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4 愛人契約
4ー10 救援
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4ー10 救援
「しかし、もしかしたら生存者がまだいるかもしれないし、復興のためにも一度、確認に行きたいんですが」
俺がなおも言うとリュートは、渋い顔をした。
「アンリの気持ちもわかるが、やはり、王都からの救援が来るのを待った方がいい。我々だけでは、危険すぎる」
「そうなのですか?」
俺は、ちょっと考えてから顔を上げてリュートとロロのことを見た。
「しかし、亡くなったグレイスフィールド伯爵は、その街を訪れようとしていたんですよね?」
「そうです」
ロロが頷く。
「勇敢で心優しいグレイスフィールド伯爵は、クルシキの街にとるものもとらず数人の部下のみを連れて向かい、そして、土砂崩れに巻き込まれて亡くなりました」
マジか。
俺は、考え込んだ。
「ちなみに土砂崩れで街が流されてから何日ぐらいになりますか?」
「もう、2週間になります」
ロロがはぁっとため息をつく。
「もう、生きてる者は、いませんよ」
「もしかしたら、そうなのかも」
俺は、ロロをしっかりと見つめた。
「もしかしたら、誰も生きている者はいなくて魔物の群れしかいないかもしれない。でも、それでも俺は、行くべきだと思うんです。それが、領主の務めだから」
「それは、そうだが」
リュートが俺のことをまじまじと見つめる。
「お前一人で行かせるわけにはいかない。もし、お前がどうしても行くと言うなら私も一緒に行こう」
リュートは、ロロに指示を出した。
「伯爵家の騎士団から何人か連れていく。それから食料を用意して欲しい」
「今、伯爵家に余分な食料はありません」
ロロが苦渋の表情を浮かべる。
「この領都の民ですら飢えているのですよ?生きているかどうかもわからない連中のために食料を回すことなんてできません!」
うん。
どうしたらいいんだ?
俺は、ぐっと唇を噛んでリュートを見た。
「ラインズゲート侯爵、どうにかお力をお借りできないでしょうか?」
「アルデナール公爵領に救援を頼もう。幸いにも、公爵とは知らない仲ではないし。生前グレイスフィールド伯爵とも交流があったことだし、恐らく支援してくれることだろう」
リュートは、俺のことを凝視した。
「それでも、2、3日は、かかる筈だ。それまでしばらく待った方がいい」
「しかし!」
「そうだ!アンリ、お前は、魔法の属性は、なんなんだ?」
リュートに聞かれて俺は、ふいっと視線をそらす。
「属性検査は、したことがありません」
「なら、この際、検査を受けた方がいい。きっと、お前の魔法が必要になることがあるに違いない」
「しかし、もしかしたら生存者がまだいるかもしれないし、復興のためにも一度、確認に行きたいんですが」
俺がなおも言うとリュートは、渋い顔をした。
「アンリの気持ちもわかるが、やはり、王都からの救援が来るのを待った方がいい。我々だけでは、危険すぎる」
「そうなのですか?」
俺は、ちょっと考えてから顔を上げてリュートとロロのことを見た。
「しかし、亡くなったグレイスフィールド伯爵は、その街を訪れようとしていたんですよね?」
「そうです」
ロロが頷く。
「勇敢で心優しいグレイスフィールド伯爵は、クルシキの街にとるものもとらず数人の部下のみを連れて向かい、そして、土砂崩れに巻き込まれて亡くなりました」
マジか。
俺は、考え込んだ。
「ちなみに土砂崩れで街が流されてから何日ぐらいになりますか?」
「もう、2週間になります」
ロロがはぁっとため息をつく。
「もう、生きてる者は、いませんよ」
「もしかしたら、そうなのかも」
俺は、ロロをしっかりと見つめた。
「もしかしたら、誰も生きている者はいなくて魔物の群れしかいないかもしれない。でも、それでも俺は、行くべきだと思うんです。それが、領主の務めだから」
「それは、そうだが」
リュートが俺のことをまじまじと見つめる。
「お前一人で行かせるわけにはいかない。もし、お前がどうしても行くと言うなら私も一緒に行こう」
リュートは、ロロに指示を出した。
「伯爵家の騎士団から何人か連れていく。それから食料を用意して欲しい」
「今、伯爵家に余分な食料はありません」
ロロが苦渋の表情を浮かべる。
「この領都の民ですら飢えているのですよ?生きているかどうかもわからない連中のために食料を回すことなんてできません!」
うん。
どうしたらいいんだ?
俺は、ぐっと唇を噛んでリュートを見た。
「ラインズゲート侯爵、どうにかお力をお借りできないでしょうか?」
「アルデナール公爵領に救援を頼もう。幸いにも、公爵とは知らない仲ではないし。生前グレイスフィールド伯爵とも交流があったことだし、恐らく支援してくれることだろう」
リュートは、俺のことを凝視した。
「それでも、2、3日は、かかる筈だ。それまでしばらく待った方がいい」
「しかし!」
「そうだ!アンリ、お前は、魔法の属性は、なんなんだ?」
リュートに聞かれて俺は、ふいっと視線をそらす。
「属性検査は、したことがありません」
「なら、この際、検査を受けた方がいい。きっと、お前の魔法が必要になることがあるに違いない」
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