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7 崩壊する世界
7ー8 監禁
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7ー8 監禁
僕は、どうやらこの部屋から出られないらしい。
何度ドアを開いても扉が外の世界に通じることはなかった。
しかし、ロナだけなら普通に出入りできるし。
僕だけを監禁するための部屋?
僕は、窓から外に出ようとしたが嵌め込まれた窓は開くことがなかった。
ならば、と窓を壊そうとしたがどんなに衝撃を与えても窓が壊れることはなかった。
どういうこと?
僕は、窓の側に置かれたソファに腰を下ろすと考え込んだ。
これは、ルーデニア兄上の仕業なのか?
でも。
確かにルーデニア兄上は、魔法にも秀でた方だったがこんな人間離れした力を持っていたわけではない。
これは、おそらくは空間魔法だ。
僕だけが閉じ込められるようにされているあたりがよほどの術者による魔法に違いない。
座って考えているとロナがお茶の入ったカップを差し出した。
「どうぞ、マクシア様」
「ああ」
僕は、お茶を受けとるとカップを持ち上げて口に運ぶ。
甘くて爽やかな柑橘の味。
間違いなくフェイル村で僕が作ったお茶だ。
僕は、テーブルにカップを置くとロナを見つめた。
「なんでルーデニア兄上は、こんなことを?」
「それは・・」
ロナがふるふると頭を振った。
「ロナにはわかりかねますが、しかし、ルーデニア王太子殿下は、マクシア様を傷つけるおつもりはないのだろうと思います」
「監禁してるのに?」
僕は、ため息をつくとじっと天井を見上げた。
高い天井は、周囲の壁と同じ白い色で美しいシャンデリアがぶら下がっていて輝きを放っている。
僕が以前暮らしていた離宮とは比べ物にならないぐらい立派な部屋だった。
しかし。
僕は、自分が見にまとっているすけすけの夜着らしき衣装を見下ろす。
この服は、ルーデニア兄上の趣味なのか?
「着替えをしたいんだけど」
僕が言うとロナがこくりと頷いた。
「すぐに別の服を用意いたします」
ロナは、部屋を出ていくとすぐに着替えを持って帰ってきた。
僕は、ロナが用意してくれた裾の長い白いシャツとスパッツに着替えるともう一度窓辺に近づいて外を眺める。
ここから見える城の向きからしておそらく以前の僕の離宮からそんなに離れてはいないのだろう。
どうにかしてここから出られないものか。
僕は、焦っていた。
ヴェルデのことが気にかかる。
ルーデニア兄上は、ヴェルデをどうするつもりなのか。
確かに神殿の連中も関わってはいるのだろうが、主導しているのはルーデニア兄上に違いない。
まさか。
僕は、はっとして息を詰める。
ヴェルデをもとの邪神の神殿に封じる気なのか?
最後に見たとき、神殿があった場所には黒い穴があいていて奥は、見えなかった。
ぞくっとして僕は、体を抱き締める。
あんな所にヴェルデを閉じ込めるつもりなのか?
絶対に阻止しなくては!
僕は、顔を上げるとロナに頼んだ。
「ルーデニア兄上に連絡を。今すぐ会いたいんだ!」
「わかりました」
急いで部屋から駆け出すロナを見送ると僕は、きっ、と王宮を睨み付けた。
たとえルーデニア兄上でもヴェルデを傷つけることは許さない!
僕は、どうやらこの部屋から出られないらしい。
何度ドアを開いても扉が外の世界に通じることはなかった。
しかし、ロナだけなら普通に出入りできるし。
僕だけを監禁するための部屋?
僕は、窓から外に出ようとしたが嵌め込まれた窓は開くことがなかった。
ならば、と窓を壊そうとしたがどんなに衝撃を与えても窓が壊れることはなかった。
どういうこと?
僕は、窓の側に置かれたソファに腰を下ろすと考え込んだ。
これは、ルーデニア兄上の仕業なのか?
でも。
確かにルーデニア兄上は、魔法にも秀でた方だったがこんな人間離れした力を持っていたわけではない。
これは、おそらくは空間魔法だ。
僕だけが閉じ込められるようにされているあたりがよほどの術者による魔法に違いない。
座って考えているとロナがお茶の入ったカップを差し出した。
「どうぞ、マクシア様」
「ああ」
僕は、お茶を受けとるとカップを持ち上げて口に運ぶ。
甘くて爽やかな柑橘の味。
間違いなくフェイル村で僕が作ったお茶だ。
僕は、テーブルにカップを置くとロナを見つめた。
「なんでルーデニア兄上は、こんなことを?」
「それは・・」
ロナがふるふると頭を振った。
「ロナにはわかりかねますが、しかし、ルーデニア王太子殿下は、マクシア様を傷つけるおつもりはないのだろうと思います」
「監禁してるのに?」
僕は、ため息をつくとじっと天井を見上げた。
高い天井は、周囲の壁と同じ白い色で美しいシャンデリアがぶら下がっていて輝きを放っている。
僕が以前暮らしていた離宮とは比べ物にならないぐらい立派な部屋だった。
しかし。
僕は、自分が見にまとっているすけすけの夜着らしき衣装を見下ろす。
この服は、ルーデニア兄上の趣味なのか?
「着替えをしたいんだけど」
僕が言うとロナがこくりと頷いた。
「すぐに別の服を用意いたします」
ロナは、部屋を出ていくとすぐに着替えを持って帰ってきた。
僕は、ロナが用意してくれた裾の長い白いシャツとスパッツに着替えるともう一度窓辺に近づいて外を眺める。
ここから見える城の向きからしておそらく以前の僕の離宮からそんなに離れてはいないのだろう。
どうにかしてここから出られないものか。
僕は、焦っていた。
ヴェルデのことが気にかかる。
ルーデニア兄上は、ヴェルデをどうするつもりなのか。
確かに神殿の連中も関わってはいるのだろうが、主導しているのはルーデニア兄上に違いない。
まさか。
僕は、はっとして息を詰める。
ヴェルデをもとの邪神の神殿に封じる気なのか?
最後に見たとき、神殿があった場所には黒い穴があいていて奥は、見えなかった。
ぞくっとして僕は、体を抱き締める。
あんな所にヴェルデを閉じ込めるつもりなのか?
絶対に阻止しなくては!
僕は、顔を上げるとロナに頼んだ。
「ルーデニア兄上に連絡を。今すぐ会いたいんだ!」
「わかりました」
急いで部屋から駆け出すロナを見送ると僕は、きっ、と王宮を睨み付けた。
たとえルーデニア兄上でもヴェルデを傷つけることは許さない!
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