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番外編 僕の初恋~グレイアース~
2 人形
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それから、僕は、とっても毎日、幸せな気持ちだった。
だって、父様の愛を常に感じていることができたから。
『ああ、うちの息子は、なんて可愛いんだろう!』
父様は、いつも僕のことを見ていて、僕のことを考えていた。
僕が父様の声に振り向くと、父様は、いつだって僕を見つめて微笑んでくれた。
それが、なんだか恥ずかしいような、くすぐったいような気持ちがして。
しばらくしてわかったことは、この加護は、父様の声しか聞くことができないらしいってこと。
なぜか、父様の心の声だけが僕に聞こえていた。
前に父様の兄様たちが話してくれたことがあった。
父様には、秘密がある。
それは、父上の心の声を聞くことができること。
「なんで?」
僕は、父様の兄様たちに訊ねた。
「どうして父様は、父上の心の声だけが聞こえるの?」
父様の兄様たちは、困ったような顔をして僕に話した。
「それは、2人が愛し合っているからだよ」
そうなんだ!
父様の声が聞こえるってことは、僕と父様も愛し合っているから?
僕は、そのことにすごく幸せな気持ちになったんだ。
世界中のどんないいものをもらえるよりも、父様に愛されていることが僕にとっては、大切に思えた。
そして。
僕が5歳になった頃。
僕が父様の部屋の棚の上に置かれたぬいぐるみを見ていたときのことだった。
僕の父様は、ぬいぐるみを作る天才なんだ。
父様の部屋には、たくさんのぬいぐるみが飾ってあって、時々、それで僕と遊んでくれるんだ。
僕は、父様が作るぬいぐるみが大好きだ。
というか、ぬいぐるみを見ている僕を見ている父様がすごく好き!
いつも蕩けそうな笑顔で僕を見つめている。
『ほんとに、可愛らしい。離したくない!いつまでも抱き締めていたい!もう、大人になんてならないでもいい!』
でも。
僕は、はやく大人になりたい。
はやく大人になって、父様のお婿さんになりたいから。
そして。
僕も父上みたいなキスを父様にしてあげるんだ。
僕は、いつもみたいに棚の上のぬいぐるみをみていてそれを見つけた。
それは、小さなクマと猫の人形で。
ちょっと古びた感じがする置物だけど、すごく大切にされてるのを感じた。
そう、思ったとき。
僕は、なんだかわからないけど泣いてしまった。
それから、僕は、とっても毎日、幸せな気持ちだった。
だって、父様の愛を常に感じていることができたから。
『ああ、うちの息子は、なんて可愛いんだろう!』
父様は、いつも僕のことを見ていて、僕のことを考えていた。
僕が父様の声に振り向くと、父様は、いつだって僕を見つめて微笑んでくれた。
それが、なんだか恥ずかしいような、くすぐったいような気持ちがして。
しばらくしてわかったことは、この加護は、父様の声しか聞くことができないらしいってこと。
なぜか、父様の心の声だけが僕に聞こえていた。
前に父様の兄様たちが話してくれたことがあった。
父様には、秘密がある。
それは、父上の心の声を聞くことができること。
「なんで?」
僕は、父様の兄様たちに訊ねた。
「どうして父様は、父上の心の声だけが聞こえるの?」
父様の兄様たちは、困ったような顔をして僕に話した。
「それは、2人が愛し合っているからだよ」
そうなんだ!
父様の声が聞こえるってことは、僕と父様も愛し合っているから?
僕は、そのことにすごく幸せな気持ちになったんだ。
世界中のどんないいものをもらえるよりも、父様に愛されていることが僕にとっては、大切に思えた。
そして。
僕が5歳になった頃。
僕が父様の部屋の棚の上に置かれたぬいぐるみを見ていたときのことだった。
僕の父様は、ぬいぐるみを作る天才なんだ。
父様の部屋には、たくさんのぬいぐるみが飾ってあって、時々、それで僕と遊んでくれるんだ。
僕は、父様が作るぬいぐるみが大好きだ。
というか、ぬいぐるみを見ている僕を見ている父様がすごく好き!
いつも蕩けそうな笑顔で僕を見つめている。
『ほんとに、可愛らしい。離したくない!いつまでも抱き締めていたい!もう、大人になんてならないでもいい!』
でも。
僕は、はやく大人になりたい。
はやく大人になって、父様のお婿さんになりたいから。
そして。
僕も父上みたいなキスを父様にしてあげるんだ。
僕は、いつもみたいに棚の上のぬいぐるみをみていてそれを見つけた。
それは、小さなクマと猫の人形で。
ちょっと古びた感じがする置物だけど、すごく大切にされてるのを感じた。
そう、思ったとき。
僕は、なんだかわからないけど泣いてしまった。
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