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終末の死神編
64話 神か荒魂か
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レゼ達は白緋をある程度制圧し終えると亜神の元に向かった
「リリスどうだ?」
「見ての通りよ なかなかしぶとくて困っちゃうわ」
リリス達蒼黒の管理者は亜神に向けて魔法を放っている
亜神は無数の腕で防いだり弾いたりしている
ギャアァァァ
時々縫われていない口から光線を吐き学園の敷地内数キロを破壊する
度重なる攻撃を受けた結界にはひびができていた
「このままじゃ学園の結界が持たないわね」
弱っていた結界が唐突に外側から破壊され、亜神が明るく照らされる
空から光が差し込んできたようだ
キラキラと光る羽も舞い落ちてきて一人の青年らしき人物が現れる
リリスとレゼ達は遠く離れた位置で見守る
「おぉ! 神よ!」
「我らの神がご降臨なされた」
白緋の破壊者が頭を下げ祈りを捧げ始める
「神だって! この世界に神がいるわけないわ それにこの反応は・・・」
目を閉じたまま舞い降りてきた青年は白緋の破壊者達に手を上げ答える
その仕草にまたもや歓喜の声が上がる
先ほど演説していたリーダーらしき男が青年の側に跪く
「我らの神よ 神託の通り事は進んでおります 宿願成就まで今暫くお待ちくださいませ」
神と呼ばれた青年は男に顔を向け手を伸ばす
その手が広がり男の頭を鷲掴みにした
「な!? 何を うわぁっ!! や やめてください!」
掴んだまま持ち上げる
「たすけてくれぇ!」
青年の目蓋と口が開かれる
青年の瞳は無くぽっかりと黒い穴が覗いていた
大きく開かれた口の中もどす黒く男を丸飲みにしてしまった
白緋の破壊者は何が起こったのか分からずぽかんとしていたが
すぐに悲鳴を上げて逃げ出し始めるが青年の伸びた腕が次から次へと捕まえ、白緋蒼黒関係なく近くにいる者を手当たり次第に丸飲みにしていく
「あれは一体なんだ!」
逃げていた白緋の破壊者を捕まえ問いただす
「わからない 俺には何なのか・・・ あれは化け物だ 宗主様も仲間も喰われちまった もうおしまいだぁぁ!!」
半ば狂ったように手を振り払い逃げて行った
ふたまわり程大きくなった青年は不気味な笑顔を浮かべると亜神に食らい付いた
ギャアァァァ
悲鳴を上げたが亜神は抵抗できずにただ食われ続け、駆け付けた時には跡形もなく消えていた
亜神を食べ終えた青年の体が変化する
体は大きく頭が3つになり無数の腕が生え阿修羅の様な姿になり世界の破壊を始めた
「ちっ! あいつ化け物じみてんなぁ 白緋の野郎どもやばい奴を召喚しやがって」
上空のゲートが広がり、この世界を吸い込み始める
「違うわ あれは荒魂よ」
「ほんと?」
「えぇ 私のマキナとしての核がそう感じるの」
「なら俺たちの出番だなぁ!」
ジャッカルを錬成する
「うん」
影鎌を作る
荒魂は3つある口から各々光線を吐き無数の腕で大地を抉る
鐘の音が響くと体が重くなった
重みで動けなくなっているところを無数の腕で払い飛ばされる
「下手に近付けねぇな」
「むぅ」
「あの魔法をどうにかしないといけないわね」
「策はあるのか?」
「私が囮になるからその隙に2人が攻撃を仕掛けるのはどう?」
「悪くねぇかもな」
「じゃあ行くわよ」
リリスが荒魂の目に光を放ち眩ませる
その隙にレゼ達が攻撃を仕掛けるが鐘の音が響き体が重くなり地面に突っ伏す
「ちっ」
「むぅ」
突っ伏したまま蹴り飛ばされる
宙を舞う瞬間荒魂に目を向けると耳を防いでいた
「大丈夫?」
「あぁ」
「視界を奪っても発動するって どういう魔法なのかしら」
「そういや 体が重くなる寸前必ず鐘の音がするよな」
「そうね・・・ってことは鐘の音を聞くのが魔法発動のトリガーってことかしら!?」
「かもしれねぇな さっき見たとき自分の耳を塞いでいやがったからよぉ」
「なら試して見る価値はあるわね さっきと同じ連携で行くわよ」
「おう」
リリスは自身を無数の蝙蝠に変化させると荒魂の目の前を飛び回る
荒魂は追い払おうと無数の腕を振り回す
リリスが惹き付けている隙に耳を塞いだレゼとディーが攻撃を仕掛ける
鐘が鳴ると荒魂の体が重くなり足下の地面が割れた
蝙蝠のリリスは地面に突っ伏している
荒魂が耳を塞ぐのを阻止できたようだが倒れずに踏ん張っている
レゼは影鎌を亜神の胸に突き刺し切り裂いた
ディーはジャッカルで無数の腕を撃ち飛ばした
ギャアァァァ
荒魂は叫び声を上げ光線を吐く
今まで腕が生えていなかった所から腕が生え地面に突き刺ささり、リリスやレゼ達を巻き込んだ
亜神から距離を取る
「かはっ!」
蝙蝠の姿から元に戻ったリリスが血を吐く
脇腹の辺りから赤い染みが広がっていく
レゼとディーの負傷は直ぐに治る
「リリス!」
リリスは瓦礫に背を預けながら腰を下ろす
「大丈夫よ 私は死なないから ただ新しい体にはなると思うわ」
荒魂は四つん這いになり叫んでいる
体は黒くなり始め、末端から結晶化している
「最後の止めはアナタ達にしかできないわ・・・私ができるのはこれぐらいかしら」
リリスは苦しそうに言うと魔法を放った
「リリスどうだ?」
「見ての通りよ なかなかしぶとくて困っちゃうわ」
リリス達蒼黒の管理者は亜神に向けて魔法を放っている
亜神は無数の腕で防いだり弾いたりしている
ギャアァァァ
時々縫われていない口から光線を吐き学園の敷地内数キロを破壊する
度重なる攻撃を受けた結界にはひびができていた
「このままじゃ学園の結界が持たないわね」
弱っていた結界が唐突に外側から破壊され、亜神が明るく照らされる
空から光が差し込んできたようだ
キラキラと光る羽も舞い落ちてきて一人の青年らしき人物が現れる
リリスとレゼ達は遠く離れた位置で見守る
「おぉ! 神よ!」
「我らの神がご降臨なされた」
白緋の破壊者が頭を下げ祈りを捧げ始める
「神だって! この世界に神がいるわけないわ それにこの反応は・・・」
目を閉じたまま舞い降りてきた青年は白緋の破壊者達に手を上げ答える
その仕草にまたもや歓喜の声が上がる
先ほど演説していたリーダーらしき男が青年の側に跪く
「我らの神よ 神託の通り事は進んでおります 宿願成就まで今暫くお待ちくださいませ」
神と呼ばれた青年は男に顔を向け手を伸ばす
その手が広がり男の頭を鷲掴みにした
「な!? 何を うわぁっ!! や やめてください!」
掴んだまま持ち上げる
「たすけてくれぇ!」
青年の目蓋と口が開かれる
青年の瞳は無くぽっかりと黒い穴が覗いていた
大きく開かれた口の中もどす黒く男を丸飲みにしてしまった
白緋の破壊者は何が起こったのか分からずぽかんとしていたが
すぐに悲鳴を上げて逃げ出し始めるが青年の伸びた腕が次から次へと捕まえ、白緋蒼黒関係なく近くにいる者を手当たり次第に丸飲みにしていく
「あれは一体なんだ!」
逃げていた白緋の破壊者を捕まえ問いただす
「わからない 俺には何なのか・・・ あれは化け物だ 宗主様も仲間も喰われちまった もうおしまいだぁぁ!!」
半ば狂ったように手を振り払い逃げて行った
ふたまわり程大きくなった青年は不気味な笑顔を浮かべると亜神に食らい付いた
ギャアァァァ
悲鳴を上げたが亜神は抵抗できずにただ食われ続け、駆け付けた時には跡形もなく消えていた
亜神を食べ終えた青年の体が変化する
体は大きく頭が3つになり無数の腕が生え阿修羅の様な姿になり世界の破壊を始めた
「ちっ! あいつ化け物じみてんなぁ 白緋の野郎どもやばい奴を召喚しやがって」
上空のゲートが広がり、この世界を吸い込み始める
「違うわ あれは荒魂よ」
「ほんと?」
「えぇ 私のマキナとしての核がそう感じるの」
「なら俺たちの出番だなぁ!」
ジャッカルを錬成する
「うん」
影鎌を作る
荒魂は3つある口から各々光線を吐き無数の腕で大地を抉る
鐘の音が響くと体が重くなった
重みで動けなくなっているところを無数の腕で払い飛ばされる
「下手に近付けねぇな」
「むぅ」
「あの魔法をどうにかしないといけないわね」
「策はあるのか?」
「私が囮になるからその隙に2人が攻撃を仕掛けるのはどう?」
「悪くねぇかもな」
「じゃあ行くわよ」
リリスが荒魂の目に光を放ち眩ませる
その隙にレゼ達が攻撃を仕掛けるが鐘の音が響き体が重くなり地面に突っ伏す
「ちっ」
「むぅ」
突っ伏したまま蹴り飛ばされる
宙を舞う瞬間荒魂に目を向けると耳を防いでいた
「大丈夫?」
「あぁ」
「視界を奪っても発動するって どういう魔法なのかしら」
「そういや 体が重くなる寸前必ず鐘の音がするよな」
「そうね・・・ってことは鐘の音を聞くのが魔法発動のトリガーってことかしら!?」
「かもしれねぇな さっき見たとき自分の耳を塞いでいやがったからよぉ」
「なら試して見る価値はあるわね さっきと同じ連携で行くわよ」
「おう」
リリスは自身を無数の蝙蝠に変化させると荒魂の目の前を飛び回る
荒魂は追い払おうと無数の腕を振り回す
リリスが惹き付けている隙に耳を塞いだレゼとディーが攻撃を仕掛ける
鐘が鳴ると荒魂の体が重くなり足下の地面が割れた
蝙蝠のリリスは地面に突っ伏している
荒魂が耳を塞ぐのを阻止できたようだが倒れずに踏ん張っている
レゼは影鎌を亜神の胸に突き刺し切り裂いた
ディーはジャッカルで無数の腕を撃ち飛ばした
ギャアァァァ
荒魂は叫び声を上げ光線を吐く
今まで腕が生えていなかった所から腕が生え地面に突き刺ささり、リリスやレゼ達を巻き込んだ
亜神から距離を取る
「かはっ!」
蝙蝠の姿から元に戻ったリリスが血を吐く
脇腹の辺りから赤い染みが広がっていく
レゼとディーの負傷は直ぐに治る
「リリス!」
リリスは瓦礫に背を預けながら腰を下ろす
「大丈夫よ 私は死なないから ただ新しい体にはなると思うわ」
荒魂は四つん這いになり叫んでいる
体は黒くなり始め、末端から結晶化している
「最後の止めはアナタ達にしかできないわ・・・私ができるのはこれぐらいかしら」
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