最強王女ミリアが敵国の最強王女と威信を賭けたコロシアムバトル

ヒロワークス

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第12話 王女同士の激闘の余韻

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 そして、ルナの顔を見下ろす。
ミリア「随分、てこずらせてくれたわね。こうやって無様に負けるなら、もっと早くギブアップしなさいよ」
 ルナは、ミリアをにらみながら歯を食いしばる。
ミリア「あんた、負けてまだあたしをにらむとは、さすが一国のチャンピオンね。いい度胸してるわ。でも、もう勝負はついたんだから、あたしに従いなさい」
 ミリアは、右手でビンタを入れる。そして、再びルナの顔にまたがり、股間をルナの口に付ける。
ミリア「あんたのせいで、濡れちゃったじゃない。舐めて綺麗にしてちょうだい」
 ミリアの言葉に、ルナは、口を閉じたまま動かない。
ミリア「言う通りにしないと、いつまでたっても終わらないわよ」
 ミリアは、ルナの手で口をこじ開け、舌を引っ張りだす。
ミリア「早く舐めなさい」
 ルナは、涙を流しながらミリアの股間を舐める。
ミリア「そうそう。やればできるじゃない。あんたがこれまで勝ってきた相手にしてきた仕打ちよ。どう?自分が負けてされる気分は」
 ミリアは、ルナを見下ろしながら、気持ちよさそうにほほ笑む。
ミリア「ペトラ地方が手に入ったから、もう、このくらいにしておいてあげるわ。お礼にあんたの涙も拭いてあげる」
 ミリアは、ルナのCカップの乳房に腰を下ろすと、右足の裏でルナの涙をぬぐう。ルナは、目を閉じてその屈辱に耐える。
ミリア「よし、これで終わり。あんたも、いつまでも泣いてないで、気持ちを切り替えなさい。あたしたちの闘いのおかげで、これから平和が訪れるのだから」
 ミリアは、高らかに笑うと、ルナの目からまた涙がこぼれ落ちた。

 ミリアは、立ち上がると、東の観客席に向かって両手を上げ、手を叩いて観客に手拍子を要求する。
 観客が手拍子を始めると、ミリアは、助走をつけ、側転からのバク宙を華麗に決める。
 東の観客席から大歓声が上がる。西の観客席からも拍手が起きる。
 そして、大の字になったルナを見下ろしながら微笑む。
ミリア「どう?あたしのバク宙の方が綺麗でしょ。試合に勝った後にやった方が価値があるのよ」
ルナ「……」
 ミリアは、悔しそうに歯を食いしばるルナを尻目に、大歓声と拍手が渦巻く中、全裸のまま胸を張って、東のゲートからコロシアムを出た。
 
 控室に戻ると、ミリアは、用意された椅子にへたりこんだ。
家臣「おめでとうございます。この勝利は、我が国が戦争に勝利したのと同等の価値があります」
ミリア「ありがとう。何とかペトラ地方をこの国の領地にできてよかったわ」
 そこへ観戦を終えた国王が戻ってくる。
国王「ミリア、よくやってくれた。相手のルナがあまりにも強かったので、途中は、負けるかもしれないと手に汗握ったよ」
ミリア「ええ。あたしも、試合の中盤から終盤は本当にきつかったです。こんなに体が傷だらけで痛くなった経験は今までなかったですから」

 ミリアの体は、至る所が青あざだらけになっていて、背中は、透き通るような白い肌に擦り傷が大量について痛々しい。顔も赤く腫れていて、Eカップのおっぱいは、ルナがつかんだ手形の跡がくっきりついている。
国王「ミリアをここまで追い詰めるとは、さすがは隣国のチャンピオンだな。あんな強敵によくぞ勝ってくれた」
ミリア「苦労してルナさんの試合映像を手に入れてくれたおかげよ。あの映像で研究してなかったら、負けてたかも」
国王「ルナは、ミリアの攻撃でかなりのダメージを受けたらしく、試合後は、自力で歩いて試合会場を出ることができず、家臣の肩を借りながら、よろよろと帰って行ったよ」
ミリア「国を背負ってるだけあって、最後まで粘り強かったですからね。ペトラ地方を失いたくない気持ちが強く伝わってきましたわ」

 全裸で椅子に座っているミリアに、家臣が衣服を持ってきて渡す。
ミリア「ありがとう。興奮で体が火照って、服を着てないことすら忘れていたわ」
 ミリアは、新しい白いショーツとブラジャーを身に着け、行きに来ていた薄い黄色のドレスを着る。

国王「お前のおかげで、領土が増えて国は豊かになるし、講和が成立したから平和になる。疲弊した兵士たちも救ってくれた。宮殿に帰ったら、お前は、皆から勇者として称えられるだろう」
ミリア「嬉しいわ。国中のみんなが喜んでくれるなんて。今度、別の国と戦争になったときは、またあたしが国を代表して、みんなのために闘いますわ」
 ミリアは、国王を見上げながら満足そうに微笑んだ。
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