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5 辺境スローライフ(陰謀編)
5ー10 約束
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5ー10 約束
「というわけで」
僕は、ヴェルデに宣言した。
「しばらくお前とは一緒に寝ない!当分、部屋も別々だ!」
僕がそう言うのを絶望的な表情を浮かべてきいていたヴェルデが涙ぐむ。
「マクシア、俺、好きじゃない?」
「いや、好きだよ?」
僕は、ヴェルデに見つめられて胸がきりきりと痛む。
でも!
ここは、きっぱりすっきりしなくては!
何しろ、このことがルーデニア兄上の安眠を妨げているのだから!
「ずっと、じゃないから」
僕は、ヴェルデの頬に手を伸ばして瞳を覗き込む。
ルーデニア兄上とそっくりな青い瞳。
僕は、ヴェルデの額に自分の額をくっつける。
「ほんの少しの間だけだから」
そう。
ルーデニア兄上が王都に戻られるまでだけの間だけの辛抱だ。
今、王都は、揺れている。
それは、次期王をめぐって対立しているルーデニア兄上とクーリアスの陣営の軋轢が深まっている為だ。
その中心にいるのがなぜか、僕とヴェルデだというから心穏やかではない。
クーリアスの陣営は、僕を次期王妃にするつもりなんだとか。
それに対してルーデニア兄上陣営は、僕を正式には王妃にはせずに次期王の子を1人だけ産ませることにしようと画策しているとか。
いやっ!
どちらも結構嫌なんだけど?
だいたいヴェルデが受け入れる筈がないし!
今は、僕は、ルーデニア兄上の庇護下にあるのだけど、クーリアス側がそれを神殿に移すべきだと騒いでいるらしい。
神殿って!
僕は、御祓の儀式の時を思い出してぞっとしていた。
あんなとこ、もうごめんだし!
しかも、僕が神殿に入る間は、邪神とは離すとか言ってるらしいし!
そんなこと、絶対無理だし!
ヴェルデがどうなっちゃうか、想像もできない!
今でこそ落ち着いているけど荒ぶる神であったヴェルデが番である僕から離されて正気でいられるのかすらわからないし!
こういった状況にならないようにぜひルーデニア兄上にはがんばってもらわなくては!
そのためにも兄上の心の平穏を守りたい。
「とにかく!これからしばらくは、僕たちは一緒に寝ない!わかった?」
「わかった」
ヴェルデがしゅんとうつ向く。
なんだかかわいそうになってくるが僕は、心を鬼にしてヴェルデを突き放す。
「よし!」
僕は、ヴェルデに頷いた。
「ちゃんと言う通りにできたらご褒美だから」
「ご褒美?」
ヴェルデががばっと顔を上げる。
「ご褒美、もらえる?」
うん?
そのきらきら輝く瞳に僕は、ちょっとだけ後悔していたが言ってしまったものは仕方がないし。
「ああ、やる。約束だ。だから、しっかり我慢して」
「わかった。俺、我慢する」
ヴェルデが満面の笑みで頷くのを僕は、不安な気持ちで見つめていた。
「というわけで」
僕は、ヴェルデに宣言した。
「しばらくお前とは一緒に寝ない!当分、部屋も別々だ!」
僕がそう言うのを絶望的な表情を浮かべてきいていたヴェルデが涙ぐむ。
「マクシア、俺、好きじゃない?」
「いや、好きだよ?」
僕は、ヴェルデに見つめられて胸がきりきりと痛む。
でも!
ここは、きっぱりすっきりしなくては!
何しろ、このことがルーデニア兄上の安眠を妨げているのだから!
「ずっと、じゃないから」
僕は、ヴェルデの頬に手を伸ばして瞳を覗き込む。
ルーデニア兄上とそっくりな青い瞳。
僕は、ヴェルデの額に自分の額をくっつける。
「ほんの少しの間だけだから」
そう。
ルーデニア兄上が王都に戻られるまでだけの間だけの辛抱だ。
今、王都は、揺れている。
それは、次期王をめぐって対立しているルーデニア兄上とクーリアスの陣営の軋轢が深まっている為だ。
その中心にいるのがなぜか、僕とヴェルデだというから心穏やかではない。
クーリアスの陣営は、僕を次期王妃にするつもりなんだとか。
それに対してルーデニア兄上陣営は、僕を正式には王妃にはせずに次期王の子を1人だけ産ませることにしようと画策しているとか。
いやっ!
どちらも結構嫌なんだけど?
だいたいヴェルデが受け入れる筈がないし!
今は、僕は、ルーデニア兄上の庇護下にあるのだけど、クーリアス側がそれを神殿に移すべきだと騒いでいるらしい。
神殿って!
僕は、御祓の儀式の時を思い出してぞっとしていた。
あんなとこ、もうごめんだし!
しかも、僕が神殿に入る間は、邪神とは離すとか言ってるらしいし!
そんなこと、絶対無理だし!
ヴェルデがどうなっちゃうか、想像もできない!
今でこそ落ち着いているけど荒ぶる神であったヴェルデが番である僕から離されて正気でいられるのかすらわからないし!
こういった状況にならないようにぜひルーデニア兄上にはがんばってもらわなくては!
そのためにも兄上の心の平穏を守りたい。
「とにかく!これからしばらくは、僕たちは一緒に寝ない!わかった?」
「わかった」
ヴェルデがしゅんとうつ向く。
なんだかかわいそうになってくるが僕は、心を鬼にしてヴェルデを突き放す。
「よし!」
僕は、ヴェルデに頷いた。
「ちゃんと言う通りにできたらご褒美だから」
「ご褒美?」
ヴェルデががばっと顔を上げる。
「ご褒美、もらえる?」
うん?
そのきらきら輝く瞳に僕は、ちょっとだけ後悔していたが言ってしまったものは仕方がないし。
「ああ、やる。約束だ。だから、しっかり我慢して」
「わかった。俺、我慢する」
ヴェルデが満面の笑みで頷くのを僕は、不安な気持ちで見つめていた。
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