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68.オレが悪い子
「んんん、京利」
「えらいぞ凛、ちゃんと良い形になってきている」
「あぁ、京利ぉ、もう無理、あぅっんん」
「感じている場合じゃないぞ、凛。赤ちゃんのためだ」
「わかってるけどぉ、京利が触ってるからぁああっ」
毎日の乳首マッサージの時間だ。
赤ちゃんが産まれたら、当然にオレは母乳で育てたいという思いがあって、頑張っている。
メイに、いかに母乳が素晴らしいかについて、何度もご高説賜り、その思いが強くなったとも言える。
安定期に入ってからは、本格的に頑張っている。
京利は、乳首ケアについて、相当しっかり勉強したみたいで、俺に任せろ!ってあまりにも力強く張り切っていたから(強い主張だったから)、断るわけにもいかず、京利は何か自分でも手伝えることがないか、って悩んでいることもわかっていたから、お願いすることにした。
そこからは、お腹のハリや違和感がない限りは、二人で毎日頑張っている。
そりゃね、マッサージの時間はお風呂の時間にする。って決めたのはオレだよ?だって、裸になるし、オイルとか使ったりもするから丁度いいかなって思ったんだよ。それに一度読んだ妊娠雑誌に、お風呂で湯船に浸かりながらやると、乳房全体が温まって、効果的です、って書いてあったからさ。
でもこんな、裸で座った京利の上に、跨がって、向かい合わせになった状態でしてくれるのがつらすぎる。
まずは、母乳が詰まったりせずに、スムーズに授乳できるように、乳腺のマッサージをする。乳房全体に広がる乳腺を揉んで揉んで揉み上げられる。コツは、乳房を基底部分(胸と乳房の境目)から剥がすようにすることなんだって。
この時点で、オレの呼吸は浅くなってしまう。
始めたころは、痛かったんだけどな...。
次に、赤ちゃんが吸い付きやすくするために、乳輪と、乳首のマッサージ。摩擦で傷つけないように、ベビーオイルをたっぷり塗ってから、行なわれる。
オイルが馴染んだら、乳輪をくまなく擦られる。はじめは優しく、徐々に大胆に解されていく。そこから固くこわばっている乳首を指で摘まれて、引っ張られる。そして摘まれたまま、ネジみたいにぐりぐり回される。
ここで、呼吸は浅いどころではなくなっている。
はぁはぁはぁっ、自分では制御出来ない程に荒い。
最近では、この毎日のマッサージの効果が出てきて、乳首と乳輪がとても柔らかくなってきていて、指の腹と指の腹で挟んでぺっしゃんこに潰されてずりずりずりとすり潰すようにされても痛くない。
コツは、乳首だけ摘むのではなく、乳輪ごと摘むことだ。母乳を飲むために、赤ちゃんは深く咥えるらしい。乳首だけ吸っても母乳はうまく出ててこなくて、はむって乳輪まで咥えて、乳輪を扱いて乳首を吸うのが、とても上手な飲み方なんだって。そのための、やわらかくするマッサージだ。
気づいた?これ全部オレの気持ちよくなってしまう触り方なんだよ。弱点を思いっきり攻められてる状態だ。
えっ赤ちゃんのためなら割り切って耐えられる?
ウソだね、普通に無理!絶対無理!京利だって、『これは、医療行為だ』って言うわりに、おちんちんを、がちんがちんに硬くして、大きく反り立たせていて、美味しそうな蜜をこぼし、てらてらと光らせている。その重厚な存在感を見て見ないふりするなんてできるわけないじゃん。
でも京利本人は、とても真面目にマッサージをしてくれているだけで、やましい気持ちはないのかもしれない。
ほんとにやましい気持ちない?
もしかして、欲情して気持ちよくなってしまっているオレが悪い子なのでは?!あぁん、腰が勝手に動いてしまう。
「凛、イってもいいんだぞ」
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