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9 ヴァカンスは、サバイバル?
9-2 キャンプに行こうぜ!
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9ー2 キャンプに行こうぜ!
話は、3日前に遡る。
俺は、突然、ばあちゃんに呼び出されて1人のくそ生意気なガキを押し付けられた。
「我が国の自治領であるアラクシア王国の第2皇子ラクアス・アラクシア君。しばらく、この城で預かることになったから、よろしくね、メリッサ」
はい?
俺は、見たこともない美しい緑の瞳で俺を睨み付けている目付きの悪いガキを見つめていた。
「ふん。トゥレッド様のところの姫は、舌がないのか?」
ガキが言い放った。
なんですとぉ?
俺が呆気にとられているとそのガキは、にやりと笑った。
「ラクアス、だ。よろしく頼む」
ああ?
俺は、ちらっとばあちゃんの方を窺った。
ばあちゃんは、微笑ましげに笑っているだけだった。
「・・こちらこそ、よろしく・・」
俺は、ひきつった笑顔を浮かべてラクアスに礼をした。
「そういうわけで、よろしくな」
俺がラクアスを紹介すると、みんな、暖かく迎えてくれた。
筈だ。
というのも、キティとリオンは、城の魔導具庫に見学に行ってたから、愛想いい組がいなかったのだ。
「皇子様ですって?」
唯一、アンナ 先生が食いついてきた。
先生は、座っていたソファから立ち上がると俺とラクアスの方へと歩みより、カテーシーをして見せた。
「初めまして、アンナ・ゴールディと申します。お会いできて、光栄でございます」
「こちらこそ」
ラクアスは、すっとお辞儀するとアンナ先生に微笑みかけた。
「お会いできた事、嬉しく思います。美しい方」
「う、美しい・・」
アンナ先生がぽっと頬をピンクに染めた。
「そんなこと、ありますけど」
とまあ、こんな風に、ラクアスは、あっという間にみんなに馴染んでいった。
ただ・・
なぜか、俺にだけは、可愛くないガキのままだ。
あの人を見下したような態度で、冷たく笑って俺を見ていた。
どういうこと?
俺がこのことをクロに相談すると、クロの奴は、興味なさげにアクビをした。
「考えすぎじゃね?」
「はい?」
俺は、クロに訴えた。
「そんなわけがないだろうが!確かに、俺にだけ、あいつ、態度が悪い、というか、意地悪っぽいんだよ!」
「ちょっと、かわいい子が来たから自分とキャラが被るとか思ってんじゃねぇの?」
「んなわけねぇだろ!」
俺は、キティとクロノにも話してみたけど、2人とも概ね、クロと同じ意見だった。
もちろん、アル兄もな。
「ちっ!」
俺は、舌打ちし、1人、ナノと遊んでいた。
「どいつもこいつも」
すると、メイドのザネリがくすくすと笑った。
ザネリは、黒髪黒目の美しい少女だ。
確か、この国の北の端にある自治領である小さな国 ドリトスの出身だった筈だった。
ドリトスは、美しい湖のあることで有名な湖の国だった。
「男の子って、好きな女の子のことをいじめちゃうものなんですよ、メリッサ様」
「はい?」
俺は、一瞬キョトンとしてから、すぐに手のひらをひらひらと振った。
「そんなわけないじゃん。 あいつに限って、それはないから」
「わかりませんよ」
ザネリは、なおも言った。
「そうだ。みんなで、私の故郷の国の方へ、出掛けてみたらどうですか?今ごろ、国の一番大きな湖、アマータ湖の畔には、美しい花が咲き乱れ、夜には、光を放つ夏雪虫が飛び、夢のように綺麗ですよ」
夢のように、か。
俺は、いいことを思い付いた。
そうだ!
キャンプに行こう!
話は、3日前に遡る。
俺は、突然、ばあちゃんに呼び出されて1人のくそ生意気なガキを押し付けられた。
「我が国の自治領であるアラクシア王国の第2皇子ラクアス・アラクシア君。しばらく、この城で預かることになったから、よろしくね、メリッサ」
はい?
俺は、見たこともない美しい緑の瞳で俺を睨み付けている目付きの悪いガキを見つめていた。
「ふん。トゥレッド様のところの姫は、舌がないのか?」
ガキが言い放った。
なんですとぉ?
俺が呆気にとられているとそのガキは、にやりと笑った。
「ラクアス、だ。よろしく頼む」
ああ?
俺は、ちらっとばあちゃんの方を窺った。
ばあちゃんは、微笑ましげに笑っているだけだった。
「・・こちらこそ、よろしく・・」
俺は、ひきつった笑顔を浮かべてラクアスに礼をした。
「そういうわけで、よろしくな」
俺がラクアスを紹介すると、みんな、暖かく迎えてくれた。
筈だ。
というのも、キティとリオンは、城の魔導具庫に見学に行ってたから、愛想いい組がいなかったのだ。
「皇子様ですって?」
唯一、アンナ 先生が食いついてきた。
先生は、座っていたソファから立ち上がると俺とラクアスの方へと歩みより、カテーシーをして見せた。
「初めまして、アンナ・ゴールディと申します。お会いできて、光栄でございます」
「こちらこそ」
ラクアスは、すっとお辞儀するとアンナ先生に微笑みかけた。
「お会いできた事、嬉しく思います。美しい方」
「う、美しい・・」
アンナ先生がぽっと頬をピンクに染めた。
「そんなこと、ありますけど」
とまあ、こんな風に、ラクアスは、あっという間にみんなに馴染んでいった。
ただ・・
なぜか、俺にだけは、可愛くないガキのままだ。
あの人を見下したような態度で、冷たく笑って俺を見ていた。
どういうこと?
俺がこのことをクロに相談すると、クロの奴は、興味なさげにアクビをした。
「考えすぎじゃね?」
「はい?」
俺は、クロに訴えた。
「そんなわけがないだろうが!確かに、俺にだけ、あいつ、態度が悪い、というか、意地悪っぽいんだよ!」
「ちょっと、かわいい子が来たから自分とキャラが被るとか思ってんじゃねぇの?」
「んなわけねぇだろ!」
俺は、キティとクロノにも話してみたけど、2人とも概ね、クロと同じ意見だった。
もちろん、アル兄もな。
「ちっ!」
俺は、舌打ちし、1人、ナノと遊んでいた。
「どいつもこいつも」
すると、メイドのザネリがくすくすと笑った。
ザネリは、黒髪黒目の美しい少女だ。
確か、この国の北の端にある自治領である小さな国 ドリトスの出身だった筈だった。
ドリトスは、美しい湖のあることで有名な湖の国だった。
「男の子って、好きな女の子のことをいじめちゃうものなんですよ、メリッサ様」
「はい?」
俺は、一瞬キョトンとしてから、すぐに手のひらをひらひらと振った。
「そんなわけないじゃん。 あいつに限って、それはないから」
「わかりませんよ」
ザネリは、なおも言った。
「そうだ。みんなで、私の故郷の国の方へ、出掛けてみたらどうですか?今ごろ、国の一番大きな湖、アマータ湖の畔には、美しい花が咲き乱れ、夜には、光を放つ夏雪虫が飛び、夢のように綺麗ですよ」
夢のように、か。
俺は、いいことを思い付いた。
そうだ!
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