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27.二人揃って
慌ただしく、さえたんへのお礼もそこそこに、赤坂さんの運転する車に乗り込んで帰路についた。
車の中ではぎゅっと手を握りあって耐えた。家に着いてから、メイに電話で検査結果を伝えた。安心してくれたみたい。
『番さんに任せておけば大丈夫よ』だって。
その後、無口になっていた京利にソファに呼ばれ、一緒に座った。ぎゅうっと抱きしめあう。
「凛、愛している。やっと触れられる。早く凛を抱きたいが、ちゃんと聞きたい。今から冴さんの薬を飲んで、発情期がきたら俺と番になってくれるか?」
「京利、愛してる。京利と番になる。ずっと一緒にいよう、絶対離さないで」
「ああ、離さない。約束だ」
二人見つめ合って、優しい誓いのようなキスをする。
京利は、薬を用意してオレに渡す。ペットボトルの水も必ず蓋を開けて渡してくれる。
そのままオレは止まってしまう。
「どうした?怖いか?」
「ううん。ねえ京利、この間の発情期より変なオレになったらどうしよう」
「どうもしない。さらに俺が凛に夢中になるだけだ」
なんだそっかぁ。にっこり笑って薬を飲んだ。
その後は、検査したからお風呂に入りたいって言ったら一緒に入る約束だったもんなって、京利も照れながらにっこり笑った。
ということで、二人揃って服を脱いだら、二人揃って、もう元気に昂っていた。
「京利のもオレのも、元気いっぱいじゃん」
二人してクスクス笑いあう。裸で抱き合ってうりうりしたり、すりすりしたり、お互いの昂りが触れ合ったりして、じゃれあっていると、どんどん吐息が熱くなっていく。心拍数があがっていく。空気が甘くなっていく。
京利のフェロモンが甘い。ちゅっちゅっと軽いキスを繰り返していると、縦に抱き上げられる。耳元で、身体が冷えたらいけない。と囁いて、バスルームの中に入る。もう二人の身体は離れない。くっついてしまったのだ。
京利は、立ったまま、シャワーを優しい水流にして、二人にゆっくりかけていった。
オレは抱っこされてる状態で腕も足も、京利に巻き付けて、自分の昂りを京利のお腹に押し付けていた。もう触れているところが全部気持ちよくて、蕩けはじめていた。キスしたい。そう思って顔だけ上に向けて京利の唇を探す。あった!急いで自分の唇をくっつける。ちゅうって押し付けて、唇をはむはむする。甘い。唇が?空気が?なにが?ヤバいもうなんかバカになってきてる。
京利の蜂蜜色の瞳を見たい!探す。京利は、優しくこちらを見てくれている。あった!嬉しい。京利は、シャワーをオレの背中にあてながら、目を開けたまま、唇を押し付けてくれた。焦点が合わない距離だけど、オレの見たかった蜂蜜色の瞳が見える。ああ、綺麗、甘いね。
「なんでこんなに凛は可愛いいんだ、可愛いすぎる。心臓が潰れそうだ」
可愛い、可愛いと言いながら、ちゅっとしてくれるんだけど、だんだん深く合わさっていく。京利の舌が入ってきて、オレの舌を柔く撫でて甘やかしてくれる。
シャワーを止めて、ジャグジーの方に移動する。縁に座らせてくれた。膝下はお湯に浸かっている。こんなとき、足をバタバタしたくなるのはなんでだろう。
京利の柔い口づけは、オレの顔の輪郭を辿るように、なぞって降りていく。ネックガードはまだ外していない。相変わらずの弱点である首回りを舐められて、はうって、大きな声が出てしまう。そのまま降りていった京利の唇は、あろうことか先ほどから掌で優しく表面を撫でてくれていた、オレの昂りをパクりと咥えた。
「あぅ京利、汚いよ、おしっこが出るところだよ」
「汚くない。凛、煽らないで、俺もあまり余裕がない」
「煽ってないっっああぁ!」
京利が、妙に興奮している。
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