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2 姉と弟
2ー5 義弟
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2ー5 義弟
それから数十分後。
なぜだか知らないが私とランスロットは、二人で一緒に森の小道を歩いていた。
「よい天気でよかったですね、姉上」
微笑むランスロットに、私もにっこりと応じる。
「ええ、本当に」
顔では笑顔を絶やさないが、心の中は嵐が吹き荒れていた。
なんでこの人は、私についてきてはるの?
しかも、ランスロットは、師匠への貢ぎ物の入った籠を持ってくれてるし。
このままだと師匠のことまでばれてしまう。
私は、なんとかしてランスロットをまきたかったが、ランスロットは私から離れようとはしない。
なんで?
私たちは、湖までの道のりをのんびりと歩いた。
端からみればきっと仲のよい姉弟にみえることだろう。
だが、私たちには、なんの暖かな絆もないはずだった。
ランスロットは、後妻の連れてきた子供だ。
父上は、お母様が生きている間から愛人を囲っていた。
それが、ランスロットの母親だ。
私は、母が死んですぐにやってきたこの親子を受け入れられなかった。
子供の頃には、ランスロットをいじめたりこそしなかったものの、お互いに口もきくことがなかった。
ランスロットは、この私に比べてとてもできのよい弟だった。
美しくて才能溢れる弟。
それに比べると私は、太っていてパッとしない存在だった。
母に似て銀髪に薄い青色の目をした私は、父や後妻から嫌われていた。
それでも私は、父に認められたくていろいろと努力をしたのだ。
勉強も、魔法もがんばったが、それに対する父の反応は、私が期待するものとは違っていた。
「女の癖に賢しすぎる」
特に王子であるカルロ様との婚約が決まってからは、父は、私に謹み深く目立たない様にと命じた。
「お前は、外見がよくないのだからせめて淑女として完璧であるように」
私は、努力するのを止めた。
そうして、もともと太っていたものがどんどん肥えていきついには、婚約破棄にまで至ってしまったのだ。
その間、ランスロットは、剣でいくつもの功績をあげると、将来のカルロ様の腹心としての地位を固めていた。
私が婚約を破棄されてもランスロットがいれば我が伯爵家は、安泰だといっていいだろう。
それから数十分後。
なぜだか知らないが私とランスロットは、二人で一緒に森の小道を歩いていた。
「よい天気でよかったですね、姉上」
微笑むランスロットに、私もにっこりと応じる。
「ええ、本当に」
顔では笑顔を絶やさないが、心の中は嵐が吹き荒れていた。
なんでこの人は、私についてきてはるの?
しかも、ランスロットは、師匠への貢ぎ物の入った籠を持ってくれてるし。
このままだと師匠のことまでばれてしまう。
私は、なんとかしてランスロットをまきたかったが、ランスロットは私から離れようとはしない。
なんで?
私たちは、湖までの道のりをのんびりと歩いた。
端からみればきっと仲のよい姉弟にみえることだろう。
だが、私たちには、なんの暖かな絆もないはずだった。
ランスロットは、後妻の連れてきた子供だ。
父上は、お母様が生きている間から愛人を囲っていた。
それが、ランスロットの母親だ。
私は、母が死んですぐにやってきたこの親子を受け入れられなかった。
子供の頃には、ランスロットをいじめたりこそしなかったものの、お互いに口もきくことがなかった。
ランスロットは、この私に比べてとてもできのよい弟だった。
美しくて才能溢れる弟。
それに比べると私は、太っていてパッとしない存在だった。
母に似て銀髪に薄い青色の目をした私は、父や後妻から嫌われていた。
それでも私は、父に認められたくていろいろと努力をしたのだ。
勉強も、魔法もがんばったが、それに対する父の反応は、私が期待するものとは違っていた。
「女の癖に賢しすぎる」
特に王子であるカルロ様との婚約が決まってからは、父は、私に謹み深く目立たない様にと命じた。
「お前は、外見がよくないのだからせめて淑女として完璧であるように」
私は、努力するのを止めた。
そうして、もともと太っていたものがどんどん肥えていきついには、婚約破棄にまで至ってしまったのだ。
その間、ランスロットは、剣でいくつもの功績をあげると、将来のカルロ様の腹心としての地位を固めていた。
私が婚約を破棄されてもランスロットがいれば我が伯爵家は、安泰だといっていいだろう。
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