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7 新しい命
7ー10 命
7ー10 命
ライナス・・
優しく俺を呼ぶ声に俺が目を覚ますとそこは、見慣れた俺の寝室だった。
すぐそばにはロベルト兄とクリストファー兄、それにエドの姿があった。
「リチャード・・?」
エドは、俺を信じられないものを見るような目で見つめてそして、涙ぐんだ。
「ああ・・神よ!感謝します!私の最愛を戻してくださったことに感謝を!」
エドが泣きながらベッドの上に体を起こそうとしている俺を抱き締めた。
「エド・・」
俺は、エドの腕に抱かれて目を閉じた。
その温もりに俺は、微笑みを浮かべていた。
いつか、どこかで
ディアと俺は、また出会う。
それは、また、いつか。
未来の物語。
そして、俺には、エドがいる。
誰よりも俺を、俺だけを愛してくれている人が。
俺は、エドに抱かれたままうっとりとその香りを嗅いでいた。
甘くて、ぴりっとした男らしい香り。
『リチャード!私の、かわいいリチャード!戻ってきてくれた!あの男に連れていかれてしまうのかと思った。よかった!戻ってくれて、本当によかった!』
エドの心が伝わってきて。
俺は、エドのことをぎゅっと抱き締めた。
「心配かけて、ごめん」
俺は、転生の門でディアと話したことは、秘密にしようと心に決めていた。
あれは、ディアと俺。
二人だけの秘密、だ。
それから、俺は、どんどん回復していった。
それは、治癒師いわく、
『女神の奇跡』
らしい。
「さすが、女神の祝福を受けたお方だ」
治癒師は、しきりに感心していた。
だが。
奇跡はそれだけではなかった。
兄達からすべてを知らされていた治癒師は、俺の体に起きたことに驚きを隠せなかった。
「信じられないことですが」
治癒師は、告げた。
「弟君は、身籠っておられます」
それから。
兄達も、エドも大騒ぎだった。
「身籠っているって?ちょっと早いのでは?」
ロベルト兄の言葉に、治癒師が応じた。
「しかし、確かに、弟君の体内には新しい命が宿っております」
「誰の子だ?」
怒りをにじませるロベルト兄がエドを殴ったのは、その直後のことだった。
「よくも、まあ、私の大切な弟を孕ませるとは!」
ロベルト兄は、すごく怒っていたけど、じきに俺の世話を焼くことの方に夢中になった。
まだ、孕むといっても外見には何も変化もない俺を2人の兄達は、溺愛し、下にも置かないほどに甘やかしてくれた。
もちろん、エドも。
ロベルト兄たちによって出禁にされていたエドだったが、負けることなく毎日俺と新しく産まれてくる子供への贈り物を手に通いつめていた。
しまいには、兄達もエドの執着の前には諦めるしかなかった。
俺とエドは、兄達の許しを得て、春が来るまでに結婚することが決まった。
ライナス・・
優しく俺を呼ぶ声に俺が目を覚ますとそこは、見慣れた俺の寝室だった。
すぐそばにはロベルト兄とクリストファー兄、それにエドの姿があった。
「リチャード・・?」
エドは、俺を信じられないものを見るような目で見つめてそして、涙ぐんだ。
「ああ・・神よ!感謝します!私の最愛を戻してくださったことに感謝を!」
エドが泣きながらベッドの上に体を起こそうとしている俺を抱き締めた。
「エド・・」
俺は、エドの腕に抱かれて目を閉じた。
その温もりに俺は、微笑みを浮かべていた。
いつか、どこかで
ディアと俺は、また出会う。
それは、また、いつか。
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そして、俺には、エドがいる。
誰よりも俺を、俺だけを愛してくれている人が。
俺は、エドに抱かれたままうっとりとその香りを嗅いでいた。
甘くて、ぴりっとした男らしい香り。
『リチャード!私の、かわいいリチャード!戻ってきてくれた!あの男に連れていかれてしまうのかと思った。よかった!戻ってくれて、本当によかった!』
エドの心が伝わってきて。
俺は、エドのことをぎゅっと抱き締めた。
「心配かけて、ごめん」
俺は、転生の門でディアと話したことは、秘密にしようと心に決めていた。
あれは、ディアと俺。
二人だけの秘密、だ。
それから、俺は、どんどん回復していった。
それは、治癒師いわく、
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らしい。
「さすが、女神の祝福を受けたお方だ」
治癒師は、しきりに感心していた。
だが。
奇跡はそれだけではなかった。
兄達からすべてを知らされていた治癒師は、俺の体に起きたことに驚きを隠せなかった。
「信じられないことですが」
治癒師は、告げた。
「弟君は、身籠っておられます」
それから。
兄達も、エドも大騒ぎだった。
「身籠っているって?ちょっと早いのでは?」
ロベルト兄の言葉に、治癒師が応じた。
「しかし、確かに、弟君の体内には新しい命が宿っております」
「誰の子だ?」
怒りをにじませるロベルト兄がエドを殴ったのは、その直後のことだった。
「よくも、まあ、私の大切な弟を孕ませるとは!」
ロベルト兄は、すごく怒っていたけど、じきに俺の世話を焼くことの方に夢中になった。
まだ、孕むといっても外見には何も変化もない俺を2人の兄達は、溺愛し、下にも置かないほどに甘やかしてくれた。
もちろん、エドも。
ロベルト兄たちによって出禁にされていたエドだったが、負けることなく毎日俺と新しく産まれてくる子供への贈り物を手に通いつめていた。
しまいには、兄達もエドの執着の前には諦めるしかなかった。
俺とエドは、兄達の許しを得て、春が来るまでに結婚することが決まった。
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