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5 歴史は夜に作られる?
5ー10 後宮の戦い
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5ー10 後宮の戦い
オーリの帰国の日がやってきた。
俺は、困惑していた。
オーガ君の俺へのお願いのせいだった。
俺にクリュセイド王国とギィード王国の国境にある森に住み着いている難民を救って欲しい、というのがオーガ君のお願いだった。
俺は。
とりあえずオーガ君に命じて俺が手に入れられる食料を難民たちに届けることにした。
俺は、作成した衣装などを売ったためにかなりの小金持ちになっていたのでそれぐらいのことならしてあげることができるのだ。
でも。
どうしたら彼らを救うことができる?
たぶん、俺が閉じ込められていた塔がある辺りの森のことだよね?
なんとかしてあげたい。
けど、どうすればいい?
俺は、すごく頭を悩ませた結果、今、薄絹で縫った衣装を身に付けてオーリが後宮を訪れるのを待っていた。
すけすけの着物風の衣装の下にはもちろん何も身に付けてはいない。
マジで恥ずかしくて死にそうだし!
それでも、難民たちを救うためにはやるしかないのだ!
俺は、自分の高鳴りで耳がうるさくて。
無理かもしれないし、もしかしたら俺までも処罰されることになるのかもしれない。
それでも。
あの塔がある森に逃げ込んだ人たちを助けたい!
俺は、オーリがきたらもてなせるようにオーガ君たちにいろいろな酒肴を用意してもらった。
俺が作ってもいいんだけど、俺が作ったら呪が混じるかもしれないし。
というわけで。
俺は、一人で落ち着かない感じで部屋の中をうろうろと歩き回っていた。
でも!
いったいどうやってオーリをおもてなしすればいい?
とりあえず酒にオーガ君たちに用意してもらった珍しい料理。
でも、その後は?
考えただけで俺は、かぁっと頬が火照ってきた。
俺にできるかな?
そう考えてから俺は、ぶんぶんと頭を振った。
やらなくてはいけないんだ!
俺は、目を閉じて深呼吸した。
目の奥にあの白い塔が浮かぶ。
そして。
ルシー君の笑顔も。
ルシー君。
俺は、ふぅっと吐息を漏らした。
どうか、力を貸して!
今度は、俺が守らなくては!
ルシー君が眠っているあの森を。
俺たちが暮らしたあの塔を。
あの森を血なまぐさい戦場にするわけにはいかない!
「王のお成りです!」
オーガ君の声が聞こえて俺は、目を開いた。
しっかりしろ、俺!
俺は、にっと口角を上げる。
さあ、これは、俺の戦いだ!
オーリの帰国の日がやってきた。
俺は、困惑していた。
オーガ君の俺へのお願いのせいだった。
俺にクリュセイド王国とギィード王国の国境にある森に住み着いている難民を救って欲しい、というのがオーガ君のお願いだった。
俺は。
とりあえずオーガ君に命じて俺が手に入れられる食料を難民たちに届けることにした。
俺は、作成した衣装などを売ったためにかなりの小金持ちになっていたのでそれぐらいのことならしてあげることができるのだ。
でも。
どうしたら彼らを救うことができる?
たぶん、俺が閉じ込められていた塔がある辺りの森のことだよね?
なんとかしてあげたい。
けど、どうすればいい?
俺は、すごく頭を悩ませた結果、今、薄絹で縫った衣装を身に付けてオーリが後宮を訪れるのを待っていた。
すけすけの着物風の衣装の下にはもちろん何も身に付けてはいない。
マジで恥ずかしくて死にそうだし!
それでも、難民たちを救うためにはやるしかないのだ!
俺は、自分の高鳴りで耳がうるさくて。
無理かもしれないし、もしかしたら俺までも処罰されることになるのかもしれない。
それでも。
あの塔がある森に逃げ込んだ人たちを助けたい!
俺は、オーリがきたらもてなせるようにオーガ君たちにいろいろな酒肴を用意してもらった。
俺が作ってもいいんだけど、俺が作ったら呪が混じるかもしれないし。
というわけで。
俺は、一人で落ち着かない感じで部屋の中をうろうろと歩き回っていた。
でも!
いったいどうやってオーリをおもてなしすればいい?
とりあえず酒にオーガ君たちに用意してもらった珍しい料理。
でも、その後は?
考えただけで俺は、かぁっと頬が火照ってきた。
俺にできるかな?
そう考えてから俺は、ぶんぶんと頭を振った。
やらなくてはいけないんだ!
俺は、目を閉じて深呼吸した。
目の奥にあの白い塔が浮かぶ。
そして。
ルシー君の笑顔も。
ルシー君。
俺は、ふぅっと吐息を漏らした。
どうか、力を貸して!
今度は、俺が守らなくては!
ルシー君が眠っているあの森を。
俺たちが暮らしたあの塔を。
あの森を血なまぐさい戦場にするわけにはいかない!
「王のお成りです!」
オーガ君の声が聞こえて俺は、目を開いた。
しっかりしろ、俺!
俺は、にっと口角を上げる。
さあ、これは、俺の戦いだ!
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