ラーをチラ見した。
「にゃあ!」
ラーがやれって言ってる?
俺は、クロムウェルに頷く。
「やってみよう!」
「では」
クロムウェルがレイモンドをがしっとつかまえると俺に差し出した。
「さあ!キスしてください!」
「う・・うん」
俺は、レイモンドにゆっくりと近づくと目を閉じて猫のレイモンドの口許にちゅっとキスをした。
呪いが。
解けますように!
すると。
光の帯がレイモンドを包み込んでいく。
なんか、キラキラした光の粒が辺りに降ってきて。
そして。
脇腹をクロムウェルにつかまれた裸のレイモンドが立っていた。
恥ずかしくて俺は、思わず目をそらす。
「解けたのか?」
「たぶん?」
クロムウェルがレイモンドの体から手を離すと自分が脱いだ上着をレイモンドに手渡した。
レイモンドは、そそくさとクロムウェルの上着を羽織る。
いや!
大事なところが隠せてないよ!
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