ある日『運命の番』に出逢ったオレに起こる、なんやかんや、でもやっぱり最高に幸せだと思う。

音羽 りんね

文字の大きさ
41 / 154

41.ゆっくり

 
 
 あれから、さえたんにメールで連絡をして、ちゃんと話し合いをしてお互いの要望を確認し、許せる、許せないのラインの契約を無事に締結ていけつできたことを報告した。とても喜んでくれた。

 ちなみに、性行為および性行為にじゅんずる行為についても話し合い、お互いの要望が合致がっちしたことから、問題なく締結した。


 凛→甘やかして欲しい
 京利→甘やかしたい


 その夜、なんだかソワソワしている京利に、寝るぞってベッドまで抱っこで運ばれた。ゆっくり降ろしてくれて布団をかけてくれる。京利は、チラチラとオレを見ている。自分も布団に入ってきたのに、寝転ぼうとしない。ははーん、わかった。


「京利、耳かして。あのね、さえたんが教えてくれたんだけど、二人とも横向きに寝転がって、後ろからゆっくり挿入ならえっちできるんだって。する?」


「しゅる!」


 一気に喜びのフェロモンを放った(出てしまった)京利は、前のめりに返事をして噛んでいた。京利を見ると、俺は噛んでない。って感じで表情を変えずオレを見ている。が、顔が赤い。

 オレは、右手を京利の頬にあてて、顔を近づけてキスをねだった。心臓がどきどきする。


「ずっと我慢してた、キスして」


「そんなこと言われたら食べてしまうぞ」


 京利は、オレの目をじっくり見て、両手でオレの顔を掴んだ。目を合わせながら、だんだん近づいてくる。唇を合わせる瞬間、ゆっくりと目を閉じて、がぶっとオレの唇の全部を、やわく包んだ。
 
 ああ気持ちいい。甘い匂い。好き。京利好き。

 そのまま京利は、唇を唇で挟んではみはみしてくる。なんでこんな気持ちいいの?もっと欲しいよ京利。はみはみも大好きだけど……無意識に、舌を伸ばして京利の唇を舐めてしまう。


「堪らないな凛。愛している。いとし過ぎて、優しくしたいのに壊したくなる」


 京利の舌が、オレの口内に、侵入する。

 ゆっくり、でも確実にオレを仕留めようとしてくる。歯と歯茎の境界線をなぞり、舌の裏側の筋をくすぐる。舌の先から付け根の方へ撫であげる。気持ち良すぎて、まぶたが震える。


「はぁっ、ちゅっ、んん、ちゅうゅう、はっん」


「凛、可愛い。身体に触れるぞ」


 京利は、キスを止めることなく、オレの顔を支えていた両手をそのまま首に降ろしていき、片手は思わせぶりに項をふわりと撫でて、片手はオレの肩に置いて、親指で鎖骨をなぞっていく。


「んふっんん…はぁっんあぁ」


 京利の片手は、オレの服を脱がすことなく、裾から忍びこんできた。温かい手がお腹をじかに触る。何度か優しく撫でて、脇腹を通り、上に進む。そこには、硬く実った乳首がある。もう片方の手も、遅れて裾から侵入を果たす。触られるところが、全部気持ちいい。


「未来の子供達のために、乳首を大きく育てていかなきゃな」


 ええ?!オレそんな何人も赤ちゃん産めるかな。なんて考えながらも、京利の手の動きに集中してしまって、快感を追いかけようとする。その間も、何度もキスをして、オレを甘やかしてくれている。気持ち良さに痺れて動けない舌を甘噛みされて、一瞬気が逸れたとき、ついに京利の両手が乳首に到着していて、ピンって人差し指の腹で優しく弾かれた。


「あぁっ、んっ京利、あっあっ」


 京利は続けて、優しく乳輪を親指でなぞりはじめた。円をぐるぐる描く。あぁ、力が抜けていく。


「京利っもっと強くして…」 


「ダメだ、刺激が強いと、子宮が収縮して、赤ちゃんに影響があるかもしれない」


「だって、京利がそんな触りかたするから、焦れちゃう。気持ちいいのして」


「凛は仕方のない子だな」


 と言いつつも、京利のフェロモンは確実に興奮をオレに伝えていた。




感想 0

あなたにおすすめの小説

俺は夜、社長の猫になる

衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。 ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。 言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。 タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。 けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。

言葉が通じない暴君皇帝の運命の番として召喚されました〜炎を鎮めたら冷徹な彼が甘々になりました〜

水凪しおん
BL
帰宅途中の夜道、突然の光に包まれた青年・アオイが目を覚ますと、そこは見知らぬ異世界の宮廷だった。 言葉も通じず、隔離された離宮に閉じ込められた彼が出会ったのは、ソラリア帝国を統べる皇帝・レオニダス。 強大な竜の血を引き、その力に肉体を焼き尽くされそうになりながら孤独に耐える冷徹なアルファ。 だが、特別な魔法を持たないはずのアオイには、彼の荒れ狂う魔力を静かに鎮める「不思議な波長」が備わっていた。 「触れるな」 お互いを傷つけることを恐れ、遠ざけようとする不器用な皇帝。 だが、アオイは苦しむ彼を見捨てられず、自ら灼熱の炎の中へと飛び込んでいく。 言葉の壁を越え、魂の波長が重なり合った時、冷徹な皇帝の態度は一変。 誰よりも優しく、独占欲に満ちた重すぎる溺愛が始まって――。 孤独な竜と、彼を癒やすただ一人のオメガ。 二人が真の「運命の番」となるまでの、切なくも温かい異世界救済ボーイズラブ。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。