塔の上のオメガは、アルファに熱愛される~逃れたいんだが番がそれを許さない~

トモモト ヨシユキ

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6 覇王の寵妃

6ー3 情事の後

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 6ー3 情事の後

 オーリは、余裕のない様子で俺の両足を開くとその奥へと熱い昂りを押し当てた。
 「んぅっ!」
 そのまま貫かれて俺は、目尻に涙が滲む。
 圧迫感は、すぐに快感に変わって。
 俺は、奥を突かれて達してしまう。
 「あぁっ!」
 オーリに責められて俺は、すぐにまた固くなり先端からは、とろとろと露を溢し続けながら腰を揺らした。
 もっと。
 もっと奥に欲しい!
 オメガの本能が俺を動かしていた。
 俺は、両足をオーリの腰に絡ませ、さらに奥へとオーリを導く。
 きつく締め付けられてオーリが眉をよせて苦しげな表情を浮かべる。
 「そんなに締め付けられたら、すぐにイッてしまいそうだ」
 俺は、両腕をオーリの首もとに伸ばしてしばみつく。
 ふわり、と汗の匂いがした。
 「イって!」
 俺は、夢中でオーリのことを抱いていた。
 「一緒にイってください!」
 俺が達するのと同時にオーリが俺の最奥に熱い迸りを放った。
 
 3日、だ。
 オーリに抱かれて発情してしまった俺は、オーリに抱かれ続けて。
 夜も昼もない。
 ただ、2人の獣が交わり続けるだけ。
 時々、ぐったりしている俺にオーリが口移しで冷たい水や果実水を飲ましてくれたような気がするが、それ以外は、何も口にすることもない。
 まさしく狂気。
 俺たちは、お互いに狂っていた。
 快楽を。
 お互いの熱を求めて。
 休みなくお互いを貪り続けた。
 俺は、快楽に侵されて。
 もう、最後の方は記憶がなかった。
 ようやくおさまって目覚めたときには、3日が過ぎていた。
 俺は、気だるさの中で微睡んでいた。
 体の中心が暖かくて、今までになく満ち足りているのを感じた。
 裸の体を抱いている腕の重さに心が安らぐ。
 隣に眠っている男を俺は、不思議な気持ちで見つめた。
 オーリは。
 俺は、オーリが憎かった。
 俺のルシー君。
 俺の騎士を殺した男だ。
 憎まないわけがない。
 なのに。
 今、オーリの腕に抱かれて俺は、なんとも穏やかな気持ちだった。
 心が凪いでいて。
 もしかしたら俺もこの男を愛しているのではないか、と錯覚してしまいそうになる。
 俺は、眠っているオーリの唇にそっと指先で触れた。
 この唇が俺の全身に触れたのだ。
 俺は、そっと眠っているオーリに口づけした。
 オーリの睫が揺れて。
 赤い瞳が俺を見つめる。
 「ミリナルダ……」
 その掠れた声に俺の体が痺れる。
 あれだけ求めたのに、まだ、この体は、足りないのか?
 俺は、目を閉じて唇を震わせる。
 涙が。
 溢れてきて。
 「泣くな」
 オーリは、そっと俺の涙を唇で拭った。
 
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