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99.純粋な京利の匂い
「イけ、可愛い凛そのままイってくれっ」
「はあっはあっはあっあうっっうんん!!!」
二人分の白濁が、勢いよく夜着にかかる。
「凛っ愛している。
俺の足でちゃんと気持ち良くイけたか?」
「はあっはあっはあっきもちよかった…」
頷きはしたものの、全然足りない。
京利をもっと感じたい。
まだ痺れる口の中に京利を迎え入れる。
「だめだ凛、汚い」
「汚くない。毎日オレきれいに拭いてたもん」
ぺろぺろと舐めていく。
京利が力なくオレの頭をつかむ。
オレはそれが嬉しくてたまらない。
嬉しくてたまらないんだ。
毎日、京利の身体のマッサージをしたあとは、丁寧に京利の身体をお湯でしぼったタオルで拭いていた。さっぱりして欲しかったから。京利の大きなおちんちんも、陰毛も優しくガーゼで丁寧に拭いていた。
興奮しなかったか?と問われたら、もちろんした。じっくり眺めたことすらある。ただ、眺めていると今度は、元気に自由に動いていないことに悲しくくなってきて、とても自慰をする気持ちにはならなかった。
「凛、だめだ耐えられない。出てしまうっ」
「うぐ、いいよ。きてけいと」
口の中にみっちり咥えているから、もごもご話す。
「んんっ」
京利が低く呻いて、オレの口の中に白濁を吐き出した。
その後は、お風呂場から熱いお湯を持ってきて、まずは夜着を着替えてもらって、裸になったところを手早くタオルで拭いていった。えろい京利のえろい視線がオレをずっと追っかけていて、心の中でどきどきがとまらない。
それにね、いくら身体を毎日きれいに拭いてるといえども、京利の本来の匂いがするんだ、すごく。汗とかフェロモンではなくて、純粋な京利の匂い。
オレは、それが大好きで、どうしても引き寄せられてしまう。嗅ぎたくなる。煩悩に囚われそうになる。でもそんなことをしていたら、風邪をひいてしまうから、手早く拭いていかなくてはならない。
極力、別のことを考えながら、いつも通りの順番で拭き終える。
「どう?オレなかなかじゃない?」
「ああっ最高に気持ち良い。手際も良い。凛は天使になったのか?」
すごく心配そうな顔で聞いてきた。
なんで赤坂さんと同じこと言い出すんだ。
「こんなこと、京利と産まれてくる赤ちゃんにしかしないよ。それに、オレは早く京利とお家のお風呂に一緒に入りたいんだ」
「そうだな。早く帰られるようにリハビリ頑張るからな」
京利は、突然鼻息荒く宣言した。
「うん、オレもできるかぎり応援する。
見てるからね。
まずは一緒に、ここの階の屋上庭園で散歩することを目標に始めようよ。すごく気持ちが良いところなんだ。ご褒美もあげる」
「なんだと!当面はそれを目標にしよう」
さあ、お風呂も入ったし歯磨きもしたし、自分のベッドの用意もできた。
京利の視線がオレの動きを、高性能の追尾型センサーのようにずっと追っかけてきていたのが、非常にくすぐったくて嬉しい。
ベッドに入って京利の方に手を伸ばす。京利がすぐに手を握ってくれようとする。今はまだ重ねているだけという感じだけどオレはそれだけで、嬉しくてにまにまと顔の筋肉が緩んでしまう。
簡単なことだ、オレがこの手を握ればいい。
離さなければいい。
すぐに眠たくなってくる。
京利が横にいるだけで安心するから。
眠りに入りながらも、ずっと言いたかったことを京利に話した。
「ねえ、京利。赤ちゃんのなまえ。京利が考えてほしいなぁ………くぅくぅ…」
「くくく、もう眠ってしまったんだな。
可愛い凛。今日もいっぱい疲れたな。
ありがとう。
俺の凛。毎日毎日最高の幸せをありがとう。
赤ちゃんの名前か…。そうだな何がいいかな」
京利は、優しく微笑んでいた。
そうして、その夜も手を繋いで一緒に眠ることができた。
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