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126.どうしても我慢できなかった
「凛、もう目を開けていい」
両方のおっぱいの搾乳が終わり、オレは恥ずかしくて閉じていた目を開ける。
京利の手には、哺乳瓶があって、三分の一程の母乳が入っていた。
「ほら、これが初乳ではないか?」
「ほんとだ!黄色っぽい!」
「よく頑張ったな、凛」
「嬉しい。凛真に飲んでもらいたい」
「ああ、冷やしておこう」
オレは、気にかかっていたことのひとつが達成されてすっきりとした気分になった。京利は、母乳が入った哺乳瓶に蓋をして、冷蔵庫に入れていた。そして、熱めのお湯で絞ったタオルでオレの胸周りを拭いてくれた。軟膏も塗り直してくれた。
でもオレは、どうしても我慢できなかった。
「京利」
京利の首に抱きついた。
「どうした凛」
「京利、お願い。オレの触って」
瞬間、京利の極上フェロモンが爆発的に放出された。
自白を誘発させるそれは、オレを素直にさせる。
激甘低音お色気ましましの声がオレを追い詰める。
「凛、触るだけでいいのか?
言ってみろ。どうして欲しいんだ?」
「京利っさわって、こすって、イかせてっ」
「いい子だ。凛、脱いで見せて」
はぁはぁはぁ、ぬいだらしてくれるの?
あつい、身体があつい、早くはやくはやく。
急いでいるのに、うまくぬげない。なんで?
京利の目がやさしくて、あまくてこわい。
まるで、ズキンをかぶったおおかみさんだ。
ぴょこんとオレの昂ぶったものがでてきた。
京利は、くすって笑った。
「元気ないい子だ」
そう言うが早いか、ばくっとオレのものを食べた。
大きな口の中の、温かく湿った粘膜に包まれる。
「ああっんんんっ!京利のなかあつい…くぅ」
腰がかってに浮いて、京利の口の中に押し込むように動いてしまう。んんっきもちいい。声が抑えられない。
「京利、きもちいい、もっとしてえ!」
「任せろ」
じゅぽじゅぽじゅぽっ
焦らしたりせず、京利はオレをイかせるうごきをして責め立てる。オレの負担を考えてのことだろう、好き好き好き京利っ
「あっイくっ!」
ちゃんと京利の頭をはなそうと手を突っぱったのに、はなしてくれないから、なんとかイくのを堪えて、京利の方を向くと、すごい官能的な光景がひろがっていた。
京利は、オレのものを口で扱きながら、自分の昂りを自分の手で扱いていた。その光景を目のあたりにして、一気に興奮して、オレは京利の口に出してしまった。それを恍惚とした表情で飲み込み、京利はぺろりと唇を舐めた。
京利は自分の手の動きを止めず、そのままオレを見ながら、自慰を続けた。艶麗な京利から目が離せない。
「凛、なんて可愛いんだ。
最高に可愛い。
はあ、俺の凛。
俺の『運命の番』」
視線が絡み合い、京利の吐息が熱くオレに降りかかる。
「んっ」
京利は小さく呻き、自分の手の中に、
興奮を吐き出した。
オレのものがまた勃ちあがってしまう。
だってこの光景を間近にみていたら、
それは興奮するだろう?
それがわかった京利は、今度は二人の昂りを、
大きな手で包み込み一緒に扱きはじめた。
当然のように京利の昂りは萎える気配がない。
「あんっこれ、きもちいいからすぐ出る」
「俺もだ。一緒にイこう」
速さを加えて、扱かれる。
「ああっんは、んんんっイくっ!!」
「俺もイく」
!!!!!
二人して、白濁を勢いよく吹き出した。
はぁはぁはぁはぁはぁ
俺の腹に飛び散った京利の精液が見たい。
よかった。たくさん出てる。
イった後、京利は優しく頭を撫でてくれた。
汗ばんだ額にちゅっとキスをしてくれる。
「京利、好き。好き。大好き。
京利とえっちしたい。
早くひとつに戻りたい」
「俺もそう思っている。
明日、冴さんに聞いてみような。
ゆっくりおやすみ、凛」
オレは、そこで急激に眠くなって、意識が途切れた。
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